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Dive in diversity!
年齢も国籍も
飛びこえて

※日本仕事百貨での募集は終了いたしました。再度募集されたときにお知らせをご希望の方は、ページ下部よりご登録ください。

年齢も国籍も関係ないフラットな関係性のなかで、自由に語り合ったり、ひとり本を読んだり、ソファーでくつろいだり。

30カ国を超える国々から集まった留学生と日本の学生が共に生活する、学生専用のレジデンス「HAKUSAN HOUSE」は、そんな心地よい空気感で満たされているように感じました。

今回は、このHAKUSAN HOUSEでフロントのオペレーションスタッフとして働く人を募集します。入居する学生への対応やイベント企画、施設の管理など、心地良い生活をサポートしていく仕事です。

新人でもさまざまなことにチャレンジできる職場で、入社まもない人でも支配人を目指すことが可能とのこと。

多様な文化のなかで働きたい人には、ぴったりの環境だと思います。



HAKUSAN HOUSEに行くには、都営三田線の白山駅が最寄り。駅のそばの東洋大学をはじめ、東京大学や中央大学も徒歩圏内で、学生にとってはアクセスの良い場所にある。

駅から5分ほど歩くと、HAKUSAN HOUSEが見えてきた。打放しコンクリートで8階建の大きな建物は、遠くからでもすぐに見つけることができる。

前を歩いていた外国人の学生の後に続いて、真新しい建物の中へ。

平日の昼間だからか、1階のラウンジスペースに人は少ない。数人の学生が、パソコンで作業をしたり、勉強をしていたり。オープンなスペースだけど、リラックスして自分の時間を過ごしているのがわかる。

最初に話を聞いたのは、フロントのオペレーションと人事を担当しているミホさん。まだ入社して4ヶ月とは思えないほど、とても落ち着いて見える。

HAKUSAN HOUSEの1階には24時間空いているラウンジスペースやシネマルーム、ミホさんたちスタッフのオフィスがある。2階から8階が居住スペースで、現在は250人ほどの学生が入居している。

建物に出入りするときに必ず通るフロントで、学生や来客に対応するのがフロントスタッフの仕事。

「仕事中は、学生さんと関わっている時間が一番長いです。家賃の支払いやトラブルへの対応から、夏休みに旅行に行くんだよとか、日常のたわいもない話まで。いつもフロントにいるので、『行ってらっしゃい』『お帰りなさい』って毎回声をかけます」

仕事は8時から20時の間でシフト制。

交代で館内を見回って、キッチンが汚れていないか、掃除機は定位置に戻ってきているかなど細かいところまでチェックしたり、国内外からの問い合わせや見学の対応、学生とのイベント企画やクリーニングスタッフのスケジュールを調整したりと、仕事の範囲は多岐に渡る。

「距離は近いけれど、ダメなときはダメって言わなきゃいけない。飲酒や喫煙のルールを守らない学生もいるし、たまに揉めごとの仲裁に入ることもあるし。メリハリは必要ですね」

友だちでも先生でもない、身近な存在の大人として、さまざまな面から学生をサポートしている。

いろんな国の人とコミュニケーションをとりながら生活をサポートする仕事。以前からそういうものに興味があったんですか?

「新卒で就職したのは、自動車部品メーカーの営業で、上下関係もガチガチの日本企業でした。堅苦しい環境が息苦しくて、苦労することも多かったんですが、今となっては良い社会勉強になったと思っています。ここでの経験があったからこそ、今のフラットな環境にとても感謝できています」

「そのあと、バックパッカーとして世界一周して、50カ国ほど旅をしました。学生のときからどうしてもやってみたいっていう思いがあったんですよね。いろんなところを旅した後はカナダでバーテンダーをしていました。いろんなバックグラウンドの人と話をして、自分の知らない世界のことを聞けるのが楽しくて、気づいたら3年経っていました(笑)」

5年ぶりに帰国し就職活動をするなかで、長いブランクの後にまた日本社会できちんと働けるのか、不安を感じたという。

そんなときに出会ったのが、HAKUSAN HOUSEだった。

「自分が何をしたいか考えたときに、やっぱり日本にいても外国の方と関われる場所にいたいと思って。ビジネスライクな関係よりも、フランクに関わるほうが好きなので、ここならやりたいことが実現できそうだなと思いました」

運営主体のユニネスト合同会社は、世界8カ国で30施設以上の学生レジデンスを運営しているイギリスのGSAグループを母体とした、外資系企業。

カナダ人、イギリス人、中国人、台湾人など、いろんな国籍のスタッフが一緒に働いている。

これだけ多様なバックグラウンドの人がいる職場は、どんな雰囲気なんだろう。

「すごく風通しがいいですよ。入社して間もない私でも気軽に意見が言えるし。年功序列は一切なくて、男女も国籍もまったく意識させない。そんな環境だから、まだ新人なのに、未経験だった人事の仕事も任せてもらえているんです」

一方で、外資系企業ならではの厳しさも。

年次や経験で評価されないぶん、その人自身のやる気と能力が評価に直結するという。

「外国の人がいっぱいいて楽しそう、っていうだけだと厳しいかな。楽しいだけじゃビジネスにはなりませんよね。自分なりに考えて動いて、会社に貢献していくっていう気持ちを持っていないと難しいと思います」

「でもここで働く人たちは、それぞれが得意な分野で力を発揮できるように、お互いをとても尊重し合っています。やっている仕事は違っても、会社を成長させるんだっていう同じ方向に向かってモチベーションを持っている人たちの集まりだと思います」



厳しくも優しくも、その人の実力を正当に評価してくれる。

次に話を聞いたナディアさんも、そんな環境のなかで重要なポジションを任されている一人。

「私もフロントの仕事がメインです。まだ入社して3ヶ月の新人なんですけど、来年新しく物件がオープンするので、それに向けて11月から支配人候補のためのトレーニングを受けることになりました」

ユニネストには、新しく支配人を目指す人がリーダーシップやマネジメント、人事等の知識・スキルを3ヶ月間で集中的に学ぶ”プチMBAコース”というカリキュラムがある。

数人のスタッフが一緒に研修を受け、そこから次期支配人が選ばれるという。

ナディアさんは入社からの3ヶ月で即戦力として評価され、このプログラムに参加することに。これから入る人でも、本人の希望次第ではいきなりこのコースにチャレンジすることもできるという。

「支配人、できるかな(笑)。まだわからないけど頑張ります。この会社は能力とやる気があれば、どんどんチャンスをもらえるので、ありがたいなと思います」

台湾出身のナディアさん。流暢な日本語は、結婚を機に日本にやってきてから学んだそう。

「ここには台湾や中国出身の学生も住んでいて、なかにはこれから語学学校に入る子もいます。彼らは日本語がわからなくて不安だから、母国語で話せるスタッフがいればきっと安心できると思います」

ナディアさん自身も最初は日本語がわからなかったから、その気持ちがよくわかるという。

「たとえば、コンビニでよく聞かれる『温めますか?』っていう意味がわからなかったんです。Hotとか at my homeとか言っても伝わらないし、見た目も日本人だと思われているので、大変でした」

そんなナディアさんも、今は3カ国語を習得した貴重な戦力となっている。

これから入る人も、日常会話程度の英語力は必要だけれど、高度な英語が話せる必要はないそう。相手の話に寄り添うコミュニケーションを大切にできれば、語学力は働くうちに鍛えられていくと思う。

仕事では、どんなことを大切にしていますか?

「やっぱり、働く姿勢が一番大切だと思います。新しい環境でわからないことが多くても、ポジティブでやる気があれば、先輩がいろいろ教えてくれますから」

「あとはフレキシブルに対応すること。ベンチャー企業なので、毎日のように新しいルールができます。クレームがあったときの対応方法とか、見学者の向けのショールームを工夫してみようとか。みんなで話し合って決めていきます」

まだまだ新しい、少人数の会社。それに、これからもどんどんレジデンスが増えていく計画がある。

新たな仕組みをつくるところから楽しめる人なら、きっと活躍できるチャンスはたくさんあると思う。



最後に話を聞いたのは、フロントの仕事と、中国市場のマーケティングを担当しているステラさん。はつらつとした話し方が印象的な方だ。

「学生と話していると、楽しいですね。みんな若いし、恋バナとかもしてくれて、すごく可愛いです。青春時代の気持ちを忘れずに働けますよ」

学生と一緒にイベントを企画することも、フロントスタッフの仕事。

HAKUSAN HOUSEにはレジデント・アシスタントと呼ばれる学生アルバイトがいて、入居者でありながら施設の運営に携わっている。

彼らと一緒にハロウィンやクリスマスなどの季節ごとのイベントや、かき氷や駄菓子など日本の文化を体験するイベントを定期的に開催している。

ステラさんは今年、中国の旧正月に合わせて、中国人の学生と一緒に餃子の手づくりイベントを企画したそう。

「中国の学生が、欧米の学生たちに包み方を教えて。もちろん彼らははじめてなんですけど、一度伝えたらすごく上手にできる子もいて。私より上手じゃない?って盛り上がって(笑)」

「こういうイベントを通して、お互いの文化を体験する手伝いができるのは、仕事の大きなやりがいの一つだと思います」

そんな場を運営するスタッフ自身も、新たな文化に触れることで新しい発見がたくさんありそう。

ステラさんが、印象的だったできごとを教えてくれた。

「あるイスラム教の学生に、『お祈りをしたいんだけど、空いている部屋はありませんか?』って聞かれたんです。シネマルームが開いていたので案内してあげて。私がフロントで仕事をしている間も、決まった時刻になるとやってきてお祈りをしていました」

それは、日本ではなかなかできない経験ですね。

「本当に。ここで働かなければ、きっと接することはなかっただろうなって。そのあと興味を持って、自分でも少し宗教について調べてみたりして、理解も深まりました」

「ここで働いていると、普段馴染みがない生活や文化にも触れるので、国や宗教についても自分のイメージだけで判断することはなくなりました。そんなふうに考えられるようになって、人間としてもちょっと成長できたのかなと思います」



多様な人たちがともに過ごす、HAKUSAN HOUSE。

日本にいながら、さまざまな文化や価値観との出会いがあるこの環境は特別なものだと思います。

働く人たちの気持ちの良い雰囲気からも、充実した毎日の様子が伝わってきました。

この場所に興味を持ったなら、ぜひ飛び込んでみてください。仕事をするなかで、日々視野の広がる体験ができる場所だと思います。

(2019/9/5取材 増田早紀)

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