求人 NEW

日本の中心で
人事を学び
自分の働きたい場所へ

人と関わる仕事がしたい。

そう思ってはいるけど、業務に追われて時間が取れない、でも気持ちは1人ひとりにていねいに向き合いたい。

そんな人に、ぜひ知ってほしい仕事があります。

有限会社Lプランズは福岡本社、大阪、滋賀に拠点を構える電気設備専門の設計事務所。日本全国にお客さんを持ち、業績もよく、若い技術者が多く在籍しています。

ニッチな業界ではありながらも、人事を大切に進めてきたことで、採用や定着率が上がってきました。

代表的な取り組みのひとつが、滋賀県彦根市にある若手育成拠点。

京都まで45分、大阪は1時間ほどで、東京も新幹線で2時間少し。地図ではちょうど日本の真ん中あたりにあります。

今回募集するのは、ここで働く2人目の人事。

経験不問。採用はもちろん、社内の面談や手続きなど、人事の仕事をゼロから学ぶことができ、スキルを身につけたら自分の働きたい場所へ行くことも。

人と向き合い、自分の可能性も広げられる仕事です。

 

東京から新幹線と在来線で彦根駅へ、駅のデッキに出ると井伊直政像が見える。奥に向かって伸びる道の先には彦根城がある。

歩くこと15分、城下町風の通りを進むとLプランズのオフィスが見えてきた。

2024年に建てられたばかりで、まだまだ新しい。

1階はカフェやイベントスペース、2階は社員が働くオフィス。近くの大学から学生が訪れてよく交流しているそう。

まず話を聞いたのは、大阪彦根の事務所を統括している専務の竹熊さん。数年前までの採用をすべておこなってきた、Lプランズにおける人事の立役者でもある。

電気設備設計と聞いて固い印象を想像していたけど、遊び心が垣間見える人柄で親しみやすい。

「ずっと前から日本仕事百貨で求人を出したかったんです。新築の事務所ができて、人も育ってきたので、満を持して声をかけました(笑)」

もともと電気工事会社にいた竹熊さんは、巨大プロジェクト建設に携わった後の2003年、九州へ戻る。

「東京を経験した後に九州へ帰ると全然面白くないしワクワクしない、加えて同期や後輩達はどんどん辞めていく、このままでは将来、業界から若い人がいなくなる。ということは、もし自分の手で育てた若手が20年後たくさんいたら…面白いなと(笑)」

翌年、先輩だった今の社長と2人、福岡でLプランズを創業した。

「2008年には、大きなプロジェクトを機に大阪へ進出しました。でも2013年あたりから人を採用しても半分は続かない、そんな時期が6年ほど続きました」

どうして、続かなかったんでしょうか。

「若い新人が都会で働きながら技術を身につけるのって、すごく大変なんですよ。うちの仕事は最初に覚えることが多くて毎日ヘトヘトになる。でも、都会は楽しいから夜も遊んでしまって体力ゼロのまま翌日の仕事を迎えることに」

「お金の面でもそう。家賃は高いし、安い所に住めば会社が遠くなり通勤もしんどくなる。仕事がイヤになるのも無理はないですよね」

本職の設計実務に加えて、組織運営、営業、採用を担っていた竹熊さん。社員のケアまで、満足のいくようにはできなかった。

「人に寄り添えるプロフェッショナルな人事、そして、若者が働き続けられる環境の必要性を感じました」

考えた末にたどり着いたのが、都会にほどよく近い田舎に、若い人を育てる拠点をつくるというアイデア。

たまたま知った彦根は、交通の便が良く家賃相場も低い。平日は仕事に集中して、休日は京都や大阪にも出かけられる環境として、探していた条件にピッタリだった。

「新卒はまず彦根で数年、同期と一緒に成長する。力がついたら本社の福岡、大阪、新拠点の東京にも、結婚相手の転勤などで離れてリモートもOK。将来自由に働ける環境を手に入れるためにがんばろうというキャリア計画なんです」

力をつけて、全国どこでも働ける環境を手に入れる。

その理想は、電気設備設計だけでなく今回募集する人事も同じ。

「4年前に弊社初プロ人事の中村が入社して、これまで自分のやってきたこと、これからの人事について情熱を込めて伝えてきました。最近の成長がすごすぎて、彼を支える人がいたら、どこまで伸びるんだろう?そう考えたらワクワクが止まらず、『人事を採用しよう、将来は最強の人事チームができるかも…』と考えて募集に至りました」

「一般的な募集は『人事がいないから助けて』だと思うんですが、うちは違います。令和型のプロ人事になるために国内留学しませんか、その話を中村としてみませんか?と伝えたいですね」

 

「竹熊さんの求める人事は正直レベルが高くて(笑)。学生たちのキャリアを考えながら、教壇に立って授業もする。社員の相談相手にもなるし、総務の仕事もする。まさに、プロフェッショナルな人事なんです」

そう話すのは、4年前に人事として入社した中村さん。物腰の柔らかい方で、つい話したくなる雰囲気がある。

もともとは福祉業界で働いていた中村さん。前職での経験から人事を意識するようになった。

「仲の良かった人が辞めていくのを見ていて、何かを変えたいけど、当時の自分には何をしたら良いのか分からなかった。悶々としていたときに、偶然参加した京都のイベントで竹熊さんと出会って『こんなに熱い人が世の中にいるんだ』って」

その後、働きながらキャリアコンサルタントの国家資格を取得。それでも社内で道がひらけず、辞めようとしたタイミングで、竹熊さんから声をかけてもらう。

人事はまったくの未経験。自身の地元である彦根でゼロからの人事がスタートした。

「入社して早々『事務所に座っていても学生とは知り合えないよ』と竹熊さんに言われて、まず、学生に会いに大学やキャリアセンターに行きました。コツコツ地道な活動が実を結び、今では滋賀や九州の大学にも講師として呼んでもらえるようになりました」

具体的にはどんな仕事をするのだろう。中村さんの1ヶ月の仕事を教えてもらう。

「まずは学生のキャリア支援と、未来の仲間との接点づくりです。採用や集客に繋がるように、キャリアセンターでの相談員や自社イベントの企画、大学での講義や、インターンシップの企画運営も手がけています」

「加えて、社内の定着やフォローにも力を注いでいます。月末になると、社員一人ひとりと個別面談をして。メンバーのほとんどが移住者なので、仕事の進捗だけでなく、地域での暮らしや人間関係の悩みにまでじっくりと耳を傾け、安心して働き続けられる環境を支えています」

「いちばん時間をかけるべきは、中の社員」と中村さん。

総務の仕事もしつつ、ほとんどは組織や個人の成長のために人と向き合う時間に充てている。

一人ひとりとの関係を、ていねいに築いてきたこともあり、この6年で20名近い新卒が入社。いわゆる就活のナビサイトは使わず、自社のインターンシップやワークショップ経由で入社しているというから驚きだ。

「僕らは知名度が高くないので、オフィスで待っていても何も起こらない。みずから人に会いに行って、信頼してもらう。その積み重ねですね」

会社の看板ではなく、中村さんだから頼みたいという関係性を育む。人事としても、一人の人としても成長できる環境だと思う。

仕事をひとつずつ覚えて、最終的に目指すのは、プロフェッショナルな人事。

とはいえ、いきなりそこを目指すわけではない。まずは中村さんに同行して、仕事ぶりを観察し、Lプランズだからこその採用について学ぶことから。

インターンシップやイベントを通じて、1年生のときから時間をかけて学生一人ひとりと向き合い、キャリアの相談に乗り続ける。就活シーズンともなれば、人生の岐路に立つたくさんの学生から真剣なメッセージが届くこともある。

そうして最初は30人ほどいた学生たちと手厚く関係性を築いていくなかで、3年生になるころには、本当に深い信頼で結ばれた5〜7人が残るという。

「プロフェッショナルな人事」と聞いて、華やかな姿も思い浮かんだけれど、Lプランズにおける人事は、どちらかと言えば地味で、どこまでも泥臭い。

「時間はかかるし、決して効率的とは言えません」

「でも、じっくりと関係を深めていくなかで、あるとき学生の目つきが変わるんです。『Lプランズの先輩たちと働きたい』『中村さんのいるこの会社で、挑戦したい』と、学生の中にブレない覚悟が決まる瞬間がある。その姿を見届けられたときは、地道にやってきて本当に良かったと、心の底から込み上げる喜びがあります」

出会いから入社までのギャップがないため、離職するメンバーもほとんどいない。

「採用という結果だけじゃなくて、一人の人生に寄り添い、一緒に未来を描いていく。たとえしんどい日々があったとしても、その先にある一つひとつの感動は、何ものにも代えがたい圧倒的な熱量を持って自分に返ってきます。ここでの仕事は、ものすごくやりがいがあって、ワクワクするんです」

「僕もゼロからの始まりでした。だからこそ、新しく来てくれる方の『やってみたい』という気持ちに、誰よりも寄り添いたいと思っています」

 

福岡出身で2024年に入社した藤瀬さんは、中村さんとの関わりで採用された一人。

Lプランズとの出会いは大学生のとき、必修単位で参加した10日間のインターンシップだった。

「毎回の振返りで竹熊さんが一人ひとりコメントを返してくれて。しかも僕が書いた文章の3倍くらいの量で(笑)。自分のことをこんなに見てくれてるんだって、すごく嬉しくて」

その後も座談会や人生設計のワークショップに参加。2年ほどかけて関係を深め、大学4年の春、中村さんと面談して入社を決めた。

「いわゆる就職活動は、ほとんどしなかったです。説明会にも行ったけどピンとこなくて。Lプランズは大学2年生のころから自分をずっと見てくれていたし、ここなら安心して働けると感じました」

実際に働いてみてどうですか?

「もう3年目になりますが、成長が目に見えて分かるのがうれしいです。1年目は指示を受けて働いていたのが、今は『この仕事を受け持ってみて』と任せてもらえるようになってきました」

「若い社員が多いので、仕事終わりにご飯や、週末に遊ぶこともたまにあって。将来の話もオープンにできているなと感じますね」

 

取材の最後に、竹熊さんがこんなことを話していました。

「単純に選考に乗せることが、うちの採用ではなくて。面談では一人ひとりの人生を共に考えます。結果的に別の道になっても、そこで幸せになれば私たちもうれしいですから」

自分たちの採用活動を抜きに、純粋に目の前の人のことを見ている。

そんなふうに人と関わることを可能にしているのは、スキルや技術ではなく、二人の人柄なんだと思う。

地道でも泥臭くても、一人ひとりの人生に向き合いたいと思う人が、仲間に加わってくれたらうれしいです。

(2026/05/26 取材 櫻井上総)

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