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世界中から未来が集まる
学生レジデンスへようこそ

学生時代を振り返って、留学やシェアハウスでの生活を経験してみたかったな、という後悔のような気持ちが少しだけあります。

文化も言語も違う環境に飛び込んだり、家族以外の人と暮らしの一部を共有したり。そういった経験は、きっと自分の価値観を揺らし、ぐっと視野を広げてくれただろうなあ…。

そんな気持ちを思い出したのは、東京・文京区にある学生レジデンス「HAKUSAN HOUSE」を訪ねたことがきっかけでした。

世界8カ国で6万床以上の学生レジデンスを運営してきたGSAグループが日本ではじめて設立したHAKUSAN HOUSE。昨年4月のオープンから、着実にコミュニティをつくりあげてきました。

ラウンジスペースにはさまざまな言語が飛び交い、互いの国の言葉を教え合っているような学生の姿もある。共用キッチンではみんなで料理を楽しみ、休みの日は一緒に映画を観たり、街に出かけたりして。

外国人観光客も増え、英語で道を聞かれるような機会も増えてきたように思うけれど、日常生活のなかで文化や言語の違う人たちと関われる環境って、まだあまりないような気がします。

今回は、そんなHAKUSAN HOUSEを運営していくコミュニティアンバサダーを募集します。

来春には新しい拠点もオープン予定。今後の日本国内での事業展開にあたって、管理職へのステップアップも目指せるかもしれません。

 

都営三田線の白山駅から歩いて5分ほど。

大通り沿いに大きな建物が見えてきた。ここがHAKUSAN HOUSEだ。

364床を備える学生専用のレジデンス。

東洋大学や東京大学、中央大学など、徒歩圏内には複数の大学キャンパスが存在しているので、周辺には並んで歩く学生の姿も多い。

この場所で学生の日々を見守っているのが、コミュニティマネージャーのジェシカさん。

まずは施設内を案内してもらうことに。

「ここのラウンジスペースは24時間開いていて、学生さんはご飯を食べたりおしゃべりしたり、自由に使っています。奥のスタディールームは予約制で、ディスプレイやホワイトボードも使えるので、勉強したりミーティングしたり」

防音完備のシアタールームでは好きな映画を観ている人もいるし、ヨガや体操などの運動に使う人もいる。ほかにもランドリーや共用キッチン、屋上ガーデンなどもある。

住居スペースは個室、2人部屋、6人部屋という3種類があり、月々の家賃はもっとも安くて8万円から。水道光熱費、インターネット代も含まれている。

敷金や礼金はなく、保証人もいらない。パスポートと学生証さえあればすぐに入居が可能。

海外からの留学生が、入居したその日から安心して生活できる環境が整っている。

「自分の学生時代からは想像できないほど、設備が充実していますよね。うらやましいです(笑)」

ジェシカさんの仕事は、この場所で学生たちが日々心地よく過ごせる環境をつくること。

案内してもらっている間、エレベーター内や通路ですれ違う入居者に挨拶し、話しかけている姿を何度も目にした。

「名前はだいたいみんな覚えていて、ファーストネームで話しかけます。『学校の課題が大変で…』とか、『彼氏がさ…』とか。なんでも気軽に話します」

一人部屋に住んでいる子ほど、よく共用部に出てきて話しかけてくるそう。

「世代の近いお姉さんのような感覚ですね。学生たち、かわいいんですよ」

イギリスに生まれ育ったジェシカさん。

大学卒業後、英語の先生としてはじめて日本にやってきた。

「当時住んでいたのは浜松市の北のほう、南アルプスの田舎の町で。インターネットも通っていないし、近くにスーパーもコンビニもない。慣れないうちはすごく不安でした」

一度帰国し、スコットランドの大学院で学んだあと、再び日本へ。東京で映画祭の企画や映画の配給、フリーランスライターなどの仕事を経験し、友人の紹介でこの会社に入った。

流暢な日本語は独学で身につけたという。

「はじめて日本に来たときに不安だった経験があるので、同じような立場の学生たちに対して、自分ができることってあるんじゃないかと思って」

「それに、イギリスでは学生で一人暮らししている人ってほとんどいなくて。わたしも大学時代は3年間、5人で住んでいました。シェアする暮らしが当たり前だったんです」

ご自身の経験が、今の仕事につながっているんですね。

「そうですね。ここにはいろんな国籍やバックグラウンドの人たちが住んでいます。違いを持った学生同士が楽しく生活できるコミュニティをつくるにはどうしたらいいか、毎日考えています」

学生間で何かトラブルが起きれば、一人ひとりとまず話し合う。

施設の使い方やゴミの分別で認識の齟齬が起きないよう、わかりやすい掲示物をつくる。

今回募集するコミュニティアンバサダーは、ジェシカさんがそうしてきたように、学生たちを見守り、楽しく毎日を過ごせるようサポートすることが仕事になる。

「コミュニティアンバサダーはAMとPMのシフト制になってまして。朝は建物の見回りにはじまり、家賃などのデータ入力や確認作業、イベントの企画やWebサイトの更新もします」

毎日大量に届く郵便物は、一度フロントで預かり、受け渡しを行う。そうした何気ない一つひとつの接点が、コミュニケーションの機会になっている。

花見やバーベキュー、町歩きといったイベントの企画運営は、入居者と一緒に進める。レジデントアシスタントと呼ばれる学生アルバイトスタッフがおり、彼らの視点から、施設に関する意見や要望、企画したいイベントなどの声を吸い上げ、施設運営に反映していく。

ざっと紹介してもらっただけでも、仕事はかなり幅広くて大変そうだ。

「やることは毎日違いますし、サマースクールなどで短期間に学生さんが出入りすることもあるので、忙しさの波はあります。フロントでの事務作業以外の仕事も多いですね」

「でもすごく面白い、やりがいのある仕事だと思います」

大学を卒業してHAKUSAN HOUSEを離れることになった学生から、退去時にケーキや手紙をもらったこともあるという。

「手書きで『ありがとうごぞります』って。うん、惜しい!みたいな(笑)。うれしいですよね。そういうことがあるからがんばれます」

 

オープンから1年と少し。ジェシカさんたちスタッフの奮闘もあって、徐々に心地よいコミュニティがつくられてきた。

そんなHAKUSAN HOUSEの立ち上げ準備段階から関わってきたのがキーンさん。

ユニネストの母体であるGSAグループで、インベストメントマネージャーとして働いている。

今や世界8カ国で6万床を超える学生レジデンスを運営しているGSAグループ。

日本の第一号案件として誕生したのがHAKUSAN HOUSEだった。

「HAKUSAN HOUSEは自分の子どもみたいな存在ですね。ここの土地を探して、融資を引っ張ってくるところから見てきたので」

実は、東京は世界一学生人口の多い都市なのだそう。ヨーロッパでもっとも学生の多いロンドンのおよそ3倍、100万人を超える学生が暮らしている。

そうした背景もあり、来春には京王線「上北沢」駅徒歩5分の距離に第二号案件をオープン予定。GSAグループとしても、今後日本国内でのさらなる事業展開を考えている。

「グローバルプラットフォームがあることは、働く人にとっても大きなアドバンテージになると思います。海外の拠点での研修に参加したり、新しい拠点のマネージャーとしてステップアップしていくこともできるでしょうし」

とくに日本には、これから開拓していける余地がある。外国人留学生だけでなく、国内にいながら国際交流を図れる学生レジデンスとして、日本人学生の需要にもより応えていきたいという。

「英語力よりも大事なのはコミュニケーション能力。いくら英語ができても、話す・聞くというコミュニケーションができなければ難しい仕事だと思います」

ジェシカさんはじめスタッフのみなさんの振る舞いや学生との関わり方を見ていても、最低限の語学力は必要だけれど、それよりも親しみやすさのほうが大事なように思える。

 

「人の気持ちを考えるっていうことが、すごく重要な仕事でしょうね」

そう話すのは、岩崎さん。

「学生の退学の一番の理由って、ご存知ですか。実は、人との関わりの欠如らしいんです」

「学校に行って家に帰ってを繰り返すだけのパターンになってしまうと、孤立してしまう。だからこそ、こういった共有スペースの充実した学生専用レジデンスには価値があると思っています」

慣れない環境での生活に馴染めず、ひとりぼっちで過ごしている子もいる。心配して話しかけたところで、そっけない返事しかかえってこないことも。

それでも「おはよう」「おかえり」の挨拶は欠かさない。関わりを絶やさずいれば、そのうち友だちができて、みるみる表情が変わっていく。

30ヶ国以上から300人を超える学生たちが集まるこのレジデンス自体、ただの住居とも学校とも違う、小さな社会と言えると思う。

相手の気持ちを考える、ということは、学生に対してだけの話ではない。

ここで働くスタッフも、さまざまな国籍の人が集っている。

「わたしは日系2世のカナダ人、ジェシカはイギリス人、キーンはアメリカ人。ほかにもいろんな国から集まっているチームです。それぞれの経験やバックグラウンドを活かして、アイデアをどんどん出し合えるような環境をつくっていきたくて」

日本のチームはまだスタートアップの段階。ルールも細かく決まっていない。

自分の頭で考え、自分で動ける人に来てほしいと岩崎さんは話す。

「ジェシカは謙虚なので自分から言わなかったですけど、経験もないなかで学生みんなの顔と名前を覚え、手足を動かしてこの場所をつくってきた。それってなかなかできないことですよ」

「その努力が評価されて、マネージャーとしてステップアップしてきた。まだまだスタートアップ的な会社であることは間違いないですが、この会社と一緒に成長していきたいと思える人に来てもらえたらうれしいですよね」

新しく入る人のスキルや経験次第では、今後日本国内で展開していく施設の統括責任者やマーケターのような役割を任せられることもあるかもしれない。

そのためにも、まずは現場に入り込み、コミュニティづくりを学ぶことが大事。

「今度の月曜には、わたしやキーンも含め、ジェシカのもとで研修を受けるんです。わたしたち自身がコミュニティアンバサダーの仕事を知りながら、もっとここはこうしたらいいんじゃない?というふうにブラッシュアップしていく機会にできたらなと」

「そうやって年齢や立場に関係なく、フラットに意見を交わしながら形づくっていけるチームだと思います」

取材を終えて、自分が学生だったら、ここに住んでみたかったなと思いました。

ラウンジやキッチンなど充実した共用部も魅力的ではあるものの、それ以上にスタッフのみなさんが楽しそうなのがいい。こんな人たちのもと、世界中から集まった同世代の仲間と過ごす学生時代はきっと楽しいし、視野をぐっと広げることにもつながるだろうなあ。

働くことによっても、いろんな経験が得られる環境だと思います。

(2019/5/31 取材 中川晃輔)

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