11.22 Fri

第６回「ローカル×ローカル」
いいものって、なんだろう？

※このイベントは終了いたしました。

こんにちは。編集長の中川です。

今年の５月から毎月開催してきたローカル×ローカル。あるお題をもとに、異なる地域同士の課題感や視点を交わしながら語り合おうというイベントです。

10月はちょっとお休みをいただいて、共催の南伊豆町地域おこし協力隊・伊集院一徹さんとともに、次回開催に向けたブラッシュアップを重ねてきました。（もしかしたら、そのうち海外からのゲストもお招きできるかも…！？乞うご期待）

さて、11月はパワーアップして帰ってきます。ゲストはクリエイティブカンパニー「TSUGI」の新山直広さんです。

福井県をフィールドに、グラフィックデザインをはじめ、商品開発やブランディング、空間づくりや編集など、さまざまなデザインを手がけてきたTSUGI。ビジョンとして“創造的な産地をつくる”という言葉を掲げています。

日本全国、どこにでも「産地」はあります。それは食べもののこともあれば、家具や工芸品のようなプロダクトがつくられる場所、ということもある。

何かを生み出すことは、本来とても「創造的」なこと。ただ、ものをつくるために自然や人を傷つけたり、つくり過ぎた結果廃棄されたり。ものが生まれる前後にまで目を向けると、「それは果たして創造的なことなの？」と疑問を感じる場面もたしかに存在します。

そこで今回は、「いいものってなんだろう？」というテーマで話をしてみたいと思います。ただ闇雲につくられていくのではなく、新たな関係性をつくったり、次の世代へとバトンを受け渡したりできるようなものとは、一体なんなのか。新山さんとTSUGIの取り組みに、そのヒントがありそうな気がします。

実は以前、日本仕事百貨で新山さんのお仕事をご紹介したことがあります。３年以上前の記事なので、現状とは異なる部分もあるかもしれませんが、新山さんがどんな想いで福井県に移り住み、TSUGIを立ち上げたのか、その過程を知っていただくきっかけになれば。
https://shigoto100.com/column/utsurisumuhitotati

そして、学び仲間としてお招きするのは建築家の黒川彰さん。岩手・大船渡の福祉作業所「かたつむり」をはじめ、地域での建築設計にも携わってこられた視点から、「いいもの」について一緒に考えていけたらと考えています。

それでは、東京・清澄白河のリトルトーキョーでお待ちしています。

新山 直広（にいやま・なおひろ）
TSUGI 代表/デザインディレクター 1985年大阪府生まれ。京都精華大学デザイン学科建築分野卒業。2009年福井県鯖江市に移住。応用芸術研究所を経て、鯖江市役所在職中の2013年にTSUGIを結成。以降、未来の産地を醸成する様々なプロジェクトを展開し、2015年に法人化。デザイン・ものづくり・地域といった領域を横断しながら、地域や地場産業のブランディングを手がける。
【HP】

黒川 彰（くろかわ・しょう）
建築家。1987年東京都生まれ。慶應義塾大学環境情報学部を2009年に卒業し、渡欧。OFFICE Kersten Geers David Severenでの勤務を経て、2014年スイスイタリア語圏大学メンドリジオ建築アカデミーを修了。同年にSho Kurokawa architectsを設立し、建築・家具・プロダクトのデザインをおこなう。2018年に日本とスイスの文化交流プラットフォームとして一般社団法人 日瑞建築文化協会(JSAA)を立ち上げ、展覧会や講演会などの企画運営をおこなう。2019年より慶應義塾大学非常勤講師。 
・Sho Kurokawa architects
・Japan Swiss Architectural Association

伊集院 一徹（いじゅういん・いってつ）
南伊豆新聞・南伊豆くらし図鑑 編集長/イラストレーター
鹿児島県出身。教育系出版社の編集者として勤務。退職後、2018年4月から静岡県南伊豆町の地域おこし協力隊・イラストレーターとして活動。南伊豆で生活をしながら、たまに東京で仕事をしています。
・南伊豆新聞
・南伊豆暮らし図鑑
・イラスト

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