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3.10 Thu

移り住む人たち −徳島編−

※このイベントは終了いたしました。

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日本仕事百貨はなぜだか、徳島になじみがあります。神山町や美波町はもちろんのこと、祖谷や那賀町などに伺ったこともありました。

その関わりを辿ってみると、はじめて徳島へ行ったのは2001年。そのときは高松から直島へ行く途中に鳴門へ立ち寄ったくらいでしたが、夜明けの光に照らされてうっすらと浮かび上がる山々を見ていると「またいつかあの山の向こうへ行くのだろうな」と思わせるものでした。それから8年経った2009年、それは現実のものとなりました。

最初のきっかけは西村佳哲さんに紹介いただいて、神山のグリーンバレーの大南信也さんを訪ねました。大銀杏を見て、大粟山に登り、アートを見て歩く。どれも楽しかったけれども、一番よかったのは夜、町のみなさんと食事をしたことです。話をしていると、普段の風景が見えてきます。「みなさん、こんなふうに会話しているんだな」「こんな関わりなんだな」というように、観光で訪れただけではわからないような日常が見えてくるわけです。

もちろん、実際に住んでみないことには本当のことはわからないでしょうけど、「見る」よりも「話す」ことは大切なことです。一方的に見聞きするのではなく、コミュニケーションするからこそわかることがたくさんあります。

日本仕事百貨の取材も、毎回こんな風景が見えてくる時間です。話をしていると、今まで縁のなかった場所がだんだん自分に近づいてくる。そこで自分が暮らしたらどんなことが起きるのか、自然と思い浮かべてしまいます。その感覚を文字にして、求人記事にしているわけですが、やっぱり一番いいのは自分で話してみることです。

3月10日に徳島へ移り住んだ人たちが東京にやってくるので参加してみてはどうですか。まずは話を聞く時間からはじまりますが、そのあとは一緒に会話をする時間もあります。もしかしたら徳島の日常が見えてくるかもしれません。そこに少しでも自分がいる風景が見えたら、次は訪れてみてください。これからの季節はいいですよ。自転車で美波町から神山町で走ったことがありましたが、とても気持ちよかったです。夏になったら海や川で泳ぐのもいいです。温泉もあります。

まずは「話す」ことから。何度も訪れたくなる場所ができるかもしれませんし、移住することになるかもしれません。

(ナカムラケンタ)

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「移り住む人たち -徳島編-」イベント開催情報

徳島の中でも海・山・街、それぞれで暮らす方々をお呼びします。

まずはゲストのみなさんから聞く、ご自身の仕事・暮らしの話。その後には参加者のみなさんを交えて、ざっくばらんに話をできる時間をつくる予定です。

徳島のお菓子をご用意してお待ちしております。

【日時】
平成28年3月10日(木)19:30〜22:00(開場19:00)

【場所】
銀座ファーマーズラボ

【定員】
40名
下記より事前のお申込をお願いいたします。

(2016/3/7 追記)
※事前申込は満席になりましたが、当日いらした方も参加できるよう若干のお席をご用意しております。

【ゲスト】
山下拓未さん(株式会社あわえ
神奈川県出身。デザイン事務所・広告代理店・印刷会社などを経てWebデザイン・システム開発を行う㈱ダンクソフトに入社。同社在職中に徳島県へサテライトオフィスプロジェクトを提案し、徳島県神山町にて責任者として実証実験を行う。活動を通じて地域課題・解決する取り組みの必要性を実感し、徳島県美波町へ移住、サイファー・テック代表の吉田基晴とともに㈱あわえを立ち上げる。現在、㈱あわえ取締役COO。

葛籠枝美さん(株式会社テレコメディア
新潟県生まれ、北海道育ち。'04年結婚を機に徳島県へ。同年、徳島コールセンターのオープニングスタッフとして入社。オペレーター、スーパーバイザーを経て、現在は人事部の課長として採用、教育に携わる。'06年産休・育児休暇を取得し復帰、子育てと仕事の両立を行いながら、同じ境遇で頑張る従業員の働きやすい環境づくりにも力を入れている。休日は娘とのテニスが楽しみ。

杉大輔さん(株式会社リレイション
徳島県徳島市出身。大学時代から『地域』や『まち』に関心を持ち、徳島市や神山町で様々なプロジェクトに携わる。大学卒業後は一度就職で県外へ。2013年夏、縁あって㈱リレイションへ入社。現在は各種事業のディレクションや、ライティング、編集、撮影など会社のクリエイティブ部門全般を担当。

【進行】
中嶋希実(株式会社シゴトヒト・日本仕事百貨)

【主催】
徳島県、徳島新聞社

【協力】
日本仕事百貨

日時
2016/03/10 19:30
会場
銀座ファーマーズラボ
参加費
無料

※このイベントは終了いたしました。