取材の寄り道
宮城・石巻編

先日訪れた、宮城県石巻市。

取材を終え、帰りの電車まで少し時間があったので、まちを散策してみました。

石巻駅のまわりには商店街が広がっている。2階建の小さい三越があったり、もともとデパートだったピンクの建物が市役所になっていたりと、なかなか興味深い。

近くを一周したけれど、まだ時間がある。そこでふと思いついた。

「海が見たい!」

海なし県で生まれ育ったわたし。幼いころから海を見るだけで遠くにきた感じがして、なんだかわくわくしてくる。

というわけで、海が近い場所を訪れたら、一目でいいから見たいのです。

駅から15分ほど歩いて、目的地に到着。目の前の島に建っている宇宙船のような建物は、石巻の観光スポットであるマンガミュージアム「石ノ森萬画館」。周囲では堤防工事のためにたくさんの人が働いている。

海を見ることが目的なので、すぐに駅へ戻る。ああ、満足。電車のなかで、立ち寄らなかった萬画館のホームページを覗いてみる。

「ー北上川河口に浮かぶ中瀬に石ノ森萬画館があります。ー」

…河口?

!!

そうです。わたしが海だと思って見ていたものは川だったのです。

いや、よく考えればわかること。だって対岸が見えていたから。でも「これがリアス式海岸ってやつか!」と思ってしまったのだから仕方ない。

ちなみに海が近いこの川は、淡水と海水が入り混じる汽水域。シジミが取れるらしいですよ。

(これから掲載予定のイシノマキ・ファームの求人取材時の寄り道です)

 

群馬と埼玉の県境で生まれ育つ。海はないけど利根川なら毎日見てました。メーカー勤務と北欧放浪を経て入社。朝ドラを観てスピッツに癒されるのが日課です。ゴールデンウイークの一大イベントは、平成最後の日に鎌倉で昼からビールを飲むこと。