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旅とローカル、いい関係

※この仕事は募集終了いたしました。ご応募どうもありがとうございました。

人と人が出会い、交流する。

お互いの人生になくてはならない存在が、また1人増えていく。

そんな可能性を秘めた場所が、今全国に生まれています。

株式会社グローバルエージェンツは、「人が集まる場づくり」を通して人と人との関わりを生み出している会社。

代表的な事業のひとつ、“ソーシャルアパートメント”といえばご存知の方も多いかもしれません。

魅力ある共用部を備えたワンルームマンションを舞台に、ふつうの1人暮らしでは味わえない、さまざまな交流を可能にしてきました。

その知見を活かして、最近は「食べる」「泊まる」など分野にとらわれないさまざまな場づくりに挑戦しています。

今年7月にオープンした「The Millennials Kyoto」「andwork」もその挑戦のひとつ。ここでは「泊まる」に「働く」をかけ合わせ、今までにない交流スタイルをつくろうとしています。

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今回はこのホテルとコワーキングスペースをまとめるマネージャーとスタッフの募集です。

未経験でも構いません。今までのホテルのイメージは一度取り払って、新たなスタイルを模索していける人を求めています。

新しいホテル“The Millennials Kyoto”が入るビルは、京都のなかでも商業施設や飲食店がならぶ三条河原町通り沿いの一画にある。

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ちょうど取材した日はオープン直前で、施工会社から施設が引き渡される日。点検のためにエレベーターが止まっているため、ホテルのフロントがある8階まで裏階段をのぼることに。

熱い京都の夏。汗をかきながらたどり着くと、フロアが一望できるフロントの前に出た。

広々としたソファラウンジを境にして大きなキッチンスペース、その反対側にあるのがワーキングラウンジ。

仕切りはほとんどなく、同じフロア内で自由に行き来できるつくりだ。

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ワイワイと賑やかなフロアでは、施工業者やスタッフが設備を囲んでお話し中だった。忙しそうだけれど、なんだかみなさん楽しそう。

そのなかで一段と楽しそうにしていたのが代表の山﨑さん。一段落したところで、お話ししてもらうことに。

「今はオープン直前で大変なんですけど、楽しい。文化祭前夜みたいです」

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おだやかな山﨑さんは、笑うと少年のようにも見える人。

山﨑さんが「人が集まる場所」に興味を持ったきっかけは、学生時代のロンドンでの留学体験がはじまりだった。

大家さんのお宅の1室を借りた生活をするなかで、住空間でコミュニケーションを取ることに楽しさを覚えたそう。ちょうどそのころSNSも体験し、自由なコミュニケーションの場をリアルでも実現できると考えて、ソーシャルアパートメントを思いついた。

2005年の創業から続いてきたソーシャルアパートメントのなかには、今では入居者募集とともにあっという間に満室になってしまう物件も生まれている。英語のレッスンが受けられたり、音楽好きのために防音室があったりというように物件ごとにさまざまなコンセプトを設けて、新たな交流のかたちを地道に提案してきた。

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「人が成長するきっかけや人生につながる出会いといった、無限の可能性を秘めた場をつくっていくのが、僕らの価値だと思っています」

「その点では、価値の期間と深さが違うだけで、ホテルや飲食という分野に手を広げても、新しいことをしている感覚は僕にはないんです」

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2013年にホテル事業として最初に手がけたのは東京・根津のHOTEL GRAPHY。はじめはソーシャルアパートメントとホテルを組み合わせたものだった。

「やっぱり旅の醍醐味はローカルの人と触れ合うことだと思って。宿泊者とローカルとの関わりをもっと生み出したいと思ったんです」

「Where are you from?」からはじまるコミュニケーションが、住人と旅人たちのあいだに生まれHOTEL GRAPHYはいいスタートを切った。

ところが、しばらくすると旅人と住人の交流の難しさに直面する。

「1、2年経つと、同じやりとりに住人の人たちも飽きてしまって。毎日生活する場所だから、新鮮さがなくなってしまったようなんです」

その後も沖縄や札幌とホテルの運営をはじめながら、旅人とローカルの交流スタイルを模索しつづけ、今回たどり着いたのは「ホテル」と「働く」のかけ合わせ。

目をつけたのは、オープンオフィスを共有して仕事をしているコワーカーの存在でした。

「オープンオフィスを定期利用するコワーカーって基本的にはこのあたりによく来るローカルの人。かつワークスペースは彼らの生活する場所じゃない。だからいつ来ても旅人との交流を新鮮に感じられると思って」

コワーカーに注目したのにはもう一つ理由がある。

「コミュニテイの中で核になってくる存在が大事だと思っていて。旅人を受け入れる側のローカルにその役割を担ってもらいたいんです」

「そして、双方のコミュニケーションが図りやすい仕組みを私達がつくっていく。これが目指している形です」

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たとえば、コワーキングユーザーと旅行者の両方が楽しめるイベントやワークショップはなんだろう。

お互いの会話のきっかけになるようなホテルのコンテンツはないだろうか。

黒子となって、そういうことを考えられる人がいいのかもしれない。

実際には、オープンしてすぐに京都出身のバンドを呼んだライブイベントを開催。地元の人も旅行者も自由に参加できるようにしたことで、お酒を交わすコミュニケーションが生まれていたそう。興味のない人には無理強いしないし、あくまで仕掛けづくりをするイメージだ。

日々の仕事内容も聞いてみます。

「宿泊業務にはフロントや清掃といった基本業務はもちろんありますが、一般的なホテルにありがちな接客マニュアルといった類はありません」

ここでは自分のスタイルでお客さんとの接し方を考えていく。ルーティン業務は最小限にとどめて、「もっとこうしたらよくなるのでは」といった仕掛けを考える時間を大事にしているという。

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「コワーキング業務はまずは営業、集客マーケティングに問い合わせや申し込み対応までひと通り。落ち着いたら契約後のサポートや、システムの管理・運用をしてもらいます」

ワークスペースならではのイベントも考えているそう。

「スタートアップ系やクリエイター系というような型にはめたいとは思っていなくて。ワークショップやセミナーもありだと思います。一方で宿泊者向けのイベントもありです」

ここで、「忘れないでほしいことがある」と山﨑さん。

「ここでは宿泊とコワーキングのスタッフの役割を明確に分けることはしない。ホテルもコワーキングもマルチにこなして協力していくイメージです。」

まだ駆け出しのホテルだから、旅人とローカルとのあいだでどのような化学反応が生まれるかはスタッフたちの運営次第ということ。

マネージャーの仕事はどうでしょう。

「本当に一施設まるごと請け負っている感じ」

運営方法や宿泊料金のレートコントロール、計数管理も現場が主体で行うことになるから、オーナーのようなイメージでいたほうがいいとのこと。

沖縄のESTINATE HOTELでは、もともとホテルマンをしていた女性スタッフがマネージャーに挑戦。お客さんの要望を柔軟に取り入れ、試行錯誤しながらもうまくいっているそう。

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とはいえ、施設の管理にイベント運営、人事など、スタートを切ったばかりだから、改善点はたくさん出てきそう。

「『こうしたほうがいい』はどんどん言ってくれてかまいません。すぐ上が僕なので、改善のスピードは圧倒的に早いです。無駄な資料づくりや根回しがいらないから、本当に必要なことに自分の時間を集中して使える」

「ここでホテルを成功させられたら、業界でもメインで活躍できる人になれると思いますよ」

どういう人が向いていると思いますか?

「バックグラウンドは不問です。どちらかというと僕らの場づくりへの共感と、周りを巻き込める人間力と人柄。あとは物事をゼロベースで考えられることのほうが大事かな」

ゼロベース。

「新しいスタイルをつくっていると思っているので、固定観念は持たないでほしいんです。ゼロベースであれば、業界の経験や知見はプラスになると思います」

「僕らだってこういったホテルやコワーキングスペースの経験はないわけです。一緒につくっていくことを楽しんでくれる人がいいですね。」

自分の役割や権限にとらわれず、仕事を横断的に見られる力をつけられるのも、グローバルエージェンツならではの魅力かもしれません。

力がつけば、今後の事業拡大時に大きなチャンスを与えられる可能性もあるそうです。

ホテルがオープンしてひと月経ったところで、改めてお話をうかがったのは運営部の田中さん。

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日本仕事百貨の記事を読んで3年前に入社した方です。いつもは東京にある本社でソーシャルアパートメントの運営をしています。

ホテル事業とは縁がなかった田中さんがこのホテルにジョインしたのはつい2ヶ月前のこと。コワーキング部門の立ち上げに関わっています。

営業として入社したときから、田中さんは仕事がやりやすくなるよう提案・改善を繰り返してきた。

「入居者管理の業務のなかに、すごく非効率で無駄な作業が多くあるんです。それをシステム開発を通して大幅に工数を削減したり。そのほかにもさまざまな業務でオペレーションの改善をしてきました」

「『こうしたほうがいいのでは?』を実行できる規模感がうちのいいところ。社長の山﨑は“頼れる兄貴”という感じで、今も何かあったら相談や提案をしています」

「合理的」と自身を分析する田中さん。システム運用の経験や、合理的に仕事を進めようとする視点は新しい人もきっと参考になるはず。

合理的というと冷たく感じるかもしれないけれど、田中さんにはそんな雰囲気はありません。気さくで頼れるお姉さんという感じ。

オープンしてみて、感触はどうですか?

「国籍も年齢層も問わず、いろいろなゲストがいらっしゃいます。この間は60代のお客さまどうしがここで出会われて、一緒に観光に行かれていました。キッチンでつくった料理をスタッフに食べさせてくれるゲストもいたり。みなさん距離感がとても近くいい雰囲気です」

「とはいえ、コワーキングスペースの利用者を増やしていくことや、日々の小さな業務改善はまだまこれから。できるだけスマートに、スタッフやゲストがどうしたら楽しめるか、一緒に考えていける人が来てくれたらいいですね。

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新たな交流をつくる場は、まだはじまったばかり。

マニュアルがなく大変なことも多いかもしれません。でも、みんなでひとつになって新しいスタイルをつくっていく醍醐味を味わってほしいと思います。

(2017/8/21 遠藤沙紀)

コワーキングスペーススタッフの募集は終了いたしました。