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デザインで生きていく

※この仕事は募集終了いたしました。ご応募どうもありがとうございました。

グラフィックデザイン、プロダクトデザイン、ファッションデザイン、そしてコミュニティデザイン…

デザインはさまざまな分野に細分化されています。

一方で、分野を越えて活躍する人もいます。そうした人たちは、対話から課題を見つけ出し、相手が言葉に表せないことを察して、表現しているように思います。

デザインを一生の仕事にするには、そうした力が大切なのかもしれません。

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立上げから10年目を迎える有限会社コパン・デザインソース。

これまでは、ファッションを中心としたグラフィックデザインの制作を中心に行ってきました。

そして今後、“デザインのベースキャンプ”を目指して、軸足を増やしつつあります。

今回は2つの職種で仲間を募集します。

現在の軸であるグラフィックデザインの仕事。ディレクターから新卒を対象にしたアシスタントデザイナーまで、幅広く募集を行います。

そして、11月にオープンする撮影小物のレンタルショップのスタッフも募集します。

代官山の駅から歩いて5分ほどの古いビルにコパンはあります。

ドアを開けると現れたのは、リノベーションされた暖色の事務所。

代表の石鍋さんに話をうかがいます。

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「コパンでは、コンセプトづくりから関わる仕事が多いんです。そうしたなかでお客さまから求められる場面が増えつつあります。紙媒体に留まらずWEBの依頼をいただいたり。あるいは、地方の中小企業からブランディングの相談を受けることも増えています。」

「今後はより広い領域で、デザインの力を活かしていきたい。まずは、ベースとなる僕らの仕事について知ってほしいです。」

主な仕事は、ファッションの広告物制作。

商品企画、モデルオーディション、撮影ディレクションから印刷入稿までを一貫して行っています。

はじめに、アシスタントデザイナーのまいさんに話をうかがいました。

美大を卒業後、仕事百貨経由で新卒で入社。現在2年目です。

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「デザインを仕事にしたいと思ったとき、制作物が好きな事務所は色々ありました。一方で、仕事に対する姿勢も学びたい。そう思ったときに、コパンはお客さまだけでなく、社員同士の “気づかい”を大切にしていました。」

撮影時のモデルやスタッフへの気配りはもちろんのこと。社内でも入稿の迫った社員の代わりに来客者へお茶を出したり、たまには職場に花を生けてみたり。

仕事には、その人の立ち振る舞いや人への接し方が、よくも悪くもにじみ出てくるもの。

日ごろから細かな気づかいを心がけることは、制作物にもつながります。

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まいさんは、コパンでデザインの力を身につけたいという。

「わたしは人が喜んだり、楽しんでもらうことを仕事にしたいんです。将来は、自分の生まれ育った地域にデザインの力を活かして何かできたら、という思いもあります。コンセプトづくりから制作物への落とし込みまで、一貫したデザインの力をきちんと身につけたい。そう思ったんです。」

これまでに仕事百貨経由で4人の方が入社。他の3人たちも近しい思いを持ちつつ仕事に取り組んでいます。

コパンでは、広告代理店を通すことなく、お客さまと直接進める仕事が中心。

相談からはじまることも珍しくありません。

まいさんの先輩であるデザイナーの竹中さんはこう話します。

「担当者の方から『どんなものを売ったらいいかな?』と聞かれて、商品企画から提案することもあります。また、商品は決まっているけれど売り方がわからず『どんな風に売ったらいい?』ということもあります。」

「たとえばわたしが担当している雑誌はもともとターゲットが20代前半でした。けれど売上げが思うように伸びないという相談を受けて、『テイストをより大人っぽく、30歳前後を対象にしてみてはどうですか?』と提案して今の形になったんです。」

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デザインをコンセプトから制作物まで手がけていく、コパンのデザイナーたち。

さらに今後、次のステップを目指すデザイナーたちのフィールドをつくりつつあります。

再び代表の石鍋さん。

「社員の中には独立の準備をする人、ファッションに留まらずデザインを手がけたい人もいます。どうすれば、一人ひとりが思いを実現していけるのか。」

「そのためには、制作のデザイン・ディレクション力に加えて、求められるものがあります。そもそもお客さまが抱える課題に対して、デザインは何ができるのか。ゼロから仕事をつくりだす力です。」

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現在の主なお客さまは、大企業。担当者との挨拶にはじまり、ヒアリングからお役に立てることを見つけ出し、提案のコンセプトを固めるのは石鍋さん。

「今後は中小企業との仕事も増やしつつ、手を挙げる社員には、担当者の方とのヒアリングから任せたいんです。中小企業の中には、制作会社と直接仕事を進めるところが増えつつあります。そうした状況が後押ししたんです。」

すでにプロジェクトは動いています。

ある地方都市のOEMメーカーからはこんな相談を受けているという。

「製造の技術を活かし自社ブランドを立上げ、小売業に展開していきたい。ブランディング、商品企画、販売促進まで一括してデザインしてもらえないか。」

日本全国の商工会議所との地域産品づくりも考えられるという。

「後を継いだ経営者から、葛藤を耳にすることが度々あります。雇用を維持するためにも、時代に合わせた事業転換をしていきたい。けれど、祖父や父と意見が合わない。色々な悩みを抱える会社がいっぱいあります。そうした地方企業が元気になるよう、ブランディングから関わっていきたいんです。」

ここで、コパンの組織体系についても、触れておきたい。

立上げ当初は4、5人だった社員も、いまは20人を越えるまでに。今後はさらに大きくなるのかもしれません。

そうしたなかで、働く環境づくりは最優先で力を入れているという。

「デザインは、生来的に自分と向き合う面のある仕事です。仕事を任される領域が広いことは、裏を返せば責任とプレッシャーでもあります。ディレクターやデザイナーが、アシスタントをサポートしていく。チームごとのマネージメントをはじめたところです。」

まだまだ日々試行錯誤をくり返しながら進めているところ。

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けれど、一方的に先輩が教えるだけではないようです。

「新卒で入社したアシスタントたちは、まだまだ技術面では拙いこともあります。けれど、デザインに対する純粋な思いから気づくこともあります。デザイナーやディレクターは、自分がどうしてデザインの道に進んだのか。今後どんな道を歩むのかを見つめ直す。社員同士が育ち合う関係があると思います。」

コパンには、いい循環が生まれつつあります。

「コパンはフランス語で“仲のいい友だち”を意味します。だからこそ、みんなにとってのベースキャンプでもありたい。デザイナーとしてのキャリアをいま一度見つめ直したい方。デザインを長い仕事にしていきたい人に来てほしいです。」

今後は、制作のパートナーであるプロのヘアメイク、スタイリスト、そしてカメラマンとも仕事の幅を広げていきたい。

その第1弾として11月に立ち上がるのが、スタイリスト向け撮影道具のレンタルショップ。こちらで働く人も募集します。

ショップを立ち上げる経緯をうかがいます。

「制作をともに進めるヘアメイクやスタイリストの多くはフリーランスです。若いうちはよくても、長い目でキャリアをどう考えるのか。事務所を構えられる人も、ごく一握りです。」

「だからこそ、ファッション業界の第一線で活躍している腕を活かし、彼らにバイヤーとして助けてもらおうと考えています。」

レンタルショップのコンセプトは「スタイリストのプライベートクローゼット」。

仕事の依頼を受けたスタイリストたちは、まずはレンタルショップを訪ねることが多い。

けれど、イメージする服やアクセサリーがすべて揃うとは限りません。

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「よいスタイリングを実現したいからこそ、自分で道具を買うことも多々あります。けれど、予算は限られています。それならば、感度のよいスタイリストがコパンのバイヤーとなり、よい商品を買い付けていく。そうして、スタイリストと一緒にショップをつくっていきたいんです。」

「そしてレンタルで人気のあった商品は、WEBショップで販売していこうと思います。ゆくゆくは、プロのスタイリストによるセレクトショップをはじめる構想もあります。腕ききのスタイリストには、海外への買い付けにも同行してもらいたいんです。」

今回募集するショップスタッフには、場の立上げから一緒に携わってほしいという。

これから働く人の基本の仕事となるのは、プロのスタイリスト向けのアパレルや雑貨、小物のレンタル業務。

「ファッションやプロダクトを通して、プロのスタイリストとやりとりをする仕事です。色々なモノに触れたい人がよいと思います。」

そしてもう一つ、モノの魅力を伝えるのも大切な仕事。

「WEBデザイナーと連携して、WEBショップの立ち上げにも取り組んでほしいです。また、商品の撮影にキャプションを添えてほしい。プロのスタイリストの目線も取り入れつつ、デザイナーとは違う切り口で紹介してほしいです。」

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将来は様々な可能性があるようです。ショップでの経験を活かして、WEBデザイナーとして活躍する道。また来春に立上げを予定している第3の事業「パーソナルスタイリング」を担っていく可能性も。

コパンが目指す“デザインのベースキャンプ”。

そこではグラフィック、プロダクト、ファッション、コミュニティ… 様々な分野を横断していくデザインがはじまりつつあります。

課題を見つけて、解決方法を提案していく。

コパンはその可能性を追求する“デザインのベースキャンプ”を目指しています。

(2014/10/14 大越はじめ)