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接客も設計も採寸も
あなたにどんと任せます

※この仕事は募集終了いたしました。ご応募どうもありがとうございました。

世界中、どの店舗を訪れても同じサービス、同じ商品を提供されるとしたら、便利なことだと思います。

けれども、働く側だったらどうでしょう。

きちんとマニュアルに沿って働くことが求められます。何をすべきかが明確なことは安心感があります。

けれど、もっと一人ひとりと向き合いたい、自分だからこそできる提案をしたい、と言う方はぜひ続きを読んでください。

大谷産業は“生活収納家具”専門のメーカー。和歌山の本社と工場を拠点に、東京・銀座と大阪・御堂筋で、直営店の『GALLERY収納』を展開しています。

便利さだけでなく、デザインにもこだわった商品は、1cm刻みでのオーダーができるので、より暮らしに合わせたお手伝いができます。

今回は、東京と大阪のそれぞれの直営店で働く収納プランナーを募集します。

法人向けの販売をメインに担当しつつ、直接来店したお客さんへの接客も行います。

目の前のお客さんはどんな暮らしをしているのか。決まった商品を販売するのではなく、細かいヒアリングをして提案します。接客のいろははありません。

働いている人たちは個性豊かな人ばかりです。経験してきたことも接客スタイルも多種多様で、インテリアの仕事をしてきた方はほとんどいません。それぞれが一人の生活者として提案しています。

一から十まで教わったとおりに働くよりも、自分のやり方でお客さんと向き合いたいと思う方に向いている仕事です。

合わせて、販促ツールの作成や、商品を撮影してSNSへの投稿を行うなど、デザインの仕事を担ってくれる方も募集します。



銀座駅を出て、和光や三越の前から東銀座方面へ歩いていく。歌舞伎座の手前、昭和通りに面したビルの1階にGALLERY収納がある。

中に入るとリビングやキッチン、書斎などのさまざまな空間が広がっている。

間接照明の落ち着いた雰囲気。

よく見渡してみると、キッチンに真っ赤なお鍋があったり、ソファの隣に揺り木馬が置いてあったり。ちょっとしたアイテムが日常の暮らしを連想させる。

インタビューの前にGALLERY収納の撮影をすることになったので、商品の説明をしてもらいつつ、撮影を進める。

すると代表の大谷さん。

「きれいな写真はいっぱいあるから、面白い写真をとってね」

面白い写真?どういうことなんだろう。

少しプレッシャーを感じながらカメラのシャッターを切る。



撮影を終えて奥の打ち合わせスペースに移り、大谷さんにあらためて話を聞く。

ニコニコ話す様子を見ていると、大らかな人だなあと感じる。

『GALLERY収納』を始める前。

20代前半のときに、当時社長だったお父さんから任せられて東京に営業所を構えた。

「地方のメーカーが東京にお店を出すとなると、家賃も高いし、商売の鼻も聞かないんですよね。やっぱりお店を開く場所に身を置いて、そこで暮らす人と同じような行動をしないとわかんないと」

「一人で飲み歩いたりしながら、とにかくいろんなものをみて、感じて。楽しかったですよ」

大谷さんが入社した当時は、大型スーパーのようなところにすきま収納やテレビ台といった家具を製造して販売していた。

「それが自分としてはあまり好きじゃなかったんですね。なんだか道具のように味気ない気がしたんです」

そこで、お父さんと話をして、国際家具の見本市「ミラノサローネ」にインテリアの最新のデザインや技術を学びに行くことに。

「それから30年近く行ってるんですけど、ほんとに楽しいですね。機能的なだけでなくて、その空間にいることで心が休まるというか。あ〜、インテリアってこうでないと!って思いました」

必要なことは、自ら現地に行って体験する。目でみて、肌で感じ、自分の頭で考えないと、良い判断ができない。

失敗もしながら、商品やお店に反映していった。

はじめは1993年に青山にお店を構え、2000年にオープンしたのが『GALLERY収納 銀座』。

「家具って一度買うと、引っ越したり、壊れたりしない限りは、一生で買い替えることって少ないと思うんです」

そうですね。日用品と違って、何度も買う機会があるものじゃありません。

「でもうちは、リピーターのお客さんが3割以上なんですね。それは “廃番がない”のも理由だと」

廃番がない?

「そうです。廃番がないので、昔購入した家具を活かせるんです。システム家具っていうのは買い足しがすごく重要なことで。少し買い足すだけで、生活スタイルの変化に対応できる」

「それなのに廃番になっていたら、お客さんに対する裏切りですよね。ちょっとした手直しや追加はその分手間もかかりますし、売り上げも上がりづらいんですけど、お客さんに喜んでもらおうと」



お客さんに対して、たくさんの家具の選択肢を提供して選んでもらっているように、一緒に働く人に対しても型にはめず、大谷さんは自由に働いてもらっているように感じる。

たとえば、収納プランナーの粕谷(かすや)さんの接客スタイルについて、大谷さんは笑いながら「粕谷劇場」と呼んで楽しんでいる。

それくらい各自に任せて、伸び伸びと働いている職場のように感じた。

粕谷さんはどう思っているのだろう。

「たしかに粕谷劇場って、言われてます(笑)。というのも、ここに来てもらったお客さまは、絶対笑わせてやろうと思ってるんですよ」

芸人さんみたいですね。

「ギャグを持ってるとかじゃないんですけど(笑)。接客の途中で小ネタを挟んでみたりとかしていて」

印象に残っている夫婦の話を教えてくれた。

「そのご夫婦は新しいマンションに住むので、家具の相談に来店されたんですね。いろいろとヒアリングしてたんですけど、そのときに奥さんから『ちなみに粕谷さんのお部屋ってどんな感じですか?」って聞かれて」

「私の部屋ってグッチャグチャなんですよ(笑)。なので正直に『ごめんなさい、グチャグチャなんです』って打ち明けたら、奥さんも笑って『あ〜、あなた面白いわ』って言っていただいて。契約も決まったんです」

前職はシステムエンジニアだった粕谷さん。

システムの仕様を詰めるためにお客さんと話しあうことはあったものの、接客は未経験だったそう。

入社してから研修や教育はあったんですか?

「はじめの1ヶ月間、専用ソフトを使って図面をひくための研修や、家具のプランのつくり方を教わるんですけど、接客はほぼないです(笑)」

打ち合わせや部屋の採寸など、先輩に同行することも1回くらい。

あとは自分で商品のカタログを読み込み、お客さんのヒアリングからどんな暮らしをしているのか想像していく。

大谷産業のお客さんは、主に二つの流れがある。

一つは業販と呼ばれる業者販売。もう一つはHPやチラシ、口コミなどで直接来店されたお客さんへの販売。

前者は新築のマンションを購入したお客さんに対して、家具の販売会を開催し、ほかの家具会社とともに販売していくというもの。売上の6割を占めている。

「まず最初にマンションデベロッパーのコーディネーターの方がお客さんについて、インテリアの相談に乗るんです」

コーディネーターは話を聞いてから、お客さんに合った家具メーカーを紹介する。そこで大谷産業の収納プランナーが引き継ぎ、もう少し検討したいとなったら、GALLERY収納へ案内する。

「競合他社だと接客、設計、採寸とそれぞれ担当者を分けていることが一般的なんですが、うちの会社は違います。家具の製造や施工の作業を除いて、一人が接客から納品まで担当するんですね」

すべて自分で担当したい人には合っているかもしれないし、このスタイルだからこそ、それぞれの接客スタイルが生きるのかもしれない。



ここまで話を聞いていると、すべてを一人で判断していく仕事のように感じる。それは自由で面白そうだと思いつつも、たくさんの経験や知識が求められるのかもしれない。

もしわからないことがあったら、どうしたらいいのだろう?

すると粕谷さんの隣で話を聞いていた渋谷さんが話してくれた。

「あるお客さんから、キッチンにある食器棚にワイングラスをかけるラックを付けたいって言われたことがあって。私は経験したことがなくて、先輩に聞いてみたんですね」

「そうしたら、『市販の金物を使えば、お客さん自身で付けられるよ』と教えてもらって」

わからないことがあれば、先輩や同僚に聞いたらよい。

そんな渋谷さんは、まったくの未経験というわけではないそう。不動産会社で賃貸や販売などを担当したあと、インテリアスクールで学んで入社した。

「もっとインテリアや内装に関わる仕事がしたいと思って。たまたまスクールの先生が大谷産業で働いていた経験のある方だったんです」

「その方が『結婚してライフステージが変わらなければ、ずっと働いていたい会社だった』って言っていたのがものすごく印象的で。私も長く働けて、楽しいなって思える仕事を探していたので、応募してみました」

入社する前と後で、何かギャップって感じましたか?

「そうですね。思ったより体力が必要な仕事だなって」

体力?

「マンションの部屋を、最大20室ほど現場で一気に採寸する作業がたまにあって。完成前に行くことが多いので、エレベーターがないんですよ。階段で何十階も登ったり、空調設置前なので、夏場はかなり暑い場所での作業になったり」

一貫して業務を担当するからこそ、泥臭い仕事もある。けれども、スタッフ一人ひとりに任せられているのは、やりがいにもつながっているのだろうな。



取材の終わりに、代表の大谷さんがこんな話をしてくれた。

「ランチに行くとき、一緒に行こうぜじゃなく、みんな一人で行くよね(笑)」

「その代わり、事務所で飲もうってなったときは、うちのチームワーク早いです(笑)。一人は近くのデパ地下でつまみを買って、一人は酒屋へワインを調達しに行って。待ってるやつはランチョンマット敷いて」

それぞれの個が確立しているからこそ、一人でもみんなでも、伸びのびと働くことができる。それは仕事だけでなく、ランチや飲み会でも同じ。

指示を待つのではなく、自分で考えて行動するのが好きな人。

大谷産業は、その個性を尊重してくれる会社だと思います。

(2021/5/11 取材 杉本丞)
※撮影時はマスクを外していただきました。

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