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全部できる、だから楽しい
社会もわたしも
生き生きする仕事

※この仕事は募集終了いたしました。ご応募どうもありがとうございました。

ビジネスを通して社会課題の解決を目指す、ソーシャルビジネス。この分野に取り組む会社が、近年増えてきているような気がします。

今回紹介する株式会社オレンジアも、そんな会社のひとつです。

もともとはwebサイトや雑誌のコンテンツ制作が事業の中心。3年前からソーシャルビジネスに取り組みはじめ、環境問題の分野を中心にイベント企画やコンテンツ制作を行ってきました。

今回募集するのは、ソーシャルビジネス事業のディレクションを担う人。現場とクライアントの両方と連携を取り、プロジェクトが円滑に進むように全体を統括する仕事です。

新しく入る人は、まずはイベント運営などのサポートからはじめて、いずれは自分でひとつの案件を担当します。

未経験でも大丈夫。ソーシャルビジネスや、プロジェクト全体に携わる仕事に関心がある人なら、きっと楽しく仕事ができると思います。



東京・表参道。地下鉄の出口を出てカフェやアパレルショップが並ぶ通りを5分ほど歩くと、オレンジアのオフィスが入るマンションに到着した。

3階の一室でインターホンを押すと、出迎えてくれたのが代表の帆足(ほあし)さん。

移転したばかりというきれいなオフィスで、早速話を聞く。

オレンジアは、もともと出版社に勤めていた帆足さんが7年前に立ち上げた会社。

「前職では、雑誌の編集長まで経験させてもらいました。普通はそこから先、より統括的なポジションに上がるんですけど、ちょっと違うことをやってみたくなって。子どもが生まれてプライベートの環境も変化していたし、一度リセットして新しいことをはじめたいなと、思い切って会社を出たんです」

最初は個人で取材記事を書いたり、印刷物のディレクションなどを請け負ったりしていた。

その後法人化し、加わったのがもうひとりの社員である高橋さん。もともと大手広告代理店に勤めていた方で、帆足さんとの付き合いも長い。

「彼女が代理店を退職して新しい仕事を探していたので、『だったら一緒にやらない?』と思い切って声をかけました」

出版社出身で編集や制作などを得意とする帆足さん。広告代理店で営業や販促を経験し、全体のプロデュースが得意な高橋さん。

それぞれの強みを活かして、ふたりでオレンジアを形づくってきた。

「『オレンジアってなんの会社ですか?』ってよく聞かれます(笑)。いつも答えに困るんですけど、現時点で考えると“クリエイティブ指向を持った広告代理店”みたいな感じかな。クライアントが表現したいことや伝えたいことを、いろんなアイデアでサポートして形にしている感じです」

たとえば、小さな子どもをもつ親を対象とした雑誌の日経Kids+(キッズプラス)では、自然体験の特集号で企画や構成、編集を担当。

ほかにも新潟県糸魚川市の地域ブランディングと商品開発、ペット向けジビエのECサイトの運営など、これまで取り組んできた仕事は幅広い。

「雑誌であれwebであれ、オレンジアは自分たちの媒体を持っていません。だからこそ、仕事の範囲を限定せず、枠を超えて自由に発想ができているように思います」

表現方法に制限がないから柔軟な提案ができるし、結果的にそれが仕事の幅を広げることにつながってきた。

そして、取り組みはじめたのがソーシャルビジネス。

ソーシャルビジネス事業の実務を担当している、相方の高橋さんに話を聞く。

「本格的にソーシャルビジネスに取り組みはじめたのは3年前。前職で一緒だった方が日本財団の助成金事業に関わっていて、オレンジアにもできるんじゃないかなと思ったのがきっかけです。企画書をつくって、担当の方につないでもらいました」

行政や財団などの公的な機関から委託を受け、助成金をもらいながらミッションの達成に向けたプロジェクトを行っていく事業。

高橋さんは、広告代理店時代にも同様の仕事に関わっていた。

「広告代理店では、クライアントさんの要望に沿ったご提案をするのが一般的です。でも助成金関連の事業は、求められたことに応えるだけじゃなくて、自分のアイデアも交えてクライアントさんと一緒につくり上げていくことができます」

「たくさんの人と協力して、調整して、ひとつのアイデアを形にしていく。それが少しでも世の中を良くすることにつながるっていうのが面白いんです」

オレンジアがソーシャルビジネスの領域ではじめて取り組んだのは、日本財団が推進する“海と日本PROJECT”。海に関心を持ってもらい、海にまつわる問題解決に向けた取り組みを広げることを目的としている。

「浜辺のゴミ拾いのような一般的なものではない、新しい企画をやりたくて。思いついたのが落語でした」

創作落語を得意とする落語家の方に、海や環境問題に関するオリジナルの落語をつくってもらい、学校やイベント会場などで披露する場を設ける“海の親子寄席ぷろじぇくと”。

伝統文化の落語を通じて、環境問題を楽しみながら学んでもらうことができる。

「落語が終わったら、環境の専門家と落語家さんがトークセッションするんです。環境問題のことをちゃんと子どもたちにわかってもらって、自分ごととして考えてほしくて」

このイベントは好評で、年々規模が拡大し助成金額も大きくなっている。落語家への依頼から会場のセッティングまで、すべてを把握して統括するのが高橋さんの役割だ。

ほかにもオレンジアは、ライフジャケット着用を促す“海のそなえ”プロジェクトのプロデュースも担当している。

今後は、マリンアクティビティの体験イベントや海を子どもの知育に役立ててもらう活動など、さまざまなソーシャルビジネスを手がけていく予定。

新しく入る人は、まずは高橋さんのアシスタントとして、これらの海と日本PROJECTに関わっていくことになる。

「たくさんの人たちと力を合わせて、プロジェクトを形にしていきます。すぐには難しくても、オレンジアでソーシャルビジネスを担当する人には、360度と言っていいくらい全体を見られるようになってもらいたいですね。責任はあるけれど、自分で仕事のデザインができるっていうのは面白いんですよ」

自分で仕事のデザインができる。

「以前は大きな会社にいたので、ひとつの仕事にいろんな部署から人が集まっていました。自分の担当以外の仕事に関わりたくても、専任の人たちに任せなきゃいけないし、チームの方針を決めるときもいろんな立場の意見をまとめるのに時間がかかる」

「ここは全部自分でやるので、自分が形にしたいと思う方向に近づけやすいんです。自分の色を入れて企画ができるし、メンバーも好きな人たちを集めることができる。最初は戸惑ったけれど、一度知ってしまうと圧倒的にこっちのほうが面白いですね」

きっと、人数の多い会社で働くのとは全然違う感覚のはず。目の前のことだけではなく、プロジェクトの全体像を把握しながら進めていくのが大切だと思う。

このほかに高橋さんが担当しているのが、“源流の郷を訪ねて”というwebコンテンツの制作。

「釣り具を扱う会社のCSRの企画で、毎月日本中の源流を訪れて連載記事をつくっています。一昨日も青森に行ってきました」

自治体への取材の依頼から、ライターとカメラマンのアレンジ、スケジューリングやチケットの手配まで。こちらも、ほぼすべての工程を高橋さんが担当する。

「自分が一緒に仕事をしたい人たちにお願いできるのは楽しくて。チームをパズルのように当てはめていって、最終的にいい仕事ができたときは快感なんですよね」

高橋さんと話していると、何よりも自分自身が楽しんで仕事をしているんだということが伝わってくる。

ここでふたたび、代表の帆足さん。

「小さい会社だけど、パートナーさんと組んでいろんなプロジェクトができるんです。ただそのときに、采配だけして制作会社やイベント会社にお願いするんじゃなくて、自分たちもクリエイティブの制作に参加していきたいと思っています」

自分たちも参加していく。

「直接会って気づくことや、現場に行かないとわかりえないものって、絶対あるじゃないですか。どんなものをつくるときでも、自分が現地で見て聞いて感じたことをアイデアにして、クライアントにご提案する。それは、オレンジアとして大事にしていきたいことだなあと思っています」

高橋さんがオレンジアに導入したソーシャルビジネスの仕事。

仕事をしていくうちに、帆足さんにとっても共感する部分が大きくなっている。

「なにかの縁なのか、水環境のプロジェクトに関わることが多いんですよね。深く調べていくうちに、きれいな水を守っていくことの価値に私自身も気づいて。水や自然、環境のことを、未来を担う子どもたちへと伝えていくことに興味を持つようになりました」

これからの新しい事業としても、源流がある地域の名産品を伝えるような取り組みや、実際に現地を訪れる体験ツアーなどの企画も検討しているそう。

新しく入る人も、自分の課題意識や実現したいことを仕事に反映させていける可能性があると思う。

「私たちは、3年後の社会を変えるつもりで仕事に取り組んでいて。これから入る人も夢を持って、社会の仕組みを変えられるかもしれないと思ってくれたらいいなと思います」

熱意を持ってソーシャルビジネスに取り組んでいくことはとても大切。とはいえ、事業を継続していくために、持続的に収益を上げることも必要なこと。

「まだまだ規模の小さな会社なので、一人ひとりの仕事が経営に直結してきます。だからこそ、稼いでいく意識は非常に大事になりますね」

強い想いだけで走るわけでもなく、利益を出すことを一番に考えるわけでもない。オレンジアの取り組むソーシャルビジネスは、とてもバランスの良いものだと思う。

それに何より、帆足さんと高橋さん、ふたりの関係性が心地よい。

「新しい会社に飛び込むのって勇気がいることですよね…。しかもオレンジアなんて2人しかいないし(笑)。それでも結構面白い会社に育っていると思うので、早く仲間になって、ソーシャルビジネスに限らず、やってみたいことはどんどん提案してほしいかな」

「私たち、不必要な残業は絶対しないのがポリシーで、一緒に飲みに行ったこともないんですよ。夜遅くまで仕事する生活は、若いときにもう一生分ってくらいやったもんね(笑)」

帆足さんの言葉に、隣で笑いながら頷く高橋さん。

さっぱりとしたふたりと話していると、気持ちがいい。

ソーシャルビジネスの分野で働きたい人、編集や制作の経験を生かしてプロジェクトに丸ごと関わりたい人、もしくは今までのオレンジアになかった、新しいアイデアを形にしてみたい人。

どんな思いでも、きっと歓迎してくれるはず。

このふたりとなら、きっと楽しい仕事ができると思います。

(2019/2/19取材 増田早紀)

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