
神奈川県の辻堂駅からバスで10分ほど揺られた先に、アトリエ兼ギャラリースペース「OFF THE HOOK」があります。
足を踏み入れると、壁一面にたくさんのハンガーが。

運営するのは、今回のゲストである安田嗣(やすだ・はじめ)さん。
安田さんは、自らを「蒐集表現者」と呼んでいます。
ただ物を集めるのが趣味、ということではありません。安田さんにとって「集める」ことは、世の中を新しい視点で見つめ直すこと。
ハンガーだけでなく、こけしのようなオブジェ、こけしにみえるオブジェ、気になる新聞記事まで。どんなものも、探求の対象になります。
安田さんとの出会いは、2024年11月にリトルトーキョーで開催した「偏愛ナイト」というイベントでした。
自らの偏愛を思う存分プレゼンするイベントで、安田さんはハンガーへの愛を語り、参加者の心を掴んでいきました。
印象的だったのは、百円ショップのフットカバー靴下専用ハンガーの面白さについての話。
アンティークハンガーだけではなく、国、文化、時代によって最適な形に姿を変えることがハンガーの魅力なのだそう。
安田さんは当たり前のものに疑問と興味をもつ、哲学者のような人。

ハンガーも、なぜこの形なのか、どんな歴史があるのか、どんどん掘り下げていく。
そんな安田さんと今、日本仕事百貨では新しい「しごとゼミ」をつくろうとしています。
安田さんと話す中で浮かび上がってきたテーマが、「既知の未知化」。
知っているつもりで、実はよく考えていなかったこと。それをもう一度、ちゃんと考えてみる試みです。
”答え”を教わるゼミというより、みんなで問いを育てる場にしたい。
その中身はまだふわっとしていて、固まりきっていません。
そこで今回はトークイベントを開いて、ゼミの構想段階からみなさんに共有したいと思っています。
安田さんの頭の中には、こんなキーワードが並んでいるみたい。
<安田さんの興味がある、支えられているキーワード>
類化性能(Analogizing Ability)/別化性能(Differentiation Ability)/予感/兆候/余韻/索引/拡大解釈/転じる/展示る/ピボットターン/枠組み/コンセプチュアルライティング/ダブルミーニング/ドーナツ型人材(造語) /捩る(もじる)/連想ゲーム/機運/トリプルスレット/環世界/誤読/越境者/ずっとずれてる/後付け力/編集られたい/パラフレーズ/分脈棚/タイポロジー(類型学)
なんだか難しそうな言葉も並んでいるけど、ひとつでも引っかかるものがあればぜひ安田さんに会いにきてください。
ドーナツ型人材とはなんだろう?
一緒に考え、口出ししてもらえる場になったら嬉しいです。
<参加をご希望される方へ>
⚫︎時間
19:30-20:30
終了後アフタートークも予定しています
⚫︎場所
リトルトーキョー 4F
135-0022 東京都江東区三好1-7-14
⚫︎参加費
無料
Peatix上でご予約ください
(飛び入り参加も可能ですが、予約していただけると嬉しいです)
※当日のお支払いは電子決済のみとなります
※なお、SNSを介して発生したトラブルなどの責任は負いかねますこと、あらかじめご了承ください。
※しごとバーでは、特定の思想や宗教、マルチ商法、情報商材の販売などに関わる方の参加はご遠慮いただいております。そのほか、セクハラ行為なども含めて、参加者に不快感を与える行為を目撃した方はお知らせください。
※当イベントは事前予約制を推奨しておりますが、当日の飛び込み参加も可能です。
安田嗣(やすだ・はじめ)
88年生まれ。神奈川県鎌倉市出身、逗子市在住。ことばあそび(書く・話す・企画する)と蒐集(ハンガー・こけし的なオブジェ・新聞記事・本etc.)を手がかりに、物事の見方を問い直すような表現活動を行っている。2022年からは神奈川県辻堂にある〈Art Base Garden OBAEN-大庭園〉の一角にアトリエ兼ギャラリー〈OFF THE HOOK〉を構え、不定期で企画展を開催中。最近の私的ニュースは「伯方の塩」工場の見学に行ったこと。
聞き手 中野悟史( なかの・さとし )
日本仕事百貨 リトルトーキョー
1994年神戸市出身。シゴトヒトでは、イベント業務、リトルトーキョーの運営を担当。 映画が大好き。特技はカヌレづくり。最近の私的ニュースはキノコの栽培をはじめたこと。