求人 NEW

人を知り、人を巻き込み
社長のとなりで成長する

※日本仕事百貨での募集は終了いたしました。再度募集されたときにお知らせをご希望の方は、ページ下部よりご登録ください。

新しいアイデアを形にするとき。その過程には、答えのない問いがつきまとうもの。

決まった答えを探すのではなく、自分で答えをつくっていくことを楽しめるかどうか。取材を通して、それがすごく大事な要素だと感じました。

株式会社温泉道場は、地域に昔からあるおふろ屋さんを個性的な施設にリノベーションしている会社。新たな人を呼び込み、雇用を生み、地域にお金を循環させるというサイクルを生み出すことで、地域活性を行ってきました。

今回募集するのは、その温泉道場の代表である山﨑さんを支える、社長室のメンバー。

経営企画や社内外への広報、秘書業務など、会社の中枢に触れながらさまざまなことに関わる仕事です。

 

埼玉・越生(おごせ)。ここに、温泉道場が運営する施設のひとつ「BIO-RESORT HOTEL & SPA O Park OGOSE(ビオリゾート ホテル&スパ オーパークおごせ)」がある。

温泉を中心とした複合施設で、緑豊かな森のなかに、温浴施設やレストラン、宿泊用キャビン、キャンプ場などが点在している。

取材に訪れたのは、平日のお昼前。越生駅前からのシャトルバスには、近くに住んでいるであろうおじいさんおばあさんたちの姿が。

駅から10分ほどで、オーパークおごせに到着。迎えてくれたのは、温泉道場代表の山﨑さん。

温泉道場は、2011年に山﨑さんが仲間と立ち上げた会社。

前職のコンサルティング会社での経験を活かして、経営の傾いた温泉施設をリブランディングして自主運営する事業をスタートした。

「もともと温泉が好きだったし、温浴施設にすごく可能性を感じたんです。日本には5千以上の源泉があって、施設数でいうと数万ある。一方で、同じような雰囲気の場所が多くて、ユーザーに寄り添ったお店が少ないと感じていて」

「だからこそ、僕らが新しい方向性を打ち出すことで、業界全体を良い方向に変えることができるんじゃないか。そんな思いでスタートしました」

たとえば、埼玉を中心に全国で展開しているおふろcafé。

「おふろ×café×北欧ゲストハウス」、「おふろ×café×糀・発酵」など、それぞれの地域ごとにテーマを掲げ、地域で衰退しつつあったおふろ屋さんをリブランディング。個性的な温浴施設に生まれ変わらせてきた。

また最近では、おふろにビオトープとリゾートの要素を掛け合わせたオーパークおごせや、独立リーグ所属のプロ野球球団「埼玉武蔵ヒートベアーズ」の運営、堀江貴文さんが手がけるパン屋「小麦の奴隷」のオープンなど。

おふろの枠に収まらず、地域の人に喜んでもらうための事業をさまざまな形で手がけている。

「事業だけ見るといろんなことをしているように見えるんですが、全部に共通しているのが、地域を沸かすっていうテーマで」

地域を沸かす。

「温泉道場があることで、新しい人やお金の流れが生まれ、地域が元気になる。その方法は、おふろでもいいし、そうじゃなくてもいい」

「この根っこの思いに共感してくれる人であれば、いろんなことができる会社だと思いますよ」

山﨑さんが今考えている目標の一つが、2025年までに5人の社長をメンバーから出すこと。すでに2人は関連会社の社長になっているので、あと3人という状況だ。

もともと温泉道場という会社名も、会社を人材育成の場にしたいという思いからつけたそう。将来起業を考えている人には、経営者に近い仕事を任せていこうという会社の方針もあるので、新しく入る人にとっては成長しがいのある環境だと思う。

そのなかで今回募集するのが、山﨑さんを直接的にサポートする社長室のメンバー。

会社内部でも募っているものの、今回の募集を通じて新しい風を取り込みたいと考えているそう。

新しく加わる人は、スケジュール管理などの秘書業務だけでなく、新しい企画についてのリサーチや、講演会用の資料作成など、経営企画や広報的な仕事も担うことになる。

会社の新しい動きにいち早く触れられる立場ですね。

「本当にそうだと思います。最近だと、僕がワイナリーに興味があったので、ワイナリーのM&Aの検討のために、施設の視察に行ってもらったりとか。僕が何か思いついたら、まず声をかける相手になりますね」

どんな人が合っていると思いますか?

「たとえば、自分でなにかプロジェクトを企画・実行した経験があると入りやすいのかなと。あとはいろんな業界や業種を深掘りする力でしょうか。正解が決まっていない、新しいプロジェクトに携わってもらうので、そのなかで手触りのあるアウトプットを続けていく力がある人だといいですね」

「あと大事なのは、車の運転(笑)。僕の移動時に運転してもらうこともあるので、安全に運転できるっていうのは大事です」

加えて、とくに重要なのが「人を巻き込む力」と山﨑さんは話す。

社内外のいろんなメンバーと関わりながら仕事をすることが多いので、協働を前提としたコミュニケーション力や、思わず協力したくなるような人柄が大事なんじゃないか、とのこと。

「いま社長室にいるメンバーは、新しいことをお願いしたとき、さらっとやってくれるんですよ。自分のなかで優先順位をきちんと立てて、ボールを投げ返してくれる。そのスピード感というか、レスポンス力みたいなものは求められるし、鍛えられると思います」

 

社長のもとで、事業の最前線を支える。

具体的にどんな仕事なのか、続いて社長室の齊藤さんに話を聞く。

よろしくお願いします、ともらった名刺には、「特命担当係」というかっこいい肩書きが。

「かっこいいでしょう(笑)。社長に言われたことをなんでもやるっていう意味で、自分で考えてつけたんですよ」

現在、社長室のメンバーは4名。それぞれデザインや広報などの役割分担をしていて、今回募集する人は齊藤さんの役割に一番近いとのこと。

「以前は東京で働いていて、出版社や広告代理店の仕事をしていました。2011年の震災を機に地元の群馬に戻って、温泉道場が運営していた白寿の湯でアルバイトを始めたんです」

「そのときに、山﨑さんと面談する時間をもらって。こういうことをしていきたいんだよねって、そこで聞かせてもらったことがそのあとどんどん形になっていって、この人はすごいなと。山﨑さんのもとで働いてみたいっていう思いが強くなって、入社することを決めました」

入社後は、埼玉の大宮にある「おふろcafé utatane」で現場の仕事を経験。その後社長室に配属された。

「店舗での経験はすごく今に活きているなと思います。やっぱり店舗あっての裏方なので、来てくれるお客さんはどんな人たちなのか、スタッフはどんなことを思いながら働いているのか、近くで見て感じることができたのはよかったですね」

「社長室での役割としては、秘書と経営企画と広報が合わさったようなイメージです。一番近くにいるぶん、事業への思いとかやりたいこととか、そういった話を聞く機会が多いので、それを自分の肥やしにしています」

スケジュール調整や打ち合わせへの同席など、いわゆる秘書的な業務以外に、山﨑さんの話をもとにプレスリリースを打ったり、新しい事業の下調べをしたりと、手がける仕事は幅広い。

「同じことをずっとやっているわけではなくて、新しいことが降ってきては手を離れ、降ってきては離れ… っていう繰り返しなんですよね」

「たとえば、温泉道場では年に2回、社員全員が集まる全体会議を開いていて。その企画運営も最初担当していたんですが、今は社内のプロジェクトメンバーが中心となってやってくれています。そんなふうに、新しいことにまず手をつけて、ほかの人につないで、また新しいことをして、という感じですね」

温泉道場のホームページを見ると、「プロ野球選手がつくった野菜をおふろ屋さんで販売します」、「末尾が2022、1126で入館料が無料になる『年賀状割』」など、ユニークな企画が多い。

こういった企画も、山﨑さんのアイデアをもとに各担当者が形にしているものが多いそう。

「アイデアを出す山﨑さん自身もすごい人なんですが、一番思うのは、山﨑さんの仲間を集める力がすごいっていうことで」

仲間を集める力。

「たとえば、ヘリコプター移動付きの宿泊プランをつくろうとか、桜の木を1本貸し切ってお花見できるようにしようとか。山﨑さんと話しているといろんなアイデアが出てくるんです。けど、それって出すだけはだめで」

「最初は、えー!って言いながらも、ちゃんと実行して形にする。それができる仲間をちゃんと揃えているっていうのが、山﨑さん、ひいては温泉道場のすごいところなのかなと。その力は、社長室で働く人にはとくに必要になるものかもしれませんね」

ヘリコプターの企画も、もちろん自分たちの力だけでは形にすることはできない。

どうしたら実現できるかを考え、ときには外部の会社に企画を持ち込み、具体的なオペレーションを考えて、それぞれの施設の支配人やスタッフに共有する。

山﨑さんの仲間を集める力だけでなく、それを支える人自身も、適材適所で人を巻き込んでいく力が必要になるんだろうな。

日々新しいことが降ってくる環境は、大変ではないですか?

「もともと出版の業界にいたのもあって、新しい情報に触れるのが好きなんです。社長と一緒にいると、常に最新情報に触れられるので面白いし、それを自分が発信できるっていうのも純粋にうれしいんですよね」

「ただ、マニュアルもなにもない仕事が多いので、そこは苦労するポイントかもしれません。そのむずかしさも含めて、楽しめる人に来てもらえたらいいなと思います」

社長のとなりで、答えのない問いに立ち向かっていく。きっとハードだろうけど、短期間に何年分もの経験値を積める環境かもしれません。

地域を沸かす熱を感じながら、新しいことにチャレンジしたい。そんな人にはぴったりの仕事だと思いました。

(2022/1/27 取材 稲本琢仙)

※撮影時はマスクを外していただきました。

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