ともに飛び立つオフィス

1972年から2020年まで、南都銀行・紀寺支店として働いてきた建物があります。設計を手がけたのは、奈良を代表する建築家・岩崎平太郎さんです。
2023年、この建物はシェアリングコミュニティスペース「bird bird」へと生まれ変わりました。1階にはシェアダイニングがあります。

広々とした階段を上がると、2階はコワーキングスペースと個室のシェアオフィスからなるフロア。

個室のシェアオフィスは11.6m²というコンパクトなつくりで、家賃も手ごろ。ついでに、駐車場は1,100円/月。何かと使い勝手がよさそう。
「これから働く人がここで羽を休めつつ、空高く飛んでいけたらいいな」と、株式会社スペースドットラボの藤岡俊平さん。
もちろん個室に集まって仕事をするのもいいし、シェアスペースでめいめいの仕事を広げることもできる。
いろいろなコミュニティが入り混じる場所だからこそ、ここでの出会いから、仕事が生まれることだって起きそう。
「オフィスには『作業空間』としての役割にくわえて『コミュニティ』が大切だと思うんです。しなやかな発想でこのオフィスを活用して、飛び立ってもらえたら」
オフィスである以上、バタバタするタイミングだってきっとある。だけれども、bird birdには羽を休めるための設計もしっかりなされているのがうれしいところ。
2階には、キッチンとシャワールームが併設されている。会社のメンバー同士、あるいは打ち合わせに訪れたお客さんといっしょに、キッチンを囲んだっていいかもしれない。

最後に、bird birdに合うのはどんな企業か。
どんな事業だって合うと思うけれど、「アーカイブ×IT」の文脈は、とくに親和性が高いように思います。
2023年のオープンに合わせてシェアオフィスに入居した株式会社dateは、メタバース事業を行う。奈良市にある入江泰吉記念奈良市写真美術館と連携し、デジタルツアーやメタバースNFT美術館などを展開しています。
たとえば食や健康にまつわるアーカイブを活用した事業なども考えられそう。奈良は薬草の産地でもあります。一階にあるシェアダイニングとも組み合わせると、ますます可能性が広がりそう。
屋上もお忘れなく!1月は若草山の山焼き、8月は奈良大文字送り火を鑑賞する会がひらかれたり、シェアサウナもあります。
奈良のはじまりの場所として、bird birdはいい予感がします。
birdbird 2階
面積 11.6m²
賃料 66,000円
所在地 奈良県奈良市西紀寺町32−4
アクセス JR「京終駅」より徒歩12分
築年 1972年
「このエリアをもっと知りたい」「こんな物件ありません?」などの問い合わせは奈良市のHPからお願いします(外部サイトへジャンプします)。
● 奈良市のいいエリア「ならまち」の紹介はこちら
(2024/11/1 編集 大越はじめ 撮影 奥田しゅんじ)


