イベント

11.2 Fri
しごとバー
北海道ローカルワークナイト

いろんな分野で活躍している方をゲストとしてお招きし、お酒を飲みながら、ゲストと一緒に会話するイベントです。気になるテーマやゲストがいたら、気軽に参加してください。
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※このイベントは終了いたしました。

こんにちは。釧路市で「ゲストハウスコケコッコー」を運営している名塚ちひろといいます。

フリーランスデザイナーとして、そして釧路をクスッとさせる市民団体「クスろ」の副代表としても活動しています。

大学院を卒業した後は、大手メーカー系の企業でデザイナーとして就職。仕事は充実していましたが、会社員としてのキャリアを重ねる一方で、都会特有のハードな通勤や自らをすり減らす働き方に違和感を感じるようになりました。

そんな頃、地元釧路に帰省した時、札幌からUターンした高校時代からの友人と再会し、故郷について語り合ったことからすべてが動き出したのです。

元気を失っていく故郷、若手のプレイヤーが不足している現状、そういった課題を共有するうち、話は自分たちにできる具体的なアクションに及び、その再会から間もなく、私たちは市民団体を立ち上げることになりました。

その後もしばらく東京でデザイナーを続けた後、2016年夏、釧路へUターンする道を選択しました。

トレンドの中に身を置けること、安定した給与が得られていたこと、デザイナーとしてのキャリアを積むために十分な理由が東京にはありました。ただ、釧路にプレイヤーがいないことへの危機感がそれを上回ったんです。

「クスろ」の活動を通じて知り合った発見した釧路の「ひと」と外の「ひと」。 それまでバラバラだったそれぞれの要素が私の中でひとつになって導き出されたのが、釧路に来た人と釧路に居る人をつなぐ「場」としてのゲストハウス作りでした。

ゲストハウスの場所として選んだのは釧路市阿寒町。

かつて雄別炭鉱で栄えた地区ですが、今や人口流出や相次ぐ店舗閉鎖ですっかり寂しい風景になってしまいました。

それでも、高速道路や空港からのアクセスの良さ、手付かずの自然が残るこの土地に可能性を感じました。

そんな阿寒で物件探しで見つけたのは築65年の元旅館。昭和の雰囲気が残るレトロな内装を見た瞬間湧いたイメージに、「ここならできる!」と確信しました。

たくさんの人の力をお借りして補修やリノベーションをし、2017年7月、ゲストハウス「コケコッコー」のオープンを迎えられました。

ゲストハウス「コケコッコー」には、釧路にIターンしたスタッフもいます。もともと東京で出会った友人で、私の釧路での活動に「面白そう!」と興味を持ち、ゲストハウスのオープンに向けてIターンしてくれたのです。

ゲストハウスの歴史はまだまだ浅いですが、ご近所さんが新しくお店を始めたり、自分の店の空きスペースを使って新しいことを始めようとする動きが生まれたり。

釧路では、「自分が動くと周りもつられて動き出す」実感があります。

釧路には挑戦できる環境がたくさんあります。しかし、それを実行できるプレーヤーはまだまだ足りていません。

自分の手で何かを作り出したい方、都会の生活に疑問を感じている方、とりあえず釧路に来てみませんか!?


名塚 ちひろ(なづか・ちひろ)
ゲストハウスコケコッコー代表。1986年釧路市生まれ。公立はこだて未来大学 大学院修士課程修了。2011年富士通株式会社入社。デザイナーとして社会インフラシステムのデザインや新規ビジネスのプロモーションに携わる。在職中にミラノサローネ出展、グッドデザイン賞受賞、IAUDアウォード受賞。月1で東京と釧路の往復を続けていたが、2016年、釧路での活動が楽しくなってしまい、富士通株式会社を退職しUターン。フリーのデザイナーとして活動する傍ら、釧路に訪れる人を少しでも増やしたいとの思いから、2017年7月「ゲストハウスコケコッコー」をオープン。釧路をクスッとさせる市民団体「クスろ」では、主にWEBや紙媒体の制作を担当。

【ゲストハウスコケコッコー】
https://www.gh-kokekokko.com
【クスろ港】
http://kusuro.com


こんにちは。更別村の一般社団法人北海道熱中開拓機構CEOの亀井秀樹といいます。

父の仕事の関係で小・中学校時代はオーストラリアで暮らし、東京の高校へ進学するのを機に日本へ戻ってきました。

自信を持って「ここがふるさとだ!」と呼べる場所はありませんでしたが、20歳の頃、47都道府県を旅するなかで初めて訪れた十勝は、遥かな空と広大な大地、隣の町まで何十キロという圧倒的なスケール感にどこかオーストラリアに似た空気感を感じました。

「将来こんなところに住めたら素敵だなあ」

総務省の地域おこし協力隊制度を利用して、十勝の更別村へと念願の移住を果たしました。更別村は人口3,200人ですが、村には、区や市や町にはない魅力がある。私のなかでは村が一番かっこいい。村民になりたくて仕方なかった!

地域おこし協力隊になってからは、観光イベントの企画や寒い冬の間に濡れたジーンズを凍らせて透明人間が立っているかのように魅せる「フローズンパンツ」というPR企画などをどんどん仕掛けていきました。

地域おこし協力隊として2年半活動する中でわかったことは、地域にはたくさんの資源があっても、それらを活用できるプレイヤーが不足していたり、やりたいことに踏み出せず、くすぶった想いを持つ人も多い。

そんな想いのある人たちをつなげて、想いを共有したり、悩みを相談できたり、仲間作りができる場をつくりたいと思いました。

そこで村一丸で立ち上げたのが、熱中小学校という大人のための学校をつくるプロジェクトです。

熱中小学校は、「もういちど、7歳の目で世界を」のキャッチコピーで山形県高畠町での開校をきっかけに全国に広がっています。熱中小学校の教室では、上場企業などの社長、大学教授、デザイナー、技術者などの豪華な教諭陣が様々なトピックの講義を行い、地域の人材育成・異業種間交流・地域間交流・特産品開発・サテライトオフィス事業に取り組み、地域に新たな風をどんどん起こしています。

私は熱中小学校の事務局長として、学校運営に関わる全ての仕事を担っています。

熱中小学校のプロジェクトはゼロからイチを創る仕事なので、関わってくれる人もみんな前向き。できない理由を並べるのではなく、どうしたらその問題が解決できるか同じ方向を見て一緒に悩んでくれるので、気持ち良くプロジェクトを前に進められる。本当に人に恵まれています。

今は交付金をもらって運営していますが、次のフェーズはまさに「稼ぐ」事業の創出。この夏、熱中小学校の敷地内に、ホテルや地場食材をつかったレストラン、マルシェなどをオープンしました。

地域にどんどん仕事を作りたいので、一緒にやってくれる仲間を募集しています!

僕自身起業してベンチャービジネスをはじめたわけで、村の存続をかけた一大プロジェクトに関わっているので責任感も大きい。

自己実現や自身の成長というと、なんとなく「東京じゃないと手に入れられない」というイメージがあるかもしれませんが、ローカルにこそ、自身が活躍できる、挑戦できるフィールドがあるのかもしれません。


亀井 秀樹(かめい・ひでき)
十勝さらべつ熱中小学校事務局長。1981年、福岡県生まれ。青山学院大学卒。幼少期をオーストラリアで過ごし、高校時代に帰国。レコード会社、外務省や国連などのPR制作や翻訳などを手がける会社、印刷会社のイベント関連の部署を経て、2014年4月から2016年9月まで更別村の地域おこし協力隊として活動。在職中は、特産品開発や観光振興を担当し、行政と民間企業のパイプ役を担う。2016年から、一般社団法人北海道熱中開拓機構CEO兼十勝さらべつ熱中小学校の事務局長を務める。

【十勝さらべつ熱中小学校】
https://www.necchu-hokkaido.com
【熱中CAMPUS SARABETSU】
https://sarabetsu.com/

このしごとバーは、北海道のローカルなしごとや暮らしにふれていただくイベントの交流会として開催します。お二人のお話をより詳しく聞きたい方は同じ日に同じ会場で開催するトークタイム(18:30〜20:00)からの参加をお勧めします。学生のみなさんもお気軽にお越しください。

【ローカルワーク in HOKKAIDO】
http://www.hokkaido-iju.jp/localwork/

「北海道で暮らそう!働こう! トークタイム」
日時:11月2日(金)18:30〜20:00
会場:リトルトーキョー 2階
参加費:無料
主催:北海道

【問い合わせ・申込み先】
(株)石塚計画デザイン事務所 011-251-7573(小林・後藤)
h-shigoto@community-design.jp

【トーク部分はYouTubeでも配信中!】

※当イベントは事前予約不要ですが、よろしければ下記の「イベントに参加する」より、当イベントのfacebookページにて「参加予定」へのチェックをお願いします。
※なお、SNSを介して発生したトラブルなどの責任は負いかねますこと、あらかじめご了承ください。
※しごとバーでは、特定の思想や宗教、マルチ商法、情報商材の販売などに関わる方の参加はご遠慮いただいております。そのほか、セクハラ行為なども含めて、参加者に不快感を与える行為を目撃した方はお知らせください。

日時
2018/11/02 20:00 開始
※イベントのメインは22:00まで
会場
リトルトーキョー2F
参加費
1ドリンク以上オーダー

※このイベントは終了いたしました。

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