コラム

好奇心と生きる人

「こないだのゲストさん、すごくおもしろかったんですよ〜」

イベント担当の今井さんと、私黒澤は会社の席が隣同士。

今井さんはよく、おもしろいイベントゲストさんの話をしてくれます。

「今回は、縄文が好きすぎて縄文ZINEっていうフリーペーパーをつくっている人だったんですけど」

縄文?!あの、縄文時代の?

「そうなんです〜架空の縄文人が埴輪や稲作(弥生)をディスるコラムを書いたり、縄文土器の美しさをひたすら考察しながら縄文人の生活に思いを馳せていたりとか…」

なにそれ、なんてたのしそう…!

「フリーペーパーたくさんもらったので、黒澤さんもいります?」

うん、ぜひ。

その日の私は縄文ZINEに夢中、以来、最新号が出ると毎回いただいております。

そんな今井さんの話を聞くのがたのしみな私が、もっといろんな人にこの話を知ってほしい!と思ってはじめたのが、「好奇心と生きる人」というコラムです。今井さんに書いてもらってます。

日本仕事百貨News Letterでときどき配信していたのですが、今回、日本仕事百貨にも載せることにしました。

お昼やすみに寝る前に、夏休みがもの足りないあなたに。ぜひどうぞ!

第1話は、「怪獣大好きおじさん」のお話です。

 

なにかに夢中になっている人っていいですよね。

スズメが大好きな人や、雑草の専門家、蜂を追いかけている人……。

「普通」の社会では生きづらい部分もあると思うけど、好奇心に対して素直に生きている人はとっても魅力的。

子供のようにキラキラとした生き方に触れるたび、ああ愛おしいなあ、私もそうありたい!と思います。

今回ご紹介するのは、三池敏夫さん。

先日のしごとバー「特撮を残さナイト」にゲストとして出てくれた、特撮大好きおじさんです(笑)。

肩書きは特撮美術監督で、実は『キル・ビル』や『シン・ゴジラ』にも携わっている、ものすごい人。

小さい頃からウルトラマンをはじめとする怪獣作品が大好きで大好きで、特撮の世界に飛び込みました。

「なんとか30年、運良く食いつないできましたよ。撮影現場で女優さんと会うよりも、怪獣と遊んでいる方がよっぽど楽しいんです」

ゴジラやモスラが仕事仲間って最高ですよね。

三池さんをはじめ、しごとバーではいろんな分野で活躍している方をゲストとしてお招きしていて、毎回わくわくしながら一緒に会話を楽しんでいます。

参加者の方は、話を聞いているだけでもいいし、積極的に会話に参加することもできます。遊びに来た方同士で盛り上がることもあるかもしれません。気になるテーマやゲストがいたら、気軽に参加してください。

(今井夕華)

今井 夕華(いまい・ゆか) 写真中央 1993年生まれ。リトルトーキョー 場の編集者。しごとバーを中心にイベントの企画運営、おもしろい人たちのコーディネートなどをしている。写真はマニアフェスタというイベントに「仕事占い」チームとして参加した時のもの。仕事占いは占い風の人生相談なので、本当の占いはできません。

 

第2話、第3話もアップしています。ぜひぜひ読んでみてください。

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