イベント

しごとバー
9.4 Wed
織物産地でインターンシップ
「遠州のトビラ」をひらく

いろんな分野で活躍している方をゲストとしてお招きし、お酒を飲みながら、ゲストと一緒に会話するイベントです。気になるテーマやゲストがいたら、気軽に参加してください。
しごとバーに関する詳細はこちら

※このイベントは終了いたしました。

こんにちは。編集者の荻谷(おぎたに)です。

静岡県西部・遠州産地を舞台に、この秋「遠州のトビラ」というインターンプログラムを開催します。

この地域は、古くから「遠州織物」がつくられてきた織物の産地。世界的なブランドで使われるような生地もつくっています。

「遠州のトビラ」は、遠州地域に滞在しながら、さまざまな繊維関係の仕事を実際に体験できるインターンシッププログラム。2024年9月18日〜21日の3泊4日、最大3ヶ所で事業者の仕事を体験することができます。

遠州は、高品質で多様な生地をつくる産地です。

高級コットンやリネン生地を中心に、洋服、着物、家具用の生地、さらには車のシートベルトなど、織れないものはないと言われるほど多種多様。そしてそれらを染める染色の技術が培われてきました。

1つの事業者が糸から生地まで手がけることは少なく、それぞれの工程に特化した事業者がいて、製品をリレーしていくようにつくられます。

糸をつくる、染色、糸が切れないように糊をつける「糊付け」、織機に経糸を1本1本セットする「経通し(へとおし)」、織機を使い織る「製織(せいしょく)」、おられた布を検品する「検反(けんたん)」などなど。

工程が幾重にも重なり、1枚の生地ができる。

昔から使われている貴重な機械と、それを操る職人の技術が、それぞれの工程を支えています。風合いのいい高品質な生地は、この工程のなかでこそできるもの。

最新型の機械では再現できない、技術をもつ職人がやめてしまうと、つくれない布もあるそう。

言葉だけで想像するのは難しいと思います。まずは知ることで、毎日着る服を見る目が変わるかもしれないし、自分も関わってみたい! という気持ちになるかもしれません。

もしかすると、これをきっかけに職人の技術を継承するひとりになることがあるかも。

今回のしごとバーのゲストは「遠州のトビラ」を企画運営する、遠州産地の若手繊維事業者のプロジェクトチーム「entrance」の代表浜田さんと、産地のアパレルブランド「HUIS」の代表松下さん。

インターンの話を中心に、遠州織物の話、参加事業者5社の話を聞いていきます。

しごとバーの参加者も交えてトークを進めていく予定です。インターンに参加するにあたって気になることなど、ぜひ直接聞いてみてください。

ものづくりの仕事や、手に職をつけた「職人」という仕事に興味がある人など。まずはこのインターンを通して産地のことを知ってほしいです。

浜田さん、松下さん、インターン「遠州のトビラ」に関わる人たちを取材した記事も掲載しています。どんなインターンなのか、遠州織物ってどんなものなのか。産地のことを知りたい方は、ぜひ読んでみてください。

主催:遠州産地振興協議会 
事務局:浜松市役所産業振興課
協力:株式会社HUIS、株式会社糸編、entrance
※イベントに関するご質問、お問合せはentranceにお願いします。

<現地参加をご希望される方へ>
⚫︎時間
19:30-21:30
※19:30-20:30 トークイベント
  20:30-21:30 アフタートーク(現地参加のみ)

⚫︎場所
リトルトーキョー 4F
135-0022 東京都江東区三好1-7-14
※受付、ドリンクの注文は3Fで行います 

⚫︎チケット
無料(ワンドリンク制)
Peatix上でご予約ください

⚫︎YouTubeしごとバーのチャンネルで配信を行います

※当日のお支払いは電子決済のみとなります
※なお、SNSを介して発生したトラブルなどの責任は負いかねますこと、あらかじめご了承ください。
※しごとバーでは、特定の思想や宗教、マルチ商法、情報商材の販売などに関わる方の参加はご遠慮いただいております。そのほか、セクハラ行為なども含めて、参加者に不快感を与える行為を目撃した方はお知らせください。
※当イベントは現地参加の場合、事前予約制を推奨しておりますが、当日の飛び込み参加も可能です。

浜田 美希(はまだ・みき) 
entrance代表
首都圏の服飾系専門学校を卒業後、21歳で遠州織物の機屋・古橋織布へ就職。2023年に独立し、entrance代表として遠州織物の普及活動に取り組む。
🔗entrance webサイト
🔗entrance (Instagram)

松下 昌樹(まつした・まさき)
HUIS代表
静岡県浜松市出身。大学卒業後、浜松市職員として公債権の滞納整理及び農林水産業の振興に携わる。2014年、妻・松下あゆみとともに、遠州織物を使った産地発ブランド「HUIS」をスタート。
現在、渋谷スクランブルスクエアをはじめとする全国ショールーム7店、および約60店の取扱店で展開。旧式のシャトル織機が現存する遠州産地の利点を活かし、特別な風合いと機能性を持った製品制作で全国にファンが広がっている。書籍「HUISのづくり」(主婦と生活社)全国書店で販売中。
🔗 HUIS -ハウス- | 遠州織物 Webサイト

荻谷 有花(おぎたに・ゆか)
日本仕事百貨の編集者兼リトルトーキョー運営スタッフ。新潟出身。印刷・企画制作を行う会社でデザイン業務を経験。その後シゴトヒトに入社。産地のインターン「オープンハサミ」や、焚き火をかこむ合同企業説明会「かこむ仕事百貨」の企画/運営に携わる。浜松出張には、浜松餃子が欠かせない。

日時
2024/09/04 19:30-20:30
参加費
無料(ワンドリンク制)

※このイベントは終了いたしました。