※このイベントは終了いたしました。
こんにちは。愛知県東栄町(とうえいちょう)役場で、移住定住・地域おこし協力隊などの担当をしている尾崎あゆみ(おざき あゆみ)です。
私の住む東栄町は、いわゆる「田舎」。
田舎は、嫌いでした。やることがない、飲み屋ない、人(友達)少ない、退屈な日々。
そんな私の田舎に対する気持ちの転機となったのは、2012年、東栄町に短期滞在しながら暮らしをPRすることになった女性、金城さんとの出会いでした。
たまに2人で飲みながら聞く彼女目線の田舎は新鮮で、これまで都会で暮らしてきた彼女が、私がつまらないと感じていた田舎暮らしを、心から楽しんでいることに驚きました。
いずれは都会へ戻る金城さん。それでも、まちの人は喜び、いろんなことを彼女に教え、80日間限定の田舎暮らしを終えました。
事業の最終報告会で彼女が言った「生きていくことはシンプルでいい」という言葉が頭から離れず、ないものを手作りしたり、自然のものを楽しんだりしている町の人の何気ない日常が、「めんどくさそう」から「素敵」に変わりました。
金城さんは協力隊を卒業後、ゲストハウスdanon(だのん)の立ち上げに奮闘。ゲストハウスの存在すら知らず、彼女の新たな挑戦に対する不安は大きかったのですが、好奇心や応援したい気持ちの方が強かったです。
ゲストハウスdanonは立ち上げから4年経ち、これまで東栄町の観光ターゲットにはなかった個性的な旅人が、全国各地から集まる宿になりました。
金城さんが東栄町を好きになり、始めたゲストハウスで多様な繋がりができ、美味しい料理が並ぶ食卓をみんなで囲みながら、ここで暮らす人がまちの魅力を伝えることで、このまちを好きな仲間が増えていく。
「日常の連続」だった田舎暮らしは「ワクワクの連続」となり、あんなに嫌いだった田舎の何気ない日常は、かけがえのない大切なものに変わりました。
まちの日常は旅人の非日常。
私の日常をみんなに伝えることが出来るのは、ゲストハウスdanonやしごとバーのように、身近に「集まる場」があるから。そして、まちで暮らす人たちにとって、まちを訪れ、「ここが好き!」といってくれる仲間の存在が、日常を守り続ける生きがいに繋がるんだと、改めて感じています。
当日は、私以外にも、“あいちの山里”のさまざまな地域から、多くの仲間が清澄白河に来ます。
金城さんの「生きていくことはシンプルでいい」という言葉のように、何気ない日常を大切に、仕事が暮らしに、その暮らしを仕事とする私たちや田舎生活の魅力をたっぷりお伝えします。ナカムラケンタさんとのトークセッションも楽しみです。
2/29〜3/1には、しごとバーで盛り上がったメンバーと共に “あいちの山里”ツアーを実施し、ゲストハウスdanonでの宿泊を通して、さらに多くのメンバーとの出会いの場も用意していますので、是非お越しください!お待ちしています。
尾崎 あゆみ(おざき・あゆみ)
愛知県東栄町出身。2000年より約2年間、東京で暮らす(出版社にてアルバイト)。2002年東栄町役場入庁。企画課・愛知県庁出向等を経て、現在は地域支援課で移住のサポートに携わり、移住者や地域と関わる中で、仲間を増やしていくことを楽しんでいる。
ナカムラ ケンタ
日本仕事百貨代表 株式会社シゴトヒト代表取締役
1979年東京生まれ。生きるように働く人の求人サイト「日本仕事百貨」代表。シゴトヒト文庫ディレクター、グッドデザイン賞審査員、IFFTインテリアライフスタイルリビングディレクターなどを歴任。東京・清澄白河「リトルトーキョー」監修。誰もが映画を上映できる仕組み「popcorn」共同代表。著書『生きるように働く(ミシマ社)』。
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