求人 NEW

共感の輪を広げるように
モノに込められた想いを
まっすぐ伝え、たのしく働く

※この仕事は募集終了いたしました。ご応募どうもありがとうございました。

自分がいいと感じるものを人に伝えることは、矛盾がなくて気持ちのいいことだと思う。

受け取る人が共感してくれたら、伝える自分も一層楽しくなる。

そんな循環を生みながら働く人たちに出会いました。

TISTOU(ティストゥー)株式会社は、ベルギーフランダース地方で生まれたフラワーベースや家具ブランドを中心に、モノに込められた想いを多くの人に紹介するべく、日本の総代理店としてインポートを行っています。

あつかうのは、DOMANI(ドマーニ)、Henry Dean(ヘンリー・ディーン)というブランドのフラワーベースと、アウトドア家具ブランドextremis(エクストレミス)、照明インテリアブランドBROKIS(ブロッキス)の商品。

今回は、extremisとBROKISをメインに、ブランドの魅力を広めていく営業スタッフを募集します。

モノを売るというより、背景にある想いを伝える。

どんなモノをどんな人が紹介しているか、続きを読んでみてください。

蔵前駅を出て左に曲がり、国際通り沿いを歩いてすぐのところに、TISTOUの蔵前ショールームはある。

中に入ると想像していたよりも奥行きのある店内で驚いた。

黒塗りの壁に、色鮮やかで質感豊かなフラワーベースが映える。

迎えてくれたのは、代表の平田倫子さん。

2階へ案内してもらうと、1階よりさらに広々とした白い空間で、陽の光が差し込むなかアウトドア家具が並ぶ。

ここは、3年半前にオープン。

「やっぱり商品を実際に見て触れてもらわないと、魅力は伝わらないかなと思って」

今ではお客さんだけでなく、蔵前界隈でものづくりをする人たちをはじめ、さまざまな世代の人が集まる場として、よく活用されているとか。

「なんかいいですよね、人が集まってくれると」

もともとは、花屋さんを目指していた平田さん。

短大で園芸を学び、その後、何のつてもないなかドイツへ渡る。

語学学校に通いつつ花屋で働いて1年経ったころ、とあるデザイナーと出会い、ベルギーの花屋で働くことに。

そこは、世界一の花屋とよばれるお店だった。

住み込みで、毎日夜遅くまで働く。

そんな修行の日々を3年過ごしたあるとき、自分の天職は花屋ではないと感じたそう。

やりきったからこそ気づけたことだと、平田さんは話す。

24歳で日本に帰国。

今後について考えながら花屋を巡っているうちに、ある疑問が浮かぶ。

「なんでこんなにヨーロッパと日本の花屋さんが違うのかな?って。考えてみたら、フラワーベースがないんだと気づいて」

ベルギーのお店では、バケツやジョウロでさえすべてプラスチック禁止。

一方日本では、たとえ有名な花屋さんであっても、当時は黒や緑色のバケツに入って花が陳列されていた。

「どうして日本の花屋さんでは、フラワーベースが使われていないのか。そもそも売っていないんだと思いました。それなら、ヨーロッパのフラワーベースのブランドをたくさん知っているし、私が輸入しよう!って」

平田さんは、当時から仲よくしていたDOMANIのデザイナーに、「日本でフラワーベースを販売したい」と声をかけ、一緒にはじめることに。

とはいえ、何から何まではじめてのこと。

会社を立ち上げるにあたって、まずは銀行でお金を借りるため、事業計画書を書くことに。仕入れ値や販売価格・販売個数などもわからないなりに熟考して、銀行に提出した。

「やっとお金を借りられたものの、展示会に出るお金はなくて。その分、精一杯の力を注いでつくったカタログと、実際のフラワーベースをスーツケースで持参して。各都市にある、まち一番のお花屋さんを回りました」

すると、反応はすぐに返ってきた。そうしてだんだんとお客さんが増えていった。

1999年に会社を立ち上げて20年経った今でも、当時のお客さんとは関係が続いている。

ずっと大切にしているのは、わからなくても目の前のことを一つずつ選択し、やってみること。

専門でなかったアウトドア家具や照明も、そうやって広がってきた。

アウトドア家具ブランドextremisの商品を扱うことになったのは、12年前のこと。

ベルギー大使館で行われた、TISTOU、DOMANI、extremisが空間演出を手がけたイベントで、平田さんたちは、一人で作業していたextremisのオーナーを手伝った。夜になると毎晩一緒に食事に行った。

2ヶ月後、インポーターになってくれないかと、声をかけられる。

「家具なんて扱ったことがないし、どうやって売っていいか全然わからない。日本で売れるとも思いませんでした。けど、『ミチコにしかできない気がする』と言ってくれて」

「迷いつつも、何より彼らのコンセプトが面白く、この家具が日本にあったら、人々の暮らしが楽しくなるんじゃないかと思ったんです」

extremisのコンセプトは、“This is not furniture. There are tools for togetherness!”。

「『私たちは家具ではなく、人々が集う時間の価値を向上させるためのツールをデザインしているんだ』と、オーナーでありデザイナーのディルクは、いつも話しています」

人々が集う時間の価値を向上させる。

具体的にはどういうことだろう。

たとえば、と紹介してくれたのは、「gargantua(ガルガンチュア)」という家具。

「子どもと大人が同じ目線の高さで座れるようにと、椅子の高さを調節できるようになっていて。なおかつ丸いテーブルだから、みんなの顔を見ながら話しやすい。椅子の部分は取り外すこともできて、車椅子でも一緒にテーブルを囲むことができます」

「人々が集まって楽しい時間を過ごせるように、デザインされているんです」

ちなみに「gargantua」 は、発表から20年以上経った今でも、人気が絶えないのだそう。

extremisが目指すのは、“未来の定番をつくる”こと。

「ディルクは、サスティナブルな社会に必要なのは、そもそも捨てられないものをデザインし、提案することだと言います」

「彼らのデザインに対する考え方って、すごく大切だと私たちは思っていて。だからこそ、私たちが伝えることで共感の輪を広げていきたい。営業というより、伝道師というか。一緒に日本に伝えてくれる人がいてくれたらなと思っているんです」

営業担当の岩田寿々奈さんは、まさにそんな存在。

岩田さんがextremisに出会ったのは、学生時代に訪れた展示会のとき。

「それまで見たことのないような家具たちに衝撃を受けました。それに、展示会というビジネスの場にもかかわらず、『誰でも自由に見て行って!』という楽しい雰囲気がTISTOUのブースには満ちていて。そのときのことがずっと印象に残っていたんです」

それから4年後、当時勤めていたリフォーム会社で、図面の中にふたたびextremisの家具を見つける。

さらに縁あって、3年半前にTISTOUに入社。

はじめはショールームの一スタッフとして加わる。その後自分で、「営業をしたい!」と申し出たそう。

今では商品についていちばん知っている存在だと、平田さんは太鼓判を押す。

「いま座っているのは、『KOSMOS』という名前の商品です」

「世の中に椅子やソファってたくさんありますよね。だけどディルクは、『同じようなものをつくっても意味がない。デザインは、人々が困っていることを解決するためにあるはずだ』と言って、常に革新的なものをつくることを考えているんです」

KOSMOSの特徴の一つ、パラソルには、その考えがよく表れているという。

「パラソルと言うと、一般的に傘状のものがほとんどです。ディルクはずっとその形が変わらないことに疑問を抱いていました」

「よくよく考えたら、傘の下側に人が座るから、視界は狭いし、傘の骨まで見えて美しくない」

そこで、扇のように水平に開くパラソルをデザイン。

そうすることで、視界はすっきり明るい印象に。

ほかにも、真ん中の机部分が下がるようになっていて、ベッドのように寝転がることもできるし、ファブリックはモーターボートと同じ素材だから、屋外にそのまま置いておける。

「一つひとつに意味があって、それをお客さまに伝えるのが楽しいです。自分の好きなものをみんなに紹介している感覚ですね」

今、オフィスにリラックスできるエリアをつくることが重要視されつつあるなかで、KOSMOSをはじめ、extremisの家具は、グループミーティングが気軽にできる場として注目されている。

「需要は高まっていますし、共感してくださる設計事務所さんやデザイナーさんも多くいます。どんどんファンが増えて、うれしいですね」

営業と言っても、既存のお客さんと、展示会やカタログを見て問い合わせてくれた方への対応がほとんど。

問い合わせの内容は、設計事務所やデザイナーが決めた商品に対する見積もりの依頼もあれば、案件に合う商品を見つけるのを手伝ってほしいという相談もある。

「後者では、設計図面をいただいて、スペースごとにどういう家具をどんなふうに使用できるか、提案書を作成します。それを踏まえて、商品を選んでもらい見積もりを作成します」

タイトなスケジュールの依頼も多く、スピード感を持ちつつ、正確な見積もりを出すことが重要だという。

岩田さんは、提案をするとき、何か気をつけていることはありますか?

「そうですね。商品をお選びいただいたときには、使っていくうえで必要なメンテナンスについても、説明するようにしています」

屋外での商品使用を希望するお客さんの中には、メンテナンスの手間を面倒に思う人もいるそう。

「でも、たとえば木製の商品は、少し色がはげたり傷がついても、一度削ってオイルを塗ってあげれば、元に戻るんですよ」

「メンテナンスすることで、何年経っても使えるし、愛着も湧いてきますよ、と丁寧にお伝えしていくと、『面白いね』と興味を持ってくれることが多いです。やっぱりお客さんには商品と長く付き合ってほしくて」

お客さんが希望すれば、ブランドの哲学や商品知識について学べるよう、勉強会の場を設けてプレゼンテーションを行っている。

そのほかにも、納品作業からメンテナンス、展示会のディスプレイやイベントの企画など仕事の幅は広い。

大変そうにも感じるけれど、話している岩田さんは、楽しそうで誇らしげな表情。

「TISTOUに集まってくる人たちは、それぞれ一流の仕事をしている方ばかり。でも、苦しい思いをして働いているというより、自分のやりたいことを貫いて、楽しんでいるように感じます」

「そういう人たちに、私はこの3年半でたくさん出会って。その輪がもっと広がれば、日本はもっと良い方向に進んでいくんじゃないかなと思いながら、自分も楽しんで働くことをテーマにしています」

お客さんと一緒に、extremisやDOMANIの拠点であるベルギーを訪れるツアーも行っていて、今後さらに機会を増やしていきたいとのこと。

楽しいことを考えたら、それが仕事になった。関わる人ともいい関係が生まれた。そんなことが起きているように思う。

人と集うことが好き。それぞれのモノについて、もっと知りたい。

そんな人は、これからのTISTOUをつくる仲間になれると思います。

(2016/12/16 取材 後藤響子)
(2018/07/27 再編集)

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