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日々、学びの場で

※この仕事は募集終了いたしました。ご応募どうもありがとうございました。

新潟県長岡市。

ここに、一風変わった英会話スクールがあります。

年齢も性別も多様な人が集い、コーヒーを片手に洋書を読み、お互いの考えを伝え合う。文法解釈などはあまりせず、そこで得た知識や学びを、自分の仕事や日々の生活に活かしていく。

「従来の学校は数年間だけ通う特別な場のイメージ。そうじゃなくって、日常の中で当たり前にある学びの場というか。ずっと居続けて、一緒に学び合えるような場が理想なんです」

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英語力は結果的に身に付くのであって、一番は洋書を通じて学ぶ楽しみを多くの人に知ってほしい。

そんな思いからはじまったソフィー・ジ・アカデミーは東京・恵比寿にも校舎を持ち、通信と通学の2コースを設けています。

今回募集するのは、通信コースを中心に通学コースのサポートも行う人。勤務地は長岡と恵比寿から選ぶことができます。

英語を活かした仕事がしたい人。人や自分の成長を楽しめる人。多様性が受け入れられる職場で働きたい人。そんな人はぜひ続けて読んでみてください。

 

この日は長岡校を訪ねました。

東京からは新幹線で約1時間半。駅からも歩いて8分ほどの場所にソフィー・ジ・アカデミーの長岡校があります。

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一見すると「スクール」や「塾」らしくない、三角屋根のかわいらしい建物。中の部屋にはソファーや本、植物があちこちに置かれていて、どちらかといえばゆったりしたカフェのような雰囲気。

ここで英会話スクールの「ソフィー・ジ・アカデミー」では社会人たちが、学習塾の「ソフィー学習塾」では小・中・高の学生たちが学んでいます。

実は、もともとソフィーは学習塾からスタートしました。

教育方針は今も昔も変わらず、先生が教え過ぎずに子どもの自発性を促す教育を軸にしています。

「最初はチェーンの1教室としてはじめた塾です。けど、数年して本部がなくなることになって、自分で経営するしかなくなった。それでいろんな経営の本を読みあさっていたんです」

代表の三浦さんです。

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そんなとき、たまたま一冊の洋書の話に出会う。これが現在の英会話スクールのきっかけになります。

当時はまだネット通販が発達していなく、洋書を容易に手に入れることができなかった。そこでタイミングよくAmazon.comが登場した。

「それで買った本を読んでみたら衝撃的に面白くて。いまでも翻訳されたビジネス書を読むとちょっと分かりづらかったりするけれど、もとの洋書を直接読んだほうが入ってくるものが全然違うんです。しかも非常にシンプルな英語なので、中学生くらいの英語力があれば読めたんですね」

「すごく面白いし、経営に役立つことが絶対ある。他の人にも伝えたいと思って知り合いの経営者仲間に勧めたんだけど、みんなムリだと言う。じゃあ自分が講座をつくろうと、洋書を読み進めるための通信講座をはじめたんです」

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最初は採算を考えず1〜2人が受講してくれたらいいと思っていた。ところがフタを開けてみると10人集まり、毎月継続して行うように。

そして生徒数が増え何年も継続していくと、洋書を読んでいただけでリスニングができるようになった人が続々と現れるようになった。しばらくして今度は、英語を喋れるようなったという人まで現れるように。

「正直、これまで生徒の数がガクっと下がってやめちゃおうかなと思うことが何度もあったんです。けど、そういうときに限って生徒さんから『3年続けたおかげで翻訳の仕事に就けました!』という連絡が来て」

「本を読んで、学んで、人生が変わっていく。大人でも変わっていけるんだなっていうのが見えると、これは続けていかなきゃという思いになって」

そしてだんだんと、実際に顔を合わせながら学べる場をつくりたいと思うように。生徒の多かった東京の恵比寿に校舎を新設し、長岡と恵比寿で通学コースをはじめます。

通学コースは1回2時間。最大15人の生徒を2人の講師が担当します。

まずは一人ひとりがGood&Newsを話すことからはじまる。その後は各々が部屋に散らばりテーマとなる洋書を読む。しばらくして感想をシェアする。

一般的な英会話スクールとは異なり、ワークショップのような雰囲気だといいます。本をガリガリ読むことはせず、ゆったりした感じ。文法解釈なども基本的には行わない。

「自分のどこかに理想の教育の場のイメージがあるんです。誰かの授業を聞くんじゃなくて、自分が選んだ本についてコーヒーを片手に仲間と語り合う。そこで得た学びを活かして、それぞれが抱えている仕事や生活の課題を解決し合う。そういう毎日の学びのコミュニティというか、サードプレイスのような場にしようって」

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そんなソフィーの英会話スクールを受講する人は、年齢も性別も職業も多様だといいます。

学校で英語を教えている先生もいれば、お医者さんやお坊さんもいる。もともと個人事業主向けにはじめた事業ということもあって、起業しようとする人もいたりする。

「起業のプラスになると謳っているわけじゃないけど、ここでは生徒さんの変化をよく見るなと思っていて。ただ私は、生徒さんよりも講師の人の変化のスピードの速さにビックリするんです」

そう話すのは、長岡校で講師を務める野村ひと美さん。

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ソフィーには本業を持ちながら働いている人もいます。独立してデザインの仕事をしている講師の方は、洋書を読むことを仕事に活かそうと、モチベーション高く働いているのだとか。

野村さんも、長岡の栃堀という地域で野草茶ブランドを展開したり、古民家をリノベーションして交流拠点と民泊を軸にした施設を運営しています。施設運営にはここでの経験が活きているという。

「恵比寿校は自分で事業をしている生徒さんが多くて、セルフコーチングのような場としてソフィーを使っている人もいるらしくて。その話を聞いたとき、たしかにそうだなって思ったんですよ。読んだ本の内容が自分の身近なところで活かしやすかったりとか、自分の考えを人に話して頭の中が整理されていったりとか」

「究極的にここは巣立たせる場なんだなと思っていて。働いている人もここへ来る人も大海原に羽ばたかせるような」

もちろん長く勤めてくれる人のほうがうれしい。「人見知りなShy Guy」だと自称する三浦さんにとっても、長く深く付き合える人のほうがいいのだとか。

ここで再び、三浦さん。

「ソフィーで大事にしているキーワードがあって、それは『人として』という言葉。自分は先生って言われるのが嫌だし、もし生徒になっても教わるからといって子ども扱いされたくない。同じフラットな立場で人として付き合うのが大事。だからスタッフが生徒と一緒に釣りへ行ったりするのも違和感なく思っていて。それはスタッフ同士でも」

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「人として」というスタンスはどの業務でも大切にしている。それは、なかなか顔の見えづらい通信コースでも同じ。

通信コースでは、テキスト・音源・本などを同封した教材を郵送し、受講者は3ヶ月かけて1冊の洋書を読み終えます。

通信コースの担当者は音源の編集やCDへの書き込み、テキストの印刷から封入作業までを担う。

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「教材を見ていただくとけっこう普通な見た目だと思うんです。そこに“人がいる”感じを吹き込むためにはいろいろ考えなくちゃいけなくて」

そう話す野村さんは以前、通信コースを担当していた。ソフィーに置いてあるセールスレターについて書かれた本を参考にしたりしながら試行錯誤したそう。

「そこに書かれていたのは、大事なのは人が送った感じがすることだって。それで私がやっていたのは、封筒を開けたときに見えるように密かにネコのシールを貼っておくとか。毎回何かの楽しみだったり、連続性のあるメッセージを付けたりするんです」

そういったちょっとしたことに加えて、メールでこまめに連絡することもあれば、ときにはスカイプや電話で話すこともある。

細かい点は担当者に任せているから、気の利く人だと自然と動けると思う。

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細やかなサポートのかいもあって、何年も続ける生徒がいるのだそう。通信コースの生徒数はここ2年で倍増しているといいます。

今回募集する担当者、どんな人がいいのでしょう。三浦さんにうかがいます。

「通信コースの担当になると、どうしても発送業務とか地味な作業が増えるので、英語が好きでアウトゴーイングな人よりは、ややインドアな人。人は好きだけど、休みの日に丸一日家にいてもいいっていう人のほうが向いていると思います」

「あと、一癖二癖ある人じゃないとやっていけないかも。ソフィーにいる人はみんなぱっと見は普通なんですけど、長く付き合っていくと変な人で」

そう話す三浦さんもけっこう独特な方。「何かを学ぶには人に教えたほうが早い」という教訓の元、学生時代にはやったことのないテニスを覚えようとコーチのアルバイトに応募したそう。受かったというから面白い。

そして野村さんは、長岡校では“新種”だったらしい。前職では東京で出版編集や地域コンサルティングの仕事をしていた。農を営む人との結婚を機に長岡へ移住し、時折とれたての卵をソフィーへ持ってきたり、生徒さんが稲刈りの手伝いに来たり。そんな自由な生き方・働き方に、生徒さんも影響されているのだとか。

そしてもうひとり「変な人」と紹介されたのがソフィー学習塾で講師を務める内山さん。

とてもよく笑う方で、2年前の採用面接のときもずっと笑っていたらしい。

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とはいえみんな話すとバランスがよくて、とてもいい人たちです。「変」というより、芯が強くて自分の考えがしっかりしている人と言ったほうが合っているかもしれない。

そんな人たちが集まるソフィーでは「多様性」というキーワードも大切にしています。メキシコや台湾など、外国籍の方が働いていることもあったそう。

これから加わる人はどんな人がいいだろう。内山さんと野村さんにも聞いてみます。

「話していて興味深いなって思う人。洋書の内容をシェアするときにいろんな話が出てくるので、知っていることが多ければお互い学べることがあって楽しいのかなって」と内山さん。

「人に興味がある人。たとえばソフィーの教育のあり方に心酔していますっていう人だとキツくて、結局プログラムを考えられた三浦さん自身に興味がないと、ちゃんと理解して働けないと思うんです。英語も洋書もあくまでツールでしかないし、モノコトより人に興味がある人のほうがいいかな」と野村さん。

この会社に興味を持ったら、ぜひスタッフの方や三浦さんに会いに行ってほしいです。

ちょっとクセがあるかもしれないけれど、不思議と好きになれるような人たち。

日々、学びの場で。一緒に働いてみてください。

(2016/9/20 森田曜光)