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ようこそフィンランドへ
北欧を楽しむ食と泊

サンタクロース、ムーミン、サウナ。

日本でも馴染み深いこれらの故郷が、フィンランドです。

最近は特に、北欧人気が高まっているように感じます。北欧の雑貨やインテリアが好きという人も多いかもしれません。

そんな北欧のデザインと食を楽しめるホテル「MAJA HOTEL KYOTO(マヤ ホテル キョウト)」と、その1階に入る「CAFE AALTO(カフェアアルト)京都店」が2019年12月にオープンしました。

今回は、CAFE AALTO京都店で働く人を募集します。

求めているのは、店長候補と、その右腕となるスタッフです。

CAFE AALTOは、フィンランドのヘルシンキで地元の人に愛されてきた人気カフェ。今回のお店が世界初進出となります。

北欧好きな人はもちろん、カフェで働くことが好きな人にもたまらない仕事だと思います。


MAJA HOTELがあるのは、京都駅から地下鉄で3駅先の烏丸御池(からすまおいけ)駅。そこから歩いて6分ほどで到着する。

取材まで時間があったので、ホテルの周りを散歩してみることに。すると商店街のなかに、本能寺を見つけた。

日常のなかにも歴史が感じられる、京都らしい光景だなあ。

時間になり、ホテルの2階にあるラウンジをたずねる。木に囲まれた温かみのある空間。

本棚には『たのしいムーミン一家』や『フィンランドのおいしいキッチン』など、フィンランドにまつわる本がたくさん並べてある。

「MAJA HOTEL KYOTOは、フィンランドのデザインを体感できるカプセルホテルです」

そう教えてくれたのは、支配人の池田さん。

ホテルとカフェを運営するのは「チャハル・ホテルズ&リゾーツ」。道後温泉の老舗ホテル「茶玻瑠」を経営する社長が立ち上げた会社だ。

まずはMAJA HOTEL KYOTOができた経緯から教えてもらう。

「マリメッコ社のテキスタイルデザイナーだった方が、茶玻瑠のある愛媛のご出身で。その縁がきっかけで、茶玻瑠には、マリメッコや北欧インテリアを楽しめる特別室があるんですよ。そこで今度、京都に「和」と「フィンランド」を組み合わせたカプセルホテルをつくろうということになりました」

「北欧文化と日本文化には、共通点があると思っていて。たとえば北欧家具は、自然素材を大切にしたシンプルかつ機能美を兼ね備えたデザインが多い。無駄を排しつつ、品質の良さを重視するところも似ていますよね」

美しい森や湖が多い北欧と、四季を愉しむ日本。どちらも自然と共生してきた国だからこそ、似ているところがあるのかもしれない。

「ホテルの内装はすべて、フィンランド生まれの国際的プロダクトデザイナー、ハッリ・コスキネンにお願いしています。ライトやスイッチなどの細部にいたるまで、このホテルオリジナルです」

客室エリアも案内してもらった。

カプセルのカーテンをあげると、屋根のような見た目になってかわいい。小さな小屋が並んでいるみたいだ。

このカーテンやベッドリネンは、マリメッコのオリジナルテキスタイルなんだとか。

「フィンランドによくある、三角屋根の森小屋をイメージしています。“MAJA”はフィンランド語で小屋という意味なんですよ」

「フィンランドを感じられる空間になっていると思います。1階のカフェで朝食や夕食も食べられるので、食と泊の両方を楽しんでもらいたいですね」

カフェはフィンランド発の「CAFE AALTO」。首都・ヘルシンキに35年ほど続くお店で、地元の人に愛されてきた。

「ヘルシンキのCAFE AALTOは大きな書店のなかにあって、とても雰囲気がいい。邦画『かもめ食堂』のロケ地で使われた影響か、日本人にも人気で、メニューに日本語表記があるほどなんです。それで、今回の出店にも好意的だったんですよ」

お店の名にある“AALTO”は、フィンランドを代表する建築界の巨匠、アルヴァ・アアルトに由来している。

建築に限らず、インテリアや食器、プロダクトデザインなど幅広い分野で活動した彼の作品は、店内のいたるところで使用されている。

「京都店の食器も、アアルトが深く関係するテーブルウェアブランド“iittala”のものを使っています。本店と同じインテリアを、特別にリプロダクトしたものも多いんですよ」

「テーブルや椅子、あと“ゴールデンベル”と呼ばれる照明は、本店でも使用しているものです。写真を撮る方もいらっしゃいますし、本店に行ったことがある方から『懐かしい』と喜んでいただくことも多いですね」

アアルトの没後40年が経つ今でも、そのデザインはまったく色あせていない。

自然素材を活かした、あたたかくシンプルなデザインだからこそ、どんな時代にもフィットするんだろうな。

「このカフェをオープンして、もうすぐ1年になります。コロナの影響で今までは守りの営業だったのですが、これからは攻めることも考えなければならない。新しい料理やスィーツ、そしてカフェ内でのイベントなどにも挑戦していきたいと思っています」

「今後はもっと、ホテルとカフェが一体となった営業に力をいれていきたい。お越しになるお客さまが、二つの施設をともに堪能してもらえるアイデアを形にしていけたら。今回募集するスタッフも、日々のカフェの運営とともに、ホテルとの共同作業も楽しんでくれたらうれしいですね」


そんなCAFE AALTO京都店を立ち上げから支えてきたのが、店長の福島さん。

「カフェのお客さまは、アアルトや北欧文化のファンも多いです。今は気軽に旅行ができないぶん、ここで現地の気分を味わってもらえたらうれしいなって。フィンランドに行ったときの思い出を話してくださるお客さまもよくいるんですよ」

カフェのメニューは、もちろんフィンランドの料理が中心。

看板メニューのシナモンロールは、フィンランドのコーヒータイムには欠かせないもの。実際に注文してみると、私の手と同じくらいの大きさのものが運ばれてきた。

すごい、私の知っているシナモンロールより、はるかに大きいです!

「レシピも大きさも本店と同じなんです。フィンランドのシナモンロールは、たっぷりのシナモンとカルダモンが入っていてスパイシー。そして、表面にパールシュガーをのせたものが主流なんですよ」

一口いただくと、カルダモンの香りが口のなかに広がる。

日本でよく見かけるのは甘みが強い印象があるけれど、こちらは甘すぎなくておいしい。これが本場の味なんだなあ。

「あとは、フィンランドの伝統料理であるサーモンスープやブルーベリーパイも、本店と同じように食べることができます」

「ただ、日本では手に入りにくい食材を使ったメニューや、馴染みのない料理は提供していなくて。その代わり、フィンランドらしさは残しつつも、日本で受け入れてもらえるようなオリジナルメニューをつくってきました」

SNSに写真を投稿して楽しむ人が多い日本では、料理の見た目もポイントになる。

春に販売したザクロベリーソーダは、ベリー摘みが盛んなフィンランドにちなんだドリンク。透明なグラスに数種類のベリーをそのまま入れることで、ごろごろした感じを目でも楽しめるようにした。

「新しいメニューは本店に確認をとりますが、そのままOKをもらえることも多いですし、かなり任せてもらえているなと感じています。気にかけてくれているようで、公式SNSに投稿すると一番に反応してくれるんですよ(笑)」

「入社前にはフィンランドへ研修に行きました。オープン時には、本店のオーナーが京都店に1週間くらい滞在して、見守ってくれたんです。コロナの状況が落ち着いたら、今まで以上に本店との関わりも増やせたらなと思っています」

これまで、季節やイベントに合わせて15種類以上のメニューをつくってきた福島さん。新商品を考えるときには、フィンランドらしさを一番大切にしているんだとか。

「一度、京都らしく抹茶のスイーツを販売したことがあったんです。そうしたら思ったよりも注文数が伸びなくて。フィンランド感がなかった訳ではないのですが、北欧文化のファンは抹茶を求めてはいないんだなって。毎回メニューづくりは試行錯誤ですね」

ホテルもカフェも、フィンランドが軸にある。新しく来る人も、北欧文化に興味関心のある人のほうが良さそうですね。

「いえ、実はそんなこともなくて。たしかに北欧好きな人のほうが、日々の意識は高くなるかなと思います。ただ、私自身は働くまで詳しくなかったし、今もすごく関心が高いわけではないんです。カフェが好きとか、カフェで働くのが楽しいって気持ちが何より大切だと思っています」

「やっている仕事そのものは、ほかのカフェと同じです。飲食店ならではの大変さや泥臭さも変わりません。立ち仕事は体力的にきついし、夜遅くまで掃除をすることもあります。だからこそ、北欧への憧れだけでなく、仕事内容にもきちんと目を向けられる人がいいですね」

スタッフは、キッチンとホールのどちらも担うことになる。調理や盛り付けもするし、ホールに出れば接客のほか、簡単なラテアートも行なうことになる。

「本店がコーヒーにすごく力を入れているんです。バリスタもいるしラテアートもやっていて。だから京都店でも、ハート形はみんなができるように練習しています」

実は福島さん、結婚を機にもうすぐこのお店を離れる予定。今回は福島さんの後任となる人を募集している。

「今、社員が私だけなんですね。だから私の後任としては、店長経験のある人を求めていて。あとは店長をサポートする立場として、もう一人社員を増やしたい。こちらは店長経験がなくても大丈夫です」

お店はシフト制で、アルバイトも含めた3〜5人で回すことが多いそう。社員は基本的な仕事内容に加えて、メニュー開発やスタッフの育成も求められる。

「どうしたらもっといいお店になるのか考えて、そのためにスタッフをまとめていくことが大切だと思っています。サッカーだったら、監督ではなく司令塔のイメージ。同じチームの中でプレーしつつ、士気を上げて指示を出す役割ですよね」

「本店は、すごく地域に根付いたカフェなんです。お客さんの年齢層も幅広いし、スタッフと常連さんが親しげに話をしていて。二号店として、ここもそういう場所を目指していってほしいなと思います」


料理や空間を通して、フィンランドの空気をつくりだすCAFE AALTO。日本の伝統が息づいている京都にこのお店があるのは、個性がより際立って面白いなと思いました。

カフェが好き、北欧が好き。

何かひとつ強い気持ちがあるのならば、まずはその気持ちを信じてみてほしいです。

(2020/10/30 取材 鈴木花菜)
※撮影時にはマスクを外していただいております。

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