12.18 Wed
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暮らしから教育を考えナイト

※このイベントは終了いたしました。

こんにちは。瀬戸内海の中心にある離島・広島県の大崎上島にて、離島留学生(高校生)が住む寮で、少し変わった働き方をしている伊達綾子といいます。

「ハウスマスター」という肩書きなのですが、
・暮らしや日常から学びを考える
・生徒たちから生まれてくるものを大切にする
・場の一員として生徒と一緒につくっていく
などを意識しながら、日々生徒と接しています。

さて皆さんは、近年地方の自治体から広まった「高校魅力化・地域みらい留学」という言葉を知っていますか？

学校が地域社会に開かれることで、幅広い学びのフィールドかつ、その地域ならではの体験などから、より良い学びを作っていこうとする取り組みのことです。

そんな環境に関心をもち、おもしろい地域に行ってみたい！と心が動いたり、新たな自分への挑戦をしたり、今まで過ごしてきた場所とは違うところで学校生活を送る選択をした生徒たちの過ごす家が、私たちの働く場になります。

役割としては、寮生のタイミングを見て地域の方を寮に招いたり寮生を地域に連れ出したり、他地域の寮生との繋がりを作ったりするコーディネーター的なことから、寮生同士の話し合いが進むようにサポートするファシリテーター的なこともしたり、日々の関わりあいの中で楽しみを共に作っていくジェネレーターと呼ばれるような役割をすることもあります。

写真は、寮の中庭で鍋ラーメンを食べる寮生とハウスマスターです。

高校生という時期から、住みなれた場所・親元を離れ、地域に飛び込んで生活を送るということ。

それは、都会とは違った自然や文化に触れたり、全国から来た生徒、地元から進学した生徒、地域住民の方々など、多様な人々との出会いがある貴重な機会になります。

しかし、知り合いもほとんどいない中で、既存のコミュニティに入っていくのはとても勇気のいることです。

また、寮は家での生活とは違ったルールや規則があり、周りの生徒から影響をうけることで、感情が揺らぎ、思い悩むことも多い場です。

寮は毎日を過ごす生活の場であり、成し遂げなければならないことはありません。

スイッチがオンの状態ではなく、オフの状態の人と関わる時間が多い仕事ですが、彼ら彼女らの存在を見守り、日々の関わりあいの中で安心感から成長を後押しする。そんな大切な役割も持っているのではないかと考えています。

新たな教育の関わり方と言えるかもしれない「ハウスマスター」という仕事、一体どんな仕事なのか、お時間をいただき紹介をしつつ、この機会を通していろんな方と意見の交換ができたらなと思っています。

興味をお持ちの方、学生から社会人の方まで、どなたでもお気軽に足をお運びください。皆さまとお会いできることを楽しみにしています。

伊達 綾子(だて・あやこ)
広島県福山市出身。福岡の大学を卒業後、大崎上島町地域おこし協力隊として大崎海星高校魅力化プロジェクトに参画する。1年目は公営塾スタッフとして勤め、２年目からは寮運営スタートと同時にハウスマスターへ。

【ブログ】
http://blog.livedoor.jp/gakukou_osk/
【ホームページ】
https://is.gd/ZG2838

佐藤 はな(さとう・はな)
香川県高松市出身。東京の大学を卒業後、栄養士や村の概念をひっくりかえすプロ ジェクト「シェアビレッジプロジェクト」の家守を経て、2019年4月より寮の運営をス タートと同時に嶺北高校魅力化プロジェクトに参画し、ハウスマスターへ。前職での 経験を活かし、寮生の夕食担当や、寮での「暮らし」の学びに重点を置き寮生ひとり ひとりが自分と向き合える環境づくりを目指し奮闘中。

【ホームページ】
https://reihokumiryokuka.com/

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