求人 NEW

無数の出会いで無限に広がる
カルチャー芽吹く
ミュージックバーを沖縄で

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「音楽やアート、ファッション、食。いろんな文脈の人が集まって、お互いに刺激を受けたり、新しい価値が生まれたり。そんな『グローバルカルチャーハブ』をつくりたいんです」

そう話してくれたのは、東京と箱根でホテルを展開している株式会社WPÜ(ワンダーパワードユー)の代表、入江さん。

世界中から人が集まるホテルという舞台を起点に、カルチャー関連のイベント企画や、オルタナティブ・ミュージックを中心としたラジオの放送など。

人と人とのつながりを通じて、お客さんやスタッフ、地元の人など、関わる人たちの可能性を引き出す取り組みに力を注いできました。

そんなWPÜが今年10月に新しく手がけるのが、沖縄・那覇にミュージックバー「NÜCHI(ヌチ) by WPÜ」。

場所は、観光客で賑わう国際通りから1本路地に入った市場の跡地。

沖縄の文化から着想を得た、オリジナルのカクテルを提供。バーにはDJブースが設置され、ローカルから世界各国まで多様なアーティストやDJがサウンドを紡ぎます。

今回募集するのは、ミュージックセレクター兼ホールスタッフと、バーテンダー。

音楽やバー文化を愛する人、一歩踏み出して、自分の幅を広げたいと思っている人に届いてほしいです。

 

沖縄のバーは工事中とのことで、WPÜが運営する新宿のホテルで取材をすることに。

ホテルがあるのは、JR新宿駅から徒歩5分の場所。

午前中ということもあり、スーツケースを持ったビジネスマンや、海外のお客さんも多い。

迎えてくれたのは、代表の入江さん。スタッフからは「洋介さん」と下の名前で呼ばれている。

転勤族の両親のもと、アメリカやイギリスで子ども時代を長く過ごしていたという入江さん。国境や人種を超えて楽しめる場をつくりたいと、たどり着いたのがホテルの仕事だった。

「2015年に西新井でホテルをはじめて。そこから、箱根や新宿でもホテルをオープン。社名もエンブレムホテルからWPÜに変えて。振り返ると、いろんなことがありました」

「でも、やっていることはずっと変わらない。続けてきたのは、人と人のつながりや、関わる人たちの可能性を引き出す場づくりです」

具体的にはどういうことなんだろう。

たとえば、と教えてくれたのは、音楽に特化したインターネットラジオ「Room 303 Radio」。

新宿のホテルの一角にあるブースで、世界各国のアーティストやDJにパフォーマンスをしてもらい、その様子を配信している。

「Room 303は、まだメジャーではないアーティストを発掘、発信するラジオ。彼らが活躍していくためのプラットフォームにしたいと思っていて」

「ここでの出会いがきっかけでDJ同士がコラボしたり、活動の場が広がったり。Room 303に出演したことで、ニューヨークで今人気の『The Lot Radio』に呼ばれた人もいるんですよ」

DJを中心に口コミが広がり、今では世界中からRoom303に人が訪れるように。開設から1年で500組以上がパフォーマンスをした。

Room303以外にも、ホテル内のイベントスペースでは年間140件以上のカルチャーイベントを開催。地域の人によるポップアップや、宿泊したお客さんの作品展示など。

宿泊業にとどまらず、この場所に関わる人たちが活躍できる場を生み出している。

人と人とのつながりを生み出し、個人の可能性を引き出すことを目指してきたWPÜ。

今年10月には、沖縄でミュージックバー「NÜCHI」をオープンする。東京、箱根につづいて、なぜ沖縄を選んだのでしょう?

「沖縄はもともとの琉球文化に、アメリカ、アジアなどさまざまなカルチャーが交わっている場所。いつかは沖縄に出店したいと思っていたんです」

「沖縄のミュージックシーンは、ヒップホップがメジャー。一方で、アンビエントとかハウスとかの文脈のDJたちが活躍できる場が少ないという話を聞いていて。NÜCHIがそういう人たちの発信の場になればいいなと考えています」

バーは、カウンターとテーブルの全部で約70席。ネオンアートを飾るほか、中央にDJスペースを設置して、演奏の様子が見られるようにする予定。

 

「どんな音楽を流すかは、新しく入る人とRoom 303のメンバーで、お店やお客さんの雰囲気を見ながらつくり上げていってほしくて。詳しいことはぜひ彼に聞いてみてください」

そう紹介言ってされたのは、小谷野さん。

「大学のサークルでイベントのオーガナイズをしていて。もともとクリエイティブなことが好きだったので、学生時代は友人と一緒に音楽イベントの手伝いなどをしていましたね」

WPÜに関わり始めたのは、2年前。フロントスタッフとしてアルバイトを始めた。

「インスタグラムで見たホテルの様子がすごくおしゃれで。フロント以外に、イベントの企画もできるところが面白そうだなと思って」

「人とつながった先で何かをつくり出すことをしたいと、代表の洋介さんに相談していたんです。そうしたら、Room 303が立ち上がるタイミングで、興味ない?って声をかけてもらいました」

関わる人の可能性を引き出す視点は、スタッフにも向いている。

日々働くなかで交わした会話などから、それぞれの関心や特性を引き出しながら、その人の力が発揮できる機会を提供している。

「自分も、ここで働いて大きく変わったと思います」と小谷野さん。

今では、Room 303の出演者のキュレーションやマネジメント、SNS広報などを担当。音楽以外のイベントを企画するなど、活躍の場を広げている。

「この会社は自分がなにかをやりたいと思えば、任せてもらえる。そのぶん責任はあるけれど、やりたいことが形になったときはすごくうれしいですね」

沖縄でミュージックセレクターとして働くスタッフは、東京にいるRoom303のメンバーと話し合いながら、バーで流す音楽の選曲を担当。機材のメンテナンス、ホールの接客なども担うことになる。

「Room 303のメインメンバーは自分を入れて3人。残りのふたりはイギリス出身です。自然が好きで、石川県の山奥でishinoko(いしのこ)というフェスをオーガナイズしていて。ゆったり、オープンな雰囲気の人たちですよ」

3人とも日本語を喋れるから、英語は必須ではないけれど、英語に抵抗のない人のほうがコミュニケーションはしやすいと思う。

NÜCHIでは、どんな音楽を流す予定なんでしょう。

「一つのジャンルに限らず、いろんな曲を流したいと思っています。たとえば、沖縄のテイストが加わったハウスジャズも面白いかも」

自分たちで選んだレコードや、Room 303のアーカイブ映像を流したり、ゲストに演奏してもらったり。現場のお客さんの雰囲気にあわせて曲を決めていく。

「これから決めていくことも多いし、自由度が高いからこそ、コンセプトをお互いに共有するのが大事かなと思います」

大切にしたいのは、沖縄という場所にあっているか、ミュージックバーのお客さんが楽しめているか、ということ。ROOM303のコンセプトである、メインストリームではない音楽に当てはまるのかなど、考える要素は多い。

「現地にいる人が一番その場の雰囲気がわかる。自分たちはオープンなので、こんな曲が合いそうとか、こんなイベントをしたいとか、どんどん提案してほしいと思っています」

たとえば、自分で現地のアーティストを発掘して、バーで演奏してもらってもいいし、音楽に限らずクリエイターとコラボして展示やイベントを開いてもいいかもしれない。

自分のアイディアや挑戦したいという気持ち次第で、いろいろな経験が積める環境だと思う。

「自分の好きな曲だけを流すわけではないので、普段聞かないジャンルの音楽と出会うこともある。僕自身も、ここにきて聴く音楽の幅が格段に広がりました」

「音楽に対して優しい人、というか。感謝の気持ちを持てて、いろんなジャンルに寛容な人が来てくれるとうれしいです」

 

最後に話を聞いたのは、一緒にお店に立つ、バーテンダーの横川さん。ドリンク開発や接客などのディレクションを担当する。

「大学院で経営学を学びながら、ずっとバーテンダーをしていて。就活をして内定をもらっていたんですけど、やっぱりこの道に進みたいなと」

どうしてバーテンダーだったんでしょう。

「バーがなくなってほしくないと思ったんです。お酒を楽しみに来る人もいれば、一人で考え事をしたい人、新しい出会いを求める人もいる。いろんな気持ちが混ざり合う不思議な場所で」

「普段言わないことを言っちゃったり、面白いアイディアが浮かんだり。何かが生まれる、夜の居場所としてずっとあり続けてほしいなと思いました」

大学院を卒業後、さまざまなバーで経験を積み、アジアのベストバー50にもランクインした麻布十番の「Tokyo Confidential」のカウンターにも立っていた。

「今回、NÜCHIのオープンに合わせて転職してきて。自分で一からお店づくりに関われるのが面白そうだなって思ったんです」

「日本のバーって、どこか厳かなイメージがあるけど、NÜCHIはお客さんとバーテンダーが近い距離でコミュニケーションできる、フランクでカジュアルな場所にしたいと思っています」

提供するカクテルは、沖縄の食文化を表現したいと横川さん。

「沖縄について調べるうちに、独特の食文化に魅力を感じて。たとえば、沖縄の人たちはゴーヤは体の体温を下げると知っていて、生活のなかにうまく取り入れている。エゴかもしれないけど、沖縄の食やお酒の文化をいろんな人に伝えられたらいいなと思っています」

そこで考案したカクテルの一つが、ゴーヤとバナナ、泡盛のカクテル。

「これは、ビールやハイボールのような最初のクールダウンとしての1杯。ちょっとだけソーダも入っていて、飲みやすくて美味しいんですよ」

ほかにも、ウコンを使ったオールドファッション、薩摩焼酎を使ったエスプレッソマティーニなど。さまざまなオリジナルメニューを提供する予定。

新しく入るバーテンダーも、メニュー開発などに積極的に携わってほしい。

「ゆくゆくは沖縄の農家さんともつながって、地元の農家さんから直接仕入れた野菜や、地元のお酒を使いたいですね」

「ただ、沖縄の食材だけだと、すこしありきたりになってしまう。沖縄の食文化を大切にしつつも、日本の多様な食材と組み合わせることで、よりユニークなメニューをつくれればと思っています」

沖縄や日本各地の食文化を表現するカクテル。生産者さんや地域の人との関係を深めながら、さまざまなカクテルを考えていくのは面白そう。

横川さんは、どんな人と働きたいですか?

「バーっていう文脈に興味がある人だとうれしいですね。でも一番は、前のめりな人かな。僕のことは現地のアドバイザーだと思って、どんどん前にでて面白がってくれたらいいなと思います」

 

お客さんもスタッフも。

関わる人たちの可能性が引き出されて、新しい何かが生まれる場所。

これから始まる沖縄のミュージックバーを舞台に、新たな1歩を踏み出してみませんか?

(2025/08/25 取材 高井瞳 )

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