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わくわくする富山へ
まずは移住支援から始める

※この仕事は募集終了いたしました。ご応募どうもありがとうございました。

どんなことでも、はじめるには勇気がいります。

仕事も、暮らしも、まず試すことができたら。結果的にそれは、一歩踏み出す人を増やすことにつながっていくのかもしれません。

2021年の2月から、富山県でお試し移住サービスがスタートします。

運営するのは、株式会社日本海ラボ。北陸の都市ガス会社「日本海ガス」から立ち上がった新しい会社です。

「富山をもっとわくわくする場所に」というスローガンで、お試し移住サービスやインキュベーション施設の運営など、新しい計画を次々に進めています。

今回は、お試し移住サービスを一緒につくるスタッフを募集します。サービスのPRや契約手続き、利用者とのコミュニケーションなどといった一連の業務を担う仕事です。


東京から北陸新幹線で約2時間。

富山駅の改札を出ると、遠くの山々までよく見える。青空に立山連峰が映えていて、気持ちいい天気だ。

駅から歩くこと10分ほどで、日本海ガスの事務所に到着。

会議室に入ると、日本海ラボの黒越(くろこし)さんが迎えてくれた。

「日本海ラボは、日本海ガスから立ち上がった会社です。新規事業を進めていく役割を担っていて、今年の7月にスタートしたばかりなんですよ。正式な社員はまだ私1人で、あとは兼務のものが数名いるという状態です」

日本海ガスは、1913年から続くガス会社。富山と石川を中心に、都市ガス・LPガス事業を展開している。

「ガス事業だけでは、人口減少とともに売上は減っていきます。それに最近、政府が『温室効果ガスの排出を2050年までに実質ゼロにする』と宣言していて。将来ガス事業は、何らかの規制を受けるかもしれません。そうなると、さらに業績は厳しくなる」

ガス以外の事業を育てる。日本海ラボは、その種まきから取り組むために設立された。

黒越さん自身も、日本海ガスで新規事業に取り組みたいという想いを持っていたそう。

「私は、この富山をわくわくするような場所にしたいんですよ。地元をもっと盛り上げていきたいし、活性化させたい」

「ただ土地柄か、富山には保守的な人が多いので、一歩前に進むためには外からの刺激が必要だと考えていて。そのためにまずは、移住者を増やす取り組みを始めています」

それが「お試し移住サービス」。

数週間から2ヶ月程度のお試し移住を日本海ラボがサポートする事業だ。

「実は富山への移住相談は毎年増えているんです。去年は1万件を超える相談が行政の窓口に寄せられていたんですが、実際に移住したのは10%くらいだったというデータがあって」

「興味はあっても、決断にはかなりのハードルがある。だからこそお試し期間を設けることで、移住を後押しできるかもしれないと考えたんです」

富山県には、以前から移住者に対する手当はあったものの、検討中の人にアプローチする制度がなかった。

ほかの自治体がおこなっているお試し移住の仕組みを調べていくと、移住できる時期が定められており、家具家電やライフラインを自分で用意しなければいけないことがわかった。

「好きなときに鞄ひとつで行ける。書類の手続きもなくネット経由で、ホテルに泊まるような感覚で移住体験ができるサービスをつくろうと思いました」

移住体験では、日本海ラボが用意した集合住宅かシェアハウスに、好きなタイミングで住むことができる。数週間から2ヶ月程度滞在可能で、部屋には家具家電も完備されているそう。

生活に必要な自動車もシェアカーで提供し、ライフラインの契約の手続もいらないんだとか。

「ライフラインをまとめられるのは、ガスやインターネットなどのインフラの領域を扱う我々だからこそできること。ほかの分野も、いろいろな会社さんと協力して進めています」

サービスの開始は、2021年2月の予定。

今回は、このサービスを黒越さんと一緒につくっていく人を募集したい。

「まずはサービス利用者が集まるような、かゆいところに手が届くサービスをつくることからだと思っています。それ以外にも、全国の移住フェアでのプレゼンや、SNSを利用した広報などを考えていて」

「申し込みいただいた後は、利用者さんともコミュニケーションをとっていきます。利用方法の説明だけでなく、生活で困ったときの相談窓口にもなってほしい。住居や家具家電の準備、車の返却や保管の手続きも発生すると思います」

営業のような仕事もあれば、机に向かう事務作業もある。一連の流れをすべて担当する、マルチタスクな仕事。

立ち上げから関わることになるので、主体的に動くことが求められる。移住者の悩みにも寄り添いながら、サービスの改善点を見つけていける人だと良いかもしれない。

「住む場所を用意して終わりではありません。利用者同士が集まれる場もつくりたいし、富山の街や地域の人を知ってもらう機会も用意できたらいいなと思っていて。月2回ほどの交流イベント、Facebookグループやnoteのサークル機能を利用したオンラインの場づくりも考えています」

「サービス利用者はもちろん、その後実際に移住した人にとっても居場所となるようなコミュニティをつくっていけたらいいですよね」


「コミュニティづくりに関しては、協力会社さんの力を借りながら進めていく予定です」と黒越さんが紹介してくれたのが、グリーンノートレーベルの大坪さん。

グリーンノートレーベルは「場」のプロデュースをしている会社。富山県を拠点に、カフェや宿、移住支援拠点の企画・運営をおこなっている。

「実は、先ほど話していたコミュニティづくりの話は、本当にさっき決まったばかりなんです(笑)。だから詳しい内容はこれからで。僕たちは氷見市でIJU応援センターを運営してきたので、そこでの経験が活かせたらいいなと思っています」

「都会での経験や移住者だからこその悩みを共有できる場があると、すごく安心できると思うんですよ。こうした場や、参加者みんなで何かをつくるイベントを通じて、つながりの深いコミュニティをつくっていきたい」

IJU応援センターでは過去に、移住者がオープンしたお店で食事会を開いたり、氷見の美味しい魚を自宅で食べられるように魚のさばき方講座を企画したりと、さまざまな形で交流のきっかけをつくってきた。

「オンラインでもいいので、日常的に利用できる場所も用意できたらいいですよね。ちょっとしんどいなって思ったときにふらっと行けて、そこで誰かが話を聞いてくれるような」

日本海ラボでどんなことをやっていくかは、まだまだこれから話し合っていくところ。

新しく来る人も、利用者がどんなイベントやコミュニティを求めているのか、実際の声を聞きながらアイデアを出していってほしい。


最後に話を聞いたのは、立ち上げに向けて黒越さんとともに奔走してきた伊藤さん。

「僕はもともと弁護士をやっていて。4年前からは、ご縁があって日本海ガスの社内弁護士になり、そこから少しずつデジタル化や新規事業のお手伝いをするようになったんです」

外からの視点でも、日本海ガスには新規事業が必要だと感じていたという。

それに、4年前に富山へ移住してきたときの経験からも、移住サービスの必要性を感じていた。

「都会で暮らしていたときは、すごく違和感があったんです。学生時代に遊びつくして街には飽きていたし、家賃の割に部屋は狭いし。その頃に比べると、富山の暮らしはすごく豊かだなって感じていて」

暮らしが豊か。

「たとえば、BBQって河川敷で場所代を払ってやるものだと思ってたけど、富山は家が広いから、みんな自宅の庭でやるんですよ。ピザ窯持っている人もいるし。あとは、海にも山にも近いおかげで食材が美味しい。今の時期だと、新鮮なカニやブリがスーパーですごく安く売ってますからね」

「こういう生活に憧れる人、都会にはたくさんいると思うんです。僕は特にファミリーにおすすめしたい。観光スポット以上に、住まいや食の豊かさをもっと売りだしていきたくて。そのために富山で豊かに暮らせるためのサービスをつくっていきたいと考えています」

現在は、移住者が心地よく住める環境をつくるため、建築士や設計士と、空き家や中古物件をコーディネートするサービスも企画しているそう。

さらに、今年の12月にはインキュベーション施設を新たにオープンした。

24時間使えるコワーキングスペースとなっていて、日本海ガスのリソースを使った起業支援もおこなう。ビジネスコンテストや起業セミナーなども始めているところ。

「施設は、富山の中心市街地にある商店街にオープンします。昔は自転車が通れないくらい人で賑わっていたんですが、いまはシャッター商店街になっていて。まずはこの施設をきっかけに、商店街を盛り上げていきたいですね」

移住者が起業してお店を開いたり、施設でさまざまな企画やイベントを開催したり。新しい人の流れが生まれれば、再びこの場所にも活気が戻るかもしれない。

このインキュベーション施設は、お試し移住サービス利用者も使うことが可能。

今回募集する人も、この施設をうまく活用しながら、移住を検討している人や地域の人たちと交流していってほしい。

「新しいビジネスがどんどん生まれて、そこで暮らす人の夢が叶えられる。富山をそんな場所にしたいんです。そのために、いまは民間企業だからこそできることを進めています。一方で、行政だからできることもあると思っていて」

行政だからできること?

「たとえば、起業家を応援する規制緩和を行うとか、移住者や本社移転への支援を行うとかですよね。そういった部分も変えていなかければなりません」

そこで、日本海ガス前社長が富山県知事選に出馬。民間出身ならではの発想で新しい富山県をつくると訴え、2020年の10月に見事当選を果たした。

「今の富山も好きだけど、まだまだ課題はたくさんある。ひとつひとつ解決しながら、もっとわくわくする富山をつくっていきたくて。そんな想いに共感してくれる人と、一緒に働きたいですね」


取材後、黒越さんおすすめのお店で、富山の美味しい魚をご馳走してもらうことに。

食べたり飲んだりしている最中も、富山のお祭りや文化、今後の日本海ラボへの想いを熱く語ってくれました。

富山に馴染みのないという人も、まずは日本海ラボの皆さんと話してみてください。

(2020/11/18 取材 鈴木花菜)
※撮影時にはマスクを外していただいております。

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