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やがて人をつくるもの

※この仕事は募集終了いたしました。ご応募どうもありがとうございました。

新潟県・長岡市。

古くから文教地区として栄えるこのまちで、ソフィー・ジ・アカデミーは学習塾と、通信・通学の英会話スクールを運営しています。

どちらも、「知識を詰め込む」「英会話を教わる」という従来の教育ではありません。勉強や英語を通して、人として成長していく学びの場です。

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今回は、学習塾のスタッフと、英会話スクールのスタッフを募集します。

学習塾スタッフは、できれば教室長になってほしい。「そんな自信はない」という方も、教育に興味があれば大丈夫。

英会話スクールスタッフは、通信コースを中心に、通学クラスのサポートも行います。

経験は問いません。人や自分の成長を楽しめる人にぜひ知ってほしい仕事です。

長岡へは、東京から新幹線で1時間半ほど。駅から10分ほど歩いた先に、ソフィーの教室はある。

中に入ると、至るところに本や植物、生徒やスタッフの手書きメッセージが置かれている。建物全体に、あたたかな雰囲気が流れているよう。

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ここで、学習塾の「ソフィー学習塾」 では小学生から高校生までが、英会話スクールの「ソフィー・ジ・アカデミー」 では高校生から社会人までが学んでいる。

教室で待ってくれていたのは、代表の三浦さん。柔らかい笑顔が印象的な方だ。

「20年前に学習塾から始まったのが、ソフィーです。これまで『学ぶことは楽しい』という体験を、私たちなりに届けてきました」

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振り返ると、問題の答えよりも、教科書には書かれていない「どうしてそうなるのか」「この勉強は何につながるのか」という過程や意義を知りたい学生だったという三浦さん。

「テストで点数を取るために答えを暗記する勉強にモヤモヤしていたんです。本当にしたい勉強はこれじゃないとずっと思っていた。きっと心のどこかで、理想の教育を探していたんだと思います」

そうして留学先のアメリカで、ソフィーの原点となる光景を目にする。

「ドライブでシカゴを訪れた際、地元の書店に行ったんです。するとそこではみんなコーヒーを飲みながら、本を読みふけったり語りあったりしていた。自然にコミュニティが出来上がっていたんです」

「今まで見たことのない光景でした。『これだ。僕もこんなふうに、豊かな人間関係がある学ぶ場をつくりたい』という思いを形にしたのがソフィーです」

学習塾を案内してもらうと、「今日は何をする?」「どういう順番で勉強するのがいいかな」と生徒と一緒になって考えるスタッフの姿が目に入った。

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聞くと、学習塾ではその日何を勉強するか、どの教材を使うかは生徒自身に委ねるのだそう。ときには、勉強はせず将来への相談に時間をあてる生徒もいる。

強制されないからこそ、自分はどうしたいのか考える機会になるのかもしれない。

「学ぶという行為の主役は、生徒自身です。一方的に知識を詰め込むのではなく、自分はどうしたいか考え決めていく。結果が出て自信もついてくれば、『これもできる』『あれもやってみよう』と、みるみる変わっていくんですよ」

学ぶ楽しさを知って成長するのは、子どもたちだけではない。

大人たちの成長の場となっているのが、英会話スクールだ。ここで代表の三浦さんに、英会話スクール「ソフィー・ジ・アカデミー」についても聞いてみる。

「学習塾の経営が厳しいとき、一冊の洋書を読み、そこに書かれていることを実践したことで業績が回復したんです。中学生くらいの英語力があれば読めるし、何より日本の実用書にはない内容が面白かった。これを広めるために立ち上げたのが、英会話スクールです」

スクールが最も大切にしているのは、実践。

受講者は、まずスタッフと相談しながら自分の悩みや興味を見つけていく。そうしてスクールに用意された100冊の中から、「仕事をうまくこなすためには」「スピーチの仕方」などそれぞれに合った洋書を1冊選び、数ヶ月かけて読んでいくスタイルだ。

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「単語や構造を調べて完璧に訳すことよりも、大意をつかむことを大切にしています。そうして読み終えたら、本から得た知識を、自分の仕事や日々の生活に活かしてみる」

ただ読むだけでなく実際に行動してみることで、英語の基礎力はもちろん、受講者自身も変わっていくのだという。

「みんな、『考え方を変えてから仕事がうまくいった』『3年続けたおかげで翻訳の仕事に就けた』と喜んでくれて。正直、採算が取れずにやめてしまおうと思ったときもありました。それでも受講生のおかげで続けてこれたんです」

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今では学習塾も英会話スクールも着実に利益を上げられるようになった。ソフィーは、さらに事業を拡大する時期にある。

「これからは、今までのように目の前の人たちを大切にしながら、どうしたらより多くの人に『学ぶことは楽しい』と伝えていけるかに重点を置く時期です。新しく仲間になる方も、そこを意識してほしくて」

現在、学習塾は長岡市内のマーケットでトップの座を占めること、そして英会話スクールは、全国の英会話マーケットでより知名度を上げていくことを目標にしている。

ただ、指針や教授法は確立しているものの、マーケティングや広報などはまだ準備不足なのが正直なところだという。今は試行錯誤しながら、効率化や仕組みの見直しなど、身近なところから変えていっている段階。

すぐに答えが見つかるものではない。だからこそ、新しく仲間になる人も目標に向かって長く一緒に走っていけるといい。

「たとえば、今回募集する学習塾スタッフは基本的に夜の仕事です。結婚や出産を考えると、塾で働き続けるのは難しいですよね。そういったときには、昼間の時間帯にできるタスクを担当したり、英会話スクールの仕事に移ったり、リモートワークできる部分はしたりすることもできる。働き方の柔軟性は大切にしているので、安心して来てほしいです」

「学ぶことの喜びで世界を満たす。このソフィーの考えにピンと来る方と一緒に働けたら、とてもうれしいですね」

続いてお話を聞いたのは、学習塾の教室長であり、マーケッターでもある武田さん。新しく入る人の上司になる方でもある。

「ちょうど、高校生がテストの時期で。今はベクトルのことで頭がいっぱいです(笑)」

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フリーランスの翻訳家として働いていた武田さん。子どもに関わる仕事をしたいと考えていたときにソフィーと出会った。

「先生と生徒が対等な関係なのが良かったんです。横に並んで、どうして勉強するのだろう、というところから生徒と一緒に考えられるのがいいなと思って」

学習塾は、まず生徒に好きな席に座ってもらい、何気ない会話を交わすことから始まる。

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「生徒たちは学校や部活で頭がいっぱいです。まず『今日はどう?』と聞いて、『少し眠い』『こんな面白いことがあった』と話してもらう。勉強するスペースをつくるんです」

そうして自分の気分や体調を確かめたところで、何を勉強するか決めていく。

スタッフは生徒の希望を優先しながら、テストや受験のスケジュールを見てアドバイスをし、つまずいたときには助け舟を出す。

「一から解法を教えるのではなくて、まずどこまでわかっているのかを一緒に確認します。『ここまでわかっているから、次はここから一緒に考えてみよう』とアシストするんです」

スタッフの担当学年はあるものの、教科までは決まっておらず、基本的に全教科を教えることになるそう。

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まんべんなく教えられるよう知識を蓄えるのは、大変なことでもあるという。

「ただ、知識は一度勉強したことがあれば思い出していけます。一番大切なのは、テクニックでも知識でもなくて生徒の話をきちんと聞くことです。無理に教えようとせず、一緒に考えていく姿勢でいてほしいんです」

今後は、マーケッターとしてソフィーで実践したいことが多くあるという武田さん。入社後、ソフィーのことを多くの人に知ってもらうために、CSSやHTMLを使用してホームページや予約システムを変更したり、ブログ更新も始めたそう。

「マーケティングや数字を追うことは、まだ苦手な会社です。私もよく三浦に『もっとこうしよう!』と言ってどんどん変えていっています(笑)」

生徒とビジネスの両面を大切にできる人に向いている仕事だと思う。

「小さな会社だから、肩書きにとらわれず小さなことから一緒に考えてくれる人がいいですね。そして何より、生徒の将来を真剣に考えてくれる方と働きたいです」

最後にお話を聞いたのは、英会話スクールで働いている内藤さん。昨年の日本仕事百貨の記事を見て入社した。

「もともと英語が大好きで。いろんな人に英語を好きになってもらう手伝いができたらと思っていたときに、ソフィーを知りました」

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現在は通信コースを中心に、週に2回の通学コースの授業のサポートにもあたっている。

通学コースの授業はどのように行われるのでしょうか?

「まずは一人ひとりが挨拶を交わして、それぞれ好きなところでお菓子やコーヒーを片手に洋書を読みます。私たちは教えるというよりも、見守るのが仕事です」

「そのあとはそれぞれの感想をみんなで共有し、意見や感想を交換します。自然に拍手や歓声があがって、すごく生き生きした場なんですよ」

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一方、通信コースではテキスト・音源・本などを同封した教材を郵送し、受講者は3ヶ月かけて1冊の洋書を読み終える。

スタッフは、音源の編集やCD作成、テキストの印刷や封入作業をメインに、洋書の選書やフィードバックなど、受講生のサポートも行なっていく。

ここで、印象的だったエピソードを教えてくれた。

「以前、管理職として働く方が通信コースに入ってこられて。『社内であまり話しかけてもらえず、仕事がしづらい』という悩みをお持ちでした」

そこで内藤さんは、“Just Listen”という傾聴学の本を提案。すると数ヶ月後、「本に書いてあったことを実践したら、相談してもらう機会がぐんと増えた」という喜びの声をもらった。

「自分の選んだ本が、やがて人を変えていくきっかけになる。自分がそのお手伝いをできたようで、すごくうれしかったです」

さらに最近では、SNSでも生徒と交流するようになったという。

「1年前くらいから、通信コースの方が勉強の様子をInstagramでハッシュタグをつけて投稿してくれていて。お互いに顔が見えないからこそ、楽しみながら学んでいる様子が伝わってきて、うれしい気持ちになります」

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大変なところを聞くと、「あまり浮かばない」と笑う内藤さん。

「ただ、地道な作業は本当に多いです。一般的な英会話スクールを想像してしまうと、ギャップに苦しんでしまうかもしれません。けれど、人が成長していくのを支えられるのはすごくいいなと思うんです」

最初は勉強自体が目的でも、やがて一人の人間として成長していく。

そんな確かな学びの場が、ここにはあると思います。

(2017/10/7 遠藤真利奈)