4.21 Tue
しごとバー
ポストに弁当を入れナイト

※このイベントは終了いたしました。

ナショナルデパートの秀島さんに初めて会ったのは、岡山でパン屋さんをやっているときだった。もう10年も前の話。とても大きくて色とりどりなパンを焼いていました。

そのあと東京に進出したり、お土産ブランド「ももたん」を開発したり、神社の仕事をはじめたり。いろいろなことにチャレンジしてきた秀島さん。

今回の「Post Bento！」が一番痺れました。

他の仕事もどれもすごいんですよ。でも今回は特に「スピード」がすごい。

Post Bentoは、百貨店の臨時休業により営業ができないデパ地下を支援するために立ち上げた宅配事業です。お弁当などを、そのまま投函してしまうというやり方。すでに実証実験を何度も繰り返しており、問い合わせが殺到しているのだそう。

今、いろいろな領域で変革が起こっているように思います。なんとなく惰性で続けていたり、必要なんだけど後回しにしていたことが、一気に進んでいる。

わかりやすいのがリモートワークだと思うんですけど、食事を郵便ポストに投函してしまうというのも同じことかもしれません。

これまでだったら「クレームが多そうじゃないか？」というような意見で、誰も手を出してこなかったことだと思う。でも今はパズルのピースがピタッとはまるように環境が変わった。接触しないでお弁当を届けることができるわけだし、ポストはどんな家にでもあるし、宅配ボックスよりも簡単かも。

実際にやってみたら「便利だよね」という意見も出てくるだろうし、きっとコロナ後には当たり前になっているかもしれない。

秀島さんの話が楽しみです。初めて会ったときから「未来のデパートをつくりたい」と話していたことが、実現に向かって動いているようにも感じます。

話を聞いていると、きっと元気になると思います。あとインターネット上の言動は過激ですが、とてもやさしい方です（言わないほうがキャラ設定？的に良いかもしれませんが）

それでは今夜も20時に。オンラインで会いましょう。

秀島 康右（ひでしま・こうすけ）
1973年岡山県生まれ。 ナショナルデパート株式会社 代表取締役。 一般社団法人神社崇敬会 代表理事。「未来のデパートをつくる」を最終目標としたプロジェクト「ナショナルデパート」を開始。百貨店でのポップアップ、お土産ブランド「ももたん」の立ち上げ、パリの老舗百貨店ル・ボン・マルシェへの出店、現在はバター専門ブランド「カノーブル」を展開。最近では、デパ地下ブランドの非接触宅配サービス「PostBento!」の実証実験を行う。他に、神社の崇敬会設立サービス「すうけい」の運営、神棚のデザイン・製造・販売も行う。 著書は『ナショナルデパートの「四季のカンパーニュ」とライ麦のパン』（マイナビ社）

ナカムラ ケンタ（なかむら・けんた）
生きるように働く人の求人サイト「日本仕事百貨」代表。事業やスペース、コミュニケーションシゴトヒト文庫ディレクター、グッドデザイン賞審査員、IFFTインテリアライフスタイルリビングディレクターなど歴任。東京・清澄白河「リトルトーキョー」「しごとバー」監修。誰もが映画を上映できる仕組み「popcorn」共同代表。著書『生きるように働く（ミシマ社）』。2020年には事業承継プロジェクト「BIZIONARY」スタート。

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