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知ってますか?
靴を作るには欠かせない「製甲」という仕事を。
「革」という平面から裁断、革漉き、接着、ミシンがけなどを経て立体に仕上げる工程を、総称して「製甲」と呼びます。
デザインに始まり最後の仕上げに至るまで、様々な工程の積み重ねから成り立っている革靴作り。
中でも「製甲職人」と「底付け職人」とのハーモナイズは、美しく機能的な靴を作るうえで欠かせない技術となっております。
昨今「メイド・イン・ジャパン」の物づくりが注目されているものの、何故か「製甲」の奥深さについてはあまり知らされていないのが現状。
そんな「製甲」ワールドを孤高の製甲職人・こうさわみと共に探ってみてはいかがでしょう。
道具としての靴、ファッションとしての靴、健康としての靴、物づくりとしての靴・・・。
靴の魅力は人によって千差万別。
あなただけが知る「靴」の魅力を聞かせてください。
そして「製甲」を通じた“靴の解体新書”を共に楽しみましょう。
康澤民(こう・さわみ)
革靴の製甲を専門とする「康製甲所」主宰。婦人靴メーカー勤務を経て「東京都城東職業能力開発センター台東分校」へ入学。卒業後、細分化する靴製造の現場において20年以上のキャリアを積み重ね現在に至る。ジャンルを問わない多様な仕事ぶりは業界の中でも特異な存在。その技術を活かし、靴学校で講師も努め、多くの若手職人を送り出している。最近ではSNSを通じて知り合ったヨーロッパの職人との交流も深めており、イタリア・フィレンツェの靴工房での作業を経験するなど、製甲師としての技術の追求をし続けている。