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建築プロデュースから
カフェ運営までとことんやる
自分ごとのまちづくり

※日本仕事百貨での募集は終了いたしました。再度募集されたときにお知らせをご希望の方は、ページ下部よりご登録ください。

暮らす人も、働く人も。すべての人が豊かになる。そんな場をつくるためには、何が必要なんだろう。

この問いに、とことん向き合い続けているのが、bonvoyage(ボンボヤージュ)株式会社。

建築や場のプロデュースをはじめ、イベントの企画から施設の運営まで。さまざまな角度からまちづくりに関わる、ジェネラリストの集団です。

神奈川県に拠点を置き、鷺沼駅前の再開発や、毎年10万人以上が参加する川崎市のイベントなど。たった5人の小さなチームにも関わらず、まちの未来を彩る大きなプロジェクトを数多く手がけています。

今回は、3つの職種を募集します。

一つ目は、建築プロデュース。場の企画から設計・施工業者の選定、予算の管理など場づくりに必要なすべてを手がける仕事。

二つ目は、地域デザイン。行政などと協力し、長期的なまちづくりの視点を持って社会実験としてのイベントを企画運営します。

三つ目は、自社がプロデュースした飲食店や施設で企画しながら場を育てる運営です。

建築プロデュースは設計や不動産などの実務経験がある方を求めていますが、残りの2職種は、設計の知識経験は問いません。

本当にいい場づくりを追求したい。そんな想いを大切にし続けられる会社だと思います。



神奈川・川崎にある武蔵新城駅。

そのすぐ近くにあるのが、bonvoyageが企画・運営を手がける「noma」だ。

5階建てのビルの2階は「大人のファミレス」をテーマにしたフードコート。ドーナッツ屋さんやカレーと餃子の専門店など、個性的な店舗が集まっている。

3階は小商いブース。bonvoyageのみなさんも、普段はここで仕事をしている。

「ビルオーナーから相談をもらって。企画から、テナントの選定、メニューの開発まですべてに関わっているんですよ」

そう教えてくれたのは、代表の和泉さん。

不動産会社、設計事務所を経験したのちに、まちづくりの会社で働き、5年前に独立。

1年間の個人事業主期間を経て、bonvoyageを創業した。

「会社にいると、どうしても目先の利益を追求しないといけない時期がくる。もちろん利益も大切だけど、対価は良い仕事をした結果のはず。だから、利益を追い求めることはしたくなくて。それよりも、まちに住む人や関わる人たちが豊かになれる場づくりを本気で考えることだけに情熱を傾けたいと思ったんです」

目的は建物をつくることではなく、豊かな場をつくること。だからこそ、bonvoyageでは、建築にこだわらず、イベントや、場の運営など幅広い事業を展開している。

「建築は建物を通してその地域を豊かにする。建築をしないだけで、イベントも施設の運営も考え方は同じで」

「施設の運営がちゃんとできなければ、せっかく良いプロデュースをしても時間とともに込めた想いが薄れてしまう。だからこそ自分たちで最後まで関わり続けられることが、大事だと思うんです」

どの事業でも徹底しているのは、受託した案件をこなすという考え方ではなく、「クライアントと同じ目線に立つ」こと。

「なかには、自分たちの利益にならないこともたくさんある。ときには本当にいい場にするために、クライアントに意見をすることもあります。でもそういうスタンスで仕事をしないと意味がないと思うんです」

具体的には、どういうことなんだろう。

現在手掛けている鷺沼駅前の再開発の話をしてくれた。

50年以上前に渋谷のベッドタウンとして生まれた鷺沼。インフラや建物の老朽化、生活スタイルの変化などの課題を受けて、東急電鉄と川崎市が再開発に乗り出していた。

「駅前の再開発って、どこも同じように高層ビルを建ててマンションをつくるスタイルになってしまう。開発の主体者である東急さんたちも、開発者の理論で物事が進んで、まちの人が置いてきぼりなることを懸念していて」

「再開発に向けて、人々がワクワクするような、なにか良い機運をつくれないかと、僕たちに相談をくれたんです」

そこで最初に手がけたのが、地域のお祭りをプロデュースすること。

「まずは、まちの人たちと楽しみながら会話をしたいと思って。出し物の一つとして、『まちづくり神社』を企画して、廃材でできた絵馬を配って、どんなまちになってほしいかを書いてもらいました」

「思った以上に楽しんでもらえて、2日で400以上もの絵馬が集まりました。『駅前にくつろげる場所がほしい』や『緑あふれる空間がほしい』などと多く書かれていたので、それなら自分たちでつくっちゃおうって。次に緑豊かなカフェビストロの経営も始めました」

当初の依頼はイベントの企画まで。どうしてそこまでするんでしょう?

「その場を良くするために必要だと思えば、依頼がなくてもやるのが僕たちの考え方。店をつくれば、自分たちも地域の当事者になれるし、場をつくり、そこに積極的に関与してくれる人が発生することで、再開発に向けた関係人口を増やしていけると思ったんです」

同時に、ビストロでは月に1回のワークショプを企画。ワインを飲みながらアート体験ができるバーや、地域のミュージシャンを呼んだライブなどを開催し、店に集まる人を増やしていった。

「いろんな人が足を運んでくれるようになったので、まちの情報を集約したフリーペーパーを発刊予定。徐々に地域の人たちにもまちに関与してもらう側になってもらっています」

「今後は、ホップを育ててビールをつくる予定です。2027年に鷺沼に大学が誘致されるので、竣工祝いにそのビールで乾杯できたらいいなって。みんなでつくったビールで、まちの出来事を祝う。そういう積み重ねが、再開発を自分ごとにするきっかけになればと思っています」

これらの取り組みを通じ、クライアントのパートナーとして良い関係性を築いていった。昨年11月にはついに、駅前に建設予定の再開発ビル全体の”グランドビジョン”の策定を任されることに。

イベントの依頼から、施設の運営につながり、それが建築プロデュースの仕事に。

すべてを一貫して担っているからこそ、地域に暮らす人や関わる人にとって、本当に豊かなまちづくりができるんだと思う。

「全部のプロジェクトが自分ごと。どうしたらその場が一番良くなるかを当事者として考えているから、本気になれるし、楽しくなる。僕らの仕事はその繰り返しなんだと思います」



自分ごととして豊かな場づくりを考えて、プロジェクトを進める。

和泉さんの近くでそんな姿勢を学んでいるのが、建築プロデュースを担当している秋元さん。

これまでは、新築マンションのディベロッパーやまちづくりの会社を経験。3年前にbonvoyageに入社した。

印象に残っている仕事のひとつが、2030年以降に川崎市にオープンするアリーナ建設予定地を活用した「Kawasaki Spark」プロジェクト。

「運営者のDeNAさんから、アーバンスポーツや若者文化に触れたり挑戦できる場をつくりたいというご相談をもらって。どのように場を活用するか、話し合いながら企画を考えていきました」

企画から、設計や施工業者などを選定、予算の調整、進捗管理など、さまざまな業務を同時進行しながらプロジェクト全体を統括していくのが建築プロデューサーの仕事。

予算や場の目的を考えながら、設計や施工業者、ときにはクライアントにも意見を言うことも。

「もともとは、クライアントさんも設計者も施設の塗装を塗装専門業者への依頼を想定していて。でも、予算的に実現するのが難しい。それに、今回のテーマを考えると、若手のアーティストを登用して彼らが挑戦できるアートの場として提供するほうが、この場所にとっては良いのではと考えて、ご提案しました」

「知らない若手のアーティストを起用することに不安もあったと思うのですが、私たちがあいだに入って調整を行いながら、クオリティもしっかり担保して。結果的に、クライアントさんからも、参加したアーティストからも『想像以上にいい場になった』と言ってもらえてすごくうれしかったです」

限られた予算のなかでなにを優先するべきか、どんな工夫をしたらいい場になるか。関係者全員と対話しながらプロジェクトを進めていく。

「ときには相手とは考えの異なる意見をしないといけないときもあるけれど、それで悪い関係になったことって一度もなくて」

「それは、本当にいい場を一緒につくりたいと思っているのが、関係者全員に伝わっているからなんじゃないかな」

秋元さんは、どんな人と働きたいですか?

「プロジェクトによって、アプローチも内容も全然違う。やったことがない仕事でも、なんでも楽しんでできる人だといいなと思います」



まさに楽しみながら、新しい仕事に挑戦しているのが入社1ヶ月目の樺島(かばしま)さん。

「10年間、個人事業主として店舗の内装設計をしていました。でも、設計の仕事って、企画から完成までの一部でしかないなと感じていて」

「設計の依頼が来た時点で、建てる場所も、コンセプトも、予算も全部決まっているのがもどかしくて。もっと、シームレスに関われる仕事をしたいなと思って転職を決めたんです」

そんなときに偶然知ったのが、bonvoyageがプロデュースし、立ち上げから運営も2年間行っていた複合施設「hatome (ハトメ)」。

「常連さんがふらっと来てカフェの人と気さくに話したり、くつろいだり。まちの日常に溶け込んでいる雰囲気がすごくいいなと思って。こんな素敵な場所をどこが運営しているんだろうって調べたらbonvoyageに行き着いたんです」

「建築系の会社なのに、飲食店も運営しているってすごいなと思って。ここでなら、1つの会社にいながらいろんなことに関われる。やりたいことを絞らなくていいんだと思って、入社を決めました」

入社して1ヶ月。すでに行政とのイベントを企画運営する「地域デザイン」をメインで担当しながら、建築プロデュースや、店舗の運営業務など幅広い仕事を任されている。

働いてみて、どうですか?

「マニュアルのなさに驚きました。もちろんレクチャーはあるけど、基本は自分で考えることが求められているんだろうなって。仕事の仕方も自由で驚きました」

bonvoyageでは、リモートも自由。出社時間や退勤時間も、忙しさやプロジェクトの進捗に合わせて、それぞれが自分の責任で調整している。

現在は、川崎市が主催する大型イベントの企画を担当している樺島さん。

「イベントの企画って、設計とはまったく違う脳が必要。関係者も多いし、初めてのことばかりで難しさもあるけれど、一番は楽しむことが大事なんじゃないかな。こんなことができたら楽しそうとか、雑談のなかから、アイディアが生まれてくるのかなと思っています」

建築プロデュースとして入社する人も、最初の1年ほどは樺島さんと同じように行政のイベントや実証実験事業を経験しながら、プロジェクトの進め方や、関係者との合意形成の仕方などを学んでいくことになる。

「どの仕事も緩やかにつながっているなと思って。飲食店の運営がイベントの提案に活きることもあるし、行政の人とのコミュニケーションが、建築に活きることもある。いろんな仕事を経験しながら自分の仕事の幅を広げられていると感じます」



建築のプロデュースから、地域のイベント、飲食店の運営まで。

さまざまな視点を自由に行き来しながら、まちの未来を考えていく仕事です。

まちの豊かさってなんだろう。

それぞれの地域にあった豊かさのあり方を、本気で探してみませんか。

(2025/06/13 取材 高井瞳 )

 

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