求人 NEW

つくり手から
エンドユーザーまで
熱量を届ける架け橋になる

インポートアイウェアとは、海外から輸入した日本にはないブランドのメガネのことを言います。

日本ではなかなか見ることのないデザインや色合い。これからさらに日本で関心を持つ人が増えるのではと言われています。

「それはどうしてか。インポートのメガネをかけた人の顔の印象が、明らかに違うんです」

そう話すのは、グローブスペックス創業メンバーの服部さん。

1998年に渋谷にメガネ専門店をオープンし、同時に2つの海外ブランドの輸入代理店としてはじまったグローブスペックス。

メガネをもっと楽しいものとして広めていきたいと、数多くの海外ブランドの日本初上陸も手がけてきました。

現在、グローブスペックスが販売代理店を務めるブランドは、11個。どのブランドも確固たる哲学を持っています。

今回は、2つの職種を募集します。

ひとつは、11個のブランドを日本国内で広める営業。

1〜2つのブランドを担当し、国内のメガネ店への卸と、年に2回行われる展示会の企画運営などを担います。研修や展示会で海外に行くことも。デザイナーとのコミュニケーション、卸先との販売促進など、さまざまな人と連携して進めていきます。

もうひとつは、営業事務。商品の受発注、検品、修理対応。それから展示会に出向いて商談をすることも。

メガネに精通していなくても大丈夫。人と人とのつながりを大切にして働きたい人におすすめです。

 

グローブスペックスのオフィスは、渋谷スクランブル交差点から公園通りへ歩いて8分ほど。

エレベーターでビルの5階にあがり、まずは服部さんに話を聞く。

「グローブスペックスは、『眼鏡をもっと楽しいものとして広めていきたい』という思いではじまった会社です。取り扱っているブランドは、弊社代表の岡田が前職で築いてきた人と人とのつながりから生まれていて」

グローブスペックスで一番初めに取り扱ったのが、1992年創業の「Lunor」。アンティークのメガネを基調とした個性豊かなアイウェアで、スティーブ・ジョブズが愛用していたことでも知られる。世界で評価されていたものの、当時の日本ではほとんど展開されていなかった。

「創業者のゲルノット・リンドナーさんは、我々の目指す方向に共感してくれたこともあって、まだ知名度も実績もなかったグローブスペックスにLunorを託してくれたんです」

Lunorの取り扱いをはじめたことで、世界のアイウェアデザイナーからも注目を受けたという。フランスのAnne & Valentinも、Lunorを自店で販売していたことから、「ぜひうちのブランドも扱ってほしい」、とグローブスペックスに声がかかった。

ほかにも、フランスのジュラ地方の伝統的なメガネづくりで知られるLesca LUNETIERとの取引は、岡田さんが現地の工房を訪れたことがきっかけ。

訪れた工房には、創業者が集めた1940〜1970年代のヴィンテージのフレームがびっしり。そのフレームを熟練の職人による手作業でアイウェアに仕立てていた。

「彼らは、自分たちの活動を『フランスの伝承』という風に呼んでいて。その感性や伝統的な技術、哲学に岡田は感銘を受け、グローブスペックスでも取り扱わせてほしいとお願いしました」

もともとはビジネスを拡大するつもりはなかったけれど、岡田さんはどうしても扱いたいと想いを伝え、販売許可をもらうことができた。いまでは、世界のなかでも日本のマーケットが圧倒的に人気があるという。

「面白いですよね。僕らはただ人気のあるブランドの販売店になって売り上げをあげたいわけではなくて。まだ見ぬアイウェアの可能性を広めていきたい」

「だから、お互いにアイウェアに対する考え方や哲学のベクトルを確認して、共感したところと取引をします。信頼関係はすごく強いし、ほんとうに人と人とのつながりで成り立っているんですよね」

その関係は国内の卸先とも同じ。

つくり手の想いをそのままユーザーに伝えるためには、高い技術と感性を持った国内の眼鏡店や、想いの強いセレクトショップの協力が必要不可欠。

「うちのブランドを扱ったことで、成長できたっていうお店さんの声を何軒も聞きました。お客さんであると同時に、同志、運命共同体なんです」

人と人とのつながりを大切にしながら、新たなアイウェアの可能性を国内に広めてきたグローブスペックス。

最近では、オリジナルブランド、O.J. GLOBE SPECS OPTICAL Co. とScye SPECSを立ち上げた。

どちらも、岡田さんが好きな国内アパレルブランドとのコラボレーションで生まれたもの。年々海外からの需要が高まっているという。

インポートメガネは、Lunor、Anne & Valentin、Lesca、AHLEM、GERNOT LINDNER、lazare studio、ROBERT MARC NYCの7つ。そして2つのアイウェアのアクセサリー、LA LOOPとDiane Taylor。また、グローブスペックスが展開する2つのブランド。

今回募集する職種のひとつは、卸営業。新しく加わる人は、1〜2つのブランドを担当することになる。基本的には国内営業を担ってほしいけれど、海外営業をしたい人も歓迎だ。

 

次に話を聞いたのは、入社して7年目、セールスアシスタントマネージャーの池田さん。人とのつながりに面白さを感じて働いている。

「1つのブランドを1人で担当するので、日本では自分がこのブランドの代表になる。だからこそ、やりがいはある一方で、大きな責務を負っていると感じています」

大切になるのは、ブランドの哲学を薄めずに伝えていくこと。どうやってブランドへの理解を深めているんでしょう。

「日々のメールやチャットで、現地の担当者とやりとりをしたり、年に2回参加している海外の展示会に参加したりするのが一般的です。私が担当しているAnne & Valentinはありがたいことに、独自のセミナーも開いてくれていて。世界各国の営業担当がフランスに集まって、3日間ブランドへの理解を深める機会がありました」

「美術館やガラス工房を見学したり、パフューマリー工房で香水の香りを嗅いだり。一見メガネに関係ないことなんですけど、デザイナーたちはそこからインスピレーションを受けて五感でメガネをつくっていて。頭の中をのぞかせてもらった感じがして、すごく面白かったですね」

英語が必須というわけではないけれど、海外の人とのコミュニケーションや海外出張にも抵抗がない人がいいと思う。

全国にある取引先に対して、自分でスケジュール管理をして回っていく。世界観を伝え切るためにも、これまでのコレクションをすべて持っていくことも多いのだとか。その数なんと1000本。

「春と秋には、世界中のブランドが集まる国際展示会が海外でおこなわれます。そこで各ブランドの新作発表があって。そのあと、国内の販売店さん向けに弊社で展示会を企画するんです。基本的には、東京・大阪・福岡・札幌の4都市を1ヶ月間で回ります」

「国内の展示会の前は、準備ですごく忙しいですね。ただ商品を紹介するんじゃなくて、楽しいと思ってもらえるような企画をします」

毎回メインテーマを設定し、それに合わせてビジュアルや什器、ルックの作成など、ブランドの世界観を五感で体験できるように試行錯誤する。

ほかにも、本国からデザイナーを招待して、グローブスペックスや取引先の販売店で展示販売イベントを開くことも。時間も工数もかかるけれど、つくり手からエンドユーザーまで想いを伝えるというのは、やりがいも大きいと思う。

「服部も言ってましたけど、人と人のつながりが大切。いかに自分を頼ってもらえるか。前職は外資系のホテルで働いていたので、コンシェルジュ業務や英語のスキルも活かして、デザイナーさんをアテンドさせてもらうこともあります」

「だんだんとほかのブランドのデザイナーさんからもお願いされるようになって。人と関わるのは好きだし、さまざまな仕事にも挑戦できる。何より、人のつながりから仕事が増えていくのは面白いですね」

 

最後に営業事務の本田さんに話を聞く。

大学卒業後はイラストレーターとして働いていた。英語を使える事務の仕事を探していて、グローブスペックスを見つけたそう。

「僕たちの仕事は、販売店さんからの問い合わせに答えたり、在庫を確認して納品したり。ほかにも修理品が届いたら、業者へ発注依頼や検品など、さまざまなタスクを日々並行して進めています」

もっとも忙しい時期は、年2回ある国際展示会のあと。1〜2か月かけて大量の商品が届き、それらを営業事務のチームで検品し、随時納品していく。

「多いときで、1ブランド1000個もの商品が届きます。それらを丁寧に一つひとつ検品し、修理し、納品する。ブランド側にも販売店側にも、言いづらいことをきちんと説明して理解してもらう必要があって、そこは責任重大ですね」

ブランドから送られてくる商品の中には、日本の基準を満たさない商品が送られてくることもあるという。

ただ、ブランド側も彼らの国の基準を満たして商品を送ってきている。交渉はしつつも、軽微な歪みなどは、営業事務チームで修理してから販売店に納品する。そして、ブランド側に対しては、次の発注時にその基準を満たしてもらうようお願いする。

真摯に対応することで、次の発注時によりいい状態で商品を送ってくれるようになることも。

「単に利益を出したいからではなく、メガネの可能性を広めたいという方向性が一緒だからこそ、成り立っている信頼関係だと思います。事務的にこなすのではなくて、誇りを持って働けるのがいいですね」

裏方の仕事でも、根っこは営業と同じ。

検品作業を一つとっても、人と人のつながりを大切にして、ブランドの想いとメガネをエンドユーザーまで届けることにつながっている。

グローブスペックスでは、営業事務もいくつかのブランドを専任で担当。新しく入る人は、Anne & ValentinとLA LOOPを任されることになる。

また、営業とともに国内の展示会に参加し、販売店と商談をする機会もある。さらに、ブランドが主催するビデオカンファレンスにも出席。世界の仲間が集まる貴重な機会で、ブランドを担当する営業と営業事務は、日本の代表としていつも一緒に参加して情報を共有していく。

大切にしているのは、ブランドの代表者としての自覚を持って仕事をすること。

「販売店さんからは、よく自分宛にお問い合わせの電話をいただきます。ある人は毎日かけてきて、イベント用にサンプルを借りたいとか、モデルのカラーリングを確認したいとか。実際に展示会で商談をさせてもらうこともあって、馴染み深い方もいますね」

「つくり手の想いを知っているからこそ、間違ったものは納品できない。緊張もしますけど、一つひとつの納品が無事に終わったときは、やっぱり達成感がありますね」

どちらの職種も、自分のブランドを担当して働く。

つくり手とも販売店の人とも、一対一で関係を築いていく必要があります。

責任が伴う反面、それは誰かの仕事ではなく、自分にしかできない仕事になる。

人と人のつながりを大切にしたい。さまざまなことに挑戦したい。グローブスペックスでの経験は、とても貴重なものになると思いました。

(2024/07/22 取材 2025/01/08 更新 杉本丞)

問い合わせ・応募する

おすすめの記事