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地域を輝かせるのは
アイデアを動かす
感性と熱量

たとえば「廃校を活用して地域を元気にする」という目的だけが決まっているとして。

どんなふうに活用するのか、誰をターゲットするのか、具体的な方法は自分ですべて考えてください、と言われたらどうだろう。

0から1を生む苦しみより、「そんなことまで決めていいの!?」という自由さに魅力を感じる人に、ぜひ知ってほしい仕事があります。

紹介する会社は、株式会社マイナビ地域創生。

求人をはじめ、結婚式や賃貸、トラベルなどのさまざまな情報サービスを提供するマイナビから分社化した会社です。

廃校を活用した大規模な宿泊施設をつくったり、古民家レストランをつくったり、都心で地域特産物のマルシェを開いたり。従来のマイナビの仕事とは異なる、新しい事業を続々と展開しています。

今回は東京を拠点に、各地域での事業開発に携わる人を募集します。

会社としてもはじまったばかりの取り組み。前例のない仕事がほとんどで、特定の経験やスキルは不問とのこと。

自分だったらどんなふうにこの仕事に取り組むか、ぜひ考えながら読んでみてほしいです。



多くの人が行き交うJR新宿駅の南口。改札を出て、道を挟んだ目の前にあるバスタ新宿やNEWoManと直結する高層ビルに、マイナビ地域創生のオフィスがある。

取材場所である26階の会議室からは、新宿御苑の広大な緑や建設中の国立競技場が一望できる。

まずお話を聞いたのは、マイナビ地域創生の代表である横尾さん。ユーモアを交えながら話してくれる、気さくな方。

複数の会社での代表を経て、横尾さんがマイナビにやってきたのが2017年。そこから会社として地域創生の事業に本格的に取り組みはじめた。

「マイナビは、もともとUIターンのマッチングという形で地域と関わっていました。ただ、本当に地方に人を呼び込むことができているか、踏み込んで見てみると、まだまだ力が及んでいない現状があったんです」

「要因の一つに考えられるのは、地域に魅力がないからではなくて、魅力を“伝えきれていない”こと。だったら我々が率先してまちに入り込み、魅力を発信することで人を呼び込もう、という考えがこの地域創生事業の核にあります」

最初に取り組んだのが、以前日本仕事百貨でも紹介した、千葉県長南町の“ちょうなん西小”。

廃校を活用した団体向けの宿泊施設で、最大84人が宿泊できる。カフェやキッズルームなども整備し、地域コミュニティの拠点にもなっている。

マイナビは施設の立ち上げからその後の運営までを一貫して担ってきた。

「ちょうなん西小がオープンして1年になります。最近は、この地域が面白いことになっていて。地域に何軒もカフェができてカフェブームが起きたり、温泉施設開発の話が出ていたり」

「僕らが入ったことをきっかけに地域が輝きはじめて、どんどん賑わいが広がっている。この短期間で狙っていた通りの結果が出せたのは、みんなの頑張りのおかげだと思いますよ」

週末は数ヶ月先まで予約で埋まるほどの人気施設。メディアの取材や視察に訪れる自治体も多いそう。

この施設をつくるとき、横尾さんたちはどんなことを心がけていたんだろう。

「僕らが大事にしているのは、ありのままの地域のなかに素材を見つけて、それを活かしていく視点。地元の人が気づかないことでも、外の視点で磨いていけばおもしろくなる魅力ってたくさんあると思うんです」

古い施設でも、ありのままを活かしたいから新しく建て替えることはしない。ちょうなん西小も必要以上に手を加えず、元の学校の姿を残している。

「人によっては何もなくてつまらないと思うかもしれません。でも自由な発想で施設を楽しめる感性を持った人たちが、きっとよろこんでくれているんだと思います」

「感性は、この仕事をする上では大事な要素なんですよ」

どういうことでしょう?

「お客さんたちは、『なんだかこの場所いいな』という感覚で訪れる。そういう人たちには、頭でロジックを組み立てたものよりも、直感と思い切ったアイデアから生まれたもののほうが響くんです」

「田舎目線でも都会目線でも、女性でも男性でもいい。興味の対象もデザイン、スポーツ、食事、なんでもいい。それぞれの感性を集結させて、ターゲットとする地域で活かしていくんです」

それはメンバーそれぞれの個性や自由な発想を、事業に落とし込む余白があるということ。

「もちろんビジネスとして成立させる必要があるので、事業に落とし込むのに力は要ります。でもリスクを恐れずに、自由に大胆に新しいものをつくっていく気概を持っていてほしいですね」

覚悟を持って攻めの地域創生を行っているからこそ、スピード感を持って展開できるし、目に見える成果も出ているのかもしれない。



続けて話を聞くのは、課長としてチームをまとめ上げている早川さん。地域創生事業全体に、立ち上げから関わってきた。

横尾さんの話を受けて最初に教えてくれたのは、この事業を進める上での葛藤だった。

「地域創生をビジネスとして成立させるのはすごく難しくて。ちょうなん西小の宿泊者数がどれほど増えたとしても、マイナビのメインであるBtoBの広告事業と同じだけの利益を出すことはできないんです」

「ビジネスとして継続していくためには、いろんなまちでの取り組みを並行して進めることが必要になる。さらに、それぞれに対して本当に地域のためになっているのか、という視点も必要なので、タフな仕事だなとは思いますね」

早川さんは、各プロジェクトを横断的に把握するポジション。

特定の案件にだけ入れ込みすぎないよう、バランスよくスタッフたちをサポートすることで間接的にたくさんの地域と向き合っている感覚だそう。

「立ち上げから関わったちょうなん西小のオープニングセレモニーは感動しましたね。地域の人がたくさん来て、楽しんでくれている姿が見られて。『学校から子どもの笑い声が聞こえるっていいことだね』ってまちの人に言われたときは、ぐっときました」

「誰もやったことがない新しい仕事に取り組んで、チームで一緒に成功体験を積むことで事業として成功させ、結果まちの人のためにもなる。考えることは多いけれど、その一連の流れに魅力を感じられるなら、楽しく働けるんじゃないかなと思います」

これから新しく入る人にとって、そんなチャレンジができる場の一つが、“バスタMARKET”。

さまざまな地域と直通便でつながるバスタ新宿や、新宿駅の周辺を舞台に、地域の特産品や新鮮な野菜をマルシェで販売している。

「バスタ前って、すごく歩道が広いんです。あの場所を活用したコミュニティづくりや賑わいの創出を国土交通省が目的としていたようで。私たちも地域の魅力や特産品を都心でPRする場をつくりたいと考えていたので、マルシェという形を提案し、実現しました」

ちょうなん西小でつながりができた千葉県の自治体を中心に、出展者はどんどん増えている。

早川さんは、第1回の立ち上げに携わった。イベントの様子を見ると華やかな印象が強いものの、調整や事務作業など地道な仕事も多かったそう。

「自治体さんへの出展依頼から当日までの調整はもちろん、警察や保健所への届け出とか、当日のキッチンカーの手配やオペレーションを考えるとか。この場所を使ったイベントの前例もなかったので、特に大変でした」

「最近は、事務的なことをルーティーン化できるようになってきていて。新しく入る人には、現在の形からどうやってもっと発展させていくかを重点的に考えてほしいですね」

たとえば、地域の食材・加工品を自ら探してイベントで扱ってみたり、回ごとにテーマを決めて出展するものに統一感を出してみたり。

自分の発想次第で、イベントの在り方も変えられる可能性がある。その楽しさを感じられる人なら、やりがいも大きいと思う。

「僕らがやっている仕事は、ほぼすべてに正解がなくて、踏襲すべき前例もない。10のうち1つ採用されれば良いという気持ちでアイデアを出して、どんどんユニークなチャレンジをしてほしいですね」



正解のない仕事に取り組む、大変さとやりがい。

今まさにそれを体感しているのが、入社2年目の岡谷さん。

「この4月に賃貸広告の営業部から異動してきました。正直異動が決まったときは、『なんで私?』って。ある程度仕事の枠組みが決まっていた営業と違って、0から1を生み出す仕事ばかりの部署なので」

「ここは自分で考えて提案する力を、ものすごく養える環境だと思います。今は、自分の成長のためにここで頑張りたい気持ちのほうが強いですね」

岡谷さんが中心となって進めているのが、千葉県袖ケ浦市の駅前開発プロジェクト。

今年オープンする駅前のショッピングモールに、マイナビ地域創生が自治体と連携してカフェと地域特産物のお店をつくっている。

「今は毎日、商品の仕入れをしたり、カフェのオペレーションを考えたり。たとえば昨日は、カフェに導入するコーヒーマシンを手配しました」

「ほかのタスクに追われて後回しになっていたけれど、先輩が指摘してくれて気がついて。オープンするまでに今やるべきことを、もう一度一つずつ洗い出していきました」

まずは候補となる機材の選定を行い、提案書に落とし込む。そして横尾さんへ相談。

岡谷さんが選んだ機材は少し値段が高いものの、全自動なのでオペレーションが楽になり、稼働率を上げられる。きちんと説明をしたら納得してもらうことができ、具体的な手配に進めることができた。

「機材が決まらないと、配線が固められないから着工できないんです。自分が止めてしまったせいで、お店が予定通りにオープンしないことがあり得るんだなと、責任を再認識しました」

「もちろん先輩の力あってのことですけど、無事にオープンできたら、少しは私も貢献したと思っていいかな」と笑う岡谷さん。

「うちの会社って、間違ってもいいからまず自分で考えることがすごく大事なんですよね。やって失敗するよりも、何もやらないほうが怒られる。自分の考えを持って相談すれば、すごく丁寧に教えてくれるし。そんな雰囲気が強いのは、このチームの魅力だなと思います」

仕事をする上での苦労や葛藤、喜び、やりがい。

率直な話の随所から、0から何かが生まれる場ならではのエネルギーを感じました。

マニュアルもないところで動き出すからこそ生まれる推進力。その熱量が、きっと地域を輝かせることにつながっていくのだと思います。

(2019/7/5取材 増田早紀)

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