島のサハラさん2021/3/4
3月4日 木曜日
ご無沙汰です。無人島料理人、ぼちぼちやっています。
身体は小笠原の暖かい気候に慣れたようで、会社の寮では必ず半袖半ズボン。気づけばそんな姿で「今日はちょっと寒いね」なんていう会話をするようになっている。
仕事はというと、正直とても楽しい。
その理由を考えてみたのだけれど、自分のつくる料理をおいしく食べてもらえるからかもしれません。
無人島での作業員のみんなは、場所柄、本当にご飯くらいしか楽しみがない。
且つ結構な肉体労働なので、お腹を空かせて、寝泊まりしているベースキャンプへ帰ってきます。
いうならばそれは、最高においしくご飯を食べられる環境と身体のコンディションが整ってしまうことだと思う。
料理自体の美味しさも大切だけれど、その料理が美味しいか美味しくないかは、食べる人自身の心と身体、そして、どんな所で食事をするかということが、大きく影響するのかもしれない・・
(なんて、料理をしている時間に考えてみたり)
さて、今日は無人島滞在5日目で、作業員のみんなはちょっと疲れているようにみえます。
天気もあまり良くないし、ほっとするものが食べたい。
麻婆豆腐じゃなくて、やっぱり肉じゃがつくろう。
「島のサハラさん」は、日本仕事百貨のメールマガジンから生まれたコンテンツ。全国を旅するように働く佐原真理子さんが綴る日記です。