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飾るのではなく
ありのままを整える

忙しい毎日でも、爪がきれいだとテンションが上がる。

美容室帰りに髪の毛がツヤツヤだったり、下ろしたての靴を見てうっとりしたり。

身だしなみに重要だと言われている「手先」「毛先」「足先」が整えられていると、自分のことをしっかり愛せているなと感じます。

The careは、東京の青山、広尾、六本木に店舗を構えるネイルケアの専門サロン。

一般的なネイルサロンとは違ってジェルネイルは一切せず、ハンドケアとフットケアに特化しているサロンです。

今回は、ネイルケアを極めるスタッフを募集します。

The careが目指すのは「強く健康的な自爪 潤いに満ちたハリのある手肌」。

自爪そのものを整えるケアにも、ミリ単位でのこだわりと技術が詰まっています。

一人ひとりが持つ素材の美しさを、更に引き立て追求する仕事。

ピンと来た人はぜひ読み進めてみてください。

 

東京都港区、広尾駅から歩いてすぐ。大通り沿いに面したマンションの中に、The care・広尾店はある。高級住宅街としても知られるエリアで、周囲は落ち着いた雰囲気。

迎えてくれたのは、代表の大谷さん。

「広尾店は、2ヶ月ほど前にオープンしたばかりですが、さっそくたくさんのご予約をいただいています。開業したときは、ネイルケアにこんなに需要があるとは思っていなかったので、私自身もびっくりしているんですよ」

大谷さんは幼少期からおしゃれが好きで、ネイルサロンデビューはなんと小学校5年生のころだった。

「化粧品メーカーの美容部員だった母に連れて行ってもらったんです。なんて素敵なんだろうと、ずっと覚えていて。そこから中学高校と進み、ネイル雑誌を買うようになったり、100円ショップのネイルチップにオリジナルで装飾をして遊んでいました」

表参道や銀座エリアのサロンに就職し、ロサンゼルスでもネイリストとして勤務。2015年に青山で独立した。最初はジェルもアートもやるサロンだったが、次第にメニューをそぎ落としていった。

「私自身、デザインも考え方もシンプルなほうが好きですし、ケアはネイルの基礎の部分で、実は一番大切。そこを追求したかった。ケア専門でやっているサロンは、当時ほとんどなかったのですが、やってみてダメなら、そのとき考えればいいやって」

ジェルネイルやアートは、指先を鮮やかに彩る素敵なファッション。適切なメンテナンスをしていればすこやかに長く楽しむこともできるし、ふと手元を見たときに気分を上げてくれる。

ただ、The careが提供したいのは、それとはまた別のベクトルにある価値観。装飾を施すのではなく、土台となる自爪や手肌そのもののすこやかさを引き出すこと。

施術は、なるべく手や爪に負担をかけないのが特徴。たとえば、甘皮は無理に取りすぎない。手荒れの原因になるような強い薬品も使わない。

その日のわかりやすい変化だけでなく、日々の生活のなかで基礎から状態を改善し、長い目で見たときの健康的な手元を育んでいく。

「ネイルの仕事を長年するなかで、一番好きな技術がケアだったんですよ。すごく真面目に取り組んできたぶん自信もあったし、自分のなかにメソッドみたいなものがつくり上げられてきて。それをメニューにしました」

ハンドケアなら、ヤスリを使って爪の長さや形の調整をする「ファイリング」をしてから、甘皮ケア、角質ケアをして、爪にベースコートを塗り、最後にハンドトリートメント。メンズは磨きをかけて仕上げる。

フットケアの場合は、最初にフットバスの工程が加わる。角質ケアは指周りから足裏のかかとまで。悩みや症状に合わせて施術していくので、帰るころにはあっと驚くほどふわふわつるつるの足裏に。

いざ方向転換してみたら、ケアを求めている人はとても多かった。

「ケア専門のサロンというめずらしさから『こういう所を求めてたんだよ』って宣伝してくれるお客さまが増えたんです。大々的に広告を売ったわけではないし、バズったわけでもないのですが、口コミが大きな力になりました」

 

青山店から始まり、六本木にメンズ向けのプライベートサロンを展開。そして先日、広尾店をオープンさせたところ。今後はニーズに合わせて店舗数も増やしたり、オリジナルブランドのケア用品も充実させていきたいと考えている。

場所柄、スタイリストやヘアメイクなど、芸能系の仕事をしている方が来ることも。

「年齢層は幅広く、とにかく素敵なお客さまが多いのが自慢です!本物思考の方々が実際に通い続けてくれているサロン、というのが自分の自信につながっています。ファッションやライフスタイル、カルチャーが好きで、雑誌やSNSなどで幅広く情報収集できるタイプの方に入ってもらいたいですね」

特に印象的だったお客さんとのエピソードを教えてくれた。

「50代の女性経営者の常連さんに、一度お叱りを受けたことがありました。独立してすぐのころ、何人かの来店時間が少しずつずれて、その方の施術をお待たせしてしまったんです」

「対応が重なっているなかで、前のお客さまのベースコートがやり直しになってしまった。その状況を見ていて、きちんと時間を確保すべきだと」

マンツーマンで丁寧な施術をしているサロンなのだから「ゆったりした時間」までをサービスとしてしっかり提供してほしい。ただ待たせたから怒ったわけではなく、期待をしているからこその意見だった。

「ごもっともでした。一般的なネイルサロンだと、保険の意味も込めて重ねて予定を入れて後輩に下処理を任せてしまう。その感覚で何十年もやってきたから、癖が抜けていなかったんです」

「でもうちはそうじゃない。ケアはもちろん、お客さまとの時間を大切にしているサロンなのだと。なんだかハッとさせられて、サービスを見直すいいきっかけになりました」

そのお客さんには丁寧に謝り、今も変わらず通ってくれているそう。その場限りではなく、長く通い続けてもらいたいからこそ、関係性も大切につむいでいく。

「私はお客さまとプライベートな話もたくさんするほうなので、子育てのことや、仕事のことなど、相談に乗ってもらうこともあるんです。いろんな経験をしている人生の先輩として、いつもアドバイスをもらっています」

 

入って1年弱のスタッフ、蘆田(あしだ)さんは、大谷さんいわく、The careのイメージにぴったりの人。アンテナをいろんなところに張っていて知識の幅が広く、センスがいいとお墨付き。

お客さんへの施術のほか、SNSの運用などサロンのブランディングも担当している。

「私はもともと空間デザイン系の専門学校に行っていて、ネイルの知識はまったくありませんでした。海外へ行ったときは、街並みや教会の建築をチェックするのが好きです」

デザイン系の会社や木工家具メーカーで働くうちに、手に職がある人への憧れが募っていった。

「自分の技術を名刺代わりに働いている人たちを間近で見て、なんてかっこいいんだと。自分もそういうものが欲しいと思って、働きながらネイリストの資格を取りました」

ここに来る前は、ジェルやアートをするサロンにいた蘆田さん。

「近年はSNSで見つけたデザインをそのまま再現してほしいという依頼も増えていて、モヤモヤしていました。人によって爪のサイズやコンディションも違うし、写真の雰囲気が気に入っているという可能性もある」

「何より、私自身は色を乗せる前の、クリアなベースジェルで整えた状態が一番きれいだと感じていて。これ以上、何かを足す必要があるのかなと、次第に疑問を持つようになったんです」

転職活動をはじめ、SNSで見つけたThe careにビビッときた。

「見つけてすぐに、サロン見学を兼ねた施術を予約しました。実はここに決めるまでに、ジェルのサロンも含めると9箇所見学に行っていて。これから自分が提供していく技術やサービスだからこそ、まずは自分自身が実際に体験してみたかったんです」

「自分の目で見て、施術を受けて、その上で働く場所を決めたい。The careは、施術もスタッフさんたちの印象もとってもよくて。サロンそのものだけでなく、周辺の環境や、目の前の道がきれいかどうかなど、日々通う場所だからこそ、そういった部分も自分にとっては大切な基準でした」

ケアの仕事をしてみていかがでしたか?

「みなさん、年齢もライフスタイルも服の系統もさまざまですが、共通しているのは、自分に似合うものをよく知っている。『今の自分が一番しっくり来ている』方が多いように思います」

自分自身の素材を活かすケアだからこそ、等身大で生きているお客さんが多いのかもしれない。

「爪の形に悩んで半年ほど通ってくれていた方が『この前、爪がきれいって言われました』と報告してくれたときは、自分ごとのようにうれしくて。私自身も小さいころから爪が小さくてコンプレックスだったので、気持ちがわかるんですよね。隠さなくてもそのままの自分を心地よく思えることが、確実に自信になるんです」

 

入社して4年目になるマネージャーの井髙さんも、ネイルケアに魅せられた一人。

「前職で、甘皮カットがうまいと褒められたことがあって、もともとケアには興味がありました。爪を隅々までケアして、ベースコートを塗ったナチュラルな仕上がりがすごく好きなんです」

井髙さんは、代表の大谷さん同様に福島県出身で、在学時期は重なっていないものの、偶然にも同じ商業高校の卒業生だった。

「面接で発覚したとき、お互い本当にびっくりでしたよ。ここを選んだ一番の理由はコンセプトですが、二番目の理由はこの縁があったから。絶対ここだ!って思いました」

今は子育てをしながら時短で勤務している。

「朝8時からの予約枠があって、朝からお客さまをお迎えする日は、いつもと違う気持ちよさがあります。近くのカフェでコーヒーを買ってから出勤するルーティンです。お客さまも、朝の時間に手を労ると1日を気持ちよく過ごせる、と好評なんですよ」

長く担当しているリピーターさんへの施術に加え、マネージャーとしてスタッフの教育やシフトの作成、売り上げ管理なども担当中。

「入社したら、まずは技術研修から。ハンドケアとフットケア同時に施術するときなど、先輩に付いて一緒に担当してもらいます。言われた事を素直に受け止めて、自分のものにしていける。そんな柔軟さのある方と働きたいです。ブランクがある方、スキルアップしたい方も大歓迎です」

ネイルケアの技術習得は、お店の根幹に関わってくるので、特に力を入れているポイントだ。定期的に、全店舗合同のミーティングと勉強会を開いていて、クオリティを担保している。

「たとえば甘皮の残し方や形の整え方など。オリジナルメソッドはミリ単位での細かなこだわりもあるので、習得するまでは大変だと思いますが、身に付けたら一生もののスキルになると思いますよ」

 

過剰に飾るのではなく、素材の美しさと長期的なすこやかさを追求する。

だからこそ、極めがいのある仕事だと思います。

ぜひ一度サロンを訪ねて、心地よいケアタイムをまずは体感してみてほしいです。

(2026/08/21 取材 今井夕華)

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