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「うちは、いわゆる普通の不動産屋じゃないんですよ」そんな謳い文句はよく耳にする。
ところがよくよく話を聞いていくと、この会社は言葉通りに“普通”ではない。
あらゆることが規格外の不動産会社。
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経験以上に、この会社を面白いと思えるかどうかが一番重要です。
前回の募集に続き、日本ビルディング経営企画がスタッフを募集します。
新宿駅からふたつ隣の若松河田駅。ここから歩いて5分ほど、閑静な住宅街にあるマンションの1階に日本ビルディング経営企画の自社オフィスビルがあります。
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FILOは日本ビルディング経営企画の関連会社で、いずれも千葉さんが代表を務めています。
千葉さんはもともと歴史ある製薬メーカーの家に生まれた方。親戚には実業家の方が多く、そのご縁でFILOを経営することになったそう。
自身も資産家であることから、どちらの事業もお客さまの多くは何代も続く資産家や経営者だといいます。
日本ビルディング経営企画では、そんなお客さまの相続対策などのコンサルティングにはじまり、土地の買い付け、企画、設計、施工、リーシング、その後の管理・運営まで、不動産と建物に関することすべてを一貫して手がけています。
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「長年お付き合いのある顧客から、相続対策も兼ねて娘夫婦にマンションを買ってあげたいと。相談を受けた我々は150㎡くらいの中古マンションをいくつか歩いてお見せしたんですね」
「ところが、どれも全く気に入っていただけない。それもそのはず、その娘さんのご実家は都内に3000坪の広さのお家なんです」
そこで提案したのは3階建てのビルを1棟丸ごと購入し、1・2階を賃貸に、3階のワンフロアすべてを住居にリノベーションすること。もし将来的にご両親に何かあっても家賃収入を得られるようにした。
「でもやっぱり中古だから、何もかも思い通りにはいかなかった。7年間住んでいただいて、場所はとても気に入ったということで、たまたま売りに出た隣の土地を買って、今度は娘さんのご希望に合わせたビルを新たに建てたんです。合計○○億円くらいの話。うちの仕事はこういった規模のものなんですよ」
資産家の方に住宅兼賃貸業のマンションを提案することもあれば、投資家のお客さまに利回りのよい賃貸物件を企画・販売することもある。物件の規模も様々で、マンションの1室のリノベーションからホテル開発まで。一級建築事務所や特定建設業の資格も持っていることから、超高層マンションの施工まで手がけることができるそう。
そういった様々な案件のほぼすべてを社内で手がけているというから驚き。あまりにも大きな案件は外注することもあるけれど、たった10数人の規模でここまでやれる会社ってなかなかないと思う。
「社内にすべての部門があるから、不動産の視点で設計を考えられるし、逆に設計側の視点で不動産を考えることができる。どんなデザインにすれば家賃が2割増しになるかとか、そういうことを最初にみんなでディスカッションしてから土地を買うか決めていく。結果、手がけたものすべてが売れていくんです」
「だから、もしいい土地があれば自分たちで買っちゃって、面白い物件をやろうぜってなることもある。もし売れなくても、自社物件として運営していけばいい」
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もともとは昭和40年代に建てられた3階建ての古いRC賃貸マンション。ここを日本ビルディング経営企画が購入し、フルリノベーションしました。
2・3階はカフェのような内装の賃貸に。そして1階はこだわりのガレージにして、奥に車を眺められる部屋をつくった。
「クラシックカーは一番お金がかかる趣味のひとつでして、そういうのが好きなおかしな友人がたくさんいるんですよ。けど彼らは、満足のいく愛車の置場がないわけですね。家に大きなガレージをつくったら、さすがに奥さんから反対される。心ゆくまで車を楽しめるガレージがほしいというニーズがあったんです」
「そこで我々が古いマンションを1棟買って、賃貸の収益で回せるガレージ付きの物件をつくって見せた。すると、『俺もやりたい!』という話になるんですよ。実際にもうオーダーが入っています」
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自社物件はいわばモデルハウスのようなもの。自分たちで購入した土地や中古物件で様々なデザイン・仕様を試し、実際にお客さまへの提案に活かしていく。
「こういった手法なら、外観から室内のディテールまで我々の思った通りでつくれる。テラスに露天風呂をつくったり、屋上にガラスの水盤をつくったり、とにかくこだわりでつくるわけですよ。他にはないような、かつ人によろこんでもらえるような物件を、勉強しながらつくるんです。そして、それをよろこんでいただけるコアなお客さまに買ってもらう」
お客さまはリピーターが多く、一見さんはほとんどいない。みなさん礼儀正しい人ばかりで、自分は口を挟まずプロに任せようといった姿勢なんだそう。
逆を言えば、それほど質の高いサービスを提供しているということ。不動産、企画、設計、施工、リーシング、管理・運営、それぞれ専門のプロフェッショナルがこの会社には存在します。
ところで、なぜそれだけの人材が小さな会社に集まるのだろう。
「仕事ってもちろんお金を稼がないといけないし、働くならいい給料がほしいもの。だけど、それだけじゃないじゃないですか。とにかく売れば儲かるというやり方は、お金は残るかもしれないけど、ほかに何も残らないわけですよ。自分のやった仕事に対しての結果を残していくのが面白い」
「きっと社員のみんなも、うちでやるのが面白いんだと思うんです。杉野さんはうちが麻布で建てたビルのゼネコンの担当者だったんですよ」
そう紹介されたのは、日本ビルディング経営企画で建築部門を担当する杉野さん。
以前は大手のゼネコンで営業を担当していました。
「そうそう、ここなら面白いことができそうだと思ってね。ゼネコンでの仕事はすでにお客さんがいて、設計が線を引いたものをただつくるだけだから。それよりは、自分でも設計の段階から入っていくここの仕事のほうが面白い」
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思う通りの物件?
「住みやすいのはもちろん、売れるもの。最終的に売れなきゃ意味がない。尚且つ長く持つもの。うちは木造を一切使わないで、RCだけなんです。あとはデザインにもこだわって、間仕切りをたくさんつくって部屋数を増やすよりは、すっきりした感じにつくる」
「要は、いろんなことだよね、なにかひとつにこだわるわけじゃなくて。無垢材ばかり使うわけでもない。なんでも使うし、なんでもやるんです」
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根底にあるのは「いいものをつくりたい」というこだわり。そこには独りよがりなこだわりが存在しない。
仕事のスケールはとても大きいけれど、ここで働く人たちには等身大なバランスのよさを感じます。
最近、そんな日本ビルディング経営企画の物件が注目され、雑誌やテレビからの取材や掲載依頼も多いそう。
「こういう会社だから、単に営業とかリーシングの経験がある人がほしいわけじゃない。うちに非常に興味を持ってくれる人がいいよね」
今回募集する職種は3つ。「賃貸の企画・運営」「建築・不動産の売買営業」「メディア対応などの広報・PR」
それぞれを責任もって担当してくれる人を求めているといいます。
どんな仕事をするのか、企画・運営担当の萬川さんに話をうかがいます。
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以前はコーポラティブハウスをつくる会社に長く勤めてから入社しました。
「前の会社は設計や運営の色が強くて、個人的に不動産をもっとやりたいと思っていました。それと大企業から仕事を受注することも多く、それはつまり人の資金を使うこと。それよりもここみたいに自分たちの資金を出してつくったほうが、単純に利益も大きくて面白いんですね」
不動産だけに終わらず、企画から入って建築家と一緒に仕事ができるのも、この会社の面白いところなのだそう。
都内のとある高級住宅街の土地を購入し、企画したときのことを萬川さんが話してくれました。
「ドクターの息子さんがいずれクリニックをはじめるということで、最初は木造の家を建てて、開業するときにクリニック兼住宅を建て直すという希望でした。けど、それじゃあ無駄が多くなる。だったらはじめからRCにして、3階を住宅に、1・2階は賃貸にして、将来的に1階の間仕切壁を取り払えばクリニックに転用できる企画にしたんです」
医大が近いということもあって女医や看護士をターゲットに、『ナチュラル』や『エコ』をキーワードにデザインした。
たとえば、ワンルームでも風が抜けるように。人気のない1階はガラス張りのバスルームにして、ガーデニングできる専用庭を眺められるようにした。
募集をはじめると1階から埋まっていったといいます。
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「会社は縦横に幅広く建築や不動産をやっていて、無限のような可能性があるんです。だから自分の強みがあって、尚且つなんでもやりたい人だといいと思う」
たしかに少数精鋭のこの会社の中で働くには、何か自分の足で立てるものがなければ難しいかもしれない。
ただ、最近は未経験者にも可能性を見出しています。
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この会社を面白いと思える人なら、きっと未経験でも可能性があるはず。
ぜひ飛び込んで、プロフェッショナルの一員になってください。
(2016/9/17 森田曜光)