求人 NEW

本当に任されるから
気軽に挑戦できない会社

※日本仕事百貨での募集は終了いたしました。再度募集されたときにお知らせをご希望の方は、ページ下部よりご登録ください。

「何かにチャレンジするって、うちでは気軽なことではないんですよ。やりたいって言ったら、本当になんでも任されちゃうから」

そんな言葉が印象に残っています。

何事もまずやってみるのは大事なこと。でも、はじめるからには責任も生まれる。その責任が大きいほど、達成できた喜びも大きいし、経験を通じて本当に自分の身になるのだと思う。

挑戦に、ちゃんと重みがある。そんな会社を紹介します。

リクルーティング・パートナーズは、九州沖縄エリアの企業の採用にまつわる課題解決に取り組んできた会社です。

核にあるのは、“ヒューマンリソースアトラクティング”という考え方。

求人者の魅力を見出し、磨き上げて伝えることで、求職者を惹きつける。いい採用を通じて「九州の企業をもっと元気に」することを目指しています。

今回は、将来的なリーダー候補を募集します。

ゲームでもスポーツでも、難易度を選べるならハードモードでいこう。そんな人たちが働く会社です。

 

訪ねたのは、福岡・天神にある本社。

大きなビルや百貨店が立ち並ぶ福岡の中心街を歩き、エレベーターでビルの5階へ。

受付を経て会議室へ向かうと、壁に顔写真とその人のポリシーをあらわす言葉が添えられたポスターが掲示してある。社内表彰の記念かな?

オフィス内からも会話する声が漏れ聞こえてきて、明るい雰囲気が伝わってくる。

会議室では、マネージャーの鮎川さんが迎えてくれた。

事業内容が少し複雑そうなので、まずは会社の全体像から聞かせてもらう。

2007年の立ち上げ以来、九州沖縄エリアに拠点を置く企業の採用課題の解決をサポートしてきた、リクルーティング・パートナーズ。

アルバイトやパートナーを含め、100名を超える組織において、鮎川さんは現在もっとも大きいHR-A事業推進室の室長を務めている。

HR-A(ヒューマンリソースアトラクティング)…。あまり耳慣れない言葉ですが、どういう意味なんでしょう。

「直訳すると、惹きつけるように集めるっていうことです。ローカルでの採用は、これからどんどん難しくなっていくことが予想されます。今までみたいにただ広告を出せばいいってわけじゃない」

「福利厚生や条件だけではなく、その会社で働く人の想いや理念、魅力を適切に言語化して、共感してくれる人が自然と集まってきてほしい。そんな採用の形を理想として、2020年からこの考え方を中心に据えつつ事業を展開しています」

労働生産人口の減少や、雇用の流動化、求人特化型検索エンジン「Indeed」の台頭など。

さまざまな要因によって、国内の採用市場は大きく変化している。

企業はどう人を募ればいいかわからないし、求職者もどんなサービスを使えば自分にぴったりな仕事を見つけられるかわからない。

そんなカオスとも言える状況のなかで、両者の接点となる採用から入社後の育成、定着に至る打ち手を、リクルーティング・パートナーズは提供し続けてきた。

2020年にリリースした自社開発のプロダクト「オウンドメーカー」もそのひとつ。

プログラミングのスキルがなくても採用サイトを制作できたり、管理画面で作成した求人情報がIndeedなどの求人検索エンジンに連携して掲載されたり。

中小企業の「ひとり人事」に必要な機能を、ワンストップで管理できる採用マーケティングツールだ。

リリースから3年が経ち、2000社以上が利用するツールに。2022年以降は、国や自治体の域内求人サイトとの連携の相談も増え、長崎県などでは実際に運用がはじまっている。

HR-A事業推進室は、こうしたプロダクトのデザイナーやエンジニアが所属する開発チームのほか、マーケティング、営業企画、全国に拠点がある大手顧客の採用スキームをつくって実行するRPO(採用プロセス最適化)という4つのチームからなる。

今は鮎川さんがその全般を統括している状況。これから入る人には、さまざまな現場を経験してもらったうえで、ゆくゆくはチームや事業部を任せていきたい。

ハードルが高そうだけど、鮎川さんは「特別なスキルは必要ない」と言う。

「ただ、ハードさを楽しめる人が生き残っていく会社なんじゃないか、とは思います」

学生時代から、一度はハードな環境で働いてみたいと思っていた鮎川さん。

「証券会社の営業マンは牛丼を1分で食べる、みたいな話ってあるじゃないですか。ああいう体験記を読むのが好きだったんです」

新卒で広告営業の会社に就職。やがてWebに興味を持つようになり、2社目はゲーム会社へ。

10時から夜中の0時まで働き、ゲームで遊んで2時になったら隣の居酒屋で飲み、朝帰って10時にまた出社。今考えたらおかしいけれど、部活のような雰囲気のなかで働くのは楽しくもあった。

その後、営業とWeb両方の経験が活かせる仕事に就きたいと考え、人材紹介を通じて入社したのがリクルーティング・パートナーズだった。

以前は2年ほどで転職を繰り返していたものの、今は入社して9年目になる。

ここでの仕事はなぜ続いているんだと思いますか?

「シンプルに飽きないんです。入社してすぐの段階から、いろいろと任された経験も大きかったと思います」

営業担当として入社して半年後、打診されたのはプロジェクトマネジメントの仕事。

「まだ入社して日の浅いわたしに、ある日代表から『アユにプロジェクトマネジメント任せてみたら?』というメールがメーリングリストに送られてきたのを今でも覚えています」

1年間プロマネに取り組んだあとは、大手顧客の採用代行事業のマネージャーを任された。

その後も、自社プロダクト「オウンドメーカー」を立ち上げたり、コロナ禍で既存業務がストップして売り上げが落ち込んだときには、国や自治体向けの事業企画を推進したり。

0→1で立ち上げる経験を積み重ねてきた。

「経営サイドに近いところで実行していくシーンが多くて、飽きないんですよ」

「入社してはじめてのオリエンのときに、代表から分社化構想の話をされて。その話を聞いたときは、ちょっと燃えました。自分もいつか経営に携われるチャンスがあるんだったら、それはおもしろいなって」

2022年にはホールディングスを設立。分社化の動きは、20期目を迎える3年後に向けて着実に進んでいる。

現状も、部署ごとに損益計算書を出したり、社内の部署同士で売上や人件費をオープンにしたり。マネージャー陣はすでに、擬似経営のような役割を担っているそう。

「将来的に経営者になりたい、独立したいっていう野心がある人はいいんじゃないかなと思います。スキルや経験よりも、大事なのは覚悟かもしれないですね」

とはいえ、覚悟はいきなり持てるものでもない。

営業担当はどう動いているか、自治体事業部は国や県の人とどんなやりとりをしているか、広告運用や人材紹介において大事なことは何か。

まずは各事業部の仕事を経験して、現場を知っていくことが第一ステップになる。

 

これから入る人にとっては、社内でもジョブローテーションを多く経験しているという、櫻川さんの経験が参考になるかもしれない。

営業アシスタントや採用支援の窓口、デジタルマーケティングなど、多岐にわたる役割を担ってきた櫻川さん。

現在は自社プロダクトを活用した採用支援の枠組みやオペレーションを考え、整理して営業に引き渡す営業企画チームのリーダーを務めている。

「採用市場が変わるなかで、ただ待っているだけでは、改善の打ち手が頭打ちになってくる。営業がお客さんから受けてきた相談ごとに、一緒になって向き合い、営業の武器をちゃんとつくってあげるのが、今のわたしのミッションですね」

企画書の提出が近づくと、細部にまでこだわるがゆえに、作業は深夜まで及ぶことも。

それでも粘り強く、最後まで一緒に考えきる。分担して「あとはよろしく」ではなく、自分の関わる仕事を手放さない。

そんなスタンスが、この会社らしさのひとつだと櫻川さんは言う。

「密度の高い仕事がしたい。汗水垂らしながら、みんなで苦しみも喜びも共有して、ひとつのものを達成する。自分はそういう環境が好きですし、8年働き続けている理由もそこにあるのかなと思います」

どんな人と働きたいですか。

「何かやりたい人。いい意味での野心を持っている人がいいです」

そう答えたあとに、少し考え込む櫻川さん。

「…なんか、すごく安い言葉になっちゃうなと思って。何にでも挑戦できるとか、成長の機会があるとか。その通りなんですけどね」

もう少し間を置いて、こう話してくれた。

「やりますって言ったら、本当になんでもやらせてくれる会社なんです。逆に言うと、それってすごく覚悟のいることだと思っていて。相応の期待をかけられるし、言い出したからには絶対にやり遂げる責任や強い意思も必要です。うちの社内において、何かやりますって気軽なことじゃない」

「だからこそ、そういう意思表示をした人には『腹決めたんや』と思うし、応援したくなる。うれしい気持ちもありつつ、自分も気が引き締まるというか。そういう社風はありますね」

本当に任されるからこそ、気軽に挑戦できない。

気軽に挑戦できるのはいいことだ、とどこかで思っていたので、その言葉を聞いてハッとする。

その社風がありつつも、新しい取り組みが生まれているということは、責任や重みを引き受けてチャレンジしてきた人たちがいるということ。根底には、本気の挑戦を支え合うあたたかさがあるのだと思う。

 

そんなおふたりの話を横で聞いていたのが、HR事業部の営業担当で、Indeedを主に扱うチームのリーダーを務める伊藤さん。

伊藤さんには今、やりたいと思っていることがある。

「HR-A事業推進室には、専任の営業チームがないんです。直属の営業でなくても、近しいところでフロントの推進役を担う人が必要だと思っていて。自分もそこに関わりたいんですよ」

チャンスがあれば、自分から掴みにいこうという勢いを感じる。

入社して間もないころには、歴代の先輩たちが取り組んできた研修のワークシートを見つけ、自ら実践。

「3年以内にIndeedチームのリーダーになる」という目標を立てて、上司に見せにいったこともある。

「今のチーフやマネージャーになっている人たちが、当時ワークシートに書いていた通りの道を歩んでいて。これをちゃんとやれば、自分もステップアップできるんじゃないかと思って、会社の共有フォルダから引っ張り出してやってみました」

当時の目標を達成して、チームリーダーを務めている伊藤さん。今後の理想像のひとつとして、室長の鮎川さんのようなあり方を目指しているそうだ。

本人を目の前にしながら、なんでも言える関係性は気持ちがいい。

「これから入ってくる方も、オープンにコミュニケーションをとれる人がいいなと思っています。お客さんのため、みんなのために言うべきことは、遠慮せずにまっすぐ伝える。そういう姿勢は、どの場面においても大事なことなので」

一人ひとりが切磋琢磨しながら、チームワークでお客さんの課題を解決していく。

ハードだけど、孤独じゃない。

健全な責任感と手応えが得られる職場だと思いました。

(2023/9/13 取材 中川晃輔)

この企業の再募集通知を受ける

おすすめの記事