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思い出したら
気軽においで
下町、くらしの相談所

※この仕事は募集終了いたしました。ご応募どうもありがとうございました。

不動産屋さんと聞いて、気軽に行ける場所と感じる人はそう多くないと思います。

賃貸ならまだしも、家を買うとなると、身構えてしまいがち。

だからこそ、普段から気軽に関われる関係性を築き、そのときが来たらじっくりお客さんに寄り添えるように。

そんな想いで仕事をしているのが、株式会社トラストリー。東京の深川エリアに根付いた不動産屋さんです。

家を買いたい、売りたいという相談をはじめ、リフォームやリノベーション、相続の相談など。

「深川くらし相談所」の看板には、どんなことでも気軽に話してほしいという想いが込められています。

今回募集するのは、ここで働く「くらし相談員」。相談対応から内覧案内、契約、リフォーム・リノベーション会社のコーディネートまで、じっくりとお客さんに寄り添います。

加えて、まちの人たちへの取材や自社サイトでの記事執筆、イベントの企画・運営など、地域との関係づくりも大切な仕事。そのどれもが、長い目で見ると本業の不動産事業に還元されていきます。

人との関わりを大切に働きたい人、幅広い仕事をおもしろがれる人なら、経験者も未経験者も歓迎です。

 

東京・深川。

駅で言えば地下鉄の清澄白河、門前仲町、森下、木場などがあてはまる、いわゆる下町エリアだ。

トラストリーの最寄り駅は、日本仕事百貨のオフィスにも近い清澄白河。

コロナ禍のなかでも、少し前にはなかった新しいお店がいくつもオープンしている。一方で、代々続いているような歴史ある商店や寺社も多いのが、このまちのおもしろいところ。

駅から歩いて10分ほどで、トラストリーが運営する「リフォーム不動産 深川studio」が見えてきた。

隣は床屋さんで、向かいには中学校。地域の人たちの生活を感じられる、どこか懐かしい雰囲気の場所。

入口近くのテーブルで仕事をしていたのが、代表の柴田さん。お会いするのは昨年の取材以来。

「前回の記事ではいろんな反響があって、スタッフも一人入ってくれました。またいい出会いがあるといいですね」

ずっと不動産の仕事をしてきた柴田さん。会社員時代に赴任していた深川のまちに惚れ込み、2015年にリフォーム不動産をオープン。

地域密着型の不動産屋として、不動産売買やリフォーム・リノベーションを中心に、深川の人たちのくらしにまつわる相談ごとに応えている。

地域のお祭りやイベントにも積極的に参加することで、地元の人たちとの交流も深めてきた。

「もうすぐ、3年ぶりに『深川ヒトトナリ』が開催されるんですよ。僕らは富士山の麓の森からヒノキの原木を取り寄せて、コースターづくりのワークショップをやるんです」

深川ヒトトナリは、深川を拠点に活動する人たちを訪ねる、まち歩きのイベント。

カフェやアートギャラリー、お米屋さん、整骨院や広告会社まで、多種多様な100のスポットを巡ることができる。柴田さんも2017年の初回から参加し、毎年ワークショップを開催してきた。

不動産にまつわる企画で参加するんじゃないんですね。

「飲食店やお店なら、その日に利益が上がるでしょうけど、僕らの商売はそういう仕組みじゃないんでね。まずは気軽に来て楽しんでもらって、いつか住まいを考えるときに思い出してもらえればいいな、という気持ちでやっています」

いつか思い出してもらえるように。

自社で運営しているWebメディア「深川くらし」も、そんな種まきのような仕事のひとつ。

物件情報よりも目立つのは、地域の飲食店の紹介や親子向けの公園情報、リフォーム不動産を通じて深川に家を購入したお客さんへのインタビュー記事。

ローカルメディアとして地域にファンも多く、このサイトやSNSをきっかけにお店を訪れるお客さんも多いそう。

ほかにも、これまで関わったお客さんにLINEで住まい探しの情報を発信したり、地域の司法書士や税理士と連携して無料の相続相談会を開催したり。

すぐに利益に結びつかない仕事にも丁寧に取り組んできた。

「不動産仲介って、家を売ったら終わりという関係が普通です。ただ、僕らはずっとここにいるし、お客さんも近くに住んでいる人が多いので、長くつながりを持っていたいなと」

「まちでお客さんと会うことも、遊びに来てくれることも多いです。ゆるやかにつながっていられると、何かあったときに気軽に相談してもらえますから。顔が見えるぶん、この地域の役に立つことをしたいという想いも強まります」

不動産売買を得意とするトラストリー。お客さんの多くは、「家を買いたいんだけど、どうすればいいですか?」と、漠然とした状態でお店を訪れる。

家を売り込むことはせず、まずはじっくりとヒアリング。

理想の暮らしや資産状況、趣味や家族構成など。いろんな話を聞いていくうちに、その人にぴったりの物件が見えてくる。

「僕らはコミュニケーションを大切にするので、何回か会って話を聞きながら、ローンの事前相談をやってみましょう、参考のために物件を見ましょうと、段階を踏んでいきます。その過程で関係性も深まっていきます」

「来週引き渡し予定のお客さんも、もともとサイトを知っていたご近所さんで。そろそろマンションを買おうか考えているんだけど、という相談からはじまりました」

物件についてのこだわりはあまりなかったそのお客さん。ただ、高校生の娘さんがバス通学しやすい立地で、という条件は外せなかった。

提携するファイナンシャルプランナーとの資金相談を経て、本格的に家探しがはじまったタイミングで、ちょうど良い物件が売りに出て、内覧後すぐ成約にいたったそう。

「相手を知って、自分のことも知ってもらうのが、いい家と巡り合うための一番の近道なんです。たとえば今回のお客さんなら、僕も娘がいるんですよって話したり。どんな人かわかるとお客さんも安心するし、この人なら任せられそう、って信頼してもらえるでしょう」

最初から柴田さんのようにスムーズに成約とはいかないだろうけど、まずは会話を通じて、じっくりと関係性を築いていくことからはじめられるといい。

「どのお客さんにも、自分の家族に物件を紹介するつもりで取り組んでいます」

家族に紹介するつもりで。

「家族や友人に頼まれたら、やっぱりすごく慎重に探すし、デメリットだって包み隠さず話しますよね。それを普段からできるかどうかっていうのは、すごく大事にしています」

簡単ではないけれど、いつもそのことは頭の片隅に置いておいてほしい、と柴田さん。

 

「柴田さんって、本当に真っ直ぐなんですよ。お客さんを一番に思う姿勢が一貫していて、記事で読んだ言葉そのまま、入ってからの印象が全然変わらないんです。毎日心地よく働けています」

そう話すのは、前回の日本仕事百貨の記事をきっかけに2月に入社した草薙さん。

北海道出身で、住まいは神奈川。前職はアパレルの販売員だった。

「転職活動をしているとき、仕事内容以上に、そこで働く人たちの考え方に共感できることが自分にとって大事なんだって気づいて。親身にお客さんのことを考える柴田さんの姿勢に興味を持ちました」

「わたしも接客の仕事をしてきて、お客さんに喜んでもらえるのはすごくうれしいし、『草薙さんなら』って信頼していただけることが一番のやりがいだったので。すごく共感できて、不動産は未経験だったんですけど、チャレンジしてみようと思いました」

会社見学と数回の面接を経て入社。まずはまちを知るところからのスタートだった。

「このあたりは一度しか来たことがなかったので、最初は自転車で駆け回って、まちと物件をひたすら見て、サイトやSNSにアップするのが仕事でした。そうすると、マンションの管理状況とか内装の雰囲気とか、これまで全然わからなかった物件のメリットデメリットがだんだん見えてくるようになるんです」

深川のまちの印象はどうですか?

「おもしろいです。古い文化も残っているし、清澄白河みたいにきれいな雰囲気もあるし、都内なのにすごく大きな公園もあって、門前仲町のほうは飲み屋街。多面性がありますよね」

入社してから柴田さんとともに挨拶にまわり、地域のお店のオーナーさんたちとも顔見知りに。今では冗談を言い合うくらい仲のいい社長さんもいるのだそう。

「みなさん温かくて、まちへの愛が強い方ばかりです。初契約を取れたときには一緒に喜んでくれたり、会えば『最近どう?頑張ってね!』って声をかけてくれたり。柴田さんのところの子って覚えてくださるのが、ありがたいです」

「この前は、深川ヒトトナリのミーティングで知り合った飲食店のオーナーさんに、深川くらしの取材でおじゃましました。いろんなオーナーさんの話を聞く機会って、普段そうそうないですよね。それが仕事のひとつなのがおもしろいし、全然飽きないです」

社員は現在、柴田さんと草薙さんのふたりだけ。

草薙さんは、人数の少ない会社に入ることに不安はありませんでしたか?

「それは全然なかったです。ただ、なんでも任されるし、集客につながることや会社のために必要なことを自分で見つけて動かないといけないので、受動的に働きたい人だとキツいだろうなって思います」

草薙さんのアイデアで、お店の表看板に深川くらしのサイトのQRコードを記載したり、Instagramでの発信を強化したり。提案から実行までのスピード感には驚いたそう。

「前は大きい会社だったので、前例がない提案は受け入れてもらえないことが多くて。なんでもできることに戸惑うんじゃなくて、『やっていいんですか!?』って楽しめる人にはすごく向いている会社だと思います」

「それに、こんなに経営者と近い環境ってなかなかないですよね。経営者ってこんな考えで物事を判断するんだって、勉強になります。私は経営がしたいわけじゃないですけど(笑)、この環境は貴重だなって思いますね」

草薙さんを見ていると、どの仕事も心から楽しんで取り組んでいるように感じました。

まちも人との関わりも、まるごと楽しめる人なら、きっと充実して働ける環境だと思います。

最後に、柴田さんはこう話していました。

「これから私はもっと事業の幅を広げることに注力したくて、草薙さんや新しく入る人に既存の事業を少しずつ任せていきたいと思っています。ただ、不動産屋だからって物件に詳しくなるだけじゃなくて、このまちや人との交流も楽しんでくれたらいいですよね」

「収入ももちろん大切だけど、僕はお金だけじゃなく、お客さんの役に立って心から喜んでもらうこと、人と関わることで得られる仕事のやりがいを大事にしていきたい。そんな考えに共感してくれるとうれしいです」

(2022/5/12取材 増田早紀)
※撮影時はマスクを外していただきました。

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