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Beyond Working
“働く・暮らす・遊ぶ”を
つなげた先にある自由

たとえば、街中や公園を散歩したり、仲の良い人たちとお酒片手に話したり。すると、デスクで何時間考えても思い浮かばなかったアイデアが自然と湧きあがってくる。

そんな体験をしたことはありませんか?

仕事している時間も、日々の暮らしも、遊びの時間も。つなげて考えてみることで、“働く”という概念は、楽しく面白いものへと解放されていくんじゃないか。

そんな考えのもと、オフィスや商業空間のプロデュースから、シェアオフィスやキャンプ場の運営まで手がけているのが、TRAIL HEADS(トレイルヘッズ)

プロジェクトごとに様々な分野のデザイナーやクリエイターたちとタッグを組み、本質的かつ独自の空間づくりをしている会社です。

これからさらに、自分たちの考え方に共感してくれる人たちと出会い、仕事の可能性を広げていきたい。

今回は、トレイルヘッズの思想や取り組みを対外的に発信していくPRディレクターを募集します。

 
千代田線・代々木公園駅の3番出口を出て、すぐそばの小さな公園を通り抜ける。

線路近くの路地を歩くこと2分ほどで、トレイルヘッズが運営するシェアオフィス『MAKITAKI』が見えてきた。

『MAKITAKI』のコンセプトは“外遊び好きが集まるシェアオフィス”。1階はコーヒースタンドと、アウトドアギアや古着のセレクトショップ、2階と3階がワークスペースになっている。

ショップの扉を開けると、お客さんと話していた代表の山口さんが「こんにちは」と声をかけてくれた。

コーヒー片手に3階へ。

陽のあたるラウンジスペースの椅子に腰掛け、心地よい音楽をBGMに話を聞いていく。

山口さんは、新卒で入った不動産会社で営業の経験を積み、その後オフィスや店舗デザインを手がける会社に転職。

「それが今から10年ほど前で、まだオフィスデザインが注目されだしたころ。デザインと言ってもオフィス専用の商材を使うのが一般的で、自由度が少なかったんです」

「自分が働くとしたら果たして今提案していることに満足いくのか?という疑問があって。既存のあり方に縛られない、自由でオリジナルなオフィス空間をつくりたいという思いが芽生えていきました」

同時に考えていたのは、働き方のこと。

毎日スーツを着て勤務時間中はがむしゃらに働き、休みの日は仕事のことを一切忘れる、という考え方がある。一方で、そんな働き方に窮屈さを感じる人もいる。

「僕自身、 “働く”ということについてもっと自由に考える場をつくりたくて、『BEYOND WORKING』というWebメディアを立ち上げました」

アウトドアブランド『patagonia』や雑誌『Spectator』の出版社など、既成概念にとらわれずに面白い働き方を実践している人たちを取材・発信していった。

「実はこのメディアの立ち上げを進めていくなかで、もうひとつ大事な気づきを得ました」

大事な気づき?

「構想段階のころ、みどり荘というシェアオフィスに遊びにいったんです。そこには、仕事や国籍、趣味も異なる多様なメンバーが集まっていて」

メンバーの一人にアイデアを話したら、ユニークな活動をしている人をその場で紹介してくれて、一緒にごはんを食べながら企画会議がはじまるとアイデアが飛び交い…。

「仕事というより、暮らしや遊びに近いところで仕事がつくられていく感覚で。僕にとってはじめての経験だった。これは面白いぞ!と感じたんです」

現在トレイルヘッズが得意としているオフィス・商業空間のプロデュース事業も、当時の体験の延長線上にある。

「社内でデザインを完結することはありません。お客さんへのヒアリングをもとにコンセプトを決め、どういうデザインが必要かを考える。ゴールに向かって面白いプロジェクトにするために、様々な分野からメンバーを集めてディレクションし、協働していくのが特徴です」

建築家やインテリアデザイナーだけでなく、グラフィックデザイナーにロゴ制作を依頼したり、バリスタにカフェメニューをプロデュースしてもらったり。ときには、焚き火を囲んでのオフサイトミーティングを提案してみたり。働く場とその周辺までデザインしている。

今までにない、クリエイティブな働く場をつくってきたトレイルヘッズ。

以前手がけたIT系スタートアップ企業のオフィスデザインプロジェクトでは、“必要最小限のオフィス”をテーマに掲げた。

「ハイスペックなビルに入ったこともあり、当初お客さんとは、目を引くエントランスやカフェカウンターなどをつくって様々なスタイルで仕事ができる空間をプランニングしていきました。ですが、話し合いを重ねていくなかで本質から見直すことになって」

クライアントからは、「まだまだ発展途上だからこそ、社員にはスタートアップマインドを持ち続けてほしい」という気持ちが伝えられた。

「彼らのマインドを表現するために議論を続けるなかで、あえて必要最低限のつくり込みにとどめたほうが良いのでは?と考えて、会議室もストックルームも最終的にはエントランスもなくした、オープンな空間をつくることにしました」

インテリアの使い方次第で空間を柔軟に伸び縮みさせられるし、社員同士の顔も見えやすい。

“日々試行錯誤しながらともに成長していきたい”というクライアントの思いが形になった。

「いつも同じようなものをつくるより、チャレンジしながら一緒に新しい形をつくっていく。そのほうが楽しいじゃないですか。自分たちは今挑戦できているか?新しい痕跡を残しているか?ということはいつも考えていますね」

凝り固まった考えから意識を解放し、柔軟に挑戦する。簡単なことではないと思うけれど、山口さんは楽しみながら仕事をしているように感じる。

「働き方の考え方として、僕自身も会社としても目指しているのは、働くこと、暮らすこと、遊ぶこと、その3つがシームレスにつながっていることです。そういう生き方ができると、働くという概念がもっと自由になるんじゃないかと思います」

トレイルヘッズには、そんな考え方を体現するいくつかの自社コンテンツがある。

『OFFICE CARAVAN』プロジェクトもその一つ。

「僕は自然の中で遊ぶことが好きで。朝、湖の前でコーヒーを飲みながら仕事できたら最高だろうなと思い描いていたんですね」

そこで、キャンピングトレーラーを使った移動式モバイルオフィスを企画。街中にあるオフィスのような機能を備えたまま、好きなところで働ける仕組みをつくった。

キャンプ場での映画祭の会場構成を担当したときには、このモバイルオフィス内で会場デザインの制作を行ったそう。

「働くことって一生続いていくことですよね。働くシーンは、もっといろんな形があっていい。それを僕らは仕事を通じて表現したくて。これからさらに広めていきたいです」

 
自分たち自身で実験しながら、新しい働き方を提案していく。

プロジェクトマネージャーの増田さんは、そんな会社のスタンスを体現していると思う。

大学では建築やインテリアについて学び、住宅リフォーム会社での営業経験を経て、トレイルヘッズで働くことになった増田さん。

「ここならデザインのディレクションや企画にがっつり携われそうだし、小さな会社なので自分の意見も伝えやすいかなと思いました。それから面接のときに、子どものころから好きだったキャンプの話で盛り上がって。フィーリングが合うなと感じたんです」

増田さんは現在、プロジェクトマネージャーと兼任で、トレイルヘッズが運営するキャンプ場『HINOKO TOKYO』のディレクターも務めている。

『HINOKO TOKYO』は、都心から車で1時間半ほどの東京都檜原村にある会員制のキャンプ場。

「もともとトレイルヘッズと関わりのあった方が檜原村に移住されて『昔キャンプ場だった土地が空いているから、何か面白いことをやらないか』と声をかけてくれたんです。それじゃあ一緒に盛り上げましょうという話になって」

デザインにこだわるのはもちろんのこと、ただのキャンプ場ではつまらない。

広い敷地内の各エリアの特徴を活かして、渓流付近にデッキをつくり焚き火も楽しめるようにしたサイトや、釣り場が近くにある岩場に囲われたサイトなど、テイストの異なる5種類の区画で構成。

なおかつプライベート感を楽しんでもらえるよう、1サイト1組限定に。

さらに、イベントも企画している。

「もうすぐテントサウナのイベントをするんですよ。テントの中で薪を焚いて、その上で熱した石に水をかけて蒸気を浴びるというもので」

「試しに身内でやってみたら、屋外なので熱くなりすぎないし、非日常的な楽しさがあって盛り上がったんです」

そのときの様子をSNSにアップしたところ、テントサウナの愛好家から声がかかり、一緒にイベントを開催することになったそう。

「それから、以前開催したガレージセールイベントでは友だちがケータリングで参加してくれました。私のなかでは仕事と遊びの境目がなくなりつつあるんです。そのほうが、どちらも全力で楽しめるんじゃないかなと思います」

これから仲間に加わる人も、まずは自分自身が働くこと・暮らすこと・遊ぶことをつなげて楽しめるかどうかが大切。

そんなトレイルヘッズの毎日を発信していくうちに、思いに共感した人たちが場所を提供してくれたり、一緒に仕事をすることになったりするかもしれない。

 
「自分から積極的に行動していくことが、トレイルヘッズらしさにつながっていくのかなと思っています」

そう話すのは、立ち上げメンバーである高山さん。

「立ち上げから5年目で、現在のメンバーは7人。基本的には社内ルールはありません。働く場所も仕事のやり方も個人に委ねつつ、みんなの意見を聞きながらチームとしてのベストなあり方を模索している最中です」

週1回のミーティングには全員参加し、必ず発言をするようにしている。

「受け身ではなく、今やりたいことはどうすれば実現できるか、それぞれが自分の頭で考えられる。そんな会社でありたいと思っています」

現在は、自社ブランディングを強化しているタイミング。社内に広報PRの役割がなかったこともあり、外部のアドバイザーと動きはじめたところなんだそう。

これから加わる人は、まずはトレイルヘッズのカルチャーや目指すことを共有しつつ、文章化したものをホームページやパンフレットの形で発信したり、どんなメディアにプレスリリースを出すのがいいか日々情報収集したり。ときにはイベントを企画・運営も行うなど、仕事の幅は広いと思う。

未開拓な仕事も多い分、大変に感じることも多いかもしれない。

でも、その時間さえも実りあるものにできるかどうかは自分次第。

働くこと・暮らすこと・遊ぶことをつなげる。口で言うのは簡単でも、いざ実践しようとしたらきっと難しさもある。

それでも、自分自身が実験しながら自由な働き方を探求していけるのは、面白いことだと思います。

(2019/04/05 取材 後藤響子)

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