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「1点もの」の暮らし

※この仕事は募集終了いたしました。ご応募どうもありがとうございました。

「中古物件って星の数ほどあって、内装を好きなようにできる。それってすごく楽しいことだと思うんですよ。そういう選択肢があることをもっと伝えたくて、メディアを運営しています」

こう話してくれたのは、cowcamo(カウカモ)の編集長を務める伊勢谷さん。

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カウカモは、東京を中心とした中古リノベーションマンションの流通プラットフォーム。

運営しているのは、シェアオフィスネットワーク「co-ba(コーバ)」など、さまざまな場づくりをしている株式会社ツクルバです。

今回募集するのは、窓口として住まい選びをサポートするエージェント、そしてカウカモの物件記事をつくるコンテンツディレクター。

不動産や建築の経験は問いません。それよりも大切になるのは、人の暮らしを想像できるか。そして、このチームで一緒に働きたいと思えるかどうか。

価値観が多様になっている今、住む家だって1点もので、自分らしい暮らしを送りたい。そんな目の前にいるお客さんのことはもちろんのこと、世の中にあふれる住まいへの価値観を変えていく仕事です。

  
ツクルバのオフィスがある代官山に向かう電車のなかで、カウカモのサイトを覗いてみる。

「こんな彼氏が欲しい」や「酸いも甘いも」などユニークなタイトルが並ぶなかから、気になるページを開く。

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街の紹介からはじまって、玄関ドアを開けたところやバルコニーからの眺めが写真で紹介されている。

売り主のコメントまで合わせて読んでいると、実際に内見に行っているような気分になってくる。

カウカモの編集長として、中心になってつくっているのが伊勢谷さん。
一緒に働いたら頼りになりそうな雰囲気の方。

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大学で設計を勉強をしたあと、ディベロッパーに入社。その後、リノベーション会社で営業として働いた。

「中古物件って星の数ほど選択肢があって、内装も自分の好きなようにできるんです。私も実際に古いマンションをリノベーションして住んで、身をもって楽しさをわかっていて。この価値観をもっとたくさんの人に伝えるために、次のステップはメディア運営かな、と思うようになったんです」

そんなとき、ふと目にしたのがカウカモ立ち上げの知らせ。

伊勢谷さんがツクルバに入社した当初、掲載されていた記事は5件だけ。とにかく記事を増やすことを考えて、物件探し・取材・記事の作成と物件案内を両立、目まぐるしい日々がはじまった。

「いい物件はどんどん売れてしまうので、スピードは重視しました。とにかく早く、いかに内容の濃い記事を上げられるか。透明度の高い記事をつくりたいと思っています」

透明度の高い記事、ですか。

「いいところも悪いところも正直に。できるだけ空間の雰囲気がわかるような写真で紹介していきます。悪い部分を隠した内容では、不動産を語ったことにはならないと思っています」

記事をつくる上で大切にしていることの1つが、街の描写を入れること。

同じ街でも、家族で住むなら学校や商店街の情報を、外食の多い独身の人だったらどんな飲み屋があるのか。それぞれの物件に対して入居者を想像し、切り口を変えて紹介をしていく。

「家のなかの生活だけを買うんじゃなくて、その街に暮らすことも買うことだと思ってるんです。自分の理想とする暮らしをより強く思い描いてほしい。だから内装や間取りの話で終わらせるんじゃなくて、街についてもちゃんと表現していきたいですね」

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「物件は総合的に見て、掲載するかどうか判断しています。内装がオシャレっていうことだけが物件の魅力ではないと思っていて。もちろんデザインがよければ日々のテンションは上がるけど、中古物件を購入した場合、そこは後から変えられるじゃないですか」

紹介する物件は、マンションの立地環境や管理体制など、自分では変えようのないところを事前にしっかり確認している。そうして厳選された物件が掲載されていることが、メディアの信頼にもなっていくんだと思う。

「本当に良質な不動産を扱っているサイトにしたいと思っています。そこはメディアをはじめたときから、変わらないですね」

2年前にはじまったカウカモは、今は40名ほどのスタッフが関わっている。チームが大きくなって、変わってきたことはありますか。

「やっていることもマインドも、実はそんなに変わりません。まだまだ気は緩まないというか、常に攻めているので(笑)でもメンバーが増えたからこそ、安心して走り続けられるのはあるかもしれませんね」

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母体になっているツクルバは2011年にはじまったベンチャー企業。「場の発明カンパニー」をキーワードに、さまざまな事業を仕掛けてきた。

カウカモはそのなかでも、急成長をしているプロジェクト。

「サイトを見てくださる人やお客さまに楽しんで家探しをしていただき、幸せにしたいと思っています。その一方で、中古リノベーション物件を扱う業界の意識も変えてきたい」

「とにかく部屋数を増やすとか、新築ライクにつぎはぎした物件をつくるんじゃなくて。未来に引き継ぎたくなるようなリノベーション物件が、ひとつでも多くこの世に生まれてくれたらいいなと思っています」

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伊勢谷さん率いるコンテンツチームの主な仕事は、物件を見つけ、ライターと組んで物件の取材をし、記事にまとめていくこと。

「読み物を書くから、楽しい編集者みたいに見えるかもしれません。でもカウカモって、言ってみればひとつの記事が内容の分厚い不動産広告なんですよね。だから裏側では不動産の知識が不可欠です。経験は必要ありませんが、家や暮らしが好きだったり、知識を身につけるガッツは必要ですよ」

一方エージェントチームは、問い合わせをくれたお客さまに対して物件を案内したり、契約、入居をするまでのサポートをするのが仕事。

さまざまな経歴を持っているメンバーのなかから、まず紹介してもらったのが小田切さん。

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小さいころから、朝刊に入ってくる住宅のチラシを見るのが好きだった。だから最初に働きはじめたのは、新築の住宅を設計する会社だった。

大好きな建築の仕事をするのは楽しかったけれど、疑問を感じることもあった。

「安いけれどこれでいいのかな?と思うような建具を使ったり、すごく狭小住宅をつくったりして。本当に住みやすい家なのか、心地いい家をつくっているんだろうかって。自分がいいと思っていないものをつくりだしていることに対して、違和感がすごく募ってきて」

思いきって会社を辞めた小田切さんは、世界の建物を見る旅へ。

100年でも200年でも住み継がれるヨーロッパの住宅など、10ヶ月ほどのあいだでさまざまな国や文化に触れて回った。

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「最後の2ヶ月半くらいは、キューバで暮らしました。キューバって不動産屋もなければ、工務店もないんですよ。親から受け継いだものを自分たちで直しながら暮らす国で。私も一緒に家を直すのを手伝ったりしました」

キューバでは今すぐコーラが飲みたいと思っても、売っていないこともある。不便なぶん、人と関わらざるを得ないことが多かったそう。

「これこそ本質的な暮らしなんじゃないかって感じるようになりました。ものが溢れているのに、仕事で疲弊して帰ったら寝るだけの日本人と比べたときに、本当の豊かさってなんなんだろうって」

住む場所を通して、本質的な暮らしを豊かにしたい。そう考えて選んだのがツクルバだった。

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エージェントとして日々お客さんの対応をしている小田切さん。都内で中古マンションを買うのは、どんな人なんですか。

「結婚や出産だったり、なにかしらの節目を迎えている方が多いです。家を選ぶときには今までの人生だけではなくて、先々のことも考える必要があるんですよね。家族のことやお金のこととか、けっこうパーソナルな部分まで伺うことになります」

話を聞いていくうちに、場所や物件の雰囲気も、当初考えていたのとは違うものに決まることもある。

これからどんな暮らしをしたいのか。しっかりと聞きながら、一緒に想像をしていくような仕事なんだと思う。

「聞く」という得意分野を活かしながらエージェントとして働いているのが、大川さん。前職は洋服を仕立てるテーラーで働いていた。

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「オーダーメイドで洋服をつくっていました。お客さまの要望を丁寧に聞きながら一緒にデザインを考えて、職人さんに伝えて、形をつくるという一連のながれがあって。そうしているうちに、自然といろいろな人が集まって、コミュニティができていくのがすごくおもしろかったんです」

人が集まる場所をつくりたい。そう思うようになってツクルバに入社したのは、今年1月のこと。

印象に残っているお客さんについて聞いてみる。

「もともと中古物件をリノベーションして暮らしていた方だったんです。結婚を機にこれまでの家を売って、新しい家を買うという相談で。毎日のように連絡をしていました」

家を買うという経験を何回もしたことのある人は、そういない。次にどういう段階がくるのか、先回りして伝えていくことで、段々と不安が解消されて信頼関係もできていくんだそう。

「これくらいだったら次の日にって思っているうちに、タイミングが悪くなってしまうこともあるんです。カウカモではお客さまとチャットで連絡がとれるので、いつでも気軽にやり取りができるんですよ」

「すべて完結したときには、もう明日から連絡をとらないのってなんだか寂しいですね、みたいなやり取りになって(笑)生活に関わる深い話もするので、終わるころにはお客さまと信頼関係ができていて。なんだか通じ合える仲間が増えていくような感覚があるんですよね」

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仕事をしていくうちに仲間が増える感覚は、カウカモの運営メンバーやツクルバのスタッフにも感じること。

「プライベートも全力で、楽しく生きようとしている人が多いですね。真剣に遊んで、真剣に働く。雰囲気がおもしろそうだから、とふわふわした気持ちで入ってしまうと、メンバーの仕事への熱量に驚くかもしれません」

大川さんは初契約が決まったとき、社内のキッチンを使って「振る舞いワインバー」を開催したんだそう。

「自分で好きなワインを振る舞うから、一緒に祝ってねって(笑)毎月のように誰かが企画したイベントがあったりするので、飽きないと思いますよ」

場をつくり、人が集まることのエネルギーを大切にしている人が多いから、自然とスタッフ同士のコミュニケーションも生まれていくそうだ。

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常に成長をする組織の一員として働くことは、楽しさのある反面、常に全力で走り続けることが求められると思います。

10月27日には、東京・清澄白河のリトルトーキョーに3人をお招きして、しごとバー「不動産DJナイト」を開催します。どんなメンバーと一緒に働くことになるのか、まずは気軽に話をしてみてください。

(2017/10/18 中嶋希実)

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