求人 NEW

多様な仲間と
これから先を歩む力を
営業ボードゲームで

※日本仕事百貨での募集は終了いたしました。再度募集されたときにお知らせをご希望の方は、ページ下部よりご登録ください。

ゴールや目的が定まっていないと、どこに到着するかわからない。

それが会社組織なら、チームはばらばらになってしまう。どんな事業やプロジェクトも関わる人と目的やゴールを共有し、達成を目指していくことが必要になる。

株式会社マーケットヴィヴィッド(MV)は、営業組織が目指す成果や成長の目的・ゴールに寄り添い、目標達成に向けたPDCAサイクルのまわし方や、自らが考え動ける組織づくりなどを支援している研修を行う会社。

その方法は、なんとボードゲームを使った営業研修プログラム。ゲームを通して、目標達成に向けて考えるべきことややらなければいけないことがわかる仕組みになっている。

今回は営業部、企画部、業務部、それぞれのアシスタントを募集します。

最初はアルバイトとして入社。それぞれのライフステージに合わせて、アルバイトとして働き続けることも、正社員を目指すこともできます。

ダンスのインストラクターをしている人や、自らの服飾ブランドを立ち上げた人、演劇に打ち込んでいた人など、さまざまなキャリアを歩んでいる人が働いています。

大切なのは、自分で考えて動くこと。これまでの経歴は問いません。

営業として働く人の成長に寄り添いながら、自分自身も営業ゲームで得られる仕事の考え方を身につけ、成長していく。

ここでの仕事は、自分の頭で考え進んでいく力を与えてくれると思います。

 

日本橋駅から歩いて1分。昭和通りから1本入った通りにMVが入るビルがある。

前回の取材で訪れた事務所から、昨年の10月に今のオフィスビルに移転。きれいな建物に緊張しながら、エレベーターで10階へ。

オンライン研修やミーティングに使う会議室で、代表の藤井さんに話を聞く。

「前回は営業ゲームのボード版を見てもらいましたが、今はオンライン版がメインになっています。オンライン版も、ボード版と同じように研修ができ、受講者からの評判もいい。どこでもできるし、受講人数の制限もほぼありません」

「ずっと思い描いていた『広く、あまねく、営業に関わる人みんなに、この営業ゲームやプログラムを受講してほしい』という想いのベースがやっと整ってきました。まさに革新ですよ」

以前は、受講生5人ほどがボードを囲み、MVのスタッフが各ボードのゲームをサポートする集合研修がメインだった。コロナ禍が始まってからオンライン版の制作に着手し、何度もリテイクを重ね、2022年1月にようやく完成した。

「営業ゲームは目標達成のためのPDCAを実践していくゲームです。計画して実行して、検証して改善する。どの仕事でも当たり前のことだけれど、実際にできたり、人に教えたりできるかっていうとそれは別の問題で」

「営業って経験と勘と根性みたいに語られることが多い。私自身とにかく先輩の背中を見て覚えろって、育てられてきました。けれど、それでは部下に教えられない。はじめて部下を持った時に壁にぶちあたりました。同時に、この問題は自分だけじゃないはずだって思ったんです」

藤井さんの経験や思いから、営業の仕事の体系化、タスクの見える化に取り組む。

「ゲーム自体は、モノポリーのような感じです。サイコロの目に応じて駒を進め、止まったマスごとにイベントが発生します。自分のスキルを上げたり、複数の案件を管理したりしながら、目標額達成への道筋を描きます」

発生するイベントは、社会情勢の変化によって商談がなくなったり、クライアントのキーマンを味方にして案件を進めやすくしたりなど、営業ならばあるあると感じるようなことが詰まっている。

「ゲームはあくまで研修の一部です。クライアントに合わせて、前後にグループワークをしたり、別の研修メニューをすることもあって。営業個人も組織全体も成長できるよう、使命感を持って取り組んでいます」

MVに入るスタッフも、この営業ゲーム研修を受ける。営業ゲーム自体が社内の共通言語になり、なおかつスタッフが自分で考え、自主的に仕事を進めていける土台づくりにも役立っているそう。

「仕事をするうえでは、どうしてこう考えたのか、ということが重要で。間違えてもいいんです。社員であろうと、アルバイトであろうと、業務に関しては『これでいいと思う?』って、お互いに確認して進めています。能動的に動くほうが仕事は楽しいし、そんな姿を評価したいと思っていて」

「うちでは半期に1回『いい仕事賞』を与えているんです。アルバイトも含めた全スタッフの中から、その期間で最もいい仕事をしたスタッフを一人選んで表彰します。最近うちに入った3人のスタッフのうちの1人がとったんですよ」

 

入社後すぐオフィス移転プロジェクトの中心を担い、「いい仕事賞」に輝いたのが、業務アシスタントの下山さん。

去年の7月に入社して、オフィスの移転が決まったのが8月末。

前職では、病院で使う事務用品や医療機材などすべての消耗品の管理をするSPDと呼ばれる仕事をしていた。人の出入りが頻繁で、仕事を教わることも、人を育てることにも苦労をしていた。これから働くならば、働く人を大切にしてくれる会社にしようと思い、MVに応募。

SPD以前、大手量販店のインテリア部門で販売員を勤めるなど、これまでの経験を考慮して移転プロジェクトに大抜擢。

最終的な判断は藤井さんが行いながら、判断をする材料集めや移転のための外部とのやりとりは下山さんが進めた。

「入社して間もないこともあり、会社への理解が足りなくて大変でした。椅子とかキャビネットの資料を用意しても、社長のイメージとは違っていることもあって。どういうポイントを重要視する会社なのか、何度も社長と確認しました」

「オフィス用品一つひとつを探しているときには、はっきりと分からないこともあったんです。でも、引っ越しの日に椅子やデスクが並んでオフィスの空間ができたとき、社長がイメージしていたものはこれか!と全てがつながって。あの時は一番ほっとしましたね。終わったーって、涙が出そうでした」

MVのコーポレートカラーのオレンジ、グレーに加えて白を取り入れつつ、家具に統一感を持たせたオフィス。自分で考えて、動いて、そして形になったからこそ、涙が出そうなほどの達成感と安堵があった。

移転してまだ日が浅いため、足りないものや交換が必要なものが出てくる。そういったものの発注や、植物の水やり、そして受講者と会社へのフィードバックレポートの作成が、今の下山さんの仕事。

「次の営業ゲームのアップデートで、個人のゲーム成績や考え方の傾向を自動で出せるようになります。ただ、受講した会社へのフィードバックレポートは、定量的な内容だけじゃないんです。ワークシートに書かれている内容や講師・スタッフが感じたことなど、定性的なことも含めて僕らスタッフがとりまとめて作成するんです」

「一番の目的は、研修を受けた方が現場で実践し成果をあげること。それが達成できるように、フィードバックの内容をうちの営業担当と調整してお出しします。ゲームではサイコロを振るだけで仕事は進んでいきますが、実際の営業はそうじゃない。クライアントの内情やその業界の傾向をも踏まえて、フィードバックをまとめています」

 

次に話を聞いたのは、企画アシスタントの稲橋さん。

「ファッションに携わる事業をしたくて。去年の4月から自分のブランドを立ち上げて、少しづつ形にしているところなんです」

「MVの仕事を週4日、1日を自分の事業のためにあてています。最近は、大学の時にインターンに行かせてもらったファッションブランドの生産管理の業務を任されるようになって。自分の事業でも活かせるように2つの場所で仕事をしながら勉強させてもらっています」

生産管理の仕事は、このブランドのポップアップショップの撤去作業を急遽引き受け、無事完遂したことをきっかけに引き受けることになった。撤去作業のなかで、営業ゲームで培った考え方が役に立ったという。

「ゴールから逆算して計画を立てることが苦手で。MVに入る前の私だったら、お金を積まれてもやれませんって断っていたと思います。ブランドの商品やイメージを傷付けず、怪我なく、時間通りに撤去作業を終えることを念頭に、スケジュールを立てながら、やることを具体的に考えることができました」

企画部では、営業ゲームのオンライン版のブラッシュアップ、新規のクライアント獲得のための販促施策などを考えている。

「最初は上長から言われたことしかできませんでしたが、だんだんと自分でも考えて働けるようになってきました」

「1日の業務をはじめる前に、上長と今日は何をするか共有する時間があります。何のためにするのか、背景や狙いを明確にすることで、単なる作業ではなく、目的を達成する業務になる。日々の業務のなかで自分でも目的やゴールを考えて実践しています。小さな積み重ねで、できることが増えていく。その実感があるのがうれしいですね」

1日や数ヶ月など、いろいろなタイミングで上長との振り返りも行う。よかったことも改善すべきことも言葉にしてもらえるので、自らの成長に活かしていける、と稲橋さん。

 

最後に話を聞いたのは、営業アシスタントの此村(このむら)さん。

「ダンスのインストラクターとMVの仕事を兼業しています。就職のタイミングでダンスを仕事にする友達もいたのですが、私は休みの日に趣味で続けられたらいいやと思って、フルタイムの営業事務の仕事についたんです」

働きはじめると、休日は寝て過ごすことが増え、ダンスをする時間がぐっと減ってしまった。仕事にもやりがいを見出せず、エステティシャンや求人営業など、職を点々としたという。

そんなとき、偶然子どもたちにダンスを教える仕事に就くことになる。その仕事と両立できる仕事を探しているなかで見つけたのがMVの仕事だった。

「MVの面接では『この先どうしていきたいの?』ということを聞いてくれました。ダンスと両立したい、と正直に伝えたら応援してくれて。MVの仕事が、ダンス教室のマネジメントに役立ちそうとか、前向きな話をたくさんしてくれたのが印象的で」

「PDCAをうまくまわしていくための研修なので、営業以外の業務にも役立つと思います。私の場合は、ダンスの発表会までにどういうことに取り組むのかはもちろん、それにプラスして「子どもたちにこの先どうなってほしいか」という大きなゴールから逆算して普段のレッスン内容を考えるようになりました。広い視野で子どもたちや親御さんをリードできるよう頑張っています」

営業アシスタントの仕事は、見積請求の作成、研修で使うワークシートやアンケートの準備、講義で使うスライドの素材集めなど。研修後は、受講者の提出物が揃っているかを確認し、なければリマインド連絡をするなど、研修のサポート全般を行う。

「『これをやってくれたんだ、ありがとう!』って担当営業さんから言ってもらえるとうれしいし、やりがいを感じます。そう言われるっていうのは、何が必要なのか自分で判断して、先読みができたってことじゃないですか」

「もっとできることはないかな?って思いながら仕事をしています。研修準備の打ち合わせ前に、当日使用するワークシートや備品のリストを用意しておくとか。アルバイトでもある程度の裁量のある仕事ができるのは楽しいです」

経歴も、打ち込んでいることもバラバラなMVのメンバーが同じ方向を見て進めているのは、営業ゲーム研修で得られた考え方をもとに、目的・ゴールを共有しているからのように感じました。

ちなみに下山さんも、稲橋さんも、此村さんも、みなさんと同じように日本仕事百貨で記事を読んだことがきっかけでした。

成長に真剣に向き合う会社だからこそ、メンバーの経験やスキルを活かし、伸ばしていくことができると思います。働くことを、自らの成長につなげたいと思う人は、ぜひ応募してみてください。

(2023/2/6 取材、2023/5/29 更新 荻谷有花)

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