求人 NEW

未来の暮らしを見据えて
価格も機能もあきらめない
新たな選択肢を増やす

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家を建てよう。

そう決断したら、だれでも一度は「理想の住まい」に夢をふくらませるんじゃないかと思います。

すべてを実現したいけれど、予算には限りがあるもの。価格をとるか機能をとるか。…むずかしい二択です。

そんななか、土地の購入から住み始めたあとのメンテナンスまで家づくりを長い目で考え、リーズナブルな価格と高機能を両立しようとチャレンジしている会社があります。

株式会社ネクストライフデザインは、福岡を中心に注文住宅や建売住宅を提供している会社。土地探しから住宅の設計・施工、アフターフォローまで、一貫して自社で担えるのが強みです。

8年前の立ち上げ時から順調に成長を重ねていて、現在の社員は約40名。大手のハウスメーカーや個人の設計事務所で経験を積んだ人たちも、この規模感ならではの自由度を求めて加わりはじめているそう。

今回は、設計士と土木設計士、そしてインテリアコーディネーターを募集します。

個々人の裁量が大きいぶん、ルールや決まった型が少ない環境です。自分で考えたことをどんどん形にしたい。そんな人にとっては手応えを感じられる会社だと思います。

 

福岡市城南区。

天神や博多など繁華街からは車で20分ほど離れ、昔ながらの住宅やマンション、会社のオフィスや商店などが混在するエリアだ。

早めに着いたので、会社のまわりをちょっと歩いてみる。裏手には川が流れていて、のどかな雰囲気。

約束の時間が近づき、取材場所である事務所へ。

打ち合わせスペースは床が畳調になっていて、スリッパを脱いでおじゃました。

木の温かみを感じる机や壁に、同系色でまとめられたソファや椅子。壁際にさりげなく置かれた観葉植物。

オフィスというより、カフェみたいな居心地のよさがある。

まずは、代表の大津さんに話を聞いた。

長崎出身の大津さんが福岡へやってきたのは、大学進学のとき。物価が安くて食べ物がおいしい、福岡の暮らしやすさを気に入ったそう。

建築学科で学び、卒業後は東京で不動産会社に就職した。

「ただ、毎日50分くらい満員電車に揺られて。東京で働きながら、趣味のサーフィンで千葉に行くのも時間がかかるし、駐車場代も高い。やっぱりこう…自分には住みにくいなって」

住みやすさを求めて、再び福岡へ。

地元の住宅メーカーで注文住宅の設計者になり、部署責任者としての経験も経て、2013年にネクストライフデザインを立ち上げた。

最初は注文住宅の提供からスタート。徐々に建売部門も増やし、毎年順調に売上を伸ばしてきた。

成長の背景は、どんなところにあるんだろう。

「うちで家を建てた人が、結構いい口コミを書いてくれて。それを見た人がまた問い合わせてくれて…と、どんどん注文が増えていったんです」

「いただくのは、親身に対応してくれたという声が多いですね。こちらもお客さんの要望をよく聞いて、それを叶えようといろいろなご提案をするようにしているので、そういう声をいただけるのはうれしいですよ」

たとえば土地の購入に不安を感じるお客さんに対し、早い段階で設計プランをつくって、土地の選定から付き合ったり。家の外観や内装デザインも、要望を最大限に叶えるべく、予算内でできることを提案したり。

お客さんにとって、ベストな家は何か。

その問いに日々、向き合いつづけている。

「今の日本では家を買いたいと思っても、よほど所得が高くないと選択肢が限られてしまうんですよね。だから、より多くの方々の選択肢を増やすためにも、効率的な家づくりを目指したいと思うんです」

ネクストライフデザインでは、土地の仕入れや造成を自社で行うことでコストを抑えつつ、建物までトータルで提案している。これによって断熱や気密などの性能は、同じ価格帯の住宅よりも高い水準を実現できているという。

「そういう家を建てて、電気代も安くなって、健康にもよくて…ということの価値は、買うときにはそんなにわからないと思うんですよ。でも、30年後くらいにわかる。この家を買ってよかった、って」

そんな大津さんたちが今、試みていることのひとつが「エネルギーを自給自足できる家」。

太陽光と蓄電池、EVコンセントを活用。電気自動車ならガソリンもいらず、蓄電池からの充電で走る。そんな暮らしの選択肢をつくろうとしている。

「環境問題への取り組みはいろんな見方があって、何が正しいかわからない部分もあると思います。ただ自分たちにできることは、いろんな意見を持つ人に対して、選択肢を用意することだと思うんです」

今のうちにいろんなことを試しておけば、新しい技術や情報が出てきたときにも舵を切りやすい。

未来を見据え、可能性を少しでも感じるものがあれば、フットワーク軽くチャレンジしていく。ここではそれが大切な姿勢なのかもしれない。

「だから今回の募集も、新しい価値を一緒につくっていきたい方に来てほしいですね。うちって、アイデアを出したら結構採用される環境なんです。その人がコミットして成果を出せるならどんどんチャレンジしていいよ、という風土なので、そこを楽しめるような人がいいですね」

最近はDXに注力しているそう。ここでもどんなシステムを入れるかなど議論を活発に行い、社員発のアイデアが取り入れられているそうだ。

 

現場のスタッフは、そんな大津さんのスタンスをどう感じているだろう。

設計部門のサブマネージャー、石川さんにも話を聞いてみる。

「こうしたほうがいい、と思うことがあれば意見を言えるし、実際にその意見が検討されて、会社の方向性が変わっていくこともありますよ」

標準設定の仕様変更を提案し、社長や上司が検討してOKなら、すぐに現場に反映されたり。部署をまたぐ課題も、工務のマネージャーと話して「そこの収まりはもっとこうしよう」とスピーディに解決したり。

「問題点を見つけたら、すぐ解決していい方向に持っていこう、みたいな感じはありますね。大手だったら、なかなかそうはいかないと思います」

大学で建築・土木を学んだ石川さん。ビルや橋より、人の生活に近い住宅を扱いたくて、大手住宅メーカーに就職。16年ほど働いた。

ネクストライフデザインに転職したのは、2年半前のこと。

「もともとはツーバイフォー工法の会社にいたので、在来工法の会社を探して。工法が違うと、空間づくりもできることが大きく変わるんです。実際、以前よりも自由度が高くなって、提案の幅も広がりましたね」

以前は大きな会社で、「自分は歯車のほんの一部と感じていた」という。当時のネクストライフデザインは10数名の会社で、社長との距離が近いのもよかった。

「より会社の一員としての実感を持てるようになりましたね。営業、設計、工務、インテリアコーディネート部門があるんですが、誰が何をどこまでやるか、厳密には決まっていなくて(笑)。仕組みづくりも含め、みんなで失敗を繰り返しながら走ってきました」

現在、スタッフは全体で40名ほどに。ただ、会社の成長スピードが早い分、仕組みの面ではまだ課題もあるという。

「整っていないところはありますね。お客さんの選択肢を増やそうと思うと、仕組みを固めきれないところもあって。だから全体を見て、コミュニケーションをとっていくことが大事なんです。そこはやりがいでもあります」

一人ひとりの裁量は大きい。石川さんのように、建築業界にいながら制約を感じてきた人も、ここなら新鮮な気持ちで挑戦できることがいろいろあると思う。

設計士の主な役割は、お客さんの要望を設計プランに落とし込み、提案すること。ひと組のお客さんに対し、3〜4か月ほどかけて打ち合わせを重ねていく。

「今は土地の造成まで、設計士が視野に入れながら担当していて。今後は、その領域を少しずつ切り分けていきたいんです」

もし土木のエキスパートが入ってくれれば、土地の造成はその人が担当、設計スタッフはその土地に対する建物のプランニング、と役割分担することで、より効率的に連携していきたい。

そんなふうに少しずつだけど、仕組みづくりも進めている。

 

最後に話を聞いたのは、インテリアコーディネーターの澤田さん。

大学卒業後、大手住宅メーカーに就職。インテリアコーディネーターとして10年以上の経験を積んできた。

その後、一時期は金融業界も経験。離れたことでインテリアへの興味がより高まり、再び住宅会社を探すなかでネクストライフデザインと出会う。

「面接でお会いした設計マネージャーの女性が、すごくいい方で。会社全体として女性の比率も高くて、働きやすそうだなと思いました」

実際働いてみて、どうですか。

「働いてちょうど1年ぐらいになるんですが、やっぱりインテリアの仕事は楽しいですね。お客さまと楽しく打ち合わせができて、充実しています。ただ営業の方がどんどん売ってくれるので、なかなか忙しいです(笑)」

インテリアコーディネーターの仕事は、設計プランが決まったあとに外装や内装の色に関することや、照明からコンセントスイッチまで、詳細を固めていくこと。見積もりやプランボードの作成など、事務的な作業も行う。

ひと組のお客さんに対し、だいたい4、5回の打ち合わせを重ねることが多いそう。

「以前の会社は鉄骨系の部材が多かったので、木造の自由度を感じます。天井をかなりへこませるとか、間接照明にするとか、部分的に吹き抜けをつくるとか、お客さまの希望を実現しやすいなと」

お客さんが本当に望んでいることは何なのか。

そのイメージは、実現できるものなのか。

ただ話を膨らませるだけでなく、現実的な落とし所も見据えながら、柔軟にコミュニケーションしていくことが求められる。

「インテリアが好きなのはもちろん、人と話すことが好きな方。各部署と連携することが多いので、自分の意見だけじゃなく、周りの意見も聞きながら、みんなと楽しくやっていけるような方がいいなと思います」

取材後、事務所から徒歩10分ほどのところにある、お客さんとの打ち合わせスペースも見学させてもらうことに。

石川さんも澤田さんも「あのちょっとおしゃれな…」と話していたから、みなさん結構気に入っている場所なんだと思う。

働く空間が心地いいって、いいな。

到着して中に入ると、観葉植物やレンガ調の壁など、撮影スタジオみたいな雰囲気。

廊下を歩いていたら、ひと足先に移動していた澤田さんがお客さんと打ち合わせをしているのが見えた。なんだか楽しそう。

設計が好き。インテリアが好き。

その経験を生かしながら、仲間やお客さんとの対話も大事にしつつ、新しい価値をつくっていく一員になりたい。そんな人を待っています。

(2021/10/7取材 渡邉雅子)

撮影時はマスクを外していただきました。

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