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心から欲しいと思う家具を
もっと自由に楽しく

※日本仕事百貨での募集は終了いたしました。再度募集されたときにお知らせをご希望の方は、ページ下部よりご登録ください。

できることなら自分の暮らしに添った、使い心地のいい家具がほしい。

でもオーダー家具となると高額だから、難しいか…。

そうやって仕方なくあきらめている人も多いかもしれません。

そんな状況を変えるべく、当たり前とされてきたことに疑問を投げかけ、新しい市場を切り拓いているのが、ドゥーマンズ株式会社です。

自分の生活に寄り添った家具を、誰もが手軽に手に入れられる世界をつくる。

それが、この会社の目指していることです。

そんなドゥーマンズがつくりあげてきたのが、「FunitureMaker(ファニチャーメーカー)」というシステム。

このシステムによって、オーダー家具の設計・製作工程で生じていた膨大な手間を圧縮し、従来よりも圧倒的に低価格で、尚且つ早く、自分だけの家具をつくることができる。

十数年に及ぶ開発の末、完成したファニチャーメーカー。

今後より多くの人に自分の家具をつくる喜びを知ってもらうために、まだまだ発展させていくとのこと。

ここで、家具販売の営業アシスタントとデザイナー、WEBエンジニアを募集します。

 

京王新線・初台駅から歩いて10分ほど。

甲州街道と首都高速が交差する辺りに、ドゥーマンズのオフィス兼ショールームの入ったビルが見えてくる。

ショールームスペースでまず話を伺ったのが、事業企画部の部長を務める大瀧さん。

個人や法人向けのオーダー家具の販売、管理業務を担当していて、営業アシスタントの上司になる方だ。

「ファニチャーメーカーは、あらかじめ登録した家具の各種ユニットをPC上で組み立て、色や素材、寸法まで自由に指定し、デザインすることができます。同時に、図面や見積書、CG画像、さらに製造データまでも自動生成します」

完成した家具のデータをそのまま工場の製造ラインに乗せ、量産工場で既製品を製造するように、オーダー家具をつくれるという。

CADなどを使って人が時間をかけて行っていた業務を自動化することで時間やコストが大幅に削減され、オーダー家具を既製品価格で購入できる。

これまでCAD・CAMを使った製造方法が何十年と変わらず続いてきた家具業界にとって、ファニチャーメーカーは既成概念を覆すような画期的なものとのこと。

このシステムを考え出した代表の二宮さんは、もともと特許のライセンス会社を運営していた方で、技術調査のプロフェッショナル。

自身が中古住宅のリフォームをするなかで、自分仕様の家具を手軽に買うことはできないものかと考えた。そのときに、オーダー家具の技術開発に関する特許について調べたそう。

ところが該当するものは一つもなく、それに対して疑問を抱いたのが、ファニチャーメーカーをつくるきっかけになった。

2000年の創業以来開発を重ね、システムを構築した。

ドゥーマンズの核となる事業は、大きく分けて2つある。ファニチャーメーカーのシステムを企業向けにカスタマイズ・ライセンスする事業と、ファニチャーメーカーを使って家具の製造・販売をする事業だ。

今回募集する営業アシスタントは、家具の製造・販売部門のメンバーとなる。

「営業は、カップボードやテレビボード、キッチンの吊戸などの収納設備を、そのお客さまの住まい方に合う形で提案し、施工完了を見届けるまでが仕事です」

「個人のお客さまはもちろん、エンドユーザーの方から相談を受けたリフォーム会社さんや家具の販売業者さんからのオーダーが来ます。どちらも依頼件数が増えていて、サポートしてくれる人が必要なんです」

自宅で一緒に打ち合わせをするところからはじめたいという相談や、お客さんが自分で考えた家具の見積りを出してほしいという依頼が多い。

「お客さまから寄せられたニーズに対してそのままお応えするケースもある一方で、こんなものをつくってほしいと言われたときに一歩踏み込んで提案することもよくあります」

「相手の言葉をそのまま受け止めるというより、もっと使いやすくなるように、より良い提案をするという意識でやっていますね」

たとえば、どんなふうに提案しているのか。あるお客さんとの打ち合わせの様子を教えてもらった。

「ご自宅に伺ったとき、キッチンカウンターの下に収納がほしいとおっしゃったんですね。最初は棚をイメージしていたみたいで」

話を聞きながらキッチンを見ると、カウンターの上で携帯電話が充電されていた。

そのままでは料理の途中で水や油が携帯電話に跳ねる可能性があるし、カウンターの上も片付かない。

「それなら、カウンター下収納には棚だけでなく、携帯電話用の充電スペースもつくってみるのはどうですか?と伝えたんです」

使い勝手を考えた案に、お客さんも賛成してくれたんだそう。

「本当は日頃から『もっとこうだったら使いやすいのに』と感じていても、そもそも自分仕様にできるなんて想像しにくい。思い描くイメージを言葉で伝えられない方が多いんです」

「だからこそ、ご家族の暮らしを想像しながら会話して、本当に求めていることを引き出していくのが大事だと思います」

理想を汲み取ったうえで、ファニチャーメーカーを操作し、その場でお客さんと一緒に家具をつくっていく。

CG画像は、イメージをより具体的にしていく手助けになっているという。

「画像を見て、『やっぱりここのバランスはもうちょっと変えてください』というふうに、積極的に意見をいただけるようになって。すぐに反映して、修正して…というのを繰り返すうちに、デザインがブラッシュアップされていくんです」

「その過程で、お客さまとしても『自分で考えてつくった家具なんだ』という愛着が湧いてくるみたいで。設置が終わったときには、満足そうによろこんでくれる方ばかりです」

 

家具業界は未経験だったという大瀧さん。以前は企業の信用調査の仕事に携わっていた。

「代表の二宮とは長年の付き合いです。ドゥーマンズを立ち上げるころ、誰もが手頃な値段でオーダー家具を手に入れられるシステムを開発する、という話を聞いて。大きな潮目をつくれるような、非常に面白そうな仕事だと思いました」

一緒にやっていこうと、2年半前に入社。

今回募集する営業アシスタントも、まったく新しい切り口で家具の選択肢を広げていく一員だと思ってほしいと、大瀧さんは話す。

具体的にはどんな仕事をしていくのだろう。

「営業担当がお客さまから受けた見積り依頼を元に、ファニチャーメーカーで家具の設計・見積り・CG画像データをつくっていきます。基本的な操作はドラッグアンドドロップでできるので、1週間もあれば覚えられると思います」

データをつくったら、入力した情報に誤りがないか確認。

すべてのパーツの奥行き・幅・長さがきちんと合っているか。色柄やパーツはお客さんの要望通りになっているか。耐震ラッチなどの金具の漏れはないか。

最初は設計担当と一緒に確認していき、慣れてきたらデータ作成からチェックまで、一人でできるようになってもらうとのこと。

そのほかに、営業担当が受注した案件を引き継いで、商品の配送手配や請求業務、運送業者とのやり取りや電話応対も行う。

「事務仕事だからと言って、流れ作業にはしてほしくないです。『これで本当にお客さまは喜ぶのかな?』という目線で取り組んでほしい。そうすると、些細なことにも気づいて、細かいミスやトラブルも未然に防げると思います」

「自分ごととして一つひとつの案件に興味を持ってくれる方だといいですね。そのほうが、こちらとしても一緒に達成感が味わえてうれしいです」

まずは基本から。その先で、営業担当になりたいという人は、どんどん仕事の幅を広げていってほしいという。

 

興味を持って、自分から工夫して仕事をしていく。

そんな方だと感じたのは、前回の日本仕事百貨の記事を通して入社した、デザイナーの小島さん。

「私はもともと機械部品メーカーの開発をしていて。似たような製品でも一つひとつ新しい設計図を描いていたのが大変な作業だな、と印象的でした」

「記事を読んだとき、オーダー家具も精密機械と同じように、部品の一つひとつを図面に描き起こし、オペレーターが機械にプログラムを打ち込んで製作しているのを知って。その膨大な作業を全て自動化できるなんて、画期的なシステムだなと、共感したんです」

ドゥーマンズにはそれまで、社内にデザイナーがいなかったそう。小島さんはWEBやDTPデザインを学んだ経験があったとはいえ、ほぼ未経験から仕事をはじめた。

現在は自社のウェブサイト制作や、開発中のアプリに関するデザイン、メルマガ作成などをしている。

デザイナーの仕事で求められるのは、コミュニケーションやマーケティングの在り方など、全体的な視点を持ちながら形づくっていくこと。

形を美しく整えていくというより、そもそもどんなデザインがいいかということから検討する。

「最近は、これまでなかった事業の説明資料をつくっています。まずは社長から話を聞いて、それを文字に起こして。ただ、社長は情熱あふれる人で、話していくうちにどんどん話が広がっていくんですね(笑)」

「聞いていると『たしかに』と納得できるけれど、それが文字になると伝わりにくい。どうにか読む人にとってわかりやすく説明したいと、内容をまとめて、挿絵のような図に起こしてみたんです」

それを二宮さんに見せると、「この図は使えるね!」と反応が返ってきたそう。

「社長だけでなく社内の誰もが意見をくれますし、わからないことがあればみなさん優しく教えてくれます。壁がなくて、私にとっては居心地がいいです」

 

小島さんの言葉を受けて、システム開発部の部長を務める横山さんが話を続ける。

「うちはベンチャーで、これからやろうとしていることがたくさんあります。でも何をどうやればいいかという、明確な答えを持っているわけではないんですよ。一人ひとりが試行錯誤しつつ、一緒に相談しながら会社をつくっていっているという感じです」

今システム開発を進めているのが、ファニチャーメーカーのクラウド化。

ウェブ上でシステムをサービス展開し、ライセンスすることで費用を抑え、より多くの人にとって使いやすくする仕組み。

ちなみにこのサービスの技術開発をしているのは、現状社内では横山さん一人なんだそう。これから開発チームをつくっていくとのこと。

今回募集するWEBエンジニアとなる人には、主要メンバーとして一緒に考えることからはじめてほしい。

誰もが手軽に、欲しい家具を手に入れられる。

そんな世界をつくるため、既成概念にとらわれず、新しい市場を切り拓いていく。

ここにはいろんな可能性があると思います。

(2018/10/09 取材 後藤響子)

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