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オーストラリア産地直送
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※日本仕事百貨での募集は終了いたしました。再度募集されたときにお知らせをご希望の方は、ページ下部よりご登録ください。

蜜が採れるまでに平均100年かかる、希少な木から生まれるハチミツ。地球上もっとも空気と水がきれいと言われる、オーストラリア・タスマニアで手づくりされるマスタード。

ワイナリーを中心に約50の生産者から仕入れる、100種以上のお酒や食品。

ヴァイアンドフェロウズが扱うのは、日本ではあまり見かけない、ちょっと特徴的なおいしいものの数々。

「オーストラリア・ニュージーランドといえばヴァイアンドフェロウズ」と業界では知られるほど、この地域の食に特化して輸入販売を行なってきました。

今回は、大阪もしくは東京で働く営業スタッフを募集します。

販売するのは、生産者のもとを直接訪れて仕入れた、自信を持って勧められる商品だけ。きっと健やかな気持ちで働くことができる環境だと思います。

あわせて、東京の直営店スタッフと、大阪でピッキングや配送を担うスタッフも募集中。

海外と関わる仕事がしたい人、食べることやお酒を飲むことが大好きな人は、ぜひ読み進めてみてください。

 

ヴァイアンドフェロウズが運営するお店「Longfellows TOKYO」があるのは、東京・祐天寺。

中目黒駅と祐天寺駅、どちらからも歩いて10分ほどの場所にあり、東京の事務所も兼ねている。

開店前のお店を訪れると、代表の唄(ばい)さんが迎えてくれた。

20代のころ、ワーキングホリデーでオーストラリアのワイナリーを訪れた唄さん。帰国後も関わりを持ち続けたいと、ワインの輸入の仕事をはじめた。

約30年間、オーストラリアとニュージーランドに特化し、生産者と関係を構築。

ワインのほか、マスタードやハチミツ、チーズやクラッカーなど、つくり手の顔が見える、安心安全な商品を日本に紹介してきた。

「今、輸入品の値段はどれも高騰しています。僕らが扱っている商品は嗜好品なので、もっと安いものを買おうと思えば、置き換えることができるんですよね」

「そんななかでも、ありがたいことに逆に問い合わせが増えているくらいで。需要があるのを実感しています」

値段以上に、質を重視してものを選びたい。そんなお客さんの想いに応えられる商品を紹介できている自負もある。

たとえば、最近とくに人気が高いのが、オリーブオイル。

従来の主な産地であるスペインなど、ヨーロッパでの不作や価格高騰の影響から、オーストラリア産のオリーブオイルが注目されている。

「品種によって、味は結構違います。軽めの味わいのブレンド品とか、一品種のオリーブしか使わないしっかり目のものとか。契約している会社は南半球で一番といえるくらいの規模で、品種も数量も安定的に確保できています」

「オリーブオイルって熱に弱いので、船で輸送する途中で品質が落ちてしまうこともあって。でもうちは定温のコンテナで輸入するので、申しぶんない環境で輸送できているんです」

日本国内でインバウンドの需要が高まる今、ヴィーガンの人たちに向けて動物性の食品を避けるホテルも多く、バターの代替としても活用されているそう。

「ただ、ちょうど社会の流れとタイミングがうまく合っただけで。一番にあるのは、シンプルに自分たちがおいしいと思ったものを紹介したいという気持ちなんです」

まだまだ紹介しきれていない商品はたくさんある、と唄さん。

11月には、近隣にショップを移転し、スペースを拡大した新店舗をオープン予定。店舗スタッフも、現在の社員2名体制からもう少し増やしていきたい。

ラインナップも、グルテンフリーやオーガニックな食品を増やし、安心安全なおいしさを提供できる店づくりを強化していく。

「そういった商品をもっと気軽に楽しんでいただけるよう、店内には角打ちスペースをつくる予定です。大きな投資ですけど、よりたくさんの人に知ってもらうきっかけにしたいし、メディアに対してもアプローチしていきたいと思っています」

「日本国内のものも増やしていきたくて。希少なチーズとか、クラフトビールやクラフトジンとか。今も何社かつながりはあるんですけど、こだわりを持って食品づくりをしている国内の生産者のことも、もっと伝えていきたいですね」

つくり手とちゃんとつながって、自信を持って商品を届けていく、という部分は同じですね。

「そうですね。国は違っても、根本にあるものは一緒だと思っています」

「出張に行くのも同じ理由で。現地に行って同じ空気を味わって、『こういうところでつくられたものを僕たちは売ってるんだ』と思うと、ひとつの商品に対する知識に奥行きが出る。そういう意味で、つくり手とのコミュニケーションはすごく重要だと思っています」

そのほかにも「最近はウォンバットのオリジナルグッズが人気で」とか、「数日後からまた出張で、まだ言えない新しいアイデアもある」と、うれしそうに教えてくれる唄さん。

決してガツガツはしていないけれど、楽しみながら積極的に挑戦していることがよくわかる。

 

今回募集するのは、前線で商品の魅力を伝えていく営業スタッフ。

日々、どんなふうに働いているんだろう。

東京で営業として働いているのが、入社3年目の下村さん。

「前職は、新卒で入った会社でシステムの営業をしていました。経験は活かしながら商材を変えたくて転職活動をはじめて。日本仕事百貨で、興味のあった輸入食品やお酒を扱えるヴァイアンドフェロウズを見つけて、興味を持ちました」

主なお客さんは、飲食店や酒屋さん、ワインショップ。卸業者も取引先なので、業界全般と広く関わりがある。

お客さんがみんな飲食関係者なので、食に興味関心が高い人なら、日々刺激がある環境のはず。

「自分から主体的にアプローチしてものを売る点は、商材が変わっても同じです。営業経験があったので、すんなり移行できました」

馴染みのお客さんは定期的に訪問するほか、入れ替わりの激しい飲食店界隈に向けては、積極的に新規開拓も行なっていく。

最近は、SNSから情報を得ることも多いそう。

「飲食店さんのSNSをみて、競合他社に当たるオーストラリアやニュージーランドのワインを取り入れていたり、うちのワインが料理に合いそうだと思ったら、連絡をとってみます。SNSを見たというきっかけで話もしやすくなりますね」

「コミュニケーションを重ねて信頼してもらえると、『お任せでお願いします』と言っていただけることもある。そういうとき、営業としてのやりがいをすごく感じます」

今年、入社して初めてのオーストラリア出張へ。唄さんとともに、取引先のワイナリーを訪れた。

「南東部のヴィクトリア州を中心に、醸造施設やブドウ畑を見学しながら、お話を聞いて。営業でも、以前よりも深い話ができるようになりました。『生産者の性格がワインに表れるんですよ』とか商品の背景をお話すると、お客さんにも興味を持っていただきやすいです」

生産者の性格ですか?

「たとえば、標高が高い山の麓にある『ムーン・ダーラ』というワイナリー。牛を放牧していたり、動物とすごく近い距離でワインをつくっていて、ナチュラルな製法が特徴です」

「この生産者さんは発想がすごく自由な方で、興味のある品種を好奇心で庭に植えて、限定のワインをつくってみるとか。自分の好きなものから派生したワインを世に広めたいという想いがすごく伝わってきました。生の声を聞けたことは大きかったですね」

今、東京の営業は3人体制。下村さんが一番の先輩で、若手メンバー中心のチーム。

一方の大阪は、中堅社員が中心なので、まったくの未経験や新卒からの入社でも丁寧に育てることができる。

 

ヴァイアンドフェロウズに入社したスタッフは、みんな最初は大阪で研修。倉庫や受発注の仕組みなど、会社がどうまわっているかを学ぶ。

年に2回、全社員が大阪本社に集まる機会もある。

「大阪は、倉庫と事務所が同じ場所にあります。通常の輸入販売業って、倉庫は別の場所にあって、営業は商品に直接触れないケースが多いんです」

「でもうちは自社商品との距離がすごく近い。お客さんにも透明性高くお伝えできていると思います」

そう話すのは、入社7年目の吉田さん。大阪で営業として働いている。

大阪で働くのは営業2名、ほかのチームも含め全体で社員は6名。転職してきた人たちが多い。

吉田さんの前職は、飲食店のサービススタッフ。オーストラリアのワイナリーをめぐった経験から、仕事でもこの世界に関わり続けたいと入社した。

「長く働くにつれて、うちの持つ専門性を強みに感じる機会が増えてきました。どんどん知識が増えていくと、より国としてのメリットを強く感じるようになってきて」

国としてのメリット、というと?

「土地が荒れていない、オーストラリアの自然環境の良さですね。本当にピュアな環境で、添加物をほとんど使わずにつくられた食品を扱えている。口に入るものの安全性はとても重要なので、自信を持って提案することができています」

「関西以外のエリアに出張することもあるんですけど、初めて会うお客さんが看板商品のマスタードを先に知っていることもあって、うれしいですよ」

小規模な会社だから、自分たちの仕事が成果に直結しているという手応えも感じやすい。

ヴァイアンドフェロウズには、どんな人が合っていると思いますか?

「新しいことにも柔軟にチャレンジできる人ですかね。小さな会社だから、個人のアイデアも反映されやすくて。カタログのデザインに力を入れてみたら受注頻度が上がったとか、コロナが落ち着いたから試飲会の回数を増やそうとか。自分たちで考えて新たな動きをすることも多いです」

「ただ一番は、まず興味を持てること。営業って、商品力でだいぶ楽しさが変わってくると思うんです。扱う商品の枠が狭いぶん、興味がないと続かない。食やお酒が好きな人たちの発する言葉のほうが、絶対にお客さんに伝わる熱量も大きいと思います」

 

飲むこと、食べることが好きな人。そして、ヴァイアンドフェロウズが扱う商品に魅力を感じられる人。

それに当てはまるかどうかで、仕事のやりがいが大きく変わってくる環境だと思います。

商品そのものも、その背景にあるつくり手の想いも。「もっと知りたい」と思えたなら、今度はそれを広めていく側になれるはずです。

(2024/07/16 取材 増田早紀)

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