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みんなにとって心地いい
HAUNが
自分の家になる

となりの人の顔がわからない賃貸マンションでは少し物足りない。でもシェアハウスほど住民同士の距離が近いと落ち着かない。

一人暮らしの快適さも、一人暮らしでは手に入れられない充実した設備も、両方叶えられる。

そんな新たなライフスタイルを提案しているのが、HAUNです。

HAUNは、コリビング施設。

コリビングとは、単身用マンションの共有部分にラウンジやワークスペースを設けた「職住近接」の住まいのことを言います。

陽の光と緑を感じられる空間に、ストーリーを持たせたインテリア。入居者にとって、HAUNが自分の家になってもらえるよう、さまざまな工夫を凝らしています。

今年の3月に1物件目がオープンしたばかりで、来年は3物件が開業予定。

HAUNを育てていくために、セールスとコミュニティマネージャーを募集します。

社員数は7名。主体性が求められる分、面白いと思ったことは実現しやすい環境です。暮らしに興味関心のある人、裁量を持って働きたい人は読んでみてください。

 

東京23区の北部に位置する田端。上野まで電車で7分、渋谷まで30分と、都内のほかのエリアへのアクセスもよく、昔ながらの商店街もあって、落ち着いた雰囲気のまち。

田端駅から歩いて6分、坂を少し登ったところにHAUNを見つけた。

中に入ると、グレーの大きなテーブルに、エメラルドグリーンの椅子。窓際のカウンター席には、やわらかい陽の光が差し込んでいる。靴を脱いで上がる小上がりのスペースもあって、和室の要素も。

初めてきた場所だけど、なんだか落ち着く空間。

どんなところを意識しながらHAUNをつくってきたんだろう。

代表の吉嶋さんが話してくれる。

「まずは建物の品質ですね。誰でも安心して住めるように、新築を前提にしています」

「あとは、交流の機会の提供。コリビングの第1世代は、人と人の直接的な交流が盛んなイメージがあって。共用部にあるビリヤード台で一緒に遊んだり、大画面のテレビでスポーツ観戦したり。それはそれで楽しいと思うんですけど、僕はどちらかというとニュートラル」

たとえばHAUN田端では、入り口からの導線設計を工夫して、共用部を通らなくても自分の部屋に行けるようにしている。誰かと話したいときは、共用スペースに顔を出せばいいし、一人になりたいときはそのまま自室に戻ることもできる。

「シャイな人でも心地よく住める、より穏やかで広い交流のあり方を実践したいと考えています。あと、僕らの場合は、人と人の間にもうちょっと空間が介在するというか」

「トポフィリアって言葉はご存知ですか」

初めて聞きました。

「トポスは『場所』、フィルは『愛でる』というギリシア語で、場所への愛という意味。誰しも愛着のある場所って持っていると思うんです。HAUNでも、愛着を持てるような空間づくりを意識していまして」

吉嶋さんが指さしたのは、共用部のテーブル。

「実は、ここの工事で使用したベニア板を再利用して塗装したものなんです」

ストーリー性を持たせることで、住む人がものに愛着を持ち、結果としてHAUNに対しても愛着を持ってもらいたい。今後も前の現場で出た廃材を、次に開業する物件でプロダクトにする予定なのだとか。

もう一つ、大切にしているのが地域とのつながり。

住んでいる人にそのまちを好きになってもらえるように、HAUNでは、地域の事業者さんを招いてイベントも開いている。

「HAUNだけでなく、自分の住むまちに対して愛着を持てることが、心地いい暮らしにつながると思うんですよね」

まちの人と気軽に挨拶ができるようになったり、行きつけのコーヒー屋さんができたり。東京に住みながらも、ゆるやかにまちの人とつながりを持てるのは、HAUNならではだと思う。

HAUNの部屋はワンルーム家具付き。敷金礼金不要で、かつ集客は自社でおこなっているため、仲介手数料もかからない。

「来年も新しい物件の開業が見えています。これからどんどん増やしていきたいなと。究極的には、100棟もありだと思っていて。住む人のライフステージに合わせて気軽に住まいが選べる、そんな新たなプラットフォームを実現したいと考えています」

 

心地いい暮らしを追求するHAUN。その姿勢に惹かれて入社したのが、マーケティングマネージャーの清水さん。

セールスの統括もしているので、新しく入る人の上司になる方。

「HAUNでは、東京の一人暮らしでも、人間らしい生活をしてほしいというか。ちゃんと自然を感じられるような場所にするために、植栽を多く取り入れていて」

「共用部の明かりも間接照明だけなので、夜になったら柔らかいオレンジ色の光で、自然と眠るサイクルに入っていけるようにしているんです」

ほかにも、伝統的な日本家居のように小上がりのスペースをつくるなど、いろんな工夫が散りばめられている。

関西出身で、実家のまわりには緑がたくさんあったという清水さん。新卒でメーカーに入り、配属で上京してきた。

「一人暮らしを始めたんですけど、狭いし暗いし緑もないし、スーパーに行ったら野菜もちょっとしなびてる、みたいな。なんでこんなに高いお金を払って、寂しい気持ちにならないといけないんだろうって違和感を常にもっていました」

「仕事を頑張りたくて、東京に住むことは曲げられなかったんですけど、それでも、心地いい暮らしを実現したいなって思っていたんです」

その後はブランディング会社に入り、縁あってHAUNに入社することに。

「コリビングってまだニッチな市場なので、どんなふうにブランドを表現して、誰に向けて発信していけばいいのか、整えるまで難しかったですね」

言葉だけでなく、HAUNでの暮らしが想像できるように動画も作成。徐々に認知も広まり、現在は全61戸が満室になっている。

「最近は、入居者さんから緑があって心地いいですとか、光が気持ちいいですといった反応をもらっていて。こだわってつくったところを感じてくれてうれしいです」

「あと、共用部の使い方について、汚れが気になるってコメントをいただいたことも、私たち的にはうれしくて」

どうしてでしょう。

「自分の家だと思っているからこそ、汚されたらいやだと思うんですね。だんだんとHAUNがみんなの家になってきていると感じています」

今回募集するのは、セールスとコミュニティマネージャー。

セールスの仕事は、問い合わせ対応から物件案内をして、契約書を結ぶところまで。先輩スタッフと一緒に進めていく形になる。

「ゴリゴリに営業したい人よりも、お客さまに寄り添ってブランドを伝えられる人がいいと思っています。あとは、自分で考えてしっかり行動できる人、俯瞰して業務を遂行できる人がいいかなと」

これまでは認知度を高めるために集客に注力していた部分もあるそうで、今後は成約率をいかにして高められるかが大きなテーマになる。問い合わせ対応の効率化など、仕組みづくりも大切だ。

「HAUNのいいところは、やりたいって言ったらなんでもやらせてくれるところ」

清水さんが企画したのは、近くの商店街にある「TAYORI」というお店を招いて行なったイベント。生産者の想いが詰まった、栄養たっぷりの食材を入居者と一緒に楽しんだ。

「住まいの心地よさって、食事もだと思うんですよ」

「食べるものが体をつくり、そして思考をつくっていく。押し付けがましくない程度に、私たちが考える心地よさも、イベントを通して知ってもらえたらなって」

今後はTAYORIさんと一緒に身体に優しい冷凍食品を開発して、入居者に提供できないか考えている。

ほかにも、オーガニックコスメブランド「yes.」の創業者に直接アポイントを取って、HAUNオリジナルの香りをつくれないか話しているそう。

セールスの人も、日々の業務を行いながらHAUNのブランドを育てる動きができると、一層面白いと思う。

 

コミュニティマネージャーの西村さんも、HAUNを通して、自分のやりたいことを形にしようとしている。

「今は2人でオペレーションを担当しているんですけど、今後は僕がメインでやっていくことになります。鍵の受け渡しなど最低限必要な業務以外は、やることが決まっていないので、自分で優先順位を決めて動いています」

週の半分はHAUN田端を訪れて、入居者さんの声を聞いたり、業者対応をしたり。週に1、2回はオフィスに出社して、各チームと進捗状況を共有している。

入居者さんとのやりとりは、LINEのビジネスアカウントを使用。鍵が開かない、宅配ボックスから荷物を取り出せないなど、日々さまざまなことが起きるので、業者にお願いするのか自分たちで対応するのか、臨機応変に動いていく。

「視野を広く持つことが大事です。いつも入居者の目線に立って考えるようにしています」

共用部に虫よけアイテムを導入したり、シンク用と食器用のスポンジが混同しないようにしたり、使いやすいように棚の整理をしたり。細かいところまで目を向けられる人だといいと思う。

西村さんは、どうしてHAUNに入ろうと思ったんですか。

「実家が日本橋にあって、住宅街ってわけじゃないから、暮らしのコミュニティが全然なかったんです。学校も少し離れていて、友だちの家にすぐに遊びに行ける距離や、地域との関わりが羨ましくて」

大学時代にコーヒー屋さんでアルバイトをしていた西村さん。日々訪れるいろいろな人たちの暮らしの一部に関わる楽しさを感じた。新卒で住宅メーカーに入ったものの、もう一度コーヒーの世界へ。

そして、コミュニティや暮らしにより深く関わりたいと思っていたとき、日本仕事百貨での記事を見つけて応募した。

現在はフリーランスでバリスタの活動もしつつ、HAUNでコミュニティマネージャーとして働いている。

「イベントほど堅いものではなく、気が向いたらみんなで集まって食べるギャザリングもやっています。コーヒーを淹れていると、ふらっと顔を出してくれる人もいて。コーヒーがみんなをつなげる媒介にもなっているのかなって」

来年オープンする蔵前の物件には、コーヒースタンドが入る。西村さんは、コンセプトから事業計画書まで作成して準備を進めていて、オープンしたら店舗に立って地域との関わりをつくることも考えているのだとか。

「人生を振り返ったときに、HAUNでの生活ってよかったなって思ってもらえたら、すごくやりがいがあると思うんです」

「そのために、もっと地域をよく知ってもらえるきっかけを、みんなと楽しみながらつくっていきたいと思っています」

心地よさは人それぞれ。

誰もがHAUNのことを自分の家だと思ってもらえるように、ものにストーリーを持たせたり、緑を重要視したり。イベントも強制にせず、入居者さんが気分にあわせて選択できるように。

働く人も、裁量を委ねられて自分ですべきこと、やりたいことを調整しながら進めている。

個人を尊重しながら、みんながつながっているのがHAUNの心地よさにつながっていると思います。仕事も暮らしも大切にして働きたい人に、ピッタリな環境です。

(2024/10/22 取材 杉本丞)

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