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犬も人もうれしい
うちの子のためのごはん

※この仕事は募集終了いたしました。ご応募どうもありがとうございました。

犬を飼いたい、と小さい頃よく両親にねだっていました。

アパート暮らしのためにその願いは叶わずでしたが、大人になった今でも憧れがあります。

犬を飼っている友だちが口をそろえて言うのは、「うちの子が一番かわいい」という台詞。愛犬の写真を、我が子を紹介するような笑顔で見せてくれます。

彼らにとって、犬も人間と同じ家族の一員なのかもしれません。

大切に思うからこそ、できる限り長生きしてほしい。そのために、栄養の源となる食事の質をもっと向上させたい。

そんな想いから、品質にこだわった自然食ドッグフード『ドットわん』をつくっているのが、株式会社ピュアボックス。

素材の生産地や加工方法などにこだわり、飼い主の目線で安心・安全に食べられるものを届けています。

今回募集するのは、品質管理の担当者とECサイトディレクター。職種に関わらず、川上から川下まで、さまざまな分野に携われる環境です。


ピュアボックスのオフィスがあるのは、岡山県岡山市。

岡山駅から車を20分ほど走らせ、大きな建物が並ぶ繁華街から、住宅街へ。だんだん田畑が増えてきて、カーナビが目的地を告げるころには、あたり一面に稲穂が広がっていた。

オフィスに入りベルを鳴らす。

「こんにちは。遠方からありがとうございます」と迎えてくれたのは、社長の淺沼さん。

応接室の棚には、ドットわんシリーズがずらりと並んでいる。

どんな商品があるんだろうと眺めていると、「よかったら食べてみますか?」と淺沼さん。

え、ドッグフードって食べていいんですか?

「私たちの商品は犬用に販売していますが、人間と同じ食品基準に則ってつくっています。だから、どれも安全に美味しく食べられるんですよ」

そう言って淺沼さんが取り出したのは、『ドットわんごはん』という商品。

見た目は丸いフォルムをした、いわゆるドッグフードという感じ。

おそるおそる口に入れてみる。すると、出汁の香りがふわっと口の中に広がった。

「カツオの出汁がきいているでしょう。ほかにも、玄米や野菜、国産牛など13種類の食材が入っています。素材がそのまま活きるように調理法も工夫して。合成添加物や保存料は使ってないんですよ」

「ドッグフードって、まだまだ“犬のエサ”ってイメージですよね。私たちが届けたいのは“食事”なんです。食べたもので体がつくられるのは人も犬も同じ。毎日の食事が健康につながると考えています」

2003年に会社を立ち上げるまで、広告業界で働いていたという淺沼さん。

友だちの家に遊びに行ったとき、はじめて「ドッグフード」というものを目にしたそう。

「小さい頃、祖父母が飼っていた犬は、味噌汁をかけた白米や鶏肉の骨とかを食べさせていたんです。なので、犬専用のドッグフードっていうものが売られていることに驚きましたし、それがなにでつくられているかを知らずに食べさせていることが、とても衝撃的で」

興味をもった淺沼さんは、ドッグフードについて学ぶため、工場や大学教授、ドッグトレーナーなど、あらゆる専門家のもとへ話を聞きにいった。

その結果、一般的なドッグフードのほとんどは、低価格で提供するために人工添加物で栄養や香りを補っていることを知る。

「美味しさや安全性を一番に考えたドッグフードがないのなら、僕がつくろうと決めました。家族である犬の健康を守るために、もっと食にこだわりたい飼い主さんはたくさんいるだろうと思ったんです」

美味しさや栄養を考えるなら、いい素材を調達することが何よりも重要。ところが、生産者のもとへ直接交渉しにいっても、取引先はなかなか見つからなかった。

「想像以上に苦労しましたね。『犬用?ばかにするな!』って怒られたこともたくさんあって。『犬のエサにするために、毎日汗水流してつくっているんじゃない』とも言われました」

どうしたら理解してもらえるだろう。淺沼さんは考えた。

そしてあるとき、ペットフードに使用するからこその、生産者側のメリットに気がついたという。

「たとえば牛肉の場合、柔らかい霜降り肉が高値で売れますよね。でも、犬の好みはスジが多くて歯ごたえのある赤身肉。通常だったらミンチ用に安く売られてしまう部分を、僕らは適正な価格で取引するようにしました」

形が不揃いなだけで規格外品として廃棄されてしまう野菜にも着目。生産者が一生懸命育てた食材を、無駄なく使いきる仕組みを構築していった。

「この強みを見つけてから、少しずつ取引先が決まるようになりました。今では、生産地や加工先が全国100ヶ所以上に広がっています」

現在、ドットわんには定番のジャーキーやおやつ用クッキー、ドライフルーツやスープまで、200種類以上の商品がある。

「どれも食材選びからこだわっています。実際に産地を訪れて話を聞き、『これを使いたい』と思えるものを選んでいる。納豆やヨーグルトを加工した商品もあるし、スイカや桃など、旬の時期だけ販売する限定商品もあるんですよ」

「旬のものや発酵食品など、いろいろな食材を食べることで、腸内環境を整える。これを、僕たちは犬の食生活において大切にしているんです」

バランスよくいろいろなものを食べるとか、旬のものには栄養があるとか。どれも普段の生活のなかでよく聞く言葉。

考えてみれば、人も犬も同じ生き物だし、食事でも人と同じことが言えるのはごく自然なんだろうな。

「自分で食べてみて安心できたから、うちのブランドを選んでるっていうお客さんの声をよく聞きますね」

「今は製造メーカーと協力して、納豆の開発にとりくんでいます。その納豆が犬にどんないい影響を与えるのか、大学と共同研究もしていて。完成したら、動物病院の物販で扱ってもらいたいんです。いつかほかの動物の食事も手がけたいし、挑戦できることはまだまだあると思っていますよ」


商品部で品質管理を担当している片山さんに、ドットわんの商品についてさらに詳しく教えてもらう。

「ドットわんでは、年間30種類以上の新商品を発売していて。いい素材が手に入ったら、その素材の味や栄養を活かすベストな加工方法を考えます」

フリーズドライやレトルト、燻製や炭火焼きまで。複数の加工メーカーと提携することで、さまざまな種類の商品づくりを可能にしている。

「できたサンプルは試食して味をたしかめます。素材そのものを楽しんでほしいので、調味料は使っていません。その分コクを出すために燻製にしたらどうかとか、いろいろな加工方法を試していますね」

素材を活かすことと同じくらい重要なのが、安全性。

ペットの食事では、ちょっとした大きさの違いが誤嚥の原因になりうる。消化不良になりやすい食材は、茹でる・蒸すなどの下調理をすることもあるんだそう。

「安全性のチェックは、品質管理の業務のひとつです。たとえばこの商品は、骨を丸ごと食べられるんですね。安全面を考えると、骨は指で簡単につぶせる柔らかさにしたい。それをきちんと保証するため、熱を加える際の温度や時間を何パターンも検証しました」

「パッケージも、素材の特性に合わせて商品ごとに異なる包材を使っています。商品が完成したあと、お客さまからいただいた声をもとに製造工程を見直すこともあります」

「最近だと、イワシの煮干しに別の小魚が混ざってしまったことがあって。害はないものの、お客さまにとっては心配のもと。混ざらないようにできないか、産地から加工までの工程を検証しました」

100%を保証することは難しいこともある。けれど、ベストの工程を常に考えることが必要。

既存の商品をアップデートするなかで、新しい商品のアイデアを思いつくこともある。そんなふうに、品質管理のスタッフが商品開発に関わることも多いという。

「常に開発部と連携してつくっていますね。品質管理のスタッフが加工方法を提案したり、新しい産地を開拓したりすることもあって。業務の明確な線引きはないと感じています」

「だから、いろいろなことに挑戦してみたい人が合っているのかなと思います。仕事を待っているのではなく、自分からどんどん業務を広げていってほしいですね。大変だけど、そのぶん楽しいことも多いと思いますよ」


現在ドットわんは、ペットショップを中心に全国400ヶ所に卸先があるほか、ECサイトも運営している。

「コロナ禍の影響もあって、ECサイトからの注文が増えていますね。コンテンツを通じて商品に込められた想いをお届けするのが、ECサイトディレクターの仕事です」

そう教えてくれたのは、入社10年目の森本さん。

新商品の紹介や定番商品の開発エピソード、素材の豆知識など、お客さんに伝えたいことをコンテンツ化している。

文章は開発部から聞いた話などをもとに自分たちで作成し、デザインやコーディングは外部にお願いしているそう。

「ECサイト限定で、ハロウィンやクリスマスなどの行事に合わせた企画をよくおこなっていて。そのページづくりをすることもあります」

「今年のハロウィンイベントでは、パッケージがフォトフレームとして使える限定商品を用意しました。ほかにも、コスプレをした愛犬の写真をアップできるページもつくったんですよ」

大勢で集まることが難しい時期だからこそ、自宅でわんちゃんと楽しめるきっかけが増えたら、飼い主さんもうれしいだろうな。

イベント内容は、ECチームで企画しているんですか?

「いえ、イベント内容や限定商品の開発は、毎回社内でメンバーを募って、プロジェクトを立ち上げているんです。立候補すればECチームにいながら商品開発にも携われるんですよ」

「ECメンバーの発案で、今年はおせちの特設サイトを大幅にリニューアルしました。スタッフそれぞれが、新しい取り組みにもチャレンジできる環境だと思いますよ」

新しいランディングページの作成や、LINE公式アカウントの開設など。外部セミナーに参加したり、関連書籍を買ったりしながら、ECチーム内で勉強会をひらくこともよくあるそう。

「スタッフの声かけから、部署の垣根を越えた新しい企画が始まることも多いですね。やりたい!と思った人がほかのメンバーを巻き込んで、みんなで形にする。13人の小さい会社だからこそ、やってみたいと思ったことは積極的に発信してほしいですね」


後日、森本さんが「ぜひほかの商品も食べてみてください」と、ドットわんの『はじめてセット』を送ってくれました。

美味しいねと会話しながら、愛犬と一緒に安全な食事を楽しむ。

食を通して、ペットとの絆を深めるような仕事なんだと思います。

(2020/10/5 取材 鈴木花菜)
※撮影時にはマスクを外していただいております。

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