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小事は大事

※この仕事は募集終了いたしました。ご応募どうもありがとうございました。

床に落ちているごみをさっと拾って捨てる。目についた汚れをぱっと掃除する。

ささいな気遣いや行動は、誰にも気づかれなかったとしても気持ちのいいものです。自分もすっきりするし、ほかの人が心地よく過ごすうえでも必要なこと。

今回紹介するのは、そんな小さな気づきを大切に積み重ねてきた会社です。

株式会社アールエイジは、東京・千葉をメインに拠点を持つ不動産会社。事業用マンションの保有、運営管理や仲介業務、企画開発などを行なっています。

とくに力を入れているのは、徹底した運営管理。安心・安全・清潔感を合言葉に、創業時から住む人目線を大切にしてきました。

今回募集するのは、物件の運営管理や仲介業務に関わる営業担当です。また、審査や契約書類の作成など、営業を裏方でサポートするバックオフィスと、物件の清掃や補修などの提案業務を担当するテクニカルスタッフもあわせて募集します。



アールエイジの本社があるのは、東京・赤坂。溜池山王駅に直結したビルの5階にオフィスがある。

まず話を聞いたのは、代表の向井山さん。

アールエイジの創業は1993年。ある会社の不動産部門が独立して、ひとつの会社になったのが始まりだったそう。向井山さんは、独立前から不動産の運営管理・仲介に携わっていた。

「昔はとくに、物件のオーナーに寄ったスタンスの不動産会社が多かったんです。住み手がどんな場所に住みたいかじゃなく、オーナーの管理予算の都合や、家賃設定の希望が一番で」

「そういった構造に、だんだん疑問が出てきたんですよね。やっぱり住む人側に立たないと、いい物件はつくれないんじゃないかと。そんな思いもあって、独立して3年後くらいに働いていた会社を買い取って再スタートすることにしたんです」

安心、安全、そして清潔感のある住まいにはなにが必要なのか。徹底した入居者目線で考え、物件の仲介や、清掃・修繕といった管理運営、そして土地の取得や物件の企画開発にも取り組んできた。

今とくに力を入れているのが、自社物件の開発。ターゲットは20代から30代の若い世代で、ホームページを見ると、恵比寿や中目黒など都心の人気エリアに物件が多い。

「よく『デザインがおしゃれで若者向けですね』と言われるんですけど、重要なのはそこじゃないと思っていて。自分が部屋を探す立場になって一番に考えるのは、やっぱり家賃だと思うんです。そこにウルトラCはなくて」

たとえば、と話してくれたのは、中目黒のとある物件。駅から徒歩8分で、築3年のRC造1R。オートロックと共用部の監視カメラも完備されている。

部屋の面積は小さいものの、デッドスペースを極力なくし、ガラスを使って広く感じられるように工夫。洗濯機や冷蔵庫も備え付けてあり、ホテルとマンションの中間のようなイメージなのだそう。

これだけの条件で、家賃は8万8千円。中目黒の1Rの相場が大体10万円超えであることを考えると、かなりお得に感じます。

「面積だけ見ればほかにもっと広い物件もあるでしょうが、そこで家賃14万払うかっていうと、20代くらいの人にはなかなか難しい」

「ちょっと狭くても、8万円代で住所が恵比寿。飲んでも歩いて帰れるし、外観はかっこいい。彼女も連れてこれるじゃん、みたいな。綺麗ごと抜きにして住み手の側に立つと、最終的には家賃を抑えることが大事なんですよね。自社物件ではそれはかなり重視しています」

現在は、管理している約5000室のうち、1000室ほどが自社物件なのだそう。

物件を仲介して終わりではなく、その後の運営まで責任を持って関わるなかで、住み手やオーナーとの信頼関係も築かれていく。

「不動産業の基本は、接客や販売をするサービス業と同じだと僕は思っているんです。そこで大切なのが、気づくことなんですよ」

気づくこと。

「たとえば朝事務所に来たときに、床に紙くずが落ちていたとして。それに気づかない人って、僕はダメだと思うんです。少なくとも、サービス業には向いていないと思っていて」

「物件も同じなんですよ。たとえ建物が古くても、ゴミ捨て場がきれいに整備されていたら、印象はぜんぜんちがう。“自分だったらどう感じるか”っていう感覚が、そのまま答えなんです。だからうちで働く人は、その感覚を共有できることが必要だと思いますね」



今回募集する人は、不動産の経験は必須ではないそう。続けて、営業担当の髙橋さんにも話を聞いてみる。

髙橋さんが入社したのは3年ほど前。前職では車のディーラーの営業職だった。

「車は好きだったんですけど、ショールームの中だけで働くっていうのが合わなくて。外回りがあったり、売るものを自分たちで見つけたりする仕事を探していたときに、アールエイジを見つけたんです。ちょうど家から通える距離だし、いいじゃんと思って決めましたね」

仲介と物件管理が、営業の主な仕事。

まずは仲介。ホームページなどから物件に問い合わせが来たら、社内の別チームが内覧のスケジュール調整をして、営業担当に引き継ぐ。

スケジュールに合わせて物件に行き、お客さんに部屋の特徴などを紹介。申し込みに至れば書類などを準備する。一日に複数予約が入れば、内覧をはしごすることもあるそう。

お客さんとのコミュニケーションは営業が担当し、書類作成や審査の手続きなど事務的な部分は、今回あわせて募集するバックオフィス担当の仕事になる。

「お客さんに対して『絶対ここに住んでください!』ってゴリゴリに押すようなことはないんです。伝える内容もいいところだけじゃなくて、ここがネックなんですよね、って正直に話す。そこは同じ営業でも前職とちがうところかなと思います」

住まいは、長いあいだ暮らしの基礎となるもの。入居後も管理者として関わり続けるため、誠実なコミュニケーションが欠かせない。

「構造的に音は響きやすいかもしれないとか、駅からの道中にきつい坂道があるとか。そのとき言わなくても、住んだらわかるじゃないですか。なんで言わなかったのって思われるよりも、いい面も不便な面も、納得して選んでもらいたい」

「お客さん目線っていうと綺麗な言い方ですが、ある意味お客さんと対等な立場で話せる営業だと思います。自分だったらここは便利だと思いますよって、素直に話すことができるのはいいなと思いますね」

誠実に伝えるためには、物件についてよく知っておくことも大切。アールエイジでは年に数回、職種にかかわらず社員全員で物件の掃除をしにいく日があるそう。

「実際に手を動かしていると、細かいところにも気づくんですよ。廊下が汚いから清掃の回数を増やしたほうがいいとか、ポストにチラシがいっぱい入っているからポスティング禁止の案内を貼ろうとか」

「ここが良い、ここは良くないっていう基準を、みんなで確認している感じですね。それを持ち帰って、自分が担当する物件を見るときに活かしています」

仲介や管理のクレーム対応など、普段は個々で動く場面が多い。だからこそ、掃除や会話は目線を揃える貴重な時間なのだとか。

社員は20名ほど。言われたことをするのではなく、目標に対して自分はどう動くのか、みずから考える姿勢が求められる環境だという。

「私が担当している赤坂エリアは自社物件が多いのもあって、仕事の進め方とか服装とか、わりと自由な雰囲気があります。でもそれは任されているぶん、考えて動いて、結果も出してっていうなかでの自由だと思っていて」

「やるべきところは締めて、ガツガツ働きたいっていう人には合っているんじゃないかな。受け身だと、なんかずっとクレーム対応してるな…って気分になっちゃうと思うので。自分から新しい仕事を引き受けにいくくらいの気持ちがあったら、どんどん面白くなると思います」

髙橋さんも、営業のリーダーを任されたり、賃料や間取りなど物件の企画に加わったりと、社内での関わりしろを広げている。営業の仕事を深め、知識や信頼関係が溜まっていくなかで、自然とできることも増えていくような環境だと思う。



最後に話を聞いたのは、船橋店の店長を務める秋谷さん。取締役も兼務しており、新卒で入社して15年目になる。

営業担当は、希望や適性に合わせて、赤坂本社か船橋店のどちらかで働くことになる。

仕事の基本は同じである一方、雰囲気は大きく異なるそう。

「船橋はオーナーさんから預かった物件がほとんどなんです。自社物件だと、家賃の相談や状況報告は社長にすればいいんですが、船橋ではそれぞれの物件のオーナーさんと話す必要があって。服装も船橋はスーツできっちりしていますね」

赤坂や船橋で、長く営業の経験を積んできた秋谷さん。最近は入居者向けのアプリを導入し、運営管理の仕事にも変化が生まれてきたそう。

「会社として、スタッフの物理的な移動を可能な限り減らそうとしていて。たとえば、これまでは物件ごとに印刷してポスティングしていたお知らせも、アプリで通知できるようになりました」

また、入居者側も騒音問題などをアプリ上で相談できるように。

ハードルが下がったぶん、以前よりも連絡の件数は増えている。限られた時間でどれだけ細やかに対応をしていくか、試行錯誤しているそうだ。

「物件のビジュアルだけを見ると、華やかでおしゃれなイメージが先行しがちだと思うんです。けれど、音やゴミの問題とか、運営管理の仕事では泥くさいことも多くて」

「どの物件でも、入居者さんとは退去されるときまでお付き合いしていきます。コミュニケーションをしっかりとって、地道に対応していく。見落とされがちだけど大切なことですね」

となりの音がうるさいと連絡が来たら、当事者に電話して気をつけてもらうようお願いする。ゴミ捨て場が汚いと連絡があれば、テクニカルスタッフに清掃を依頼したり、注意喚起のポスターをつくったりする。

地道な作業の積み重ねによって培われる、入居者やオーナーからの信頼。それは契約の延長や新しい物件の話など、仕事にもつながって返ってくる。

「今月◯件契約した!とか、数字だけガンガン調子のいい人は求めていなくて。細かい書類の処理とか、お客さんに対して誠実に対応できるかとか。そのバランスが大事なんです」

「だからうちはすごく細かいところを気にしますね。人に出すものは字を綺麗に書くとか、挨拶をちゃんとするとか。社内でそれができたら、お客さんに対しても自然にできるじゃないですか。小さいところから大事にしていくと、すごく成長できる場所だと思いますよ」



「業務」の枠からこぼれ落ちるような小さなことにも、丁寧に取り組む。その積み重ねは、仕事全体の大きな結果につながる。

「細かいところまでよく気がつきますね」。そんなふうに言われたことがある人は、自分を活かせる仕事だと思います。

(2021/3/26 取材 稲本琢仙)
※撮影時はマスクを外していただきました。

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