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人と人がつながって
心地よさが広がって

※この仕事は募集終了いたしました。ご応募どうもありがとうございました。

「仕事を通じてたくさんの出会いがあるなかで、共通の価値観を持つ人に会うと勇気をもらえる。私は人とつながるために仕事をしているんじゃないかと思うことがあります」

そう話してくれたのは、TISTOU(ティストゥー)の平田さん。

TISTOUは、ベルギーのプランターや家具、チェコの照明などを扱う日本の総合代理店。フラワーベースのブランドDOMANI(ドマーニ)とHenry Dean(ヘンリーディーン)、アウトドア家具ブランドextremis(エクストレミス)など、現在、7つのブランドを紹介しています。

扱うブランドの決め手になっているのは、商品の美しさと楽しさ、そして、つくり手が一緒に仕事をし続けていきたい人たちかどうか。

今回はここで営業、そしてデザイナーとして働く人を募集することになりました。話を聞くと、みなさん職種にとらわれず、いろいろなことに挑戦しているよう。

人とのつながりを大切にできる人が集まる、TISTOUを取材しました。

  
TISTOUのショールームとオフィスがあるのは、東京・蔵前。革製品などを扱う職人の街で、最近は雑貨屋やカフェなどあたらしいお店も増えている。

ショールームの扉を開けると、そこには色とりどりの植物とフラワーベースが並んでいる。

「お元気でしたか。今ここはショールームにしているんです。お客さまにここに足を運んでいただくこと、あとはオンラインでつなぎながら商品を見ていただくことも増えました」

日本仕事百貨の取材でTISTOUを訪れるのはこれで3回目。今回も代表の平田さんが笑顔で迎えてくれた。

花屋を目指して海外で修行していたこともあり、日本の花屋にフラワーベースがないことに気づいたのがTISTOUのはじまり。仲の良かったDOMANIのデザイナーに連絡をとり、輸入するようになって22年が経った。

そのあいだにベルギーのアウトドア家具ブランドextremisやチェコの照明ブランドBROKISなど、7つのブランドの商品を扱うようになった。今では卓球台やバランスボールもラインナップに仲間入りしている。

「製品の美しさや楽しさはもちろんなんですけど、つくっている人がすごくおもしろいから続けられるんです。やっぱり彼らのことが好きで、もっと知ってもらいたい。ものを売っているけれど、私にとって大切なのは人なんです」

「今は海外に行けないから、月に一度オンラインでつないで話をしています。もちろん会えない寂しさはありますが、頻度が高くなって、コミュニケーションは前よりも密になったかもしれませんね」

展示会でお客さんを出迎えることや、蔵前の町の人たちと集まる場を大切にしていた平田さん。2020年はこれまでやってきたことができなくなり、試行錯誤の一年だったという。

「毎年6月に大きな展示会をやっていたけれど、昨年は中止になっちゃったんです。だけど半年前に商品は発注済みで、コンテナに乗って届いちゃうわけですよ。どうしよう!ってみんなに包み隠さず話して、これからなにをしたらいいのかみんなで一緒に考えて、できることはすべて試してきました」

「私たちの仕事は、ものを通して、今までの日本にはなかった空間やライフスタイル、考え方を伝えていくこと。なにをやるにも、TISTOUらしいってなんだろうと考えてきました」

挑戦したことのひとつが、「TISTOU AIRファーストクラスで行く ベルギーフランダース地方1.5時間の旅」という企画。ふだん展示会に来てくれるお客さんとベルギーのつくり手をZoomでつなぎ、現場を覗いてもらうというもの。

機内アナウンス風の案内をするなど、本当に旅をしているかのような楽しさを散りばめたそう。

「家にこもりがちな生活のなかでも、やっぱり人を感じたいじゃないですか。世界を狭めることなく安全に、人間らしくすごせるかを大事にするために、私たちが役に立てることはたくさんあると思うんです」

話せば話すほど、平田さんは人が好きで、人を信頼していることが伝わってくる。その気持ちが周りの人に伝わって、つくり手やお客さん、そして一緒に働くスタッフとの関係が育まれているように感じる。

「一度にたくさんの人に会うことはできなくなったけど、少人数でショールームに来ていただいたり、Zoomでじっくりお話ししたり。これはこれで、お客さまと密にコミュニケーションできていいですよ。お客さまのお店に飛び込み営業をして、話を聞いてもらってたときを思い出して、初心に戻ったような気持ちで毎日楽しんでいます」

  
この日、スマホ片手にショールームでお客さんと話していたのが、営業の黒木さん。

事前にWebカタログや商品紹介動画をチェックしてもらい、当日は実際のものを映しながら商品の詳細を伝え、その場で受注まで進めているそうだ。

慣れた様子でお客さんと話す黒木さんは、もともと客室乗務員として働いていた。

小さな会社で働くのも、営業の仕事も未経験。インテリア業界のこともよくわからなかったけれど、イベントで平田さんと会ったことで入社を決めたそう。

「ボスのトークイベントがあったんです。扱ってるブランドがすてきだなと思ったのと、ボスの雰囲気に惹かれたんですよね。明るいし、頼もしいし。この人についていきたいって思いました」

「入社初日は展示会に向けて、静岡で大きな荷物を運んだり、家具を組み立てたりするのが仕事でした。展示会でビールを注いだり、ショールームをペンキで、塗ったりもします。最初はちょっとびっくりしたけど、いろんなことが起きていく感じが楽しいです」

主に担当しているのは、フラワーベースのブランドHenry Dean。花屋さんやインテリアショップからの注文を受けたり、建築やデザインを仕事にする人たちをご案内したり。ときには納品のため、個人邸やホテルに行くこともある。

「それまで花瓶を持っていなくて、ブーケをもらってもワインの空き瓶に挿すような生活をしていました。一緒に仕事をするスタイリストさんやフローリストさん、ときにはお客さんに教えてもらいながら、少しずつ勉強してきた感じです」

マニュアルがきっちりと決められていた前職から、決まったやり方がほとんどないTISTOUにやってきて、戸惑うことも多かった。なかでも、Webカタログをつくるための撮影が大変だったそう。

「私が段取りしなければいけない立場なのに、ぜんぜん回せなくて。カメラマンやスタイリストのみなさんを困らせてしまいました。Henry Deanはとにかく商品数が多くて、撮り忘れが出てしまったりして。本当に反省しています」

この話を横で聞いていた平田さんは、当時の様子を思い出して、なんだか楽しそう。

「無茶振りしてるのはわかってるから、しょうがないよね。この状況になるまでは、全部の商品を撮影する必要がなかったので、私にとっても未知の体験で。ベストなやり方は誰にもわからないけど、とにかくやりながら改善していこうっていうのが私たちの考え方です」

「今、うちの会社で誰よりもフラワーベースに触っているのが彼女です。入社して2年ですが、今は商品のセレクトやブランディングにも挑戦してもらっていて。経験を積みながら、だんだん専門家になってきて頼もしいんですよ」

  
続いて紹介するデザイナーの志野原さんも、肩書きにとらわれず、さまざまな役割を担っている方。

小さいころからものをつくるのが好きだったという志野原さん。以前は料理の本やファッション誌などをつくる、エディトリアルデザイナーとして働いていた。

「仕事は好きだったけど、つくったものが本屋さんでどんな人の手に渡っているのか、反応を見るのがむずかしいんですよね。自分がつくったものの感想をダイレクトに実感できる仕事にチャレンジしたいと思っていたとき、日本仕事百貨でTISTOUの募集を見つけました」

入社して最初の仕事は、まちあるきイベントのスタンプラリー用に、消しゴムはんこを彫ることだったそう。

展示会で配るノベルティのラベルを自分たちでデザインして貼ったり、展示会用のパネルをつくったりと、自分で手を動かすことも多い。

7ブランドそれぞれの日本版のカタログをつくるのも、志野原さんの大きな仕事のひとつ。本国から届くカタログデータをベースにしながら、細かなスペックを追記するなど、日本のお客さん向けに掲載する情報や内容を考えながらつくっている。

「基本は本国から来た素材や雰囲気を活かすので、自分のアイデアをあまり盛り込めないことに物足りなさを感じることもあって。それで、私が感じるブランドらしさはSNSで出すようになりました」

志野原さんは7ブランドに加え、TISTOUのSNSの運営も担当。それぞれ届けたい層が異なるので、画像のニュアンスや文章も変えながら、ブランディングに取り組んでいる。

「こう見せたいっていう世界観ばかりを考えてしまうと、お客さまが知りたい情報が欠けてしまうことがあって。そういうときには営業のメンバーが声をかけてくれます。私、ついやりすぎちゃうところがあるんですよね」

最近は、情報を受けとる人のことをもっと想像しながら伝えようと、投稿用の企画書やシナリオを立てて考えることにも取り組んでいるそう。見せてもらった資料の細かさに、思わず感心してしまう。

「ここにいたら、自分の仕事の幅は決めちゃいけないんだと思うようになりました。動画の編集もできるようになったし、最近はプロジェクトなどの提案資料もつくります。もっといろんなことに挑戦したいですね」

デザイナーとしてあたらしく入ってくれる人とは、お互いに得意なことを活かしながら働けるようにしていきたい。デザインだけでなく、いろいろな経験を持った人が来てくれると心強い。

「私、好奇心が強いんです。知りたいんですよね、どうしたらそれぞれの良さをもっと引き出せるのか。各ブランドの良さを知っているから、もっと広げたいんです」

  
次に話を聞いたのは、アウトドア家具ブランドのextremisと、デザイン性の高い卓球台などユニークなプロダクトをつくるRS BARCELONAの営業をしている松本さん。物腰がやわらかく、とても話しやすい印象の方。

「おこがましいんですけど、extremisの製品を見たとき、僕が考えるデザインのセンスと合致したというか、これまで見てきた家具とぜんぜん違ったんですよね。シンプルだけど考えられている。そこに惹かれてTISTOUに入社しました」

大きな製品を扱っていることもあり、やりとりするお客さんには建築家やデザイナーに加え、豪邸と呼べるような家に住む方も多い。納品時にはできるだけ立ち会って、実際に製品が置かれる場所を確認しているそうだ。

「たとえばプランターは、一つひとつ手づくりで個性があるんです。実際に置いてから向きを変えてみようとか、少し別の場所に置いてみようとか。お客さんと一緒に話しながら決めていく時間が好きですね」

「お客さまと顔を合わせると、やっぱりなんか違うんです。実際に会うまでは堅苦しいメールをしていたのが、カジュアルに連絡をとれるようになったりとか。古臭いかもしれないけど、顔を合わせることは大切にしたいですよね」

人と会いにくい今だからこそ、人とのつながりを大切にする。

経験や知識より、まずはそこを大切にできる人に似合う職場だと思います。

(2021/2/17 取材 中嶋希実)

2年ほど前のものですが、平田さんをゲストに招いたイベントの様子をアーカイブしています。TISTOUの雰囲気、そして姿勢が感じられると思います。

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