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心地よい暮らしのそばに
長く付き合えるいいモノを

ふきんや調理道具、洋服に靴。

毎日の暮らしで使うものを、どのように選んでいますか?

値段やデザインの可愛さ、機能性など、選ぶ基準は人それぞれ。

そのなかでも特に、“使い心地がよくて、素材にもこだわったものを使いたい”という思いに、長年応えてきたお店があります。

「クロワッサンの店」は、創刊41年を迎えるライフスタイル雑誌「クロワッサン」から生まれた生活雑貨のお店。

日々の暮らしを大切にするという雑誌のコンセプトと同様に、シンプルで使いやすい雑貨や、オーガニック素材の洋服や布製品などの商品を展開してきました。

雑誌の出版元・マガジンハウスと契約し、店舗を運営しているのが、株式会社ダイマツ。

今回、静岡本社で働くバイヤーと事務スタッフ、東京もしくは大阪の直営店での店長候補となるスタッフを募集します。

値段や見た目のデザインだけでものを選ぶのではなく、長く使うことができる品質の良いものが好きなら、きっと楽しく働くことができると思います。



東京から新幹線で1時間の静岡駅。駅前から路線バスに乗って20分ほどのところに、ダイマツの本社がある。

1950年から靴の製造・販売をしてきたダイマツ。

今も主要なビジネスは靴関連の事業で、「クロワッサンの店」とは、長年靴を納入している取引先の関係だった。

縁あって事業を引き継いだのは、2018年のこと。

事業を引き継いだ理由のひとつに、社長の種本さんがお店の愛用者だったことがある。「学生時代からクロワッサンの店の大ファンで、よく足を運んでいました」と話す。

たしかな品質で、長く愛されるものを選りすぐって販売する「クロワッサンの店」。その考え方に共鳴し、このお店をさらに大きく発展させたいという思いが、新たな事業をはじめるきっかけだった。

お店に置いてある商品は、決して安いわけではない。

でも、一つひとつの素材や機能性にこだわっているので、リピーターも多いという。

店舗と商品のことを教えてくれたのは、「クロワッサンの店」の事業部を統括している佐野さん。写真は苦手とのことだけれど、一つひとつ丁寧に話してくれる穏やかな雰囲気の男性。

「クロワッサンの店には、流行を追いかけるアパレルショップのように、頻繁な商品の入れ替えはありません。安心安全で、長く付き合えるものを扱うお店なので、流行や価格という基準で商品を選択していないんです。」

たとえば、と教えてくれたのがテーブルふきん。

「30年以上前につくられた、クロワッサンの店のオリジナル商品です。一番の売れ筋商品のひとつで、形も当初からずっと変わっていません」

シンプルなパッケージに入った、真っ白なふきん。

レーヨン100%の糸で織った薄い生地を重ねて縫製しているそう。

「レーヨンは吸水性がよくて、汚れも落ちやすいのが特徴です。細い綿糸を使ったほうが安くつくれるけれど、吸水性が劣ってしまうからうちでは使用しません。レーヨンなら、たとえば牛乳をこぼしてしまったときも、さっと拭いたらすぐ吸水するし、水で洗えば汚れも残りにくいんです」

「こんなにシンプルなもの、ただ置いてあるだけだったら普通は手にとってもらえないんです。でも説明を聞いたら、買いたくなるでしょう」

たしかに説明を聞けば聞くほど、どんな使い心地なのかが気になってくる。お店でも、こんなふうに説明してくれたら、きっと使ってみたくなると思う。

「私たちは、しっかりとした背景や裏付けがあって、効果が出るものを扱っています。商品そのもので勝負したいから、捨ててしまうパッケージにはお金をかけない。中身の質を一番に考えて、長年オリジナル商品をつくってきましたし、仕入れるものも選んできました」

「普段からそういう感度でものを選ぶような人に、来てもらえたらいいなと思います。」

今回募集する職種についてそれぞれ聞いてみる。

「バイヤーは、お店に置く商品をメーカーから買い付けたり、オリジナル商品の開発を行ったりします。在庫の管理や出荷、フランチャイズ店や直営店に販促の提案もします」

「店舗スタッフには、いずれは店長として直営店の運営を担ってもらいます。バイヤーと連携して、商品の買い付けや開発にも関わります」

事務スタッフは、各店舗からの注文や問い合わせ対応、売上管理など一般の販売事務が主な仕事。店舗スタッフと同様、商品の開発に関わることもある。

事業部は、まだはじまったばかりの小さなチーム。それぞれが自分の仕事の垣根を超えて、幅広い仕事に取り組む必要がある。

「取り扱う分野が衣食住と多岐にわたるので、働く人は生活にまつわるさまざまなことに興味があるほうがいいと思います」

「クロワッサンの店」が大切にしているのは、「普段の暮らしに、いいものを厳選して取り入れる」という考え方。根本的な部分に共感できないと、ギャップを感じてしまうのかもしれない。

「うちで扱うような雑貨を好きなことは何より大切です。自分自身が実生活でも使いたいと思えるものでないと、説得力を持ってお客さまに伝えることはできません」

「同じ商品を置いている店は、正直ほかにもたくさんあります。それでもお客さまがクロワッサンの店を選んでくれる理由は、どこよりも商品説明をしっかりとしてくれるから。それが我々の強みなんです」

店舗スタッフは、扱っているさまざまな洋服の素材や縫製の違い、洗濯の仕方まで細かくお客さんに伝えることができる。

その時代のライフスタイルに合わせて商品構成も少しずつ変わっていくから、雑貨についての知識が増えていくことを楽しめるといいと思う。

「店舗スタッフには、お客さんから質問されたことにはしっかり答えてほしいと思っています。そのためには、やっぱり自分で使った経験は大きいんですよ」

「バイヤーも同じで、仕入れる雑貨や洋服は、実際にすべて使ってみるし、食品なら食べてみて、いいものかどうかを判断していきます」



実際にバイヤーとして働く大村さんにも話を聞く。これからバイヤーとして入社する人は、大村さんから仕事を教えてもらうことになる。

ダイマツのバイヤーの仕事は多岐に渡る。仕入れはもちろん、オリジナル商品の開発やフランチャイズ店と直営店への販促の提案、本社から各店舗に送る商品の在庫管理や発送手配も行う。

「10年くらい前にダイマツに入社して、靴の事業部でずっと働いていました。クロワッサンの店の事業部ができるときに、人事異動で配属されました」

「最初は『お、私なのか』ってちょっと驚いたんですけど、自分がやれる仕事を思いっきりやりたいという気持ちは、この事業部でも変わりませんね」

もともと雑貨が好きで、大学時代には工学部でデザインを専攻していたという。

「ものが好きなんです。完成したものを使うこと以上に、できる過程とか、その形になった理由とかに興味があって。今の仕事で必要とされる部分にも通じるところがあったのかなと思います」

その商品をつくったメーカーの思いや、その素材や製法が選ばれた理由など。深く掘り下げていくことで、商品の魅力が見えてくる。

「新商品を見つけてくるのは、展示会が多いですね。アパレルだったら、年に6回くらい出向きます」

展示会には直営店の店長も同行し、お客さんの好みや考え方を考慮して、仕入れる商品を選定していく。

「気になった商品があったら実際にメーカーさんを訪問して、教えてもらえることは全部確認します。見せてもらえる場所は見せてもらって、しつこく質問もして(笑)。こちらがすべて納得して、理解できたものだけを仕入れています」

仕入先との交渉は、折衝力が問われる部分じゃないでしょうか。

「そうですね…でも実は、交渉そのものよりも大事なのは、事前に自分たちの商品セレクトの基準や条件を決めることなんです。たとえば、そのアイテムが季節限定品なのか定番品なのかとか。そういうことを踏まえながら買い付ける量を決めるのが一番大変ですね」

そうやって仕入れたものを、社長を含めた商品検討会で吟味してから、フランチャイズ店や直営店に提案する仕組み。

全国に7店舗あるフランチャイズ店は、バイヤーにとってはお客さんになる。

年に2回、社内で店舗向けの展示会があり、バイヤーはそこで各店舗に向けてプレゼンをする。そこで気に入ったものだけを、各店舗が置いてくれる。

「店舗に商品のプレゼンをするときも、お店の販売スタッフになったつもりで、どうすればお客さんに打ち出しやすいのか、PRポイントを明確にしていくんです。オリジナル商品だったら、どの部分が他社の商品と違うのか、っていうところをアピールします」

「店舗のスタッフにきちんと説明してもらうには、まずバイヤーが誰よりもその商品の魅力を理解して、丁寧に伝える必要があるんです」

オリジナル商品の開発を中心となって進めることも、バイヤーの仕事。

事務スタッフや直営店のスタッフと協力し、実際に使用感を確かめながら開発を進めていく。

開発のときに大切にしているのは、自分が本当に使いたいと思えるかどうか。

たとえば、昨年発売したカットソーは、タグが外側についていて、サイドに縫い目もないから皮膚がかゆくなることがない。よく伸びる素材で、着心地も抜群なのだそう。

「実際に事業部のスタッフ全員で着てみて、意見を出し合って開発しました。着心地を重視しながら、シンプルだけどきれいに着られるデザインになっています」

「開発するものも仕入れるものも、すべての商品が使う人の視点に立っているんですよ」

大村さんは、直営店に月に一度出向き、店舗の状況やPR方法などをディスカッションしているという。そうやって実際の店舗の空気を感じることが、お客さんが本当に求めているものをつくったり、選んだりすることに役立っている。

ほかにもタワシやスリッパ、おろし金など、一つひとつの商品の特徴を丁寧に、楽しそうに説明してくれた大村さん。

自分自身が取り扱う商品を心から気に入っていることがよく伝わってきた。



バイヤーと言っても、買い付け以外にも、商品開発や営業など、さまざまな役割を担うことになります。

店舗スタッフや事務スタッフも、自分の仕事の範囲にとどまらず、エンドユーザーの目線に立って仕入れや商品開発に関わります。

働く人たちが、マルチプレーヤーとしてさまざまな角度から関わるからこそ、自分たちが本当にいいと思うものが集まる「クロワッサンの店」を、つくっていけるのだと思いました。

(2018/9/13取材 増田早紀)

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