※このイベントは終了いたしました。
こんにちは、日本仕事百貨編集長の中川です。
地域で活躍する“先輩”を訪ね、そこでの経験をもとにあれやこれやと話を深めていくイベント「ローカル×ローカル」。
静岡県南伊豆町の地域おこし協力隊、伊集院一徹さんとともに企画・運営しています。
異なる地域の視線が交差すると、思わぬところに気づきがあったり、違いが見えてきたりして面白い。
第4回は“「好き」と「稼ぎ」を考える”というテーマだったのですが、好きなことを仕事にしているように見える人って、やりたくない(=好きじゃない)ことをとことん避け続けているからこそ、「好き」が浮き立って見えるのかもしれません。
第5回のゲストは長野県塩尻市役所の山田崇さんです。
暮らしのベースの部分を支え、役場の窓口では、複雑な手続きにもやさしく対応してくれる人たち。公務員と聞いて、そんなイメージをぼくは思い浮かべます。
けれども、山田さんの取り組みはなんだか違う。少なくともぼくがお会いした数回は、全国から集まった人たちを引き連れて塩尻の町を案内して回ったり、お酒を飲みながら熱く語っていたり、新しい仕掛けを構想していたり。まるで行商人のようにあちこちを回って、塩尻という町と何らかの関わりを持つ人を増やしている、そんなイメージです。
「公」や「役場」の仕事は、「こうあるべき」というイメージを強く持たれがちな仕事だと思います。一人ひとりの負担する税金のうえに成り立つ仕組みだから、そういう視線が注がれるのは当然のことだし、その働きに向ける関心を失ってはいけない。けれども、その強すぎる視線が固定観念を生んで、「公」の仕事に携わる人たちを変に凝り固まらせている部分も、あるような気がします。
そうしたしがらみを、まったくと言っていいほど感じさせない山田さん。いったいどう飛び越え、くぐり抜け続けているのか。(あるいは、そもそも意識すらしていないのか)
このあたりは第4回のテーマとも重なりそうで、お話できるのがとても楽しみです。
そして、そんな場にもうひとつの視線を重ねてくれるのが、冨永真之介くん。総務省で働く国家公務員です。実は大学時代からの友人で、鹿児島・口永良部島やアフリカ・ルワンダなど、ぼく自身の人生の節目となるような機会に一緒に旅してきた仲間でもあります。
ふたりは初対面のようですが、きっと楽しいコラボレーションになるはず。いつものごとく、焚き火を囲むようなつもりでご参加ください。
【ローカル×ローカル〜その土地の魅力をみつけて発信し、関係性をつくっている先輩たちを訪ねて、学んできたことを報告します〜】
▼日時
2019/9/26(木)
19:00 開場 19:30 開始
21:30 終了
▼場所
リトルトーキョー 3F
(東京都江東区三好1-7-14)
清澄白河駅A3出口より徒歩4分
▼参加費
1,500円+ワンドリンク制(おつまみ付き)
▼タイムテーブル
19:00-19:30 受付
19:30-19:55 自己紹介やイベントの説明など
20:00-20:50 学びの発表やトーク
20:50-21:00 中締め
21:00- 懇親会
※お店は24:00まで営業しています
※タイムテーブルは変更になる可能性があります
山田 崇(やまだ・たかし)
1975年塩尻市生まれ。千葉大学工学部卒業。塩尻市役所企画政策部 地方創生推進課地方創生推進係長。空き家プロジェクトnanoda代表。「地域の課題を想像でとらえるのではなく、実際に現場に身を置いてみないと商店街の現状・課題はわからない」と空き家を活用したプロジェクト「nanoda(なのだ)」を2012年4月より開始。2014年「地域に飛び出す公務員アウォード2013」大賞を受賞。TEDx Sakuでのトーク「元ナンパ師の市職員が挑戦する、すごく真面目でナンパな『地域活性化』の取組み」が話題に。2016年1月からは「MICHIKARA〜地方創生協働リーダーシッププログラム」を、首都圏のプロ人材との協働による官民連携プロジェクトをスタート。地方の課題解決を民間企業のプロフェッショナル人材との協働実施するプログラムの全国展開を目指す。グッドデザイン賞2016受賞。2016年5月から内閣府 地域活性化伝道師に。2018年には「日本一おかしな公務員」を出版。
冨永 真之介(とみなが・しんのすけ)
東京都赤坂出身。在学中に1年間休学し、人口約100人の口永良部島で暮らし「自治」の2文字に取り憑かれ、公務員試験を受け続けるも落ち続ける。その間は築地の魚を売る。合格後、アフリカ人の人との向き合い方とテンションに惹かれ、4ヶ月間コンゴ民主共和国で過ごす。帰国後、総務省入省。今年6月まで山口県庁へ出向。
伊集院 一徹(いじゅういん・いってつ)
南伊豆新聞・南伊豆くらし図鑑 編集長/イラストレーター
鹿児島県出身。教育系出版社の編集者として勤務。退職後、2018年4月から静岡県南伊豆町の地域おこし協力隊・イラストレーターとして活動。南伊豆で生活をしながら、たまに東京で仕事をしています。
・南伊豆新聞
・南伊豆暮らし図鑑
・イラスト
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※リトルトーキョーは住宅街にあります。これからもこの場所を続けていくために、屋外でのおしゃべりはお静かにお願いいたします。