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みんなでつくる
ミュージアム

※日本仕事百貨での募集は終了いたしました。再度募集されたときにお知らせをご希望の方は、ページ下部よりご登録ください。

一緒に考え、話し、手を動かす。

みんなでひとつのものをつくりあげるのは、楽しい。

互いに声をかけあい、たまにおしゃべりをしながら、チームワークよく老若男女問わず多くの方が来場する施設を運営する人たちがいます。

働く場所は、東京・町田にあるスヌーピーミュージアム。株式会社ミュージアム・スタッフが運営を受託しています。

スヌーピーをはじめ、コミック『Peanuts』の世界観を詰め込んだ、施設の運営マネージャーを募集します。

今いる4人の運営マネージャーと一緒に、80人ほどのアルバイトの教育やシフトの作成、イベントのオペレーション決め、備品の発注といった裏方業務など幅広く対応する仕事。美術館として作品を見せるだけでなく、ここでの体験全体を通してコミックやキャラクターの魅力を伝えます。

スヌーピー好きだといいけれど、今は詳しくなくても大丈夫。経歴も問いません。

やわらかく、いろんなスタッフと関わりながら、ミュージアムの世界観を一緒につくる仲間を求めています。

 

スヌーピーミュージアムがあるのは、「南町田グランベリーパーク」内の緑豊かなエリア。

この場所と同じ名前の最寄り駅までは、渋谷駅から急行で約35分でつく。

電車を降りると、スヌーピー像がお出迎え。

駅直結のモールには、ショップ、カフェ、レストランがずらりと並ぶ。その先には映画館、ゲームセンターも入っていて、歩いているだけで楽しい。

平日にもかかわらず、多くの人が歩く通りの先に、スヌーピーミュージアムが見えてくる。

大きく口をあけたスヌーピーのオブジェが印象的。その口がミュージアムへの入り口になっている。

「ここは、アメリカ・カリフォルニア州にあるシュルツ美術館の世界で唯一の公式分館なんです。今日は、町田市内の小学生が英語の授業の一環で来館しています。近隣から海外の方まで、幅広いみなさんに来ていただける場所ですよ」

そう紹介してくれたのは、代表の佐藤さん。

学生時代、学園祭の実行委員をした経験から、場づくりに関心を持つように。新卒でスヌーピーミュージアムの前身となる六本木の施設を運営する会社に入社した。

「5年ほど働いて、その会社を辞めました。学校も、仕事もない、自由で何をしてもいい時間を活かして何ができるんだろうと考えて。会社を立ち上げてみようと、求人メディアの会社をつくってみたんです。何かを成し遂げたいというよりは、ノリと流れで決めていったという感じ」

「会社を2年ほど続けましたがうまくいかず。会社員にまた戻ろうかなと考えていたタイミングで、『六本木ミュージアム』立ち上げに携わることになったんです」

そうして2021年、ミュージアム・スタッフを立ち上げる。これまでのノウハウを活かし、オペレーションの作成からスタッフのトレーニングなど、現場に立ちながらマネジメントを行なっていった。

これも「ノリと流れ」と話す佐藤さん。簡単なことように話すけれど、会社を立ち上げて、大きな施設を滞りなく運営するのはすごいこと。裏打ちされた信頼と、それに応える行動力、対応力があってこそだと思う。

そこでの仕事が認められ、町田に移ったスヌーピーミュージアムの運営も任されることに。

現在は、この2つの施設に加え、「CREATIVE MUSEUM TOKYO」の3施設の運営を担当。正社員16名、アルバイトなど315名ほどが在籍する会社へと成長していった。

「うちは、施設の運営に特化した会社。今は、クライアントが展示や企画、販売するグッズを決めて、その場所の運営を委託されています。けれど、ゆくゆくは自社でもミュージアム運営を軸に企画などの上流工程のこともする事業も展開していきたいと思っています」

佐藤さんが現場のマネジメントを担う場面もあり、人事制度など会社運営の部分にも手が回っていない状況。運営マネージャーを採用することで、現場を任せ、新規事業や会社の仕組みづくりに注力していきたい。

「ミュージアムの運営業務って、ひとりで完結する仕事がないんです。シフトでまわしたり、広い施設内全体でお客さまに楽しんでもらえるように各ポジションで連携したり」

「場所の印象的にも、やわらかい人がフィットするのかなと思っています。スヌーピーミュージアムで働くメンバーはコミュニケーションも多いし、声をかけ合いながら動ける柔軟さがあるメンバーたちが働いてくれています」

 

そんな雰囲気をつくっているのはどんな人たちなんだろう。

次に話を聞いたのは、スヌーピーミュージアムの運営マネージャー2年目の久保寺さん。

大学時代、フランス美術と建築の授業を受講したことがきっかけで、美術館が好きになり、新卒で別の美術館を運営する会社に就職。

想像以上にハードな業務に転職を考え、最初に思い浮かんだのが、スヌーピーミュージアムだった。

「家族みんながスヌーピー好きなんです。実家にはグッズがたくさん置いてあって。好きなキャラクターに囲まれて働けるっていうのが決め手でしたね」

久保寺さんの社員証のネックストラップには、推しのアンディの缶バッジがついている。

「スヌーピーのきょうだいで、ふわふわの毛並みが特徴です。のんびりマイペースなところがかわいいんです」

運営マネージャーの仕事は、ミュージアム全体が滞りなく運営できるように気を配ること。

早番、遅番のシフトに入り、現場も見つつ、各自の業務を行う。早番は朝8時半から16時半。遅番はお昼の12時から20時まで、休日は21時までになる。

「今日は早番で出勤して、朝礼と指示出し、開館準備をします。その後は事務作業で、前日の日報の確認、明日の分のスタッフ配置とシフト表の作成をしていました」

「仕事中はずっとインカムをつけているので、現場でなにかあったときに対応して。遅番の人が出社したら、午前中のことを引き継ぎ、運営マネージャーごとに振り分けられている業務に取りかかります」

久保寺さんの担当は備品管理・発注と来館者アンケート。ほかのマネージャーは、チケットに関する管理、メディア対応、ストアなどそれぞれの業務がある。

新しく入る人も、状況に応じて業務を受け持つことになる。

この日は、アンケートの内容をエクセルにまとめ、クライアントに報告したり、スタッフで共有したりして対応の改善の提案をする予定だそう。

「これまでにアンケートを4回実施してきました。毎回満足度が結構高いと感じています」

「去年の9月からは年間パスポートの販売もはじめ、リピーターも増えてきて。そういった方にスタッフの対応やグッズにお褒めの言葉をいただけるのはすごくうれしいですね」

マネージャーの仕事のなかでも特に重要なのがオペレーションを決めること。

半年ごとの企画展、2ヶ月ごとのシーズンイベント、その時々のワークショップがクライアントの企画のもと動いている。それを、お客さんにわかりやすく安全に、そしてスタッフが運営しやすい形に落とし込む。

「たとえば、今年の5月からのシーズンイベント『ハッピー・レイン』の企画のひとつとして、展示室に小さな傘を配って、展示物と一緒に写真を撮れるようにしたいという要望がクライアントからあって」

「『どうしたら使ってもらえるか』『動線の邪魔にならないか』『クライアントから支給された傘が安全面で問題ないか』など。運営マネージャー同士でよく話して、クライアントの思いに寄り添いつつ、現場に展開していきました」

実際に展示室では、部屋の入り口にスタッフを配置し、使い方を説明した上で傘を手渡し、さらに、使い方をわかりやすく示した表示をつくって、入り口に掲示した。

「企画自体はしませんが、それがうまく回る仕組みづくりは運営マネージャーで知恵を出し合っています。いいオペレーションができたときは達成感がありますね」

「『シーズンイベント好評ですよ』とか、『傘を置いたことによって利用者が増えました』とか。現場のスタッフから私たちが組み立てたプランでお客さまが楽しんでくれている様子が聞けるのは、この仕事のやりがいのひとつですね」

ミュージアム・スタッフでは、マニュアルはあれども、完璧なものではないと入るスタッフに伝えているそう。企画やお客さんによっても最適な対応は変わりうる。

日々の改善は、その日の出来事などを言える関係性があってこそ。マネージャーやスタッフなど役割は違っても、関係性はフラット。

運営マネージャーとスタッフの終礼の時間を設け、スタッフが思っていることを聞く時間をつくり、マネージャー同士は事務作業をする際に雑談含めよく話す。

 

そんなチームのムードメーカー的存在となっているのが、統括マネージャーの初見(はつみ)さん。

募集する運営マネージャーの上司になる方だ。

「話すのが好きなだけで。家族にはうるさいって言われることもあります(笑)」

初見さんは、2019年の南町田でのスヌーピーミュージアム立ち上げから関わってきた。

「最初は単純に、キャラクターに携わるってなんだか楽しそうだなと。『Peanuts』の2、3人のキャラクターしか知りませんでした。入ってみるとコミック自体の面白さに気づいて。新聞に掲載されていたこともあって当時のアメリカの社会情勢が反映されてる部分があったり、何度見ても面白い」

「展示室内にはキャプションも多いので、コアなファンでも楽しんでいただけます。本当に貴重な原画もアメリカからお借りして展示しているのですが、そのすごさ、価値をもっと伝えられたらなと思っています」

すっかりスヌーピーや『Peanuts』の大ファンになった初見さん。

施設の責任者として、クライアント、町田市、グランベリーパークといった外部との窓口にもなっている。小学生の英語学習の受け入れなど、南町田グランベリーパーク全体でのGWや季節の催事の準備や調整は初見さんが対応している。

「土日は来場者が多くていそがしかったり、お客さまの対応などが重なったりするとどうしても残業時間が長くなってしまいます。マネージャーの誰かに仕事が集中しないように調整したり、優先順位づけなどにも取り組んでいます」

月の残業時間は70時間ほど。さまざまな仕事を並行してすすめないといけないし、広い施設内を往復するため身体も使う。

それでも初見さんが活き活きとして見えるのはなぜだろう。

「現場に出ることと、オペレーションを考えたり事務的な仕事をすることの両方ができる。身体と頭をそれぞれ使えて、バランスがいいのかもしれません」

「それとスタッフがお客さまに自分の知識をのせて案内できたとか、丁寧に案内してひとつでも多く商品が売れたとか。その子自身が変わっていく姿を見られるのがうれしいんです」

マネージャーというポジションは人を育てる立場でもある。スタッフの成長も喜びの一つになると思う。

 

取材が終わると、対応してくれたみなさんで自然と会話が生まれている。普段からよく話して、一緒に仕事をしている様子が伝わってくる。

こうしたいの声をしっかり聞いて、みんなでアイディアを出し合い、いい形につくりあげる。

柔軟に変化するやわらかな人たちは、この場所の世界観の表現者のように感じました。

(2025/06/05、19 取材 荻谷有花)

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