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まちの温度を伝えるホテルを
共に育てるチームメンバー

※この仕事は募集終了いたしました。ご応募どうもありがとうございました。

せっかく違う国に来たのだから、ほかではできない体験がしたい。

私たちが海外旅行でそう感じるように、日本を訪れる人たちも、きっと同じように思っているはず。

ガイドブックには載らないような穴場や、地元の人との関わりを楽しめるお店、地域で長年愛されてきた食べもの。ローカルな日本を味わえるから、心に残る旅になる。

そんな体験のハブになる場所が、11月に台東区・上野にオープンしたNOHGA HOTEL(ノーガ・ホテル)です。

今回は、ここで働くフロントスタッフ、予約事務スタッフを募集します。

チェックインや予約対応などの一般的な業務だけでなく、自ら地域の魅力を発掘して、お客さまに伝えていくことも大切な仕事のひとつ。

ホテルでの勤務経験はなくても大丈夫。熱い想いを持って、地域やホテルのことを考えられる人なら、きっと楽しめる仕事だと思います。



上野駅から歩いて5分ほど。あたりが静かな雰囲気になってきたころ、通りの曲がり角に新しい、洗練された建物が現れた。

ここがNOHGA HOTELだな、とすぐにわかる存在感。でも不思議と、まちの雰囲気にしっくり馴染んでいるような気もする。

中に入るとすぐにあるのが、木の温もりを感じるダイニングスペース。

その一角に座ってまずお話を聞くのは、運営部長の湯浅さん。1年ほど前から開業準備に携わってきた。

「やっとオープンできたな、という感じです。我々のような現場のスタッフだけでなく、建設会社の方から家具のつくり手まで、ここに携わった全員の想いが詰まったホテルだと思っています」

NOHGA HOTELは、大手不動産会社の野村不動産が手がけたホテル。今までにないユニークなホテルをつくろうと、数年間の構想を経て、11月にオープンしたばかり。

大きな特徴は、このホテルが地域の魅力を発信する拠点となっていること。

ゲストには、スタッフが足を運んで見つけた地域のおすすめのお店を紹介。ホテル内では、台東区内でつくられた雑貨や食器、地元のお店の食材などを積極的に取り入れたり、地域のアーティストの作品を展示したりと、地域の文化を発信する場となっている。

「ここは、ホテルとしては異質かもしれません。お客さまには、肩肘張らずにスタッフと会話を楽しんでいただきながら、上野の魅力を知っていただきたい。そのためには我々スタッフも、積極的にお客さまとの会話を楽しんでいくことが大切だと思います」

NOHGA HOTELでは、スタッフ一人ひとりをコンシェルジュのような役割と考えている。全員がお客さまにまちの魅力を伝えられるようになってほしい、と湯浅さん。

「誰からも同じサービスが受けられるということは、ホテルの根幹となる、お客さまの満足感につながります」

「目の前の仕事をやっていればいいなんてことはなくて、一人ひとりに、少しずつでもホテル全体を意識して働いてほしい。そうやって、NOHGA HOTELのかたちを磨き上げていければいいなと思っています」

NOHGA HOTELで働くスタッフは、セクションを超えて仕事に取り組む。

今回、フロントスタッフとして入社することになった人が、同じフロアのレストランでお客さまにサーブをすることもあるそう。

「僕もいろいろなホテルで働いてきましたが、ここまでマルチタスクで働くことはありませんでした。こういうところも、ホテルとしては異質なんですよね。スタッフには、業界の決まったやり方にとらわれずに、自由に働いてほしい。スタッフが楽しくないと、お客さまに喜んでいただけるサービスはできませんから」

まだまだオープンしたばかり。かたちづくっている最中だからこそ、一人ひとりの気持ちや熱量が全体に与える影響も大きい。

「スタッフには、ホテルで働いた経験はなくてもいいのかなと思っていて。ここは未経験の人こそ輝けるホテルじゃないかな。サービスは教えれば身につくと思うので、それ以上にエネルギッシュで熱くて、自分をしっかり持っていることが大切ですね」



「バックグラウンドもいろいろだし、想いの強いスタッフが多いので、アイデアをまとめるのが大変なんですよ!そんななかで湯浅さんは、みんなの気持ちを受け止めてくれるお父さんって感じ。“ノーガ・ファザー”ですね(笑)」

大変と言いつつも楽しそうに話すのは、フロントマネージャーの鈴木さん。NOHGA HOTELでは今年の9月から働いている。

もともとは都内のラグジュアリーホテルで働いていて、たまたま見つけた日本仕事百貨の記事をきっかけに興味を持ち、応募。

面接などで話をしていくうちに、このホテルがとても魅力的に感じたという。

「ラグジュアリーホテルでは、きめ細かな心配りをはじめ、一流の接客を学びました。その上で、『自分らしい接客って何だろう?』って考えたときに、もっと自然体でフレンドリーに接客ができたらいいなって。海外のホテルみたいなお客さまとのたわいもない会話って、日本のホテルでは難しいんですよね」

NOHGA HOTELでは、ありのままに自分を表現していいことに驚いた。

「僕らのサービスには、ラグジュアリーのような完璧さはないと思います。でもそれを超える、フレンドリーであったかいサービスをやっていきたい」

海外のお客さまにおすすめの場所を尋ねられたときも、実際に自分が足を運び、味わった感覚を大切に紹介している。

「紹介しちゃダメって言われたお店はひとつもなくて。僕がよく薦めるのは、近所の中華屋さん。日本に来て中華かよって思うかもしれないんですけど、本当においしいんです。英語メニューはないけど、僕がメモに書いてあげるから!って言ってます(笑)」

鈴木さんはほかにも、仕事帰りに立ち寄って汗を流す銭湯や、お寿司屋さんの居抜きで営業しているおでん屋さんなど、おすすめの場所をいくつも教えてくれた。

台東区はものづくりのまちとしても知られている。NOHGA HOTELは、長年受け継がれてきた伝統技術や、魅力的なプロダクトを伝えていく役割も担っていきたいと考える。

先日は、台東区内で銀器をつくる日伸貴金属の職人さんと、アイススプーンづくりのワークショップを開催した。

「打ち合わせに伺って実際に見たときから、銀のスプーンってすごく面白いなと思って。氷に当てた瞬間から、手で持った熱が伝わって氷が溶けていくんです」

自分のことのように、楽しそうに話してくれる鈴木さん。

一緒に働くなら、どんな人がいいんだろう。

「好きなものを熱く語れる人がいいなと思います」

熱く語れる人。

「うちのホテルには、地域の職人さんがこだわりを持ってつくったものがたくさんあります。その想いを伝えるときの熱量って、自分の好きなものを話すのと一緒だと思うんです」

「なので、採用面接で趣味を聞くこともあります。好きなものを熱く語ってくれる人なら、職人さんたちの気持ちを汲んで、本当にいいものだっていうことを、そのままの温度感で伝えていけるだろうなと思うんです」



フロントスタッフの松永さんからも、地域への思いを感じることができた。

「私たちは、お客さまと地域をつなげられる役割だと思います。単にチェックイン・チェックアウトの業務をこなしているだけだと、どんな人たちが地域に住んでいて、どんな文化が息づいているのかわからない」

「理想は、自分が行ったことのあるお店をおすすめできることですね。仕事が早く終わった日にはまちを歩いてみるとか、休みの日でも遊びに来てみるとか、地域散策を負担に感じることなく、楽しめるチームでありたいなと思います」

松永さんは、オープン約1年前に入社し、お祭りに参加したり地元のお店を開拓したりしてきた。

一足早く関わることになったのは、地域をより知っている立場として、ほかのスタッフに情報共有していくため。

「Facebookのグループページで、上野で見つけた面白い場所やお店をみんなで共有するようにしています。こんなアート展示あったよとか、こんなお店で飲んだよとか。雰囲気が伝わりやすいように説明を書いて、行ったことのない場所でもみんながお客さまにお伝えできるようにしていますね」

「メンバーそれぞれ興味や得意分野が異なるので、お互いに補い合えるチームワークを大切にしています」

松永さんは、どうしてNOHGA HOTELで働くことに?

「大学を出て一番はじめは、イギリスのラグジュアリーホテルで働いていました。日本語を使わない生活が長かったので、日本人のお客さまがいらしたとき、チェックアウトの流れをうまく敬語で説明できなくて。それがすごく悔しくて、日本のサービスを一から学ぼうと帰国しました」

その後日本で働いたのも、ラグジュアリーホテル。だんだんと、お客さまが絶対と考える接客に違和感を抱きはじめた。

そもそも松永さんがホテル業界に進んだのは、日本語も英語も生かしながら、さまざまなバックグラウンドの人と会話できる仕事をしたいと考えたから。

「肩肘張らなくても、もっとお客さまと距離の近いところで、同じように楽しみながら働ける場所があるんじゃないのかなって。そう考えていたころに、NOHGA HOTELに出会いました」

オープンして1ヶ月。新しい雰囲気のホテルだからこその苦労も。

「NOHGA HOTELは、部屋のなかで不自由なく過ごせるつくりのホテルではないんです。なので、ワイングラスやオープナーなど、ラグジュアリーホテルでは当たり前のものがお部屋にないことで、苦言をもらってしまったこともあります」

もともと海外からのお客さまを多く見込んでいたので、湯船のない部屋もある。日本人のお客さまからは、驚いたというコメントが想像以上にあった。

たしかに、部屋でゆっくりと滞在を満喫したいという人には合わない場所なのかもしれない。

「あえてつくりを簡素化している部分もあります。お部屋から出て、広い共用部分でゆったり過ごしてもらって、いろんな人と出会ってほしいし、窓からまち並みを見て、外に出ようと思ってもらいたいから」

松永さんが特に印象に残っているのは、オープニングのレセプションパーティーでのこと。

「鮒藤(ふなとう)商店さんっていう近くの佃煮屋さんのおかあさんが、ご近所の方々と一緒に来てくださって。皆さんがソファーでゆっくり過ごしているのを見たときに、胸がキュッとなってしまいました」

「こういう場所に敏感なのって、若い方が多いじゃないですか。でも、そうでない人にもこの空間で飲んで食べて、楽しんでもらうことができた。その光景がとても心に残っています」

鮒藤商店の佃煮はホテルのレストランでも提供しているし、おかあさんも通りがかりに挨拶をしてくれる。温かい関係が、地域の人とNOHGA HOTELとの間に築かれつつあるように思う。



皆さんの話を聞いていて、ホテルや地域のことを純粋に好きな気持ちが伝わってきました。

だからこそ熱を持って魅力を伝えることができるし、それがお客さまにとっての忘れられない体験につながっていく。

そんな地域と人のいい連鎖が生まれ続ける場所になるように。NOHGA HOTELを、共に育てていってください。

(2018/11/27取材 増田早紀)

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