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介護の外側、まちの日常
また来週ね
といえる楽しさづくり

※日本仕事百貨での募集は終了いたしました。再度募集されたときにお知らせをご希望の方は、ページ下部よりご登録ください。

気づけば、毎日同じ時間に同じ場所へ。

そんな日々を過ごしているシニアの方は、少なくありません。

顔なじみはいても、交わすのは「こんにちは」くらいの、あっさりとした日々。

別に不満はないけれど、心の奥では「誰かと深く話したい」「もっと笑いたい」と思うこともある。

そんなとき、誰かと一緒に夢中になって何かをすると、やっぱり楽しい。久しぶりに心から笑って、「また来週ね」と約束できると、日々が変わっていくのを感じるんだと思います。

今回紹介するのは、65歳以上のシニア層を対象に、「楽しい」、「チャレンジしてみたい」とワクワクするきっかけを、まちなかにつくる仕事です。

株式会社ウェルビーイング阪急阪神は、鉄道事業をベースに、さまざまな事業を展開する阪急阪神グループの一つ。

たとえば、健康測定会をスーパーマーケットで開催したり、「男・本気のコーヒー教室」など、つい参加したくなるようなイベントの企画、運営をしたり。

沿線に暮らす人たちが、心も体も元気で、自分らしく幸せに暮らせるような場づくりを進めています。

今回は、健康まちづくり事業部で働く、プログラム企画運営、イベント運営補佐の二つの職種を募集します。

 

大阪梅田駅といえば、関西随一のターミナル駅。

ウェルビーイング阪急阪神のオフィスがあるのは、梅田から一駅の福島駅。

改札を出てすぐのビル「ラグザ大阪」。エレベーターで5階に上がり、オフィスへお邪魔する。

静かな雰囲気のなか、和やかな空気が流れているのが健康まちづくり事業部。

会議室で待っていると、オフィスでの作業を切り上げ、みなさんが集まってくれた。

「フランクなスタッフが集まっていますね。僕、上司って思われてるんかな(笑)」

冗談を交えて話してくれるのは、部長の林さん。

阪急阪神グループ内で鉄道、甲子園球場、経営企画などの部署を経て、今年ウェルビーイング阪急阪神へ出向してきた。

鉄道事業を軸に、沿線上でさまざまな事業を展開する阪急阪神グループ。

地域に住む人が健康でなければ、展開しているサービスの利用率も低下してしまう。そこで、10年ほど前から、沿線コミュニティの活性化や健康寿命を伸ばすための新規事業を広げてきた。

「私たちは関西の自治体を中心に、健康や介護予防に無関心のシニアの方に向けて、『楽しい』とか『かっこいい』とか、純粋に興味を持って参加できるようなプログラムやコンテンツをつくっています」

健康まちづくり事業部は、主に2つの事業を進めている。

ひとつは、「社会参加を軸とした介護予防」。シニア世代がいきいきと暮らすために、新しい趣味や生きがいを見つけるきっかけをつくっている。

たとえば、「男・本気のコーヒー教室」や「音楽鑑賞ワークショップ」などの学びのコンテンツを企画し、参加者は月に1度、半年ほど受講する。講師には、主に地元で活躍しているプロを招いている。

「地域によってもそれぞれの特性があるんです。たとえば、造園屋さんがあるエリアでは、ガーデニングのプログラムを組んだり、大きな大学があるエリアでは、大学生も参加してシニアと交流ができる企画をしてみたり」

気軽に参加できるように、「介護予防」という言葉は使わず、発信の仕方も工夫している。

講座の参加者は、プログラムが終わったあとに参加者同士で集まったり、お店と手を組んでイベントを実施してみたり。その8割近くが、継続的な活動につながっている。

ふたつめは、「健康計測会事業」。

シニア世代が心も体も元気に過ごせるように健康測定会や保健指導の実施を通して、自身の健康状態に気づいてもらい、改善につなげることを目的としたもの。

どちらも「元気に長く暮らすための支援」という目的は同じ。ウェルビーイング阪急阪神では、エリアごとの課題や参加者のニーズに合わせて、ふたつの事業をカスタマイズしながら実施することで、より効果的にシニアの健康を支えられるようにしている。

たとえば、健康測定会で体重や筋力が低下しているとわかった人に、生活に取り入れられるアドバイスをおこなったり、測定結果は問題なく新しい趣味を探しているような人には、介護予防のプログラムを案内したり。より元気に暮らせるためのきっかけを提供している。

事業を展開している7つの自治体ごとに、それぞれ3〜4名のチームが担当し、複数のプログラムを企画・運営している。

何年も同じ自治体に関わっている人もいれば、年度ごとに変わる人もいる。新しく加わる人は、入社のタイミングや、適性によって配属されるチームが決まる。

「私がここに来て感じるのは、主体的に動くスタッフが多いこと。新卒で入社した人もいれば、編集者や医療系の専門職を経験したメンバーもいる。それぞれが想いを持って、本気で向き合っているのを感じます」

 

健康測定会事業に力を入れているのが、入社して2年目の松尾さん。

東大阪市の担当をしていて、健康測定会について教えてくれた。

前職では、作業療法士として精神科病棟に勤めていた方。

「ウェルビーイング阪急阪神の強みは、地域ごとの情報や特性といった知見を蓄積していること。情報をもとに、東大阪市内でシニア層が日常的に利用している商業施設で、健康測定会を実施することになりました」

「測定する機械もこちらでセッティングしたんです。たとえば、血圧は自宅で測ることができるので、あえて自宅では測れない血管年齢や、姿勢の分析、認知機能の測定もできるようにして、興味を持ってもらうようにしました」

これまで自治体の測定会に行かなかった人も訪れ、1日で70名ほどが参加したという。

「認知機能の検査をした方には、買い物のときに何を買うか思い出すだけでも脳トレになるんですよ、ってお伝えしたり。姿勢が悪い方にはここの箇所を動かすといいですよって、作業療法士の知識も活かして説明したり」

「東大阪市では1年に10回ほど開催しているので、『教えてもらった脳トレやってみたよ』、『今日は認知機能の数値なんぼかな』ってまた来てくれる方もいらっしゃるんです。直接コミュニケーションがとれるのでうれしいですね」

定期開催することに加え、もう一歩踏み込んでサポートできるのもウェルビーイング阪急阪神の強み。

「参加者には、ひとり暮らしをされていて測定結果が気にかかる方もいらっしゃる。なので、市の地域包括支援センターと連携して、電話をかけてもらったり、家へ訪問して様子を見てもらったりすることもあるんです」

「病院に勤めていたころは、患者さん個人のサポートを考えていたけれど、今は地域の特性や課題を知ることから関わることが多い。会場を探すためにフィールドワークに行ったり、チラシの文言を考えて、デザイン制作の会社と連携したり。大変だけど、そこまで関われることはやりがいですね」

一人ひとりに個別で対応するには、限界がある。けれど、ウェルビーイング阪急阪神は大阪府内のさまざまな自治体と広く関わっているからこそ、俯瞰した視点で、それぞれの地域や個人に適したサポートの形を提案することができる。

松尾さんの根っこには、こんな想いがある。

「前職でたまたま病院の持つ就労支援事業所と兼務する機会があって。病院では長期入院される方が多くて、入院生活のサポートをしていて。事業所ではより普段の生活に近いところでサポートができることが新鮮だったんですよね」

だんだんと病院以外でも経験を積みたいと、転職先を探し、見つけたのがウェルビーイング阪急阪神。

「ここなら作業療法士の経験を活かしながら、もっと生活に寄り添ったサポートができると思って転職を決めたんです」

「食べることや、本を読むこととか、自分が自分でいるために大事な作業が人それぞれにあると思っていて。作業療法士は、それをお手伝いする仕事。今はその人にとって大事な作業を見つけて、日常の中に取り戻すお手伝いができるのが楽しいですね」

 

最後に話を聞いたのは入社3年目の松下さん。東大阪チームのリーダーとして、主に介護予防事業を担当している。

「東大阪市では、介護予防事業のコンテンツでボードゲーム講座を実施しています。それを健康測定会と連携して、参加者が結果を待っている時間にできるボードゲームブースを設けたこともあって」

「そこに講座を受けた修了生を呼んで、測定会の参加者にボードゲームを教えてあげてくださいってお願いするんです。そうすれば交流も生まれるし、学んだことを活かせる場にもなる。ほかの事業と連携することも、現場のチームに裁量を任せてもらえるので楽しいです」

祖父母の介護を経験したことから、前職はシニアに関わるまちづくりのNPO法人に勤めていた松下さん。

「5年ほど勤めていたのですが、法人としての運営がうまくいかなくなってしまって。法人の支援が止まると、それまで支援してきた方々の地域活動も停滞してしまいました。それで一旦まちづくりの仕事からは離れて、飲食関係の開発の仕事に転職して」

「30歳手前で、今後のキャリアの方向性を考えていたときに、祖父母の介護や前職でやり残したことがやっぱり引っかかって。今度は途中で投げ出したくないという想いで、探していたときに、企業として事業を継続するために、利益を得られるよう事業を展開しているなと思ったのがウェルビーイング阪急阪神だったんです」

たとえば、講座が終了したあとも、講座の参加者とLINEのオープンチャットでつながっているため、その後の様子を参加者が共有してくれることもある。

直接会わなくても、なんとなくお互いに存在を感じられる。じんわりとした距離感でつながれるのは参加者にとっても運営するスタッフもうれしいこと。

社内の雰囲気も働きやすさのひとつ、と松下さん。

「会社が雑談を推奨してくれていて、『うちのチームは今こんな感じで動いてます』とか。立ち話することもよくあるし、社内のチャットで面白いネタが共有されることもありますね。そこから、じゃあちょっと真似しようかって企画を考えることもあるんです」

「ほかのチームのイベント準備を手伝うこともありますよ。大きなイベントのときはみんなで頑張るぞって、雰囲気があるし、そういうことも楽しいんです」

毎年3、4つほどの新しいコンテンツが1つの自治体から生まれている。

松下さんは、どんな人に来てほしいですか?

「一つひとつの仕事に『なんでやるの?』って、疑問がたくさん浮かぶ人がいいかもしれません。慣れてきちゃうと、当たり前になってしまうことも多いんです。社歴関係なく、新しく加わってくれる人には、なんで?って突っ込んでくれる方が私たちもうれしいです」

 

若くても、シニアになっても。楽しそうに過ごしている人たちが周りにいることは、きっといい刺激になる。

働いているみなさんはその当事者のように感じました。

目の前の人がいきいきしていく、そんなきっかけをつくってみたい人は、ぜひ飛び込んでみてください。

(2025/09/18 取材 大津恵理子)

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