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経験や資格はなくても、自分の力を存分に発揮したい。そんな思いでいるのなら不動産というはたらき方を選んでもいいかもしれません。
今回は投資用不動産の売買仲介をしている、きらめき不動産で働く人を募集します。マンションやアパートなどの家賃収入が見込める不動産を売りたい人を探し、それを必要としている人に届ける仕事です。
自分次第でゼロから可能性をつくっていける。そんな会社だと思います。
一生懸命働くことを楽しめたら、自分の世界も広がっていく。少しでも気になったらぜひ読んでみてください。
品川駅の高輪口。スーツ姿の人たちと何度もすれ違いながら、大通り沿いを数分歩くと、品川オフィスが入っているビルが見えてきます。
日本仕事百貨で紹介するのは2度目になるきらめき不動産。2008年の設立以来オフィスの数もスタッフの数も増えて、この品川オフィスも今年オープンしました。
代表の後藤さんは大学卒業後、就職活動をせずにいろんな仕事を経験したといいます。
周囲が就職していくなか、後藤さんはなぜ就職活動をしなかったのだろう。
「難しそうだなって思って。あとは決めたくなかったんですね」
「そもそも世の中には何があるか知らなかった。だから就職するんでしょうけど。でもそういう気になれなかったんです。決めたら、一生懸命やりたかったですしね」
大学卒業後はワーキングホリデーでオーストラリアに行ったそう。オーストラリアでは大好きなサーフィンに打ち込んだ。そして帰国後は、いろんな仕事を転々としたという。
「観光旅行の添乗員をして面白かったんですけど、一生かけてやる仕事でもなかったですし。コールセンターで働いたあとに、サーフィンの波情報を提供する会社で、朝4時から波を見に行く仕事をしたりしました」
その後、稼ぎたいと考えた後藤さん。コンピューターソフトを売る飛び込みの営業の仕事を始めたそう。そしてスノーボード中に怪我をして入院してしまったときに、「投資」というものに出会う。
「半年くらい仕事を休んだあとに、復帰して抜けていた期間の売上を確保してからやめたんですけど、入院中に『金持ち父さん貧乏父さん』を読んで、これからは投資をしなきゃいけない、と思ったんですね」
そこで入社したのは証券会社。仕事内容はFXをひたすら電話営業で売っていくというもの。何本か契約できたものの、勤務時間も長く「何か間違っている」と感じるようになった。
そんなときに出会ったのが不動産投資だったそうだ。
「不動産投資の門をたたくんですが、やっぱり電話営業があると思って、前のトラウマがあったので迷いました。でもとりあえずやってみたら楽で楽でしょうがなかった」
「不動産を持っている人は、人生のどこかで売ることが多いんです。相続することもあるけれども。だから『売りませんか?』という話を聞いてくれるんですね。あとは物件を見つけて、買う人を見つけるところまで、すべてひとりで完結できるところが面白かった。書類をつくったり大変なんですけど、慣れればたいしたことないので」
その後「自分でもできる」と思い、きらめき不動産を立ち上げたそうだ。
いろんな仕事を経て決めた不動産投資の世界。試行錯誤しながら少しずつ会社を成長させている。
きらめき不動産の立ち上げまもなく入社した、長谷川さんにお話を伺う。品川オフィスで室長をしている長谷川さんは、入社するまで不動産の経験はまったくなかったそう。
入ってみてどうでしたか。
「正直しんどかったですね」
「電話して『売りませんか?』っていうのをひたすら朝から晩までずっとだったんです。一日デスクに座っていることがなかったので最初の1週間は、ケツ痛い耳痛いと、そんな感じですよ」
仕事は不動産を仕入れるところから始まったそう。不動産所有者に電話をして、売りませんか?の繰り返し。後藤さんは楽だと言っていたけれど、未経験者にはきっと大変だと思う。
仕入れた不動産は、当時は買主を探して販売する業者に卸していたそう。しだいに会社が成長していくと、業者を通さずに直接買主に販売することが増えていったという。
大変だけどおもしろいと思えたのはこのあたりからだと話してくれた。
「物件を購入するお客さんはお金や数字に厳しい方が多いんです。その中で常に自分が勉強して、お客さんの上をいってなきゃいけない。そこが大変ですけど楽しいところですね。まだまだ小さい会社だと思いますが、社員の勉強する時間をきっちり取ってくれるんですよ」
「昨年CPMという資格を取ったんですけど、大体資格を取る費用が7,80万くらいかかる。それも会社が全部出してくれました」
渡してくれた名刺の裏にはたくさんの資格名が書かれていた。資格を取るたびにそれが増えていくという。
長谷川さんは現在、お客さん向けのセミナーをおこなったりもしているそう。自分が勉強した分、仕事の幅が広がっていき、それが成果となって返ってくる。仕事のなかで自分の成長を実感できるって、とても楽しいことだと思う。
新しく入る人はまず何をすることになるのか聞いてみた。
「電話かな」
長谷川さんが”しんどい”と言っていた電話営業。
「やっぱり飽きちゃう。電話しても『売りません』って言われたり、留守電だったりつながらなかったりする。200件も300件もかけてるとめげますよ」
「ただ、たまたま出た人がいきなり売ったりとかそういうこともあって。運もありますね。あとは相性だから」
必要なのは運の強さと引きの強さ。そこがこの仕事のおもしろさなのかもしれない。
長谷川さんはこうも続ける。
「お客さんと根強く付き合えないと。契約をとったのにそのまま放置してしまうと、ちゃんとやってるのかって不安にさせてしまう。それよりも定期的に報告をしていると、人間だから情で動いちゃうときもあります。『今まで頑張ってくれたしお願いするか』みたいなときもあるんですよ」
慣れるまでは大変だけれど、お客さんとの信頼関係を地道につくっていけば結果はおのずと出るとのこと。
さらに自分でアポが取れれば物件を見にいったり、仕事の幅は広がっていく。
電話以外はどうでしょう。
「セミナーや買う側のお客さんの対応など。基本的にどのポジションの人間もやってることは一緒なんです」
一緒というと?
「やれる人間は何やってもいいんですよ」
「最近も半年前に未経験で入ったやつが、お客さんへのセミナーをやりたいと言うんです。やれるならやってもらう」
ほかにも会社が配信しているメールマガジンの記事を書いてもいい。自分の仕事がきちんと出来さえすれば、フラットに声をきいてくれる環境だと感じた。
品川オフィスで営業とコンサルタント業務をしている廣兼さんにもお話を伺った。
廣兼さんはたくさんの不動産会社を経てきらめき不動産に入社したそう。
「正直、学歴を元にどこかいいところに就職するのが難しかったんです。でもスーツを着る仕事がしたいなって思って。金融か、不動産か迷っていたんですけど、不動産会社に就職して」
そこではどんなお仕事をされたんですか。
「はじめは買いませんかっていう飛び込みだとか、電話の営業をしました。かなり辛かったんですよね。それで、賃貸の営業や管理をする仕事に転職して。そこで数年やりました」
そのあともたくさんの不動産の仕事を経験した廣兼さん。居住用物件の売買の仲介業をするなかで、投資用のアパートを売る、という経験をしたそう。
住むことを目的にした居住用物件と、家賃収入を目的とした収益物件。同じ仲介だったけれど違ったという。
「もちろん居住用の仲介もすごく感動するんですよ。ただそんなに引っ越しすることってないですからそれっきりで終わっちゃう。収益物件だと、何回もお客さんと触れあえたり」
「そこからずっとつながっていきますし。おもしろいなと思って。私が転職したとき、こういった収益物件の市場がオリンピックの影響もあってちょうど上がってて。そこで収益物件の業者にいこうかなと思いました」
きらめき不動産に入ってみてどうでしたか。
「逆の意味でギャップはありましたね。私もいままで不動産業界で何社か働いていて、ノルマがたりないとすごい怒鳴られたりが当たり前だったんです。でもここはすごくホワイト。めずらしいなと。社員研修もしっかりやっていただけましたし」
「いままでの会社だと日付が変わったりっていうのも普通で、上司がいたらすごい帰りづらいというか。帰ったら『お前数字どうなの?』ってそんな感じだったんです」
すると話を聞いていた長谷川さん
「自分の仕事がいま必要だったら人間やるじゃないですか。それを強制的にやらせたりということがないだけですよ」
「遅くまで仕事してるやつも当然いますし。休みの日にお客さんに呼ばれていくこともあります。週休二日とって休めるなら休んでもいいんですけど、結果そういうところで見えない努力をしている人間が多いですね」
結果をだすためには人に言われなくても自分から一生懸命動く。
この空気はどこから生まれるのだろう。
「人が育ってきて、仕事が面白くなってきたって感じるやつが増えてきたのかな。時間はかけてますけど。数年前にはいってきた人間が、しっかりと今の会社を支えてきてる」
「代表の後藤が長い目で見てじっくり育てられる期間は育てていこうっていう話をしています。もちろん自分の努力は必要なんですけど、うちの仕事は経験者じゃない人間でもやれる仕事だと思っています」
長谷川さんはどんな人にきてもらいたいですか。
「成果が出るまでは基本給しかもらえないので、それで一年でも自分でちゃんと生活ができる人。年齢は関係ないと思う」
まずは生活ができないと仕事にも支障がでてきてしまう。結果を出せば給与に成果給として上乗せされる仕組みだそう。
「不動産を経験していてもいいけど、業界のいいところも悪いところも見てる。正直悪いところは引っ張ってきてほしくないんです。それが周りに変な影響をあたえちゃう」
そういえば以前の取材で後藤さんはこう話していた。
「入ってもらいたいのは、ちょっと一味違う何かをもっている人」
「新しくはいった人がきっかけで新しく部署をつくることになった。そんなふうに新しいことをはじめてもらいたい」
きらめき不動産が欲しいのは自分から動いて自分と会社の可能性を広げられる人なんだと思う。
経験や知識はあとからついてくるもの。
根気づよく成長することで、挑戦していける環境がきらめき不動産にはあると思います。
ゼロからスタートできる環境で一生懸命になりたい人には、ぴったりだと感じました。
(2015/11/4 遠藤沙紀)